よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

コントラストの高い日

2011-12-15 | 風景


ゴミを被写体にして何が面白いのかと不思議に思われるかもしれませんが、なんとなく、怒れる海と 自ら棄てたゴミをみて複雑な思いでいる おバカな人間を 嗤っているようで、面白いかなぁ・・・というわけで、去年は同じ場所でドラム缶や冷蔵庫が流れ着いていたけれど、今年は何がやってくるんだろうか?

ドラマチックトーン

2011-12-13 | 風景


このところ、雨か曇りの日が続いていて、毎日が低コントラストです。
周りの景色もそうですが、日々の生活が単調というか何というかです。

しょうがないので撮った写真にフィルターをかけて遊びます。

オリンパスが先鞭をつけたんじゃないかと思うのですが、カメラ内で思い切った加工をする機能・・・”アートフィルター”の中に”ドラマチックトーン” というのがあります。 これと通常撮影したものと重ね合わせ、フィルターの効果を部分的に高めたり弱めたりすることで、簡単に面白いものに仕上げられます。

Photoshopなどを使えば通常の景色から同じような効果を出せるのでしょうが、わたしのような素人には難易度が高くって、この方がやりやすいのです。

で、ドラマチックトーン以外にも面白いフィルターがないものかと他メーカーを調べると、ペンタックスの”スマートエフェクト”というものの中に”ドラマチックアート”というのがありました。 その作例をみたところ、どもうノッペリとした感じで オリンパスのものに比べると 「ドラマチック」 というには難がある感じです。 他にもキヤノンなら”クリエイティブフィルター” ニコンの”スペシャルエフェクト” パナソニック ”クリエイティブコントロール” などなどありますが、”ドラマチックトーン” 以上にドラマチックな加工をするフィルターは見当たりません。 

HDRな写真とは一味違った絵を簡単に楽しめる点がオリンパスのいいところなので、興味のある方は是非・・・

「スーパートイズ」

2011-12-08 | 


2001年公開、スピルバーグ監督の映画 「A.I.」の原作三篇を含む短篇集です。
スーパートイズ三篇は「いつまでもつづく夏」 「冬きたりなば」 「季節がめぐりて」 の三部併せて50頁ほどであり、それを膨らませたのが 「A.I.」です。
もともと本作の映画化権は、かのキューブリック監督が持っていたそうですが、死後スピルバーグが引き継いで映画化されたとのことです。 封切時はそれが話題になったように思います。
それで大いに期待しながら観にいったのですが、 『 こりゃ ”ピノキオ” のSF版だなぁ 』 という印象で、どうも中途半端でイマイチ満足できなかったものです。
ところで、本誌の最後に 「スタンリーの異常な愛情 または私とスタンリーは如何にして『スーパートイズ』を『A.I.』に脚色しようとしたか」 というエッセイが載っています。その中で作者B.オールディスが映画の脚本を手がけたときのことが書かれています。 そして、キューブリックから『ピノキオ』の本を渡され「主人公のアンドロイドを人間にしたい」「人間に変える妖精も登場させる・・・」と云われたとのことであり、そのあたりの経緯が『A.I.』にも反映されているのだと思います。 しかし当時のB.W.オールディスは、アンドロイドと木製のピノキオを同列に見ることが出来なかったと述べており、映画の中に登場する「妖精」は、アンドロイドが見る幻想のように描かれていた(不確かですが?)ように、あくまでSFに拘ったものだったと思います。
で、ふと思うに、キューブリックはSFじゃなくってファンタジーにしたかったのかもしれません。
オールディスの『十億年の宴』の中で、『博士の異常な愛情・・・』 『2001年宇宙の旅』 『時計じかけのオレンジ』 を評して「当代の偉大なるSF作家になった」としたことに、キューブリックは喜んだとのことです。 そこで『2001年・・』の脚本を作者アーサー・C・クラークにやらせた如く、敬意を表し『スーパートイズ』についてもオールディスに任せたのでしょうが、SFに拘る原作者とは根本的なところで意見が合わなかったのだと思います。 もしもキューブリックの方が長生きしたとしたら、映画 『シャイニング』 のように原作者の意思通りじゃない、ファンタジーに仕立てていたのではないでしょうか。 で、 『博士の異常な愛情・・・』はコメディーで、『2001年宇宙の旅』がハードSF、『時計じかけのオレンジ』がバイオレンス、『フルメタル・ジャケット』で戦争物、『シャイニング』がホラー、『アイズ・ワイズ・シャット』のポルノ・・・と、どれも似たようなものは一つもないわけで、これに『A.I.』でファンタジーが加われば映画の様々なジャンルを網羅するキューブリック作品群が完成に近づいていたのかもしれません。

すこし前の景色

2011-12-07 | 風景


少しまえといっても、日付をみたら撮ったのが11月10日頃のことで、1ヶ月ほど経っています。



なんと日が経つのは、早いのでしょうか。



去年は会社を辞めて、「新たな人生」 とでもいえるのでしょうか、物語でいえば「起」の年で、



今年は、失業保険で まったりと暮らしつつ、あっちへブラブラ、こっちにウロウロ、「承」 の年だったかもしれません。
この先も 承が続くのかもしれないし、あるいは転や結ってのがやってくるのかどうか? 
というよりも、承を続けるのか転にもっていくのか自ら決めなきゃアカンのか
・・・ってなことは忙しない師走の気分でしばし忘れよう。

「午後四時の男」

2011-12-06 | その他


定年退職し憧れていた田舎暮らしを始めたラテン語・ギリシャ語教師夫婦の家に、毎日午後4時になると隣家の男がやってきて、きっちり2時間、午後6時まで黙って居座ります。
隣家の男は巨漢の医者で問いかけても殆ど喋らず、口から出てくる言葉といえば「ええ」と「いや」程度。男の妻は醜い肥満体で、食べることと寝ることにしか興味がないといった感じで、家に閉じこもっています。 なんとも不気味な隣人を相手に元教師の思索と妻との会話のみで物語が進んでいくのですが、とにかく異様なお話で面白いです。 ところで情景描写の少ない本編は背景描写の少ない少女マンガぽいな~などと どうでもいいようなことを思いながら読んでました。

「感染症と文明」

2011-12-03 | 


岩波新書、表紙が殺風景なので落書き・・・・しちゃってスンマセン
さて、文明の勃興が感染症に大きく影響されたというようなことを概観した本です。
麻疹、百日咳、猩紅熱、天然痘、結核、ハンセン病、インフルエンザ、マラリア、住血吸虫症、アフリカ・トリパノソーマ症、炭疽症、ボツリヌス症、ライム病、野兎病、コクシエラ症、ツツガムシ病、ペスト、ポリオ、デング熱、ジフテリア、おたふく風邪、黄熱、日本脳炎、オンコセルカ症、疫痢、栗粒熱、マールブルク熱、ラッサ熱、 そして新しいところではHIV、SARS、エボラ出血熱・・・まぁ沢山あるものです。 その原因がウィルス、細菌、寄生虫などによるもので、日々進化しているのでこうした病を完全に克服するのは難しく・・・なんとか折り合いをつけていくしかないようです。 ってな話を聞いていると怖くて外にも出られなくなりますね。
これからインフルエンザが流行る季節ですが、気をつけたいものです。(そういえば、今年はそれほど騒がれていませんね)

飛騨 高山

2011-12-02 | 


いつもと違うところへ行くというのは、それだけで楽しいものですね。
道中、カメラ歴の長いO氏のsony α77 を触らせてもらいながらカメラ談義。



で、α77の詳細をsonyのHPで見ると、E-5比で画素数2倍、連写性能2倍強、それにGPS機能、パノラマ撮影 etcがあって・・・
これじゃまるでolympus E-5 が鉄人28号だとしたら、α77はガンダムかトランスフォーマー・・・



olympus自体、企業の存続が危ぶまれる体たらくで、ブランドイメージがた落ちだし、製品構成にも魅力が乏しくて、価格comを見る限り売れているようにも思えなくて、 このままじゃホントに オリンパスのカメラが生き残れるのか心配になってきて、他ブランドへ食指が・・・
それでも、レンズを含めた防塵防滴仕様を謳うFTシステムと同等以上のものが現れるまでは使い続けるかな・・・?