夏のように ― とまでいうのはいささかオーバーですが ― 暑い一日になりました。外を歩いていて汗を浮かべたのは今年になって初めてではないか、と思います。
日課の慶林寺参拝に出かけると、去年までなら、いまごろは……。
満開期の御衣黄桜(ギョイコウザクラ)があったのですが、害虫禍に遭ったとかで、去年のうちに伐採されてしまいました。
代わりにこんな若樹が植えられました。若葉が萌え出ています。
新しく植えられた桜は三~五年待てば花を咲かせる、と聞いたことがあります。それぐらいの時間なら、私でも新しい花を見ることができるかもしれません。
害虫に侵されて伐られた御衣黄桜です。
裏側に廻ってみると……新しい若葉が芽吹いていました。
参道では、藤の花と……。
花水木(ハナミズキ)が咲き出し……。
紅花常磐万作(ベニバナトキワマンサク)も紅が濃くなってきていました。
去年夏、雨の尠ない時期があって、散歩途上にある臭木(クサギ)はすっかり葉を落としてしまいました。もしかすると……と危惧していましたが、しばらく通らなかったその散歩径を久しぶりに通ってみると、若葉を芽吹いていました。
持ち主がだれかもしらず、いつ植えられたか、あるいは自然に芽吹いたとしても、いつごろ芽吹いたかも知りませんが。
昨日今日と暖かい陽気に誘われて、我が庵ではコリアンダーの花が咲き始めました。