(今日の写真も、ゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草で「イヌノフグリ」の仲間だ。説明するまでもなく、似ているので想像はつくはずだ。花名は「タチイヌノフグリ(立ち犬の陰嚢)」という。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治の中頃に気づかれ、現在では日本全土に広がっている。生育地は平地の道端、荒れ地、農耕地などだ。
他の三種の茎は分枝するが、本種の茎は下部で分枝し直立する。また茎には毛は生えている。
花は3~4mmの青紫色。「オオイヌノフグリ」や「ツタバイヌノフグリ」よりも紫系の色具合が強い印象を受ける。花期は「オオイヌノフグリ」より少し遅いらしい。
◇◇ このまま春になるのか(4)恐らくこの地方でもみられるだろう ◇◇
これは、弘前界隈で撮ったものではない。08年の春に山形県の羽黒山に行った時のものだ。当地で「生えているか生えていないか」の確認をしたことはない。だが、今年辺りは確認して見てもいいかなと考えている。
虫眼鏡で花を見るとタチイヌノフグリの雄しべの先は黄色。オオイヌノフグリの雄しべの先は紫色なのが分かる。
花はオオイヌノフグリと似て青紫色であるが、小さく目立たない。花は晴天時、お昼前後の数時間しか開いていない事も目立たないことの一因である。だが、羽黒山近くのたんぼ道で出会った「タチイヌノフグリ」は非常に鮮やかに目立っていた。
同じ属の「オオイヌノフグリ」などに比べると、「最も他の植物の生育が少ないような、乾燥した荒れ地に生育する傾向が強い」といわれているが、この場所は乾燥していない湿潤なたんぼ道であったことが不思議だった。
茎は下部で分岐するが、上部は立ち上がって枝分かれしない。これが、花名の由来になっているようだ。
◇◇ 会報51号を印刷店に持ち込んだ。今日発送!(4) ◇◇
今回も前号同様の12ページとなった。とりあえず、その内容をダイジェスト版的に小項目をあげてを案内しよう。
(承前)
※ お知らせ 2つ ※
●弥生スキー場跡地「自然観察会」の案内●
・主題:弥生跡地の雪上散策と観察
・日時:2010年3月21日10時~14時
・場所:弥生スキー場として計画された跡地と隣接する雑木林
・参加人数:上限として30名 ・参加費:保険代、豚汁、集会所使用料など500円・参加受付: いずれも電話で3月17日までに「35-6819(三浦)か080-5229-6076(竹浪)」まで
観察散策の実際
・春直前の岩木山の麓を散策しながら、樹木の芽吹きや冬芽、動物の足跡、樹皮の下で生きている昆虫などをたずねる。
・ワカンを着けて雪上を歩くことを楽しむ。「弥生跡地」の地形的な特性を知る。
注意事項:
※ワカン(ワカンジキ)を装着して歩いてみるので希望者は事前に連絡。※雪の上に座る場合もあるので「おしり」がぬれない、冷たくないための工夫も、防寒も必要。※お弁当・熱い飲み物を持つ。※観察のための道具(双眼鏡.ナイフ.ルーペ.透明なビニール袋など)を忘れない。※両手を常にあけておく。手にものを持たない。※雪を踏み抜いても慌てないで下さい。静かに行動、騒がない。
滑落・落下には十分注意。体調変化や気分の悪い時は直ぐに講師に連絡。
※日 程※
→10:00 コープあおもり和徳店前出発・車中でオリエンテーション→10:30 観察地到着 →10:45 観察・散策開始 →12:15 観察・散策終了 →12:20 集会所まで移動・昼食・参加者感想発表・意見交換会 →13:45 閉会・乗車出発 →14:15 生協前着・解散
(天気が極端に悪い場合は日程を変更したり、主題内容を変えて座講に切り替える場合もある。)
● 弥生スキー場跡地利活用法を考える市民説明会(説明は弘前市)の案内 ●
弥生リゾート跡地を未来の市民への贈り物に!
昨年10月、弘前市が弘前大学人文学部と共同研究の結果まとめた「報告書」は、弥生リゾート跡地(現市有地)の今後の方向性を検討するに当たって、ぜひ多くの市民に触れていただきたい内容となっています。いったん、草木が根こそぎ削りとられ更地になってしまった弥生リゾート跡地は、今、豊かな緑に覆われ徐々に回復しつつあります。今回当ネットの要望に応え弘前市が報告書の説明をすることになりました。弥生リゾート跡地を市民がどのように守り、利活用していくかを考えるきっかけとしましょう。
古い会員も新しい会員も「弥生跡地問題」は本会活動の出発点であり原点であることを今一度、考えてほしい。昨年11月に弘前市が開いた報告会には、僅か3名の会員が参加しただけであった。今回はもっと多くの会員の参加を期待したい。
▽と き 3月23日(火)午後6時~8時
▽ところ コープあおもり和徳店(野田1丁目1の27)2階ホール
▽内 容 弘前市職員による報告書の説明(質疑応答)
▽問い合わせ先・三浦章男(35-6819)・竹浪純(080-5229-6076)事前の申し込みは不要。
弥生リゾート跡地の今後のあり方についての「基本的な考え方」
・広く市民の意見を聴いて、今後の方向を定めていく
・自然に近い姿を念頭に置きながら検討を進める
・大型箱物施設を中心とした計画とはしない
・防災や利用上の安全面も考慮し整備の方向性を定めていく。
・懇談会などの運営にあたっては、大学等、外部のノウハウ・手 法を活用することを検討する (「報告書」より抜粋)
以上2つの催し事は「弥生スキー場跡地問題を考える市民ネットワーク」が主催します。「岩木山を考える会」が独自に開催するものではない。ふるって参加して下さい。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治の中頃に気づかれ、現在では日本全土に広がっている。生育地は平地の道端、荒れ地、農耕地などだ。
他の三種の茎は分枝するが、本種の茎は下部で分枝し直立する。また茎には毛は生えている。
花は3~4mmの青紫色。「オオイヌノフグリ」や「ツタバイヌノフグリ」よりも紫系の色具合が強い印象を受ける。花期は「オオイヌノフグリ」より少し遅いらしい。
◇◇ このまま春になるのか(4)恐らくこの地方でもみられるだろう ◇◇
これは、弘前界隈で撮ったものではない。08年の春に山形県の羽黒山に行った時のものだ。当地で「生えているか生えていないか」の確認をしたことはない。だが、今年辺りは確認して見てもいいかなと考えている。
虫眼鏡で花を見るとタチイヌノフグリの雄しべの先は黄色。オオイヌノフグリの雄しべの先は紫色なのが分かる。
花はオオイヌノフグリと似て青紫色であるが、小さく目立たない。花は晴天時、お昼前後の数時間しか開いていない事も目立たないことの一因である。だが、羽黒山近くのたんぼ道で出会った「タチイヌノフグリ」は非常に鮮やかに目立っていた。
同じ属の「オオイヌノフグリ」などに比べると、「最も他の植物の生育が少ないような、乾燥した荒れ地に生育する傾向が強い」といわれているが、この場所は乾燥していない湿潤なたんぼ道であったことが不思議だった。
茎は下部で分岐するが、上部は立ち上がって枝分かれしない。これが、花名の由来になっているようだ。
◇◇ 会報51号を印刷店に持ち込んだ。今日発送!(4) ◇◇
今回も前号同様の12ページとなった。とりあえず、その内容をダイジェスト版的に小項目をあげてを案内しよう。
(承前)
※ お知らせ 2つ ※
●弥生スキー場跡地「自然観察会」の案内●
・主題:弥生跡地の雪上散策と観察
・日時:2010年3月21日10時~14時
・場所:弥生スキー場として計画された跡地と隣接する雑木林
・参加人数:上限として30名 ・参加費:保険代、豚汁、集会所使用料など500円・参加受付: いずれも電話で3月17日までに「35-6819(三浦)か080-5229-6076(竹浪)」まで
観察散策の実際
・春直前の岩木山の麓を散策しながら、樹木の芽吹きや冬芽、動物の足跡、樹皮の下で生きている昆虫などをたずねる。
・ワカンを着けて雪上を歩くことを楽しむ。「弥生跡地」の地形的な特性を知る。
注意事項:
※ワカン(ワカンジキ)を装着して歩いてみるので希望者は事前に連絡。※雪の上に座る場合もあるので「おしり」がぬれない、冷たくないための工夫も、防寒も必要。※お弁当・熱い飲み物を持つ。※観察のための道具(双眼鏡.ナイフ.ルーペ.透明なビニール袋など)を忘れない。※両手を常にあけておく。手にものを持たない。※雪を踏み抜いても慌てないで下さい。静かに行動、騒がない。
滑落・落下には十分注意。体調変化や気分の悪い時は直ぐに講師に連絡。
※日 程※
→10:00 コープあおもり和徳店前出発・車中でオリエンテーション→10:30 観察地到着 →10:45 観察・散策開始 →12:15 観察・散策終了 →12:20 集会所まで移動・昼食・参加者感想発表・意見交換会 →13:45 閉会・乗車出発 →14:15 生協前着・解散
(天気が極端に悪い場合は日程を変更したり、主題内容を変えて座講に切り替える場合もある。)
● 弥生スキー場跡地利活用法を考える市民説明会(説明は弘前市)の案内 ●
弥生リゾート跡地を未来の市民への贈り物に!
昨年10月、弘前市が弘前大学人文学部と共同研究の結果まとめた「報告書」は、弥生リゾート跡地(現市有地)の今後の方向性を検討するに当たって、ぜひ多くの市民に触れていただきたい内容となっています。いったん、草木が根こそぎ削りとられ更地になってしまった弥生リゾート跡地は、今、豊かな緑に覆われ徐々に回復しつつあります。今回当ネットの要望に応え弘前市が報告書の説明をすることになりました。弥生リゾート跡地を市民がどのように守り、利活用していくかを考えるきっかけとしましょう。
古い会員も新しい会員も「弥生跡地問題」は本会活動の出発点であり原点であることを今一度、考えてほしい。昨年11月に弘前市が開いた報告会には、僅か3名の会員が参加しただけであった。今回はもっと多くの会員の参加を期待したい。
▽と き 3月23日(火)午後6時~8時
▽ところ コープあおもり和徳店(野田1丁目1の27)2階ホール
▽内 容 弘前市職員による報告書の説明(質疑応答)
▽問い合わせ先・三浦章男(35-6819)・竹浪純(080-5229-6076)事前の申し込みは不要。
弥生リゾート跡地の今後のあり方についての「基本的な考え方」
・広く市民の意見を聴いて、今後の方向を定めていく
・自然に近い姿を念頭に置きながら検討を進める
・大型箱物施設を中心とした計画とはしない
・防災や利用上の安全面も考慮し整備の方向性を定めていく。
・懇談会などの運営にあたっては、大学等、外部のノウハウ・手 法を活用することを検討する (「報告書」より抜粋)
以上2つの催し事は「弥生スキー場跡地問題を考える市民ネットワーク」が主催します。「岩木山を考える会」が独自に開催するものではない。ふるって参加して下さい。