本土寺の御会式の季節になりました。
東漸寺を出発し、常磐線の北小金駅を挟んで、本土寺参道を練り歩きます。
練り行列は去年見ていますが、見逃してしまったのは出発するところです。今年こそ、と思っていながら、毎年ハッと気づいたときには出発の時刻を過ぎています。特別変わったことがあるとは思えませんが、うっかり時間を過ごしていて、今年も見ることは叶いませんでした。
大袈裟にいえば、なんだか自分のこれまでの人生を象徴しているようです。
笛や鉦の音を追いかけて行ったら、北小金駅南口のロータリーで追いつきました。
子どもたちの行進。これぐらいの年ごろの子どもたちを見かけると、早世してしまった我が子を思い出して、いつも涙をにじませてしまいます。
半纏の背中に染め抜かれた文字から推測するに、わざわざ台東区からお出ましくださったようです。
本土寺の仁王門前に先回りしてしばらく待っていましたが、聞こえてくるはずの笛や太鼓の音がしない。どこか予期しなかった方向へ曲がって行ってしまったのか、目指すのは本土寺のはずだから、そんなことはあるまいと参道を駅のほうに向かったら、途中にある駐車場で休憩タイムでした。
このあとの行程は去年も見ているので、今年はここで切り上げ。
本土寺裏の石段を下り、富士川を越えて寶蔵院へ行ってみることにしました。
秋色の濃くなった富士川土手に映るスノーマン(自分)のシルエットです。
晩秋も近いというのに、まだ咲いている紫陽花(アジサイ)がありました。
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