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▲トーヨーボールアスベスト問題報告会

■今までの報告と課題について

 近くに住む方、約20名に加え、地元の企業で働く方も社命で参加されました。社屋などを解体する場合、周辺のみなさんにどんな情報提供をすればよいのかを勉強しにいらっしゃいました。企業と周辺に住む方がお互いに情報を共有することが、信頼関係につながるので、このような方の参加は大歓迎! 

 今日は、新たな会が発足し、そこで、ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワークの代表として、今までの報告をさせていただいた。

課題!競売でトーヨーボール問題は解決するか?

 7月の競売は、6億円で落札されたと聞いているが、入金されずに不成立に終わっている。再度12月に、競売があるわけだが、また、流れる可能性がないとも言えない。

 たとえ新たな所有者が決まったとしても、「直ちに解体しなければならない」という法律はない。土地所有者も複数おり、そちらとの決着がないと解体もできないのではないか。

課題!国の法と県条例の整備を!

 このように、一般環境に飛散する可能性のある家屋への規制が、今法律にはない。

 「石綿による健康被害の救済に関する法律」の制定をはじめ、「大気汚染防止法」・「地方財政法」・「廃棄物処理法」・「建築基準法」の4法改正などが施行されたが、これは、解体や補修時における規制が主で、使用中ならびに廃墟となった一般建築物からの環境飛散の問題がすっぽりと抜け落ちている。つまり、「所有者の管理責任」が問われていない。

 今日の報告会で、その点の指摘も行い、国の法整備ならびに県レベルでのアスベスト条例の制定の必要性を話した。

 所有者責任を明確にしないと、今後、「アスベスト入り廃墟」は増える一方ではないか。壊すのにお金を掛けるより、放置しておいた方が安付くならば・・・。

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