ごじゃ満開

いすみ市内外の隠れた情報と
ちょっとしたエッセイ。

素人キャメラマン

2011-05-22 06:44:01 | Weblog
土曜、
いすみ市立N小学校の
運動会だった。。

例年だと
秋に開催するのだが、
この夏から
体育館の改修工事が
始まるということで
春開催に。

ウチのたかっぱにとって
最後の運動会。

親として
それなりに
記録を残そうと、
一昨日、急遽、
やっつけで
デジタルムービーを
購入(写真)。

だが、
所詮“やっつけ”。

午前中の競技も
ろくに収録できずに
バッテリーアウト。

仕方ないので
ケータイでの
動画撮影を試みた。

だが、
ちょいと撮ったら
SDカードのメモリーが
一杯になってしまう。

いらない画像データを
削除しようとしたら
“全消し”してしまい
ブルーになってしまった。

踏んだり蹴ったり。

でも、
たかっぱは
一生懸命に競技して
いい結果を残した。

そっでヨシんすっべ。

復興!優駿牝馬(GI)

2011-05-20 13:08:05 | 復活!B級競馬
昨年の
アパパネ
サンテミリオン
1着同着。

前残り
アグネスワルツ
3着。

3連単ズッポシ。

気持ちよかったな。

だが、
今年はどーだか?

5月23日(日)
3回東京2日 11R
第71回 優駿牝馬(GI)
(オークス)
芝2400m 発走15:40

日曜の天気、
府中のピンポイント予報は
曇りのち雨。
降水確率50%。

なんともハッキリしない
予報。

なんとかハッキリしよう
予想。



やはり筆頭は
桜花賞組から。

◎⑫ホエールキャプチャ
1歳上の兄は
1000万条件ながらも
中・長距離で
掲示板を外さない
堅実さ。
阪神JF・桜花賞と
GIを続けて2着。
今までのレース、
絶対的に
距離が足りない。
本領発揮だ。

以下、
桜花賞組なし。

○③バウンシーチューン
前走、
東京コースでの勝ち方を
熟知したかのような
走りっぷりで1着。

▲⑬シシリアンブリーズ
ポンと先団につければ
残れる脚はある。

△⑯グルヴェイグ
なんとも言いづらい
馬名だが、
父:ディープインパクト
母:エアグルーヴ
という
超々良血統。
母の父である
トニービンの産駒といえば
東京コース大得意の馬。
ここで掲示板に
入らなければ
鞍上のポカだ。

⑨マルセリーナ?
桜花賞馬だね。
ここで3着以内だったら
秋華賞は大本命だ。
っが、実は、
レースを使うにつれ
末脚がなにげに
鈍くなりつつある。
疑ったほうがいい。

以上、
印をつけた
4頭で勝負。

どーだかな。

新技

2011-05-19 16:40:38 | Weblog
先日、
ある人から
たずねられた。

(あ)「木目の塗装ってできる?」

杉の正目とかは
エアブラシとかで
やったことあるから、
一応、

(俺)「はい」

と答えた。

(あ)「こーゆーのなんだけど…」



(俺)「あ・・・」

車のドアの
内側の取っ手らしい。

何の木の木目だか
わからんが、
車のウッドパネルとかに
よく使われる
うにゃうにゃした
木目だ。

この木目はプリント。

“ウォータープリント”
という技法なのだが、
ちゃんと
プリントしたように
思えても、
下地の定着の度合いや、
車内の寒暖差で
母材と塗膜との
膨張率・収縮率が
違うため、
こーいったことが
起こりうる。

ましてや
力の加わる部位。

パカパカ剥がれる。

(あ)「できる?」

やったことない。

(俺)「ん~、やってみましょう」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

持ち帰り、
木目模様をチェック。

よく見ると
下地に
極荒目のメタリック。

(俺)「割れるわな」

パカパカ剥がす。

密着材を塗布し
パテ付け。

研ぎだして
プラサフを塗布。

細目のゴールドを
吹き付けて
ウレタンクリアでおさえる。

ここまでの
下地・中塗りはヨシ。

さて、
木目。

エアブラシなんかでは
難儀な模様。

(俺)「ん~…」

あれこれ
ひらめいたことを
ひとつひとつ
試してみた。

(俺)「ん~…違う」



2日目。

(俺)「ん~…惜しい」



3日目。

(俺)「ん~…ん!?」

もっかい。

(俺)「おっ、いいだんに!こっでいけっぺ!」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

出来た。



スペアリブではない。

いい感じの
木目と色合いに
仕上がった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

塗膜を硬化させ、
早速クライアントのもとへ
お持ちした。

さすがに
3日間も
取っ手なしでは
申し訳ない。

(あ)「すげっ!前のよりイイ!どーやってやった?」
(俺)「一応“企業秘密”ってことで」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

いろんなヒントを
組み合わせてできた
この木目模様。

同じ模様が
二度と出来ないのが
難点だが、
さらに伸ばせる技法。

ちょっと応用すれば
大理石模様も可能だ。

クラフトマンとして
オリジナリティーは必須。

しかし、
こんな需要の少ないモノ、
商売として成り立つか?

替え

2011-05-18 18:25:00 | Weblog
朝方、
いすみ市でも
『カツン』と
一発きましたね、
“震度1”。

大きめの地震は
ないものの、
いまだ
余震が収まりません。

放射線からは
逃れられませんが、
地震や津波からは
逃げることが可能だ。

あらためて
避難用の持ち物を
チェックしとこ。

早めの備えが
肝心だ。

避難用の衣服を
冬物から衣替え。

さすがにもう
ダウンコートは
いらんわな。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

いそっぴの成長に伴い、
幼児用の衣服も
新調せねばならん。

今日で生後100日。

『お食い初め』は
後日吉日にやるとして、
記念に
ちっとばぁし
かっちょいい服でも
買ってやっか。

縁起モン

2011-05-17 15:40:06 | Weblog
「ピピピッピッピ」

朝、
聞き覚えのある
鳥の鳴き声。

(父)「ツバメが素ぅ作りん来たな」


(5m以上離れて撮影)

リフォーム中。

昨年・一昨年は
来なかった。

3年ぶりである。

ヤツらは
事務所入口の
真上の軒下に
巣を作る。

気を付けないと
糞を落とされる。

これまで
俺の頭に2度も
落とされた。

糞害に憤慨してたので
ここんとこは
「いいあんべぇ」
と思っていたが…。

(俺)「テグスでも張っとくか」
(父)「いっぺよ、掃除すりゃいいこった」

父はニコヤカに答えた。

ツバメが
家の軒下で営巣すると
その家は繁栄する
などと言われる。

そんな縁起をかつぐ父。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

3年前、
ココの“主”である
全長約四尺五寸の
アオダイショウが
ドレンをよじ登り
幼いツバメを狙っていた。

しばらく
その様子を見ていた。

かま首もたげて
いろんな角度から
攻めるアオダイショウ。

それに気付いた
幼いツバメ達は、

「チチチチッビィエッビィエッ!」

悲鳴にも聞こえる。

慌てて帰ってきた
親ツバメだが、
どうにもこうにも
近寄れない。

(俺)「ピィ~ンチ!」

だが、
アオダイショウ、
あとひと伸び届かず、

(アオ)「っち…」

力尽きたか
あえなく断念。

ガックリした様子で
ドレンをゆっくり降り
草陰へ姿を消した。

恐怖を感じたのか、
その翌年から
ツバメらが来なくなった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

運気をもたらす
ツバメ再来。

棲みつく家の
守り神とも言われる
アオダイショウご健在。

先日完成した
なんちゃって神輿。

“縁起モン”
が取り巻くウチ。

俺のアタマも
オメデタイ。

言われる前に
言ってみた。

サーフタウンフェスタ2011

2011-05-16 15:45:09 | Weblog
そうそう、
先週、
サーフタウンフェスタ実行委員会
から、
告知してくれとの
メールが届いてたので
ちょっとだけ
お手伝いします。

【サーフタウンフェスタ2011】

(今年のポスター)

今年で8回目を迎える。

詳細は
ポスターをクリック。

今回は、
東日本大震災復興支援
ということで
チャリティイベントとして
開催する模様。

『本イベントの収益は被災された皆様と被災されたサーファーの皆様へ寄付させて頂きます』

“被災されたサーファーの皆様へ寄付”

義援金の行き先が
ハッキリしてるのもいい。

『津波想定避難訓練』
なるものも
行うという。

行政・消防本部など
様々な公的機関と、
市内の各団体との
協力を呼びかけ、
タイムリーなコトに
即座に行動する。

フットワークの良さは
いすみ市内でも
ピカイチだろう。

単なる
民間団体ではない。

チャラい奴らとは
ワケちがう。

地域と海、
そして
仲間を大事にする。

そんな彼等の
メッセージをも感じに
是非お越し下さい。

以上、
まめっぱインフォでした。

写生会④

2011-05-15 15:00:12 | Weblog
さて6年生。

この年も
写生会は大原港。

今度は
違った構図で
チャレンジ。

ぱっ、
と立ち止まって
見たままを描く。

当然、
船を主体に描く。

っが、
船体全ては描かない。

画用紙左側に
キャビン途中から
甲板、船首までを
大きく細かく描く。

右側には水面。

向こう側に
他の船と岸壁。

その向こうに
荷捌所。

またその向こうに
鳥山。

“遠近法”だ。

特に力を入れたのが
“水面”。

けっして
『真っ青』でなし、
『真っ平』でなし。

風でキラキラ光り
深さの感じも伝わる
そんな絵にしたかった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

図工の時間。

豚毛の筆1本で
色を入れる。

他のクラスメイトとは
明らかに違うタッチ。

油絵調だ。

いつも茶色いジャージの
K先生、
一目置いてくれたのか、
指導というより
アドバイスをくれる。

それなりに
素直に聞き入れ
描きすすめる。



数週間後の
図工の時間、
K先生から

(K)「合格ぅ!」

と言われ、
完成。

今度は自信を持って
校内展覧会に
臨めた。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

掲示された俺の絵。

一番上にある。

教室の廊下側の窓から
俺の絵の裏側が見える。



審査会当日。

教室では
他の科目の授業。

廊下で数名の先生方が
隣りのクラスのを
審査してる様子が
感じ取れた。

やがて足音。

(俺)「きた!」

ウチのクラスの
審査が始まった。

俺の絵に
差し棒の影が映り
あ~だこ~だと
なにやら論じてる。

教室内が
うっすらとざわめく。

なにげに
気が気じゃない。



結果。



無冠。



(俺)「え・・・」

クラスのみんなも
意外な表情だった。

賞を獲った中には
黒く大きなタンカーが
描かれてる絵があった。

(俺)「大原ん港にタンカーなんかねっぺ!」



休み時間、
担任のY先生から
こう言われた。

(Y)「K先生が右側にもうひとつ船を描けって」
(俺)「え?なんでですか?」
(Y)「描き方とかはいいんだけど、何と言うか、“間”が開きすぎみたいなことらしい」
(俺)「水面を潰しちゃうんですか?」
(Y)「うん、でも、ちゃんと描けたら県に出すって」

K先生的に、
構図がそのものが
気に入らなかった、
ということらしい。

『合格ぅ!』
って言ったのに。

“いまさら”
である。

力作と自負していた
さざなみの部分。

そこを消せと。

再び、

“写生とは何ぞや?”

ぶりかえしてきた。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

翌週の図工の時間。

他のクラスメイトは
次の課題に進む中、
俺だけ
“追加注文”
にとりかかる。

特別扱いにも
ほどがある。

あまり
気が進まなかったが、
とりあえず
水面部分に
白い絵の具を入れた。



その瞬間、

「もういい…」

絵、
捨てた。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

見たままを
素直に受け入れ
感じたままを
正直に伝える。

そーゆーのは
人として
大事なことだ。

オトナになると
そ~もいかないことが
多々あるが。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

30年も昔の実話です。

無念にも
捨てた絵。

しかし、
俺のアタマの中には
まだハッキリと
描かれている。

茶色いジャージも
クリーム色の2本線まで
ハッキリと覚えてる。

今では
自分だけでなく
他人の発想・妄想をも
三次元化するような
仕事をして、
食わせてもらってる。

あの時が
いい転機になり、
基礎となったのか。



友人H、
K先生、
ありがとう。

写生会③

2011-05-15 14:53:13 | Weblog
校内展覧会。

廊下に貼られた
数々の絵。

クラスメイトほとんどの
構図・タッチが
去年と変わったことに
気付いた。

みな、
うまくなってる。

(俺)「(今年もダメかな、ま、べつにいいけど…)」

すると、
審査中のK先生が
俺の絵に、
なんと、
金色の短冊を貼った。

(俺)「おっ!」
(H)「やった!」

5年生にして
初めてのマトモな
“賞”であった。

さらに、
その絵は
『こども県展』
に出品され、
見事に入選を果たした。

Hも喜んでくれた。

転任した
3年生のときの
担任だったM先生から
祝福の手紙まで
もらった。

(M)『千葉日報にあなたの名前が載っててビックリしました(中略)おめでとうございます』

異常なまで
学力の低い俺が
いいことで
新聞に載ったことで
ホントに
喜んでくれた
ようだった。

父親に買ってもらった
豚毛の筆。

ほとんど
これ1本で
描きあげた絵。

当然
父親にも報告。

(父)「お、そか」

あっけなかった。

そのくらい出来て当然
とでも思ったのか、
それとも
嬉しさを隠してたのか。



俺は
近しい人らによって
肉付けされた。

何にもなかった俺に
自信を持たせてくれた。

~つづく~

写生会②

2011-05-15 14:47:57 | Weblog
5年生になり
新しい先生が
赴任してきた。

色黒で筋骨隆々、
見た目50歳代だが
すばらしく姿勢のいい
K先生。

トレードマークは
上下茶色のジャージ。

(俺)「茶色って…」

図工と体育が専門。

生粋の右脳派である。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

写生会。

K先生を先頭に
前年と同じ
大原漁港へ。



一年経って
リベンジの炎は
いつの間にか
消えていた。

熱し易く冷め易いのか。

単に忘れてただけか。



友人Hが

(H)「ウチの船描くべ」
(俺)「いいよ」

H家の稼業は漁師。

陸上げされた
H家の船。

船から見て
11時の方向に座り
気楽にスケッチに臨む。

まず船体から。

直線がないと言っても
過言ではない曲線美。

いざ描いてみると
結構難しい。

そしてキャビン。

今度は
ほとんど直線。

だが
簡単ではなかった。

船体とのバランスが
なかなか合わない。

描いちゃ消し、
描いちゃ消し。

その他、
マスト、ロープ、ブイなど
様々なパーツが
結構多いことに気付く。

意外と面倒だったが
ただ黙々と描く。

好天。

画板の画用紙が
まぶしかった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

図工の時間。

水彩画は嫌いだった。

水彩絵の具が
あまり好きでない。

画用紙がふやけるから。



そこそこの出来栄えの
スケッチ。

このまま
出品したかったが
そうもいかないらしい。

図工の2時間、
気が重くなった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ある日、
俺の父親が、
俺が苦手な水彩に
難儀してるのを
知ったのか、
油絵用の
豚毛の中太筆を
1本だけ買ってくれた。

(父)「これ使ってみ」
(俺)「ずいぶん(毛が)固いね」
(父)「画用紙削らねぇよぉんしろよ」
(俺)「うん」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

次の週の
図工の時間。

あまり水で溶かない
水彩絵の具。

水彩用の
柔らかい筆では
絵の具が重く
伸びも悪い。

豚毛を使ってみる。

(俺)「あっ」

何かが変わった。
何かを掴んだ。

(H)「うめぇでん!」
(俺)「そぉ?」

Hの絵を見てみた。

(俺)「・・・」

「自分とこの船だろ?」
とは言えなかった。

っが、
Hは俺の絵を見て
喜んでくれた。

俺の絵を見て
喜んでくれる。

更にまた
何かが身についた。

そして
やしやし
色を入れ、
最後に、

『○栄丸』

と船首部分に入れた。

~つづく~

写生会①

2011-05-15 14:43:02 | Weblog
仕事柄、
デザインしたモノを
見てもらったり、
現場や工場で作業中に
話しかけられるとき、

(客)「図工とか得意だったんでしょ?」

と聞かれることが
ときどきある。

たいてい、

(俺)「ん~、好きでしたよ」

などと答える。

小学生の頃は
そんな返答などできない。

運動神経も鈍く
勉強もできない。

必然的に
得意科目として
『図工』
『家庭科』
を挙げていた。

たしかにそれら、
通信簿は
当時の5段階評価で
常に4か5。

しかし、
正直、
得意とは思わなかった。

他の教科が
親も心配するほど
異常に劣っていたため
その分野が
目立って良く
見えたのか。

それとも先生が
そうしてくれたのか。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

4年生の写生会。

行き先は大原港。

船や港の様子を
描いたりした。

多くは
画用紙一面に
パノラマヴューのように
だだっ広い港を
漁船を数隻描いて
完成。

当時の俺、
そんな構図は
イヤだった。

みんなから
ちょっと離れてみる。

一隻の漁船が
陸上げされてるのを見て

(俺)「これんすっべ」


右舷後方の下に座り、
舵とスクリューを
アップにした
構図に決めた。

船体の白、
船底と舵の
ツヤ消しで少々黒い赤と
輝く真鍮のペラとの
コントラストが
実に美しい。

静なる中にも
力強ささえ感じる。

ペラの曲線と
色使いには
少々難儀したが
そこを集中的に
時間をかけた分、
我ながら
自信作となった。



校内展覧会。

廊下の壁、
中段より
やや上に貼られた
俺の絵。

明らかに
他の絵とは
構図が違うため
目立った。



だが、
審査結果は
『努力賞』
という賞状。

みんながもらえる
画材メーカー名が
書いてあるアレ。

『努力しま賞』

に見えた。

金賞には
3隻の船が編隊を組んで
こっちへ正面から
向かってくる様子を
描いた女子。

(俺)「え?」

そんな状況、
港のどっから見たら
描けたのか?

その女子は
みんなから
質問された。



(女)「想像で…」



…写生会である。

【写生】
景色や事物のありさまを見たままに写し取ること。
(Yahoo!辞書より)

その女子は
写生会当日、
現地では
下書きなどろくにせず、
ほとんど学校で描いた。

完成したその絵、
船跡の白波や力強さが
感じ取れる。

たしかに
良かったのだろう。

だが、
審査基準に
疑問を抱いた
4年生の俺。

俺の何かに
メラメラっとしたものが…

火が点きやすい
性格のようだ。

~つづく~