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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

電波記者

2007-01-17 19:38:34 | 雑感

・アメリカ最新鋭の戦闘機に弱点 旧式機でも戦ないとは言えない(中文、世界新聞報)
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-01/17/content_5615721.htm

 とにかくF22は怖くないそうだ。
 その理由とやら
・F16の設計者が各論でF22はF15,16に及ばないといっている
・F22は攻撃するときにレーダーを発振しなければならなkからステルスではない
・パイロットもF22には文句をいっている

追加理由
・アジア太平洋地区の国家は防空力が高い(とりわけ中国は殲10高性能戦闘機を配備しはじめている)
・未来の空戦では、アジア太平洋国家のステルス戦闘機やミサイルがF22を撃墜しているかもしれない
・F22は電子化されている→ロシアはマイクロ波兵器を装備している→マイクロ波でF22の電子機器丸焦げ
・F117やイスラエルのステルス艦がミサイルを当てられているので、F22にもミサイルはあたる。

 理由が理由になっていないところが電波である、ステルスだけに。
 中国人と仕事で話すと、時折このような事態になる。伝統的なものなのかどうかは不明だが、彼等の多くは相手の言い分を認めると自分の存在そのものが無くなると思っているようで、理論展開に詰まるととにかく相手より精神的に優位に立てる(と思う)無関係な材料を持ち出す傾向が高い。この記事もその典例。
 そもそもこの記事を書いた人間がステルスを理解しているかどうか疑わしい。

 私見を述べれば、一戦闘機の性能が戦争全体に影響を及ぼすとは思わない。戦局に極限してみても、運用、支援まで計算にいれて比較する必要がある、戦争全体になったらそれこそ国民性まで。
「戦闘機の性能の違いが戦力の決定的差ではない」というよりはむしろ「戦いは数」。その意味で殲10も悪い選択ではないと思う、日米とガチで戦争する気があるのなら。むしろ現状では、中国の軍備増強が軍事バランスを崩し、緊張を高めている。

 ともあれ、中国のマスコミがF22を怖がっているのは分かった。