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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

意趣返し

2007-01-23 21:27:04 | 雑感

上海:品質検査でシャネル、バーバリーなど「不合格」(日文、【情報局】)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0119&f=business_0119_006.shtml

 上海市工商局は18日、市内で販売されていた有名ブランドのアパレル製品59品目に対して行った品質検査を結果を発表し、シャネル、バーバリー、アルマーニなどの国際有名ブランドを含む25品目が「不合格」だったと発表した。新聞晨報の報道を引用し、19日付で中国新聞社が伝えた。
 検査は取次店27社が販売していた商品に対するもので、「不合格」とされた製品はホルムアルデヒドの含有量、pH値、染色堅牢度、表示などが中国の基準に合わなかったという。
 上海市工商局は「該当製品は取次店が自主回収する必要がある」とし、販売を続ける取次店を処罰する方針を示した。
 同局は今回の検査結果発表に、「生活レベルの向上に伴って、一部の消費者の間にブランド崇拝の考えが広がっている。ブランドや値段の高さにまどわされず、品質本位の買い物を心がけるべきだ」とのコメントを添えている。(編集担当:恩田有紀)

上海市、アルマーニなど「品質に問題」(日文、日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070119AT2M1902919012007.html

 アルマーニのジャケットなどは「品質に問題あり」――。上海市工商行政管理局が市内のアパレル販売会社24社が扱う59の商品の品質を検査したところ、25品種が不合格で、うち24品種が輸入ブランド品だった。中国では輸入ブランドの模倣品や偽物が大量に出回っているにもかかわらず、同局は本物の「品質問題」をあげつらった形だ。
 中国共産党上海市委員会の機関紙、解放日報などが19日、一斉に伝えた。クリスチャンディオールの革ジャケットやバーバリーのズボンなども対象で、基準を超える有害物質の含有や実際と異なる商品の表示などがあったとしている。同局は店頭からの撤去や販売会社に対する行政処分を実施するとしている。(上海=川瀬憲司)(23:00)


 結論を先に書いた、新聞記事らしからぬ日経川瀬記者のスタイルが光る。「らしからぬ」をいったら、日経が中共のやることに批判的な記事を書くほうが、よほど日経らしからないのだが。その姿勢こそが、日本経済の中国離れを暗示しているようで面白い。
 中国マスコミをそのまま引用する【情報局】の意図は不明。

 さて報道内容に対する私見。不合格の理由が甚だ意味不明。中共にとって「中国製革靴のダンピング課税」やら「武器禁輸延期」やらの意趣返しができればそれでいいので、理由に論理的整合性をもとめてはいけない。
 中共の難癖は大概こんなもの。「国内向け」に「意趣返し」をキーワードとして追加したい。

 衛星破壊実験については、外交部のHPを読んでから。21時過ぎにやっと更新されたようだが、重くて開けない。


 備忘:

・20年来の京都「光華寮」訴訟、最高裁が確認手続き(日文、読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070123i507.htm?from=main5
・中台因縁の「光華寮」明け渡し訴訟決着へ 提訴後40年(日文、朝日)
http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY200701230273.html

『西松強制労働』訴訟同様、日中共同宣言の解釈がようやく文面通りになったという、長官が国民に承認される最高裁としてただ国民が要求する業務をしただけの話。ただし、中共が日本にすりより解放軍が軍拡にいそしむこの時期に動き出すというのがなんとも香ばしい。
 今からどのような判決になるか楽しみでしょうがない、気の毒なのは胡錦涛であろうか。