『瞭望』の12月7日付け「最近日本の権力者の極右言動が、国際社会の広範な批判を招き、外交的孤立に陥っている」から始まる威勢のいいコラム。
日本の対中姿勢をいわゆる自閉症に例えた内容。文中に「右翼」が15回、「自閉」が17回出てくる。
コラムなので威勢があろうがどうでもいいのだが「自閉症」の概念が気になった。
抄訳してみる。
「自然人において、「自閉症」症状の核心は一種の情緒抑圧であり、この手の情緒は往々にして破壊エネルギーを伴う、つまり患者の言行は理性を欠き、甚だしきは犯罪を誘発する」この後に「国家においては、政治自閉症は極端な民族主義か熱狂的なイデオロギーとなり、内乱あるいは対外的な冒険を招く」と続く。
そらあんたんとこの話やろ、という突っ込みはさておき。
現代病理学からすると、随分前時代的な自閉症の概念である。
まず、自閉症は認知障害であり、情緒障害ではない。筆者は、パニック時の自傷行為を除いて、自閉症の患者が破壊行動をとる例を知らない。非常識な患者の行動はよく見られるが、これは健常者から見た場合であり、患者の視点、感覚から見ると実に理路整然としている。最後に、自閉症の患者は被害者になることはあれ、加害者になることはない。
この一コラムから、中国社会における「自閉症」患者の認識を云々するのは危険なのだが。どうも、このコラムを書いた人間がもつ「自閉症」の概念は、そうそう一般大衆のものから離れていないような気がしてならない。
というのも、日本ですら上記の「自閉症の概念」がまだまだ主流なのだ。
「自閉症」は外部刺激の処理に異常があるらしい症例で、「自らを閉ざす」病気ではありません。最近では、所謂「片づけられない症候群」もADHDという自閉症スペクトラムに含む見方が有力です。
日本の対中姿勢をいわゆる自閉症に例えた内容。文中に「右翼」が15回、「自閉」が17回出てくる。
コラムなので威勢があろうがどうでもいいのだが「自閉症」の概念が気になった。
抄訳してみる。
「自然人において、「自閉症」症状の核心は一種の情緒抑圧であり、この手の情緒は往々にして破壊エネルギーを伴う、つまり患者の言行は理性を欠き、甚だしきは犯罪を誘発する」この後に「国家においては、政治自閉症は極端な民族主義か熱狂的なイデオロギーとなり、内乱あるいは対外的な冒険を招く」と続く。
そらあんたんとこの話やろ、という突っ込みはさておき。
現代病理学からすると、随分前時代的な自閉症の概念である。
まず、自閉症は認知障害であり、情緒障害ではない。筆者は、パニック時の自傷行為を除いて、自閉症の患者が破壊行動をとる例を知らない。非常識な患者の行動はよく見られるが、これは健常者から見た場合であり、患者の視点、感覚から見ると実に理路整然としている。最後に、自閉症の患者は被害者になることはあれ、加害者になることはない。
この一コラムから、中国社会における「自閉症」患者の認識を云々するのは危険なのだが。どうも、このコラムを書いた人間がもつ「自閉症」の概念は、そうそう一般大衆のものから離れていないような気がしてならない。
というのも、日本ですら上記の「自閉症の概念」がまだまだ主流なのだ。
「自閉症」は外部刺激の処理に異常があるらしい症例で、「自らを閉ざす」病気ではありません。最近では、所謂「片づけられない症候群」もADHDという自閉症スペクトラムに含む見方が有力です。