岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

本日参画センター・19時から学習会

2007-02-28 09:42:15 | Weblog
 青森県自然観察指導員の会(通称:青森ウオッチング?)弘前支部が主管する学習会がタイトルに示された場所と時間で開かれる。今回は頼まれて私が講師をつとめる。
 3年ほど前から年に2~3回、それに同会が主管する自然観察会の講師も年に2~3回しているので、この会のメンバーとは顔なじみも多く、親しく付き合っている人も少なくはない。
 この学習会はメンバーだけのものではない。関心のある市民ならば誰でも無料で参加できる「公開の学習の場」である。

 本日の主題は「岩木山の高山植物(花)・高山植物と温暖化」である。後者の方に力点をおいてお話ししたいと考えている。
私は常々、前首相小泉純一郎が鳴り物入りで強力に推し進めた「規制緩和」を植物界にあてはめると、それは「温暖化」と同じことなのだ考えている。
 「温暖化」とは「規制緩和」である。何故か? それを解く鍵は、どちらも「競争が激化し、弱肉強食の世界になる。」ということである。詳しくは学習会に参加して考えてみよう。

弘前公園有料化のためのアンケート?

2007-02-27 13:57:58 | Weblog
 今、弘前市が行っている公園有料化見直しのアンケート用紙と2003年12月8日付けの朝日新聞の切り抜きをならべて見ている。アンケートには「有料化」を継続していくという立場での質問項目がつらなっている。
 一方、2003年12月8日付けの朝日新聞の切り抜きには…(長いので最初の部分だけを載せる。)
「弘前公園の有料化・白紙に戻し活用議論を

 (1)もうけ話の根拠があいまいなまま(2)もっと吟味が必要という周囲の忠告を無視して突っ走り(3)揚げ句の果て、予想が大外れで減益--となれば、まともな民間企業なら担当者は更迭、事業は即中止で、承認した社長も株主らの責任追及を免れまい。役所だって同じ。結果責任は厳しく問われないといけない。
 弘前市が市民の反対を押し切って今年始めた弘前公園の実質通年有料化は、「増益」のもくろみがはずれて1200万円余の減益となった。公園の管理費を賄うために「受益者負担」で増収を図る、という有料化の論拠が根底から崩れてしまった。」とある。
 「有料化の論拠が根底から崩れてしまった。」とマスコミが指摘していたにもかかわらず、見直しアンケートではこれが指摘されることもなく、その経緯をも含めて市民に問い直すものでもない。
 多くの市民の関心がなぜ「無料」でないのかにあるはずなのに、それを引き出させて書き込む欄はない。非常に片手落ちで恣意的なものである。
 明日、2月28日が閉めきりだ。「有料化反対」とか「無料にせよ」という選択肢も書き込む欄もない。強いて探すとアンケート用紙の末尾の欄(四角い空白部分)がある。そこに「有料化反対」「無料にせよ」とはっきり書くしかない。市役所やその他の出先機関で用紙はもらえる。

 この「公園有料化」については本会ホームページで近々、その問題点と本会の姿勢についてを公表する。

越年草(二年草)と休眠打破

2007-02-26 20:21:37 | Weblog
 今日はNHK文化センターの講座「山野・路傍の花々(花名の由来からわかること)」で越年草のタネツケバナ(種漬・種浸花)を扱った。タネツケバナは花を咲かせ、実をつけ終えると根生葉は枯れて、来年の花芽は春まで休眠してしまう。しかし、根生葉以外の葉はみずみずしい緑のままで冬を越す。ここに「越年草」と称される由来がある。
 お天気がよかったので講座を終え、昼食をとってから郊外のたんぼ道を歩いた。昨年11月下旬に確認していた場所のタネツケバナは相変わらず新鮮なみずみずしさだった。近くにはオオイヌノフグリがコバルトブルーの花を昨年の11月下旬なみに咲かせている。今日は2月26日である。タネツケバナはまだ休眠(見た目には花芽はまだないようだが)しているようだ。

 講座の最中に話題が「休眠」から桜の話しに飛んだ。桜、ここではソメイヨシノを対象にする。
ソメイヨシノは花を咲かせるが実をつけない。だから、花が終わると来年の花芽はすぐに「休眠」に入る。花は咲くが「果実」をつけないとは「なんと不埒でふとどきな樹木」であろう。ところがこの不埒千万、不届きものを日本人は、その散り方の恬淡(てんたん)さゆえに好むのだそうだ。
 生命体にとって命がけである「子孫残し」を割愛して、そのエネルギーをすべて「咲いて散る」ことに傾注する。これがソメイヨシノである。戦前の軍国思想はこの花のイメージを国民に押しつけたのである。国のために「散るべし」と。散り終えた後はのんきに長い長い「休眠」状態を過ごすのである。その当時の為政者は散った後「長い長い休眠状態を過ごす」ということまでには考えが及ばなかったようだし、国民の大半もそうだった。
 桜、ソメイヨシノを咲かせるには、この「休眠状態」から目覚めさせてやらなければいけない。だが、ただ「起きろ」と言っても無駄だ。専門的には「休眠打破」と言うらしい。それは気温である。一日の平均気温が5℃から9℃、これが桜の目を醒まさせる気温らしい。そこで、受講生の話題は「今年弘前公園の桜の開花はいかに?」となった。大概は暖冬だから開花は早くなると考えているようだ。
 今朝の外気温は氷点下5℃だった。日中どのくらいまで上がったかは分からないが5℃以上だろうが10℃を越えてはいないはずだ。夕方は2℃だった。となると今日の平均気温は「一日の平均気温が5℃から9℃」におさまるだろうか。おさまらないのである。今日は暖かい方であるが、まだ「休眠打破」は無理なのだ。暖冬と言われるが気温が「一日の平均気温が5℃から9℃」(これはかなり暖かいことである。)にならない限り、桜の花芽は目を醒まさない。目を醒まさなければ「咲きよう」がない。私は開花時期を「若干早まるか、あるいは平年並み」と予想している。

 自分たちが極端な「温暖化の原因」を作り出していながら、「温暖化だ、暖冬だ」と騒ぎ立てている人間は、自己の矛盾に気もつかず単純で、一面的だが、植物は長い長い自分たちの歴史の中で、複雑に対応出来る術を、進化の中で培い育んできたのである。恐ろしいかな、「進化を放棄し、文明に依拠するだけの生物」が人間である。人間をやめて「人」になりたいものだ。

「国有林内の天然林を環境省に移管し保全する改革に関する請願書」の署名

2007-02-25 08:41:58 | Weblog
 前のブログに書けばいいものを、忘れていた。ここ数年「書く」中で忘れることが多い。これは「年齢」のせいばかりではないようだ。便利さの落とし穴かも知れない。
 手書きの時にはなかった現象だ。手書きの場合は書くべきテーマをまず、項目的に書き出してから書き始めたものだ。ところがキーボードに向かいキーを打ちながら「書く」ことになってから、忘れることが増えた。
 やはり、手書きの時同様に、まず書くべきことの項目をメモした上で書き始めて、書き終えたらメモ部分を削除する方法をとるべきなのだろう。そうは思うのだが、日常的にそれをしないで書き始めてしまう。書き終えて「送信」した後で「あっ、忘れていた。」ということになるのだ。
 前回の忘れ物はSさんは送付された「国有林内の天然林を環境省に移管し保全する改革に関する請願書」の署名用紙の署名欄にすべて署名をもらったので、さらに数枚の用紙がほしいということだった。講座で使うプリントもこの用紙も準備していたのに、ブログに書いてSさんの「頑張り」を紹介することを忘れてしまったのである。
 他の会員の方々も署名活動に協力して下さい。

今日はNHK弘前文化センターの講座「津軽富士・岩木山」の日です。

2007-02-25 07:25:00 | Weblog
 先日会員のSさんから「会報で講座のことを知った。
 参加したいので事前に様子を知りたい。どうすればいいだろう。」という意味の電話があった。そこで、私は「とりあえず、当日当該時間に講座を見学・参観に来てください。それで興味がわいてこれから参加して勉強したいと考えたなら、NHKに申し込んで下さい。」と答えた。
 そういうわけで今日は受講生の他に教室に「見学・参観者」がいることになる。本日配布のプリントは3枚だ。当然Sさんの分も印刷した。

弥生跡地、弘前市と弘前大学が共同研究することについて

2007-02-24 17:20:40 | Weblog
 このことについては、すでに一応本会の姿勢をこのHP上で述べていますが、それを検証し補強する事実などについて本会会長阿部東が原稿を事務局に寄せてくれたので、紹介いたします。
 ページは「弥生スキー場・弥生跡地えっ、弘大と市が共同研究」になります。なお、掲載は葛西管理人の時間の取り方に左右されますので、遅くなることもあります。

特別展示「岩木山の野鳥たち」写真展

2007-02-24 07:28:56 | Weblog
 3月15日、午後4時に出展者は写真を持参して、展示作業に加わって下さい。それ以外のお手伝いが出来る会員も同時刻までに会場「」NHK弘前ギャラリーにお出で下さい。
 16日(金)から18日(日)までの開催で10時から17時までです。ただし、18日は16時で終了します。

署名用紙と今月の行事

2007-02-23 06:56:52 | Weblog
 昨日、「天然林」に関する署名用紙がある会員から送られてきました。皆さんにお知らせします。この署名用紙は事務局宛には送らないで下さい。宛先は用紙末尾にある住所あてです。

 日曜日、25日はNHK弘前文化センターの講座です。担当は阿部会長で、テーマは「岩木山の自然・生き物について」です。それに使用するパンフおよびプロジェクター用の写真もようやく印刷・整理が出来ました。
 26日は私が担当するNHK弘前文化センターの講座(山野・路傍の花々「名前の由来からわかることシリーズ」)です。
 28日(水)は青森県自然観察指導員の会弘前支部の学習会で「岩木山の高山植物・高山植物と温暖化」をテーマに学習をします。場所は弘前市参画センター、開始時間は19時です。関心のある方は参加されて下さい。

管理人かさいさんにお願いしてブログが出来るようになりました。

2007-02-22 20:45:14 | Weblog
 管理人のかさいさんにお願いしてブログが出来るようになりました。このブログを使うと、緊急時のことがあると忙しいかさいさんにお願いしなくても連絡が出来るのです。初めてブログなるものに挑戦するわけですから、かなりどぎまぎしています。みなさん、これからよろしくお願いします。