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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

2005.12.18雑感

2005-12-18 12:00:35 | 雑感

筆ペンの貸し借りから:3日目

 ニュースセンターをざっくりみたところ、日本がらみの記事を探すのに苦労しました。
「筆ペンの貸し借りはお芝居としては優秀だったが、日本にとっては無益でありアジアの平和にはもっと無益である」
というアモイ日報の社説を転載した記事が一つ。 7日10日の麻生発言から日本の外交姿勢を分析した人民日報からの記事一つ。あとはいわゆる南京大虐殺からみで2つ。
 ここのところ日本からの煽りがないので、静かなもの。

 アモイ日報の記事はどういう意図で新華網が載せたのか想像がつききません、内容的には「日本は第二次大戦で侵略したから、小泉は東亜サミットで孤立していた。平和を愛する大国中国は発展しているのでますます重きをなす」という田舎記事。どうも政治的な裏がありそうにも思えない。単なるチェック漏れ?
 麻生の話はちょっと微妙ですね。
 というのも、中盤まで「同じ歴史問題でも、日本は韓国に重く、中国には厳しく対応している」という内容が、最後の一段で突然「日本と中韓の仲が悪いのは、アメリカの陰謀だ」という日本の研究者の意見とやらが登場、論旨が空中分解しているように見えるからなのです。
 件の研究者の意見とやら、凄いですよ。
「日米関係はよくなっている、中国、韓国、アジア諸国とも良好な関係を築いていける」
という小泉の発言を突然もちだした上で「露骨に日米同盟を重視し、中韓をないがしろにする魂胆だ」と曲解。
「それは中国の成長が余りにも早すぎるからで、日米同盟は対中国的な色彩をますます強め、アメリカは日米同盟で日本を中国に対抗させるつもりだ。アメリカは日中関係が冷却化することを望んでおり、しかし同じ同盟国の韓国との関係が悪化することは望んでいない」と、あっさり小泉発言の韓国に関する自分の解釈を自己否定。
「日本に関して言えば、アジアにおいて、特に北東アジアにおいて、最悪の結果は中韓連合が日本と争うことであり、それはなんとしても避けなければならない」と力技で結論。
 出所が人民日報なだけに、なんらかの意図があろうとは思うのですが、筆者には無理・・・
 というか、どう解釈しろってんだ!こんなん支離滅裂な記事!!

 ちょっと火病ってみました。

 

 ああ、香港のWTO閣僚会議に韓国の百姓が乱入(でもないか、会場周辺で大騒ぎ)した事件について、新華網.orgはまだ沈黙してます。
 時事報道を読む限り、韓国百姓1000人、機動隊、警官9000人。警察局長が「(現段階では香港駐留の)人民解放軍の協力をあおぐ必要はない」と述べなければならないという事は、検討されているのね。香港のデモ制圧では異例の催涙ガスまで使われたとか。
 こういう温度差をつけるから、上みたいな意味不明記事にも意図を見出そうとしなければいけないんだ、いい加減にしてほしい。