桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

葛飾落ち穂拾い(2)

2012年02月02日 19時25分09秒 | 寺社散策

 葛飾落ち穂拾いの〈つづき〉です。



 正王寺浄慶庵から東へ300メートル足らずのところに九品寺(真言宗豊山派)がありました。
 創建は建久四年(1192年)と伝えられていますから、鎌倉幕府が開かれた年で、葛飾区内では有数の古刹です。

 


 九品寺から普賢寺(真言宗豊山派)までは九分。
 山門の天井板碑によれば、創建は治承四年(1180年)八月。「新編武蔵風土記稿」に記された縁起では、寿永年間(1182年-84年)、この地にあった朽ちた大木の根本から、清水が湧き出したので、領主・葛西兵衛尉入道寂昌がその根を堀らしめると、薬師仏の像(鼓薬師)を得ることができた。よって寂昌は堂を建て、普賢寺と名づけ、寺領等を寄付した、とあります。



 次の延命寺は普賢寺から少し距離があって、歩いて十七分ほどかかりました。途中で曳舟川親水公園を横切って行きます。
 延命寺のあとは今回の落ち穂拾いの目的地でもあり、今回のお寺巡りの最後でもある観音寺へ向かいますが、地図を見ると、延命寺から観音寺までかなりの距離があるので、公園にあったベンチでしばし寛がせてもらうことにしました。

 延命寺(天台宗)。
 近江国三井寺の大僧都・源慶が三囲神社の別当寺として創建。寺社地が御用地となったため元禄六年(1693年)に小梅村へ移転したといわれます。明治維新後の神仏分離令により、三囲神社と分離、関東大震災に罹災し、現在地に移転したのは昭和二年四月。



 延命寺から十一分、今回の落ち穂拾いの目的地である観音寺に着きました。
 真言宗豊山派のお寺です。創建は天正四年(1578年)。



 これが目的の薬師堂です。



 観音寺の隣にお宮があったので寄ってみました。青戸神社です。

 

 青戸神社の狛犬。
 青戸神社から常磐線の亀有駅までは1・5キロ。途中に延命寺(観音寺の前に立ち寄った延命寺と同名ですが、先に寄った延命寺は天台宗、こちらは真言宗豊山派)、亀有八幡宮などがありますが、前に亀有を歩いたときに訪れているので今回は割愛しました。

→堀切菖蒲園駅から亀有駅までの行程です。

http://chizuz.com/map/map124062.html



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