よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

E-システムの絶滅 (olympus)

2013-09-19 | その他
カメラシステムを生き物に見立てると、E-システムはほぼ絶滅ですね。
OLYMPUS社は「継続販売する」といっているそうですが、新製品がでないということは、生物でいえば生殖能力を失ったの同じで、まさしく絶滅危惧種というか、絶滅は決定事項なわけです。
E-システムから突然変異的に生まれたM-FTですが、E-システムはレンズのみがその中で生き残っていけるとしても、まるで動物園で飼われているいるようなもので、自然界で繁栄するなんてことは有得ないでしょうね。 たまにシーラカンスの如く生きた化石を発見…なんてニュースになるかもしれませんが…

ところで生物が自然選択あるいは性選択的に進化してきたように、カメラも人間の嗜好という環境のもと、あるいは蟻と共生関係にあるアブラムシのように人間と共生していると見做せます。 そこでCANONやNIKONなんてのは、蟻に提供する蜜と同じく素敵な写真の提供はもちろんカメラやレンズ自体の高級感等などを漸進的に進化させつつ、宣伝力を含めたブランド力でもって、共生関係を強固に保っているのです。

また人間にも多くの人種がいるように、カメラ好きにもイロイロなタイプの人がいます。 CANON・NIKONの主流好みの人がいれば、主流派はイヤだというマイノリティ的な人々が。

E-システムが生まれた当初、その出で立ち↓↓ から、主流好みを取り込んで繁栄しようとしていた思います。


そして一定の成果を上げつつも、生息域の拡大が思うようにいかなかったせいか、突然変異的M-FT規格が生まれました。
環境が変わらなくても目に見えない程度の突然変異というのは一定の確率で起きるのだそうです。 そして同一種の中で多様な個体が存在するに至るのですが、環境の変化により適応的な個体が生き残ることで、はじめて変化が表立って現れるというのが進化というものだそうです。
すると、E-システムもM-FTが現れても、徐々に個体数を増やしていき、人の嗜好が変わるなどの環境変化があって淘汰されるというのが自然な姿だったのではないかと思います。

しかし、M-FT誕生以来6年間、E-システムのレンズ登場は皆無といった状況です。

これはやっぱり不自然と言わざるをえないんでしょうね。

というわけで、主にカメラ女子という生息域にいたM-FT機が進化したE-M1は、一旦逃したオヤジ生息域へと、はたして拡大していけるのでしょうか?
オヤジの中のマイノリティは確実に生き続けているとは思いますが…

幽麗塔

2013-09-19 | 
先日、DVDで「変態仮面」を観ました。 前半の面白さは半端じゃなくって、ゲラゲラ大笑い。こりゃぁまさしく永井豪 「ハレンチ学園」!

と、いきなり脱線しましたが、本題は例によってN氏お薦め 「幽麗塔」



ニートでヘナヘナ、ミステリー趣味の主人公「天野」 と 性同一性障害の「テツオ(麗子)」 と 変態判事 「丸部」らが、財宝が隠されているという幽霊塔で起きる連続猟奇殺人を巡って繰り広げる横溝正史的、猟奇ミステリー!! 時代設定が昭和の半ばというのが、これまたいいのですね。

はたして犯人は誰か? 次巻が楽しみです。