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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

2005.12.19雑感

2005-12-19 21:01:37 | 雑感

筆ペン貸し借りから:4日

 18日にupした後に来ました。

◆新華網本家 2005.12.18 13:08CST
http://news.xinhuanet.com/world/2005-12/18/content_3936646.htm

「小泉&日本政府が悪い」で片付く、将に正統的な反日記事。どうやら筆ペンショックから立ち直った模様、ここしばらくは反日でいくのでしょう。

 と思ったのですが、19日の朝にざっと眺めところ中国青年報【97.9%の中国の青年は日本政府の靖国参拝を受け入れられない】位しか反応していませんね。
 記事の内容は体育とか結婚とかの「青年の意識調査」日中関係はおまけのような印象。やはり何らかの意図は感じ取れるのですが、一頃に比べたら全く静かです。うーむ、またまた中の人達がどたどたしているのでしょうか?麻生あたりに一言言ってもらうか、正月早々小泉に靖国参拝してもらうとか、ピンガーを打ってもらうと解りやすい。
 それにしても読みづらい文章をかくなあ、中国青年報って。これじゃ読者がつかないんじゃないかしら?

 WTO香港会議での韓国農民デモの件、900人が拘束90~140以上が負傷しているらしいのですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000026-kyodo-bus_all
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000069-mai-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051219-00000005-kyodo-int
新華社本家では、一切ふれてません。それはもう清々し程に、ええ。ですので上の青年難読記事にも何らかの意図はあると思うです、国内向け?
 あのーところで、日本人NGOメンバー4人もぶち込まれてるらしいのですが・・・わざわざ外国の百姓の加勢にいくとは七人の侍の見すぎですね。最後に勝つのは百姓か。

 いやいや、日本のNGOメンバーの件よりもこっちの方が面白いな
「香港警察当局に拘束された韓国の百姓が、香港の法律で処理されそうなので、韓国政府が香港政庁に善処を要請した」話。まだ被疑者の引渡しを要求しないだけ丸くなったの?これで韓国百姓に有罪判決が下りて判決が執行されたら、韓国国内でデモが起こるんだろうなあ。

 EiS(アイ・イン・ザ・スカイ)署名の件。将来日本も参加できる内容だという報道。
http://news.xinhuanet.com/mil/2005-12/18/content_3937005.htm
http://news.xinhuanet.com/mil/2005-12/19/content_3939297.htm
事実関係を淡々と述べていますが。「東南アジアで日本のプレゼンスが大きくなるのはちょっとなー」って感じ。しかし日本国内でもスルーされているようなニュースをよくもまあ。日本のマスコミも、この貪欲に報道してくれればねえ?


2005.12.18雑感

2005-12-18 12:00:35 | 雑感

筆ペンの貸し借りから:3日目

 ニュースセンターをざっくりみたところ、日本がらみの記事を探すのに苦労しました。
「筆ペンの貸し借りはお芝居としては優秀だったが、日本にとっては無益でありアジアの平和にはもっと無益である」
というアモイ日報の社説を転載した記事が一つ。 7日10日の麻生発言から日本の外交姿勢を分析した人民日報からの記事一つ。あとはいわゆる南京大虐殺からみで2つ。
 ここのところ日本からの煽りがないので、静かなもの。

 アモイ日報の記事はどういう意図で新華網が載せたのか想像がつききません、内容的には「日本は第二次大戦で侵略したから、小泉は東亜サミットで孤立していた。平和を愛する大国中国は発展しているのでますます重きをなす」という田舎記事。どうも政治的な裏がありそうにも思えない。単なるチェック漏れ?
 麻生の話はちょっと微妙ですね。
 というのも、中盤まで「同じ歴史問題でも、日本は韓国に重く、中国には厳しく対応している」という内容が、最後の一段で突然「日本と中韓の仲が悪いのは、アメリカの陰謀だ」という日本の研究者の意見とやらが登場、論旨が空中分解しているように見えるからなのです。
 件の研究者の意見とやら、凄いですよ。
「日米関係はよくなっている、中国、韓国、アジア諸国とも良好な関係を築いていける」
という小泉の発言を突然もちだした上で「露骨に日米同盟を重視し、中韓をないがしろにする魂胆だ」と曲解。
「それは中国の成長が余りにも早すぎるからで、日米同盟は対中国的な色彩をますます強め、アメリカは日米同盟で日本を中国に対抗させるつもりだ。アメリカは日中関係が冷却化することを望んでおり、しかし同じ同盟国の韓国との関係が悪化することは望んでいない」と、あっさり小泉発言の韓国に関する自分の解釈を自己否定。
「日本に関して言えば、アジアにおいて、特に北東アジアにおいて、最悪の結果は中韓連合が日本と争うことであり、それはなんとしても避けなければならない」と力技で結論。
 出所が人民日報なだけに、なんらかの意図があろうとは思うのですが、筆者には無理・・・
 というか、どう解釈しろってんだ!こんなん支離滅裂な記事!!

 ちょっと火病ってみました。

 

 ああ、香港のWTO閣僚会議に韓国の百姓が乱入(でもないか、会場周辺で大騒ぎ)した事件について、新華網.orgはまだ沈黙してます。
 時事報道を読む限り、韓国百姓1000人、機動隊、警官9000人。警察局長が「(現段階では香港駐留の)人民解放軍の協力をあおぐ必要はない」と述べなければならないという事は、検討されているのね。香港のデモ制圧では異例の催涙ガスまで使われたとか。
 こういう温度差をつけるから、上みたいな意味不明記事にも意図を見出そうとしなければいけないんだ、いい加減にしてほしい。


2005.12.16環境

2005-12-17 13:52:57 | 環境
吉林の有害物質がアムール川に到達。
以後は情報がいくらか入りやすくなるでしょう。

2005.12.17追加
そういえば中国には「百年河清」という文字通りの言葉があるのを思い出した。
〔子駟曰く、周詩にこれ有り、曰く、河の清むを俟つも、人寿幾何ぞ、と〕
『春秋左氏伝 襄公八年』
語意は、いつまで待っていても無駄な事。

ここでの河は黄河の事ですけどね、なんという皮肉。

2005.12.17雑感

2005-12-17 11:38:32 | 雑感

筆ペンの貸し借りから:2日目

 新華網.orgしかチェックしていないのですが、真面目に反日記事が下火です。
 一週間前なら喜んで食いついてきそうな「代替追悼施設来年度予算はつけないよ~」ニュースにしても、NHKの引用で4行の事実を伝えるのみ。

◆新京報-新華網.org 2005.12.17 07:25CST
http://news.xinhuanet.com/world/2005-12/17/content_3933154.htm


しかも
「韓国はずっと日本政府に新しい追悼施設建設を要求していた」
とのど外道ななさりよう。慮さんがかわいそう、梯子外された。

 もう一つ、『男たちの大和』ネタがあるのですが・・・
 ガーディアンの丸写しですね、実にニュートラルというか、むしろ映画を見たくなってくるような内容。

◆中新網-新華網.org 2005.12.16 16:14CST
http://news.xinhuanet.com/world/2005-12/16/content_3930621.htm

【英紙:『男たちの大和』は隣国の怒りを呼び起こす 製作者は謝罪を拒否】
 タイトルだけ見るとバリバリの反日記事かなと思ってわくわくしてしまうのですが、内容は肩透かし、大本命なのに。
 記事の大半は日本人なら知っている大和の生涯、悲劇的な最後もちゃんと感動的に伝えています。当然乗り組んだ兵士の事も。
 更に更に、製作者の意図もそのまま書いてしまう念のいれよう。
 もちろん批判的な内容はあります。作品そのものではなく製作意図へのコメントの形で、全35行中27行目から3行だけちょこっと。
「もちろん、このような話(筆者注:政策意図)がアジア国家の共鳴を得られるかどうかは疑問だ、特にこの地域の外交関係が日に日に緊迫している時期においてはなおさらである。中国と韓国は日本が戦争責任に反省していると思っていない、今年彼らは何度も教科書と靖国参拝問題を非難している」
 
 筆ペンショックから立ち直れないでいる模様。


2005.12.16雑感

2005-12-16 19:59:55 | 雑感
 今日は出張で一日いなかったので、いまざっと新華網をみて見ましたが。反日記事がないですね、文化紹介ばかりで。筆ペン効果なのでしょうか?

 いきがよさそう、というか焼き直しが一件あります。
◆国際在線-世界新聞報-新華網 2005.12.16 17:59CST
http://news.xinhuanet.com/world/2005-12/16/content_3930970.htm

 だいぶ前の「愛人」記事のリメイク、
「小泉はアメリカの愛人を気取ってるけど、アメリカは本当は中国が好きなの。日本は捨てられるのが怖いから、中国に嫉妬してるんだわ」
という内容。どういう経緯で出てきたのか不明。
 だって繰り返しになりますが、他には全く反日記事がないんですもの。もう少し筆ペン効果を見据えてみましょう。

 写真は新華網.org「ブッシュに貰った二輪車に乗って出勤する小泉」

2005.12.15雑感

2005-12-15 20:38:07 | 雑感

 小泉首相が温総理に筆ペンを借りた話。これは日本国内向けでも中韓向けでもなく、東亜サミットに出席した残りの13カ国向けですね。
 前日まで緊張感を煽るだけ煽っておいて最後の最後にこの大オチ、ちょっと演出過剰の気もしますがこの位の方がわかりやすくていいでしょう。実際毎日新聞によれば、会場からは拍手がおこったとか。あの大舞台、大一番でこんな真似ができるんだから大したもんです。マスコミは劇場という単語が好きなようですが、筆者はアドリブだと思います。狙ってはいたでしょうね。
 それにしても、前回の五百円玉といい、小道具を使ったネタがお気に入りなんですかね。

「署名式では、温首相と小泉首相が隣り合わせの席順。温首相が持参した毛筆ペンで署名を終えると、左隣の小泉首相は自席前に用意されたペンは取らず、温首相の方に右手を差し出した。温首相は一瞬戸惑った表情で右側のアブドラ・マレーシア首相の方を見たが、すぐに小泉首相の意図を解して毛筆ペンを手渡した。小泉首相はこのペンで署名した。
 この一幕に、会場にいた各国外交団から拍手が起きた(毎日新聞)」◆Yahoo headline 2005.12.14 22:17JST 

 東亜サミット絡みで新華社を回ってましたが、温家宝演説を紹介したあたりさわりのないものばかり。中韓反日タッグネタ、14日の「心の問題」発言への脊髄反射ネタはあったものの、全体的に小泉に関しては腫れ物に触れるような感じ。
 筆ペンネタも、どうとらえるべきかおっかなびっくりのようです。
「シンガポール宣言に署名する際、小泉首相は見え見えにペンを「忘れ」、隣の温家宝総理にわざとらしく「ペンを貸す」よう頼んだ。温総理はごく自然に小泉の要求に答えた(中国新聞網)」◆新華網.org 2005.12.15 07:30CST 
 全11行中、上記の内容が2行、大部分は東亜サミットそのものの総括。ただしタイトルが筆ペンネタの上、写真を4枚も載せています。拍手のくだりを省略したり、嫌味程度の表現はあるようですが、コテコテの猿芝居だとわかっていても全体的になんとなく喜びを隠し切れない様子。
 国際先駆導報になると、もう完全に文と写真が乖離してまして。
「小泉の東亜サミットは「決まりの悪い外交」であり、わざと軽口を叩いている(国際先駆導報)」◆新華網.org 2005.12.15 10:45CST 
のタイトルから始まり、文章もタイトルと同じ内容。敢えて書くまでもないと思いますが「中韓に嫌われた日本はアジアで孤立する、以上」の論旨。なのに写真は国際新聞網と同じ、アブドラ、温、小泉の三名が、筆ペンの貸し借りで楽しそうににこにこしてる写真、後ろのおねえちゃん達も白い歯を見せてます。
 結論:「ちょっと筆ペン貸して」って言われたのがよっぽど嬉しかったんだね。

 基本的にKL宣言は日本の意向に沿った、域内主義に偏らないアジアと世界の発展に繋がりそうなものになったし、筆ペンの貸し借りで出席者には花を持たせたし、今回の東亜サミットは成功だと考えています。うまいな小泉。


 写真はEPA-時事、筆ペンネタではない。個人的に慮大統領がなんとなく寂しげなのが心配なので。
 ああ、この人だけまぜてもらえなかったのか。中国には梯子外され「いつか北朝鮮もまぜてね」っていう演説に対しては「ほかのサミット参加国首脳から特別な反応はなかったという」し、すべりまくりってやつ?
 筆ペン一本で会場のウケを取ったのに比べると可哀想すぎる。韓国だってもアメリカに結構ごねてるのに、小泉みたいに慮さんも自分でごねないからだめなのかな?
 また弱気にならなければいいんだが。そういえば慮さんの芸風、自虐ネタだったか。


2005.12.14雑感

2005-12-14 22:08:47 | 雑感

 ちょっと古い記事を見つけました。

◆環球時報-新華網.org 2005.11.28 10:16CST
http://news.xinhuanet.com/world/2005-11/28/content_3845508.htm

 先月の自民党改憲答申に絡む一連の自衛軍記事の一つなのですが、こんな面白いのを見逃していたとは。前半は普通の反日トーンの記事なのですが、自衛軍の不必要性、または日本の軍事力の脅威を強調するあまり、中盤から論旨が怪しくなってしまっているのです。
 こんな感じ。

<抄訳>
 実は日本健軍問題において、自衛隊は既に完璧であり「軍」の一字が足りないだけなのだ。少なからぬ軍事専門家が、自衛隊は軍隊を名乗るまでもなくアジア第一、全世界でも第二の軍隊だと認めている。自衛隊の人員は23.94万人(編成は25.31万人)、防衛予算は毎年400億ドル以上で実に世界第二位である。ここ数年、自衛隊の戦力は跳ね上がっており、専守防衛の藩屏を越ている、その優位性は主として以下のとおりである。

1.装備のハイテク化がますます高くなっている。特にステルス、半導体、精密誘導、基礎材料技術は日本の独壇場といってよい。甚だしきに到っては、米国の先端装備の電子機器に使われているセラミック部品の95%は日本製である。

2.長距離作戦能力の伸長が著しい。日本が島国であり「洋上殲滅」が日本の軍事戦略思想の原則だからだ。今年3月、基準排水量13,500tの大型輸送艦「おうみ」が進水したが、これは日本が既に準空母と呼べる大型鑑定を5隻保有し、空母建艦すら近い将来日本政府の選択肢となったことを意味する。技術的には、自衛隊は日本近海を離れ、束縛し難い遠洋に出帆しているのだ。

3.進攻装備の加速。日本政府は防衛予算のほとんどを各種進攻装備の開発と購入に使っている。洋上攻防能力のとれた「こんごう」級護衛艦は、日本を米国に次ぐイージスシステム運用国家にしている。「おおしお」「はるしお」「ゆうしお」級潜水艦は、作戦能力において原潜に劣るものではない。航空自衛隊はアジア最大規模の早期警戒部隊を保有しているし、陸上自衛隊の九十式戦車は世界でも最高水準の戦車である。ある論評は次のように書いている、現在陸上自衛隊の師団数は日露戦争当時の師団数に相当する、しかし兵員一人当たりの火力は当時の十倍以上である。


 一部に誇張と誤認はあるものの、全体的に自衛隊が褒められているように見えてしまう。これ読んだら防衛庁の職員は青ざめ、自衛官は複雑な笑いを浮かべ、右翼と左翼は大喜びするでしょうな。日本の防衛費を自国の軍事費の言い訳にするのが中国のトレンド(例:http://www.people.ne.jp/2005/12/14/jp20051214_55886.html)とはいえ、これはちょっと素直に書きすぎ。
 中国にも軍オタはいるのね、そういえば最近の人民解放軍の装備かなりマニアックだもんなあ。書いてるうちにのってきちゃったんだねきっと。

 上で例挙した人民網.jpの記事では報道官が前原になんかいってますけど、突っ込みいれるのもかったるい。一個だけ、
「日本は国土が中国の25分の1に過ぎず、人口も中国の10分の1に過ぎないのに、このように莫大な軍事費を割いている。日本の目的は何か?」
んなもん十分の一の人口で、中国の領土比で二分の一にもなるEEZに目光らせなければならないからに決まってるじゃないですか。EEZを含めずに、領土だけを比較している時点で詭弁、はい終了。もしかしたら素で理解できていない可能性もある。
 それにしても、前原個人は見直した。


2005.12.14環境

2005-12-14 22:06:22 | 環境

◆新華網.org 2005.12.13. 20:02CST
http://news.xinhuanet.com/politics/2005-12/13/content_3916651.htm

 中国の松花江汚染、生態系への対策。
「国務院松花江流域水汚染事件処置工作協調チーム監測防控組」が仕切ることになったらしい。あとは中国環境科学院と清華大学を始めとする二十余の組織の専門家が討論し「松花江重大汚染事件と生態環境影響評価と対策技術方案」を提出済、100名のスタッフが現場で調査中、具体的なことはこれ位。
 現場が見えないのは、まだ情報がまとまっていないからか、それとも情報操作中だからか。


2005.12.12雑感

2005-12-13 20:22:40 | 雑感

ちょっと面白かった報道。

 おそらく元記事と思われるもの。

◆毎日新聞 2005.12.12 18:17JST
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20051213k0000m010020000c.html
 麻生太郎外相は12日の参院イラク復興支援特別委員会の閉会中審査で、自衛隊イラク派遣に関連して「国連というのは会議をする場だから、(同盟の)パートナーを取るか会議場を取るかと言われたら、頼りになるパートナーを選ぶのは当然ではないか」と述べ、国連での国際協調より日米同盟を重視する姿勢を鮮明にした。小泉純一郎首相は「日米同盟と国際協調の両立」を強調しており、国連軽視とも取れる発言は波紋を呼びそうだ。外相発言を受け、谷内正太郎外務事務次官は会見で「必ずしも両立しないような局面もあったと思うが、日本政府としては両立し得る形でずっとやってきた」と述べた。

◆新華網.org 2005.12.12 22:39CST
http://news.xinhuanet.com/world/2005-12/12/content_3912559.htm
(抄訳)
 日本政府は日米同盟と国際協調を外交の基本方針としており、麻生の外相としてのこの発言は日本の各界に議論を呼ぶだろう、と日本のメディアは分析している。

 基本的には毎日の記事をそのまま訳した内容ですが。

小泉純一郎首相→日本政府
「外相発言を受け」以降をカット

の興味深い差異が見られます。
 抄訳はすり替えの部分です。意訳したのであまり違和感はないでしょうが、句読点まで忠実に訳すとこうなります。

 日本のメディアによると、日本政府は日米同盟と国際協調を外交の基本方針としており。麻生の外相としてのこの発言は日本の各界に議論を呼ぶだろう。

 微妙にニュアンスが変わってきますね、記者の文章力の問題というよりは、上司が無理やりいじったので文章のバランスが崩れてしまった感じです。あまりにもくだらなすぎてコメントしませんでしたが、麻生炭鉱に絡めて「お前のかあちゃんでーべーそー」的なネガティブキャンペーンをはるなど、麻生をかなり嫌がっているのが見て取れます。
 記事まで引用しませんが、民主党の前原もそろそろ嫌がられそうな雰囲気。

 などと書いてたら、前原さっそく嫌がられてた。

◆サーチナ 2005.12.13 10:47JST
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=1213&f=politics_1213_003.shtml
【中国紙「民主・前原代表の訪中は日中関係に無益」】
「受け入れがたい」
「前原代表の訪中は、日中関係にとって無益」
「強硬なタカ派であることが明らかになった」
「憲法改正論者」
「日中関係が冷え込んでいる現在、本来ならば民主党は、中国との共通認識を拡大することにより、外交面でポイントを稼ぐことができるはず」
「中国脅威論などを掲げている同氏の訪中は、緊張した日中関係にとって何のメリットもない」

 嫌がってる嫌がってる、もうクソミソ。というか「外国と認識を共通している」政党てえのはかなり問題がある、はっきり書くなら外患誘致ものだと筆者は思うのですが。きっと考えなしに本音を書いちゃったんだろうなあ、興奮して、ぽろっと。
 この記者に質問してみたいな「自国の利益と外国との共通認識のどちらを取るのか?」麻生になら聞くまでもないが。お、なんかオチがついた。

 画像は小泉の後継者だとか。漢字でだいたい分かると思うのだが、四人の写真の下には「左から安倍晋三、麻生太郎、古垣禎一、福田康夫」と書いてある。


2005.12.13環境

2005-12-13 20:17:18 | 環境

◆新華網.org 2005.12.12 13:40CST
http://news.xinhuanet.com/politics/2005-12/12/content_3910194.htm

松花江上流244キロ、佳木斯断面のニトロベンゼン濃度
12日4時  0.027mg/L

松花江上流202.8キロの樺川断面のニトロベンゼン濃度
11日16時 0.1740mg/L
   18時 0.1450mg/L

 観測の結果、汚染帯が下流に移動するに従い、沈降、吸着によりニトロベンゼン濃度が下がっているのがわかる。
    国家環保総局発表


 つまり 上流202.8kmの濃度/11日>上流244.0kmの濃度/12日 ?
 時間と場所がばらばらなデータを持ち出してきて、どうすれば上記の結論が導けるのか言語学専攻の筆者には理解できない。もしニトロベンゼン濃度が下がっている事実を証明したいのであれば、同一地点の観測結果を時系列順に並べないと意味がないのではないだろうか。
 今、再度原文をみてやっと理解した。樺川断面の観測結果から、同一地点で時間とともに濃度が下がっている事実を結論づけ、さらに上流の佳木斯はこんなに安全です、といいたいのか、まぎらわしい。結局佳木斯断面のデータはなくてもいい。
 どうでもいいが「沈着、吸着」と濃度低下は関係ないと思うのだがなあ、川だし、澱んでいれば別だが。下流にそのまま流れてるだけなのでは?
 生態系にどのような影響があったのかは報道なし。