四神饅頭ほか
桃太郎の目の前を過ぎていったキジの羽を追い空を見上げると、風
神・雷神に替わって龍が見下ろしています。龍とともにいるのはかぐや姫です。
かぐや姫は、合戦の結果を待たずして、さっさと月へと帰るのですが・・・
それを見た桃太郎が叫びます「薄情ものぉ~」
返ってくるのは姫の笑い「おほほほほ・・・」
というわけで、話しは無茶苦茶になってきましたが、いよいよ鬼との合戦になります。
しかし、その前に・・・鬼とはいったい何者なのでしょうか?
時代を遡ること平安時代。関東にいたのが平将門です。
平将門は、国府の横暴に耐えかねて挙兵し、一時的には新皇を自称し独立します。
しかし2ヶ月ほどで朝廷側に討取られ、首だけが京に運ばれて晒されます。
ところが、その首が夜な夜な数ヶ月、眼を見開き大声を上げて歯軋りし、
空を飛んで地元の関東へ帰った・・・などという何とも怖いお話があります。
そもそも鬼という言葉には「死者の霊、怨霊」といった意味があるそうで、
すなわち平将門=鬼というわけです。
そこで怨霊となった将門の祟りを鎮めようと神田明神に祀るわけですが・・・。
体制側は平将門を邪鬼とみなし、これを成敗したと正当化するわけですね。
そして大衆に知らしめるため物語を流布。これが桃太郎というわけです。
ところが祀られて時間が経つと大衆から敬われるようになって、
いつしか神として祀られるようになるのです。
ですから、人が死んで鬼になり、鬼はやがて神に昇華するというわけです。
というわけで、たち位置により見方は変わり、善悪は表裏一体、
必ずしも鬼が悪とは限らないわけですね・・・
つづく
器もさることながら、
特に、
沸血踊肉が良かったです。
初めのワインが飲めなかったのが残念でした。
写真パネルがとてもかっこよかったです!!
ありがとうございます。
お楽しみいただけたようで、よかったです。
これからも どうぞ宜しくお願いいたします。