よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

大聖寺伊万里???

2012-10-18 | 陶芸

大聖寺に住みながら初めて耳にした 「大聖寺伊万里」

陶磁器に興味がなかった自分には、「はぁ?」 である。

師匠に伺えば、明治期に輸出用として作られた、伊万里を模した九谷焼だとのこと。

陶磁器発祥の地、景徳鎮でさえ当時人気のあった伊万里を模しているので、世界的な流行であったようです。

(でも、それってパクリじゃ・・・伊万里からクレーム出なかったのかな???)

伊万里焼というのは、それほどまでにスゴイ存在なんですね。

九谷焼が注目されるのは昭和になってからだそうで、売れなきゃしょうがないってことだったのでしょう。

まぁ、そんなこんなで今の九谷焼があるみたいですが、当初の五彩手や青手の様式から始まったものが、金ぴかや赤手、さらには作家独自のスタイルを創りあげるなど、じつに多彩な展開になっているようです。

そんな歴史の中で、九谷焼の中心は小松・金沢方面へと移り、発祥の地大聖寺で、それと分かるものは・・・唯一 「古九谷の杜」 と称した公園と美術館が駅の近くにあるものの、目立っているとはいえない、奥ゆかしさです。

で、世界的には古九谷が伊万里焼の一様式だなどということになっているようですが、歴史観を改めて誇りを取り戻し、産業なり観光の一助になるべく様々な活動・発信をやらなきゃイカンのでしょうね。

でも、そのときに作り手はオリジナルを大切にすべきなんだろうな・・・


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