ごじゃ満開

いすみ市内外の隠れた情報と
ちょっとしたエッセイ。

災害復興支援

2011-03-20 11:09:55 | Weblog
(お)「(被災地)行くの?」
(俺)「(ニヤ)…いや」



JCや地元若手有志らが
復興支援に向かった。

商工会青年部も
行くらしい。

非常に良い事だ。



「当然活動すべきだ!」
と思う。

自身の性格上、
あらゆる準備をして
すっ飛んで
向かっていた
はずだろう。

だが実は、
そうはいかない。

まだまだ
予断を許さない
この現状。

もし、
そんな中、
地元で
災害が起こった場合、
現役消防団員や
そのOBらが
率先して
活動せねばならない。

よって
“残留”を決意。

(お)「独身だったら(被災地)行ってたでしょ」
(俺)「(ニヤ)…かもな」

正直、
それもある。

毎晩地震に怯え、
乳飲み子までいる
愛する家族を
置いては行けない。



何ができるか、
何をすべきか、
改めて考えてる
ヒマなど無い。

いま
やれることをやる、
それだけだ。

現実を受け入れろ

2011-03-19 12:47:13 | Weblog
昨日、
先輩がウチにきて、

(先)「助手席に福島から来たのが乗ってる」
(俺)「へ?」
(先)「俺の親戚なんだ、被災者だ」

言うとおり、
車の助手席に
一人の男性。

近寄って
話しをしてみた。

(俺)「大変でしたね、何も出来ませんが、お見舞い申し上げます」
(福)「はい、どうも」

力の無い返事。

(俺)「福島、どちら辺ですか?」
(福)「原発から50km圏内ですよ」
(俺)「内陸側ですか?」
(福)「海沿い、いわき市」
(俺)「じゃあ、結構な被害で…」
(福)「えぇ、壊滅的です」
(俺)「身内の方々とかは?」
(福)「親が行方不明で…」
(俺)「そうですかぁ…、でも、テレビとかでは、いわき市って、あんまり映像が流れませんよね」
(福)「入れないんですよ、カメラが」
(俺)「へ?」
(福)「原発」

放射能汚染を
警戒してか、
多くのマスコミは
北風吹く
原発の南側には
あまり来ないという。

(福)「私もあの原発で仕事をしたことあるんですが(中略)、あれはもう最悪ですよ、ダメ」

実は俺も、
15年くらい前、
静岡の浜岡原発で
仕事をしたことがある。

言ってることは
よくわかる。

□◆□◆□◆□◆□◆□

原発で作業するには
二日間の講習を受ける。

そこで教わったのは、

(教)「放射能の微粒子は、どんなものでも通り抜けてしまいますが、原子力発電所は僅かです」
(俺)「…ダメじゃん」

でも、
仕事だからと
開き直って
資格を受けた。

厳重なセキュリティーを抜けて
原発内部へ入る。

入って少し行くと
更衣室。

そこで
自分のパンツ意外は
全て着替える。

ここでは
薄っぺらな
青い防護服。

躯体は
特殊なコンクリート。

非常に固い。

コンクリート用ドリルで
穴を開けようにも、
直径4.5㎜
深さ20㎜の穴を
ひとつ開けるだけで
30分もかかる。

さらに
原子炉を囲う壁は
厚さ1000㎜。

そんな壁。

放射能放出を
抑えられるらしいが
それでも自然界より
多い。

作業の都合上、
どうしても
原子炉内部を
通過しなければ
ならない所があった。

簡単な境界線から
今度は
黄色い防護服に
着替え内部へ。

(こんなんでいいの?)

この先は
作業員が少ない。

歩行中、
原子炉内部を
そばから覗いて見た。

でかい!深い!

超純水と言える
透明度100%の冷却水。

えらい量だ。

そこでの作業を終え、
出るときには
また青い防護服。

(こんなんでいいの?)

泊り込みで
無事(!?)に
任務完了して
帰ってきた。

15年たった今、
とりわけ
健康被害など無い。

□◆□◆□◆□◆□◆□

あのくらい水がないと
燃料が融解して
あっという間もなく
臨界してしまう。

てことは、
ダメじゃん。

いわき市から
来た男性は、
行方不明の
親の安否よりも、
自分の命が危ない
と察して、
命からがら
逃げてきたようなもの
だという。

気の毒だ。



政府・東電は
この期に及んで
あの原発を
まだ使おうとし、
アメリカの特殊部隊の
支援を蹴って
自衛隊・消防・警察を
出動させた。

命惜しまずの
懸命な作業。

立派と言えるが
あの放水作業は
愚策だろう。

スーパーマンや
鉄腕アトムでも
来ない限り、
まともに
止められやしない。

いち早く
避難するべきだ。

福島の原発、
尋常でないのは
確かだ。

□◆□◆□◆□◆□◆□

いすみ市から
千葉県北東部や
茨城県南部へ
災害ボランティアで
向かった方々と
これから向かう方々へ。

べつに、
不安を煽るつもりは
更々ありませんが、
十二分に
気を付けて下さい。

すぐに退避できる準備も
怠らないで下さい。

□◆□◆□◆□◆□◆□

ところで、
“計画停電除外区域”、
そんな被災者らの
受け入れ態勢は
できているのだろうか。

ウチなら
いつでも来い。

除外

2011-03-18 18:29:13 | Weblog
夕方に
また地震。

茨城県沖か。

なかなか
治まりませんね。



どーゆーワケだか、
いすみ市は
計画停電の区域から
除外されたらしい。

大多喜、御宿、勝浦も。

「あぁんが、夷隅郡市なんざ停電さしたって、しょっぺぇこたぁねっぺ」
と思われてんのか?

それはそれとして、
そのお蔭で
仕事と生活は
そこそこ不便なく
できてはいるが、
全国民が
一致団結してるときに
“外された”
ってのは、
なんか・・・・・・・

ま、
節電は続けましょう。

簡単なこった。

世間はガチャボコ

2011-03-16 17:47:09 | Weblog
震災後(中?)、
新たな問題が重なり、
混乱が治まらない。

被災地の方々には
私事で大変申し訳ないが
現在、
仕事の流れも
ぐちゃぐちゃである。

計画停電には
振りまわされたり、
問屋には
「(トラックの)燃料が無い」
と待たされたり、
お客さんからは
「明日打合せ行けない」
と日程変更されたり、
見積を急かされたり、
現場を急がされたり、
知らぬ間にデザインデータが
吹っ飛んでたり、
昼間のソコソコ揺れた
地震に脅かされたり。



そんな中、
今日の午前中、
京葉銀行大原支店に
刃物を持って押し入った
24歳の男が、
110番通報で
強盗の現行犯で
逮捕されたらしい。

この情勢と景気。

刑務所で食ったほうが
楽って思ったのかな。

出てきたら
もっとツライのに。

アホな男だのォ。



不安がる家族が
俺の帰りを待っている。

やれることやって
早めに切り上げて
明日は未明出勤だ。

ハッキリしない

2011-03-15 18:37:20 | Weblog
鵜原の現場へ
行く途中
こんなの見た。



鵜原駅ホーム突端。

“停車?”
ってなんだ?

ハッキリしなさい!

□◆□◆□◆□◆□◆□

停電?

二度にわたる中止。

困惑。

非難轟々。

だが、
受け入れよう。

みんな、
慣れてないんだ。

国民が
完璧を求めすぎ
なのかもしれん。

でもよ、
「やる」
「やらない」
って、
はっきしそいたら
そうしろさ。

国民は
そのつもりで
ちゃんと
身構えてる。

ガマンもできる。

言葉の使い方が
間違ってやしないか?

「あのねェ、今まだわかんないけどォ、もしかすっとォ、停電させちゃうかもしんないからァ、みんな、そのつもりでね~!」

ちゃんとした
言葉使いなら
こうではないが、
ニュアンスは
こうだ。

ハッキリしてるものと
そうでないものとでは
身構える側の
モチベーションが
違う。

仕事や生活を
犠牲にしてでも
受け入れるさ。
協力したいさ。

でも、
こういったストレスは
まずいんでねぇの?

□◆□◆□◆□◆□◆□

相撲の決まり手で、
“肩透かし(カタスカシ)”
という技がある。

自分の差し手で
相手の肩を
抱え込んでから
手前に引いて
もう片方の手で
相手の肩や背中を
叩いて引き倒す。

□◆□◆□◆□◆□◆□

スポーツなどで、
“フェイント”
という技がある。

相手を惑わすような動作。
『こうする』
と見せかけて
『実はこう』
みたいな、
“してやったり”
なこと。

決まると
気持ちいい。

□◆□◆□◆□◆□◆□

同じ相手に
同じコトを二度。

やられた方が
馬鹿なのか?

今度は
どんな技でくるか。

対策するものが増えた。

小さな灯り

2011-03-15 13:00:07 | Weblog
昨日、
震災の備えではなく、
消耗品購入のために
近所のホームセンターへ。

駐車場はほぼ満車。

“ごったがえしてる”
ってのが
店舗の外からでも
窺える。

店内中央に、
人山ができた。

覗くと
『乾電池』。

ピラニアが
大きな牛を喰うように
単一・単二は
あっちゅう間に
無くなった。

(店)「電池は現品限りで~す!懐中電灯はもうありませ~ん!」

普段から
備えていないってのが
見え見えだ。

ふと見ると、
単三は
見向きもされず
ごっそりと残ってる。

なんか、
かわいそう。

(☆!)

「こせちまえっ!」

意外と
感心を寄せられない
換えの電球と、
「こんなのも売ってたの?」
と言われそうな
電池ボックス。


4個こせた。

小学校理科が
こんなところで
役立つとは…

ウチへ持って帰ると、

(お)「パパすごぉ~い!」

初めて
褒められた
気がする。

普段の仕事は
もう少し
高度な技術だと
思ってはいるのだが。

しかし、
たかっぱがクレーム。

(た)「これじゃトイレ薄暗くてコワイよォ~」
(俺)「薄くれェんと、真っ暗ん中で便器から手が出てくんのと、どっちがこえぇんだ?」
(た)「・・・真っ暗」

無理やりだが
一蹴。

こんなときでも
各家庭ナリの
小さな笑いを。

ひとつ

2011-03-14 12:54:17 | Weblog
昨晩の
数回の地震にビビり、
これから起こりうる
可能性のある
房総半島の震災に備え、
必要最低限+α
の非常用荷物を準備。

車に積んで“仮眠”。

正直、
寝不足である。



報道されていた
朝の計画停電は
実施直前で
急遽中止。

夕方からのは
実施予定と。

困惑。



ただでさえ
支持率の低い内閣が
この非常事態を仕切る。

不満の声も
出るだろうが、
こればっかりは
仕方ない。

全ての事象を
受け入れるしかない。

多くの人が
不安な気持ち。

近所の
スーパーや
ホームセンターは
大混雑で
パニック寸前。

マジで。



ここで大事なのは
全国民が
小さな力を集結させて
“ひとつ”
になること。

「あにエラそうなことそいてっだ」

勝手モンの多い地域では
難しいかもしれんが、
個々が
そーゆー意識を
持つことは簡単。

サルでもできる。

勝手モンは、
一人でも
生き延びるかもしれん。

だが、
途方に暮れるだろう。

ま、
いざというとき
がっちりひとつになる
“大原人”
“いすみ人”
なら大丈夫!
(普段どうとかは言えないが…)

さあ、
自分は今、
何ができるか?

何をすべきか?

エッジ ~夷隅川の不思議~

2011-03-13 17:51:20 | Weblog
お昼、
『ガツンッ!!』
ときた直下型。

少々ビビッた。

テレビのテロップで
震源地は
『千葉県南部』
と発表。

(それんしても…)

と、
気象庁HPを検索。


やっぱ。

なんと
いすみ市北部。

北緯35.3度 東経140.4度

(どこだ?)

Googleマップで検索。

「あ!」


夷隅川河口付近。

ただ、
『ガツンッ!!』
のあと、
ここ(いすみ市日在)は
たいして揺れない。

でも、
震度3以上は
一宮町以北。

「は~ん、ここが境か」

調べもしないで
勝手に仮説をたてる。

====================
元々単体の島だった
房総丘陵に、
利根川の土砂が
幾多の年月をかけて
作り上げた
九十九里平野。

現夷隅川護岸で
せきとめられ
房総半島となった。

現在の表層は
“関東ローム層”。
その下に
“九十九里プレート”
(勝手に仮称)
があることになる。
====================

この近辺の地べたを
ちょいと掘ってみると
それがうなづける。

夷隅川の南側(長者町)
の地盤はコウズ(黄砂)。
(仙台辺りもそうです)

ユンボでさえ難儀な
非常に固い地盤。

掘りにくいが
型枠いらず。

しかし、
対岸(太東側)は
海の砂。

掘るとすぐに
水がしみ出て、
基礎工事や
浄化槽の埋け込みなどは
ちょいと難儀する。

掘りやすいが
土留とポンプが必要。

地震の伝わり方が
違うのは、
こういった理由か。



っで、
俺は何が言いてんか…?

免震大黒柱

2011-03-13 06:41:04 | Weblog
刻々と
各地の被災情報が
各メディアから
発信されている。

かなり深刻だ。

ウチは幸い、
直接的には
怪我人も損害も無い。

強いて言えば、
“なんちゃって神輿”
に材木が倒れてきて
少し傷が付く程度。

東京の
ある不動産屋さんの
仕事を請けていて、
昨日、
その現場作業の
予定だった。

しかし、
お客さんの方から
「電車が動かないから立ち会えない」
との理由で延期。

おっかからも、
「心配だから、できればウチにいて」
ってことで
仕事お休み。

こーゆーときも
“大黒柱”。

今回ばかりは
仕方ない。

っが、
(お)「あ、ねぇ」
(俺)「あ?」
(お)「気付いた」
(俺)「あにが?」
(お)「灯油が無い」
(俺)「・・・」

セルフと
ついでに
スーパーへ買出し。

値上がりや
品不足を懸念してなのか
どこも混雑。

だが、
パニックには
なっていない。

比較的
すんなり買えた。





帰り道、
大原港の様子が
気になったので
行ってみた。

東北地方
太平洋沿岸
程ではないが、
周辺道路には
“いかにも”な跡。

ほとんどの船が
沖合いへ避難。

港内には
2隻の小さな船が
転覆していた。

慌しい雰囲気。

一見、
甚大な被害は
無さそうだったが、
今後の
漁業・レジャーに
負の影響がないか
心配だ。



多方面にわたり、
様々な影響が
出てくることは
必至であろう。

「デンッ!」と座って
様子を窺うばかりでは
何も良くならない。

そーゆーときこそ
いろんな意味での
フットワークの良さが
鍵となる。