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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

2005.12.23雑感

2005-12-23 20:40:32 | 雑感

筆ペン貸し借りから:7日

 浙江省ソニー製デジカメ問題、どう解釈すべきなのかよく解っていない報道。
 新華網本家が見れないので国内報道だけだが、とりあえず時系列準に報道内容を並べてみる。

◆12/15 サーチナ
(12/13)浙江省工商行政管理局がHPにデジカメの品質検査結果を発表。13機種が指摘をうけ、うち6機種がソニーブランド。指摘内容は自動露出機能などの不備
     詳細が記されているのはソニーブランドの6機種のみ
     同局が販売停止命令
     販売店では販売の一時停止、ソニーと対応を協議

◆12/15 共同通信
(12/14)上海などの大手販売店では、該当機種の販売自粛を開始、消費者からの返品、賠償要求にも応じる
(12/15)ソニー関係者が浙江省工商局、北京カメラ検査部門を訪れ、協議
     ソニーチャイナ上海支社のコメント「不具合はないと考えている。該当機種のどの部分が、どのような検査で不合格とされたのか不明なのに、中国国内の報道が先行し、影響が拡大する恐れがある」

◆12/17 毎日新聞
(12/16)ソニーが中国国内の販売店に販売自粛を文書で要請
日時不明 ペンタックスブランドデジカメも不合格だった
     松下、キャノンブランドデジカメについては通知なし

◆12/17 産経新聞
日時不明 中国浙江省工商局、ソニーの再検査申請を却下。ペンタックスは受理。必要なら当局が訴訟支援も。
     消費者の苦情を受けて検査
     中国ではカメラ品質の国家統一基準なし、ソニーが品質基準資料の提供を嫌がったためか

◆12/19 サーチナ
◆12/19 人民日報(日本版)
     ソニー中国が返品に応じる旨公式サイトで発表。
     原因「工場の担当スタッフのミスにより、実際のデジカメの性能とは異なる会社の基準値データを杭州の検査部門に提出してしまったことが原因であることが分かった」

◆12/19 NNA
     中国国内の一部報道の紹介
    「商品代金だけでなく交通費も支払うべき」(サービス拠点が郊外にあるため)
    「製品に問題があるのなら全額返金すべき」(関係者に、製品の使用状況によって返金額が減る可能性があるといわれ)

◆12/19 サーチナ
     中国国内の一部報道の紹介
     「態度がニ転三転した、ソニーの今回の一連の対応に疑問がある」
     「中国のデジタルカメラ基準に欠陥があることを指摘するものだ」    

1:中国国内限定機種ではないにも関わらず浙江省でしか問題になっていない。
2:中国国内ブランドのデジカメは一社しかない
などから背後には政治的な思惑があるような気がしないでもない、特に最後方の報道を見ると特に。

 更には「カメラ品質の国家統一基準がない」のに何を基準として品質不備を指摘し、販売停止命令を出したのか技術的に気になりますが。当のソニーがいわゆるポカミスだと認めているので、これ以上は何も出てこないのでしょう。ラインを止めただけでも大変なのに、返品の上、風評被害まで出たら大損だと思います。このような情勢ですので、せめてそれだけで済む事を祈ります。
 ペンタックスの再検査結果に期待でしょうか?