岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日は公開講座、「岩木山の気象」。詳細は昨日のブログを / 歩くこと、走ることの話し、あれこれ(1)

2008-01-30 05:57:13 | Weblog
(今日の写真は岩木山の西の麓、松代地区から写したものだ。今日もまた、「青森県自然観察指導員連絡会(通称:ウオッチング青森)」弘前地区の公開学習会に関係したものになった。
 ※ 公開学習会「岩木山の気象」は、本日19時から、桜大通り「弘前市市民参画センター3F」 ※
 岩木山を西から見ると決して「単独峰」は見えない。北から大鳴沢右岸稜線の烏帽子岳、赤倉御殿ピーク、巌鬼山、岩木山中央火口丘(山頂)、鳥海山南稜と南南西の方角に緩やかな弧を描いて峰や稜線が続いている。
 その上、西側山麓中部には笹森山、黒森山、若木森、二ツ森などの寄生火山が北から南へと連なっている。これはまさに、山による壁であり、二重になって立ちはだかる衝立であり、屏風である。この構造を如実に示すものが今日の写真だろう。この構造は、北から南に縦断している山脈である「八甲田連山」と同じなのだ。
 「寒気を伴い、日本海の水蒸気で湿った暖気をたくさん集めている北西の季節風」は「北から南に縦断している」寄生火山の連山や岩木山に、つまり、「衝立」にぶつかる。
 そこでまず、重い湿った「雪」を降らせる。稜線を越えた雪は「稜線の東面や南面、それに南東面」に吹き溜まる。
 よって、岩木山から7~8km離れた弘前の西側や北東寄りの地区では、「季節風の吹き出し」による「降雪」は少なくなるのだ。

 一方で、この「構造」は岩木山の日本海側を進む台風の「衝立」効果としても役に立つのである。弘前市の「西側」または「北側」を「台風の中心」が通過すると、風向は「東→南→西」と時計回りに変化する。
 東から吹き込む風は、弘前市の「西側」に屹立している岩木山によって風流が堰き止められる。西からの風は東に、「衝立」として構えている「岩木山連山」によって遮られて、弘前市に吹き込む風は弱いのである。)

    ■■ 歩くこと、走ることにまつわる話し、あれこれ(1)■■

 私の、この時季、積雪期の「散歩」コースは、田町の自宅から国道のバイパスを通り、平川の橋を渡り、藤崎十文字まで行って帰ってくるという「往復約12km」である。
 「散歩」と書いたが、「気晴らしや健康のために、ぶらぶら歩くこと。散策。」という字義どおりのものではない。
 私の「徒歩」速度は時速「6km」である。そのように決めているから、電柱と電柱の間の距離とかがいつも同じ時間になるようにとか、10分間に1km進むとかいう「自分なりの基準・決まり」に気を配り、守りながら歩いている。
 冬場は「積雪」のために「歩道」が確保されていないから、先述のコースが殆どだが、夏場は主に、旧和徳地区の「大久保、津賀野、百田」の西側に広がる「田んぼ」の農道を歩く。自動車の危険を避けるための「神経」を余り使いたくないからだ。  それから、「加藤川」沿いに「平川」に出て、その左岸を進み、「岩木川」を渡って、今度は「岩木川の堤防の道」を歩く。
 そして、城北大橋の袂に出て、それを渡り、向外瀬から宮園地区を通って帰ってくる。これで、約3時間、18kmの距離になる。
 堤防の道には「里程標」が200mおきに設置されているので、それに合わせて「スピード」を調整することが出来るのだ。この「里程標」は平川にも、土淵川にも設置されているので、コースを違えて「平川、土淵川」沿いを歩いたり、「走ったり」する時には利用している。

 冬場は道の確保が困難なので、距離を長くすることが出来ない。つまり、「エネルギーを消費」することが出来ない。それを補うために、「重いもの」を背負うことにしている。
 そのために、退職する前は、「5kgの鉄亜鈴」2個をザックに入れて背負って歩いたものだ。10kg以上の重量のザックを背負いながら歩いていたのである。
 しかし、退職後は、2kg減らして「4kgの鉄亜鈴」2個「8kg」を小型ザックに入れて歩いている。ただ、「道路事情」がよくて「長い距離」の歩行が出来る場合は、「4kg」になったりする。
 「自宅から国道のバイパスを通り、藤崎」までの、歩行者にとっての「道路事情」は悪くはない。歩道の除雪は国土交通省が「ロータリー式除雪機」できれいにやってくれているので、「安心」して歩くことが出来る。だが、時々「除雪する前」に歩くことがあり、「ワカン」が恋しくなることもある。
 2、3日前には、歩いている時に私の進む方向から「ロータリー式除雪車」がやって来た。雪が飛ばされない脇によけて、行き過ぎるのを待っていたら、運転している人が、窓を開けて、「どうも申し訳ありません。有り難うございます。」と言いながら、手を挙げて合図を送ってくれた。
 何だかとても嬉しい気分になり、思わず、こちらも挙手で応えて「ご苦労さまです」と言ってしまった。
 …ところがである。その除雪された「歩道」を我が物顔で占拠し、歩行者の行く手を塞いでいるものがあるのだ。(この稿は明日に続く。)