ごじゃ満開

いすみ市内外の隠れた情報と
ちょっとしたエッセイ。

縁起モン

2011-05-17 15:40:06 | Weblog
「ピピピッピッピ」

朝、
聞き覚えのある
鳥の鳴き声。

(父)「ツバメが素ぅ作りん来たな」


(5m以上離れて撮影)

リフォーム中。

昨年・一昨年は
来なかった。

3年ぶりである。

ヤツらは
事務所入口の
真上の軒下に
巣を作る。

気を付けないと
糞を落とされる。

これまで
俺の頭に2度も
落とされた。

糞害に憤慨してたので
ここんとこは
「いいあんべぇ」
と思っていたが…。

(俺)「テグスでも張っとくか」
(父)「いっぺよ、掃除すりゃいいこった」

父はニコヤカに答えた。

ツバメが
家の軒下で営巣すると
その家は繁栄する
などと言われる。

そんな縁起をかつぐ父。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

3年前、
ココの“主”である
全長約四尺五寸の
アオダイショウが
ドレンをよじ登り
幼いツバメを狙っていた。

しばらく
その様子を見ていた。

かま首もたげて
いろんな角度から
攻めるアオダイショウ。

それに気付いた
幼いツバメ達は、

「チチチチッビィエッビィエッ!」

悲鳴にも聞こえる。

慌てて帰ってきた
親ツバメだが、
どうにもこうにも
近寄れない。

(俺)「ピィ~ンチ!」

だが、
アオダイショウ、
あとひと伸び届かず、

(アオ)「っち…」

力尽きたか
あえなく断念。

ガックリした様子で
ドレンをゆっくり降り
草陰へ姿を消した。

恐怖を感じたのか、
その翌年から
ツバメらが来なくなった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

運気をもたらす
ツバメ再来。

棲みつく家の
守り神とも言われる
アオダイショウご健在。

先日完成した
なんちゃって神輿。

“縁起モン”
が取り巻くウチ。

俺のアタマも
オメデタイ。

言われる前に
言ってみた。