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●新介護保険制度の準備に向けた「自治体の役割」。私はこう思う。

■大切なのは、地域の支えあいやボランティア活動をつくること

改正介護保険で作られる多様なサービスにはA,B,C,Dと4種類あります。

 サービスAは既存のサービスの設置基準をほんの少し「緩和」しただけのもの。
 自治体は、サービスAを作るような仕事は得意分野なので、この作業は進んでいますが、他はできていないところが多いと思います。

 このサービスAの事業を、自治体は報酬の5割~8割でやろうとしていますが、事業者がほとんど集まらなかったり、集まったとしてもいつまで担ってくれるかわからないところが多いのが現状です。
 それは、当たり前のことで、今でさえ現報酬での運営が厳しいのに、5割~8割の報酬で長期にわたって担ってくれるわけがありません。誰が考えてもわかること。行政は、今回の改正を甘く考えすぎていると思う。

 厚生労働省が、介護1.2も総合事業(市町村責任事業)の対象とするのは、近い将来。そして、激変を防ぐための措置であるサービスAを、厚生労働省がいつまでも認めるわけがないだろうと思う。

 総合事業で総枠の予算から考えても、どうすべきかがみえてくる。
 仮に、「現行並の事業」や「緩和事業(A)」に費用を費やせば、当然、住民主体のサービス作りの予算がなくなり、本来の目的を達成することができない。今回の改正の本命は、地域の支え合い、ボランティア活動であるということを忘れてはならないと思う。

■介護ワーキングプアを、行政が作ってはならない!

 サービスAのみにたよる制度を自治体がすすめるということは、ますます介護従事者の処遇を悪化させることになります。その点からも、自治体は自らの役割を考えねばなりません。

■子育て、障がい者・・・は?

 どこの国も経験をしたことのない「超高齢化社会」です。今までのように税金だけで、今までと同じように社会保障を担うことは出来なくなるかもしれません。

 今私たちが頑張らなくてはならないのは、地域の力づくり(支えあい、ボランティア活動)だと思っています。これからも2足のわらじで地域サービスを維持していく知恵を絞っていきたいと思っています。

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●名古屋市、アスベスト飛散を隠ぺい?

 愛西市の本庁舎解体工事でも、アスベスト工事で不手際があり、自分なりに調査をしました。また、アスベスト含有調査においても、最良の調査方法が選択されているとは言い切れない部分があると感じています。

■愛知県のアスベスト違法工事の情報公開も問題だ!

 また、「ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク」の活動として、昨年から愛知県にアスベスト工事の違法工事について公文書公開をしてきましたが、黒塗り。産廃問題では、長い年月をかけて、愛知県の公開度をアップに異議申し立てなどをしながら取り組んできましたが、アスベスト関連においては、大変遅れています。

 今回、下段記事のように名古屋市のアスベスト工事での飛散事故について、報道がされていますが、名古屋市よりも情報公開度が低いのが愛知県です。

 県下でも、アスベスト飛散事故がありながら、市民に公開されていないことがあります。しっかりと今後も取り組んでいきたいと思います。

■↓名古屋市地下鉄「六番町」のアスベスト飛散問題

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160913-00010000-asiap-soci(その1)
<アスベスト問題>名古屋市、最悪の高濃度飛散を1年公表せず(井部正之)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160915-00010001-asiap-soci(その2)
<名古屋・アスベスト飛散問題>これまでの100倍超飛散で健康リスクどうなる?井部正之

リンクが切れるといけないので、記事の概要をまとめておきます。

<アスベスト問題>名古屋市、最悪の高濃度飛散を1年公表せず(井部正之)アジアプレス・ネットワーク 9月13日(火)6時0分配信

◆地下鉄・六番町駅 当初公表の100倍以上のアスベスト飛散

・2013年12月、名古屋市の地下鉄・六番町駅で起きたアスベスト飛散事故は、これまで最大で空気1リットルあたり700本のクロシドライト(青石綿)とされてきた。
・実際は1リットルあたり7万5000本というとんでもない濃度だった。(筆者の名古屋市への情報公開請求で判明)
・交通局は市営地下鉄・六番町駅の換気機械室のアスベスト除去工事を2013年12月から実施
 現場を外気から遮断して密閉し、アスベストの除去を開始した同12月12日から翌13日にかけて、駅構内にもっとも発がん性の高い青石綿が飛散。
・当時の発表は、アスベストの飛散は最大で1リットルあたり700本とされた
・今回のデータは、同じ試料を改めて透過型電子顕微鏡(TEM)で分析したもの。
・2015年5月28日付けの分析結果=1リットルあたり7万5000本というとんでもない高濃度。
・アスベスト飛散事故としては「過去最悪」とされてきたが、当初発表の100倍超に更新した

◆検討会に1年以上も報告せず
・検討会でも報告せず、実質的にその存在を“隠ぺい”してきたことにある。
・地下鉄利用者や住民らの健康リスクを検証する検討会を軽視する行為。

<名古屋・アスベスト飛散問題>これまでの100倍超飛散で健康リスクどうなる?井部正之アジアプレス・ネットワーク 9月15日(木)6時0分配信

◆名古屋市地下鉄・六番町駅で最高濃度のアスベスト~駅利用者のリスクは?

・2014年5月以降、名古屋市交通局は外部有識者で構成する「六番町駅アスベスト飛散にかかる健康対策等検討会」(座長:那須民江・中部大学生命健康科学部スポーツ保健医療学科教授)で地下鉄利用者などへの健康リスクを検証している。
・拡散シミュレーションによって評価する方針だ。その基礎データとなるのが、事故当時の測定値。
・NPO(非営利法人)、東京労働安全衛生センター(代表理事:平野敏夫・ひらの亀戸ひまわり診療所所長)の外山尚紀氏は過去に別の自治体で実施した健康リスク評価からこう指摘する。
「過去のリスク評価は(アスベスト以外の繊維を含む)総繊維濃度で実施されており、アスベスト濃度の700本/リットルだけを採用すると過小評価になるおそれがあります。一方、3つの測定値は相関がわからないだけで、いずれも正しい測定値です。ですから、700~3100本まで幅を取るべきではないか」

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9月16日(金)のつぶやき

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