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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

衛星実験に進展がないようなので

2007-01-22 20:06:22 | 雑感

1.よいしょ記事

 人民解放軍第二砲兵、いわゆる戦略ミサイル部隊を讃える記事、全て中文でタイトルで全てが言い表されえている。

・第二砲兵某旅団書面命令、機関幹部はミサイル操作資格に合格していること
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-01/10/content_5587143.htm
・第二砲兵某基地、学生兵受け入れ能力が高い、率先して新課目を訓練
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-01/13/content_5600414.htm
・第二砲兵某部隊「緑のネットカフェ」を開設、軍人のイメージを守る
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-01/17/content_5616562.htm
・第二砲兵点火命令「0号」指揮官
http://forum.xinhuanet.com/detail.jsp?id=38920592
・第二砲兵某旅団では仕官が操作技術を掌握し自分の持ち場で評価されている
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-01/20/content_5628938.htm

 大分怪しい内容があるが、機密が前提の戦略ミサイル部隊にとって、マスコミに取り上げられること事態が賛美なのだ。
 極めつけはこれ。

・第二砲兵某団、「省エネ環境保護」の基地設計導入
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-01/22/content_5635033.htm

 戦略ミサイルの弾頭は、当然核である。スーエスデブリはさておき、核を運用する部隊が地球にやさしい基地に駐屯する、これは中国式のブラックジョークかなにかだろうか?


2.元高

中国、元高に依存せず労働コスト引き上げを=エコノミスト(日文、ロイター)
http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=worldNews&storyID=2007-01-22T125537Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-243620-1.xml

 大幅な元高を容認すれば、輸出の大部分を占める外資企業が原料や部品を一段と安価に輸入でき、完成品を海外に売る際に競争力が高まるため「貿易黒字に寄与する部分が拡大し、全体で黒字が増える可能性がある」と指摘。
 一方、国内企業の輸出競争力は損なわれ職が失われる可能性があるため、労働コストを引き上げて経済の均衡を目指す方が中国の利益になるとの考えを示した。

 上の指摘が成り立つためには、中国国内の外資企業は米ドルで部材を決済し、人民元で製品を決済していなければならない。
 ところが製造業従事者としての感覚からいうと、外資企業が部材や製品の決済に使っているのは両方とも米ドルなので、上記の記事において「元高だと部材を安価に輸入できる」以降は間違っているではなかろうか。
 労働コストについては、元高の影響は中国国内向けの支払い(人件費、光熱費、税金)に出てくるので、別に引き上げなくともドル建ての売価に占める労働コスト(他)は今までよりも高くなる。
 つまり、元高は中国の労働市場の価値を下げるだけなのだが。内需を拡大しようにもあれだけ貧富の差が大きくなると社会的な問題にも発展しそう。