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中国の活動家4人乗せた船、尖閣諸島に接近 上陸の意向(和文、朝日)

http://www.asahi.com/international/update/1028/TKY200710280111.html

 尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張する中国の活動家グループは28日、メンバー4人を乗せた抗議船が同諸島に接近したことを明らかにした。メンバーを同諸島に上陸させる意向を示している。

 中国の活動家でつくる中国民間保釣連合会(保釣は釣魚島の領有権保持の意味)によると、抗議船は25日ごろ、中国福建省を出発。28日夕までに同諸島から約7カイリ(約13キロ)の海上に到着した。同会は「釣魚島が中国の領土である歴史的事実を、日本の国民に平和的に訴える」としている。

 同会によると、同諸島に抗議船を出すのは02年以降4度目。今年8月、同様の主張をする香港の活動家グループが抗議船出航を計画したが、香港当局が許可しなかった。中国政府が「日中関係は好転しつつあり、大局を見る必要がある」との書簡をグループに送るなど牽制(けんせい)していた。

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 海上保安庁によると、同庁の巡視船が28日午後5時35分ごろ、尖閣諸島の西約27キロの海上に、中国籍とみられる青色の漁船を発見した。船は同6時22分、中国国旗を掲げ、同島の西約22キロの領海線を越えて侵入。巡視船が退去するよう警告を続けたところ、同7時20分、島に約20キロまで接近したところで反転、同35分に領海を出た。


 中国政府ははねっかえりを抑えている、という内容ではあるが、国内報道では朝日が最も中国側の内情に踏み込んだ表現をしている。
 彼等の目的が口上通りのものだとしたら、領海侵犯という方法は明らかに逆効果である。日本を除いた世界中が、自分の信じる法則で回っていると思い込める人間を除いて、そのような真似はしない。
 つまり、彼等が間抜けでないとしたら、彼等の目的は別にあると考えた方が合理的である。

 シンプルに彼等の売名行為にしては、政治的パフォーマンスの舞台として中国はリスキーすぎる。
 17大が終わったばかりのタイミング、前回香港当局が出航を許可しなかったため、今回は大陸のアモイから出港しかも船首には堂々と「ビン(門+虫)龍漁F839」と表記したままにしてあるなど、この騒ぎで一番立場が悪くなったのは胡錦涛であり。
 退任されられた曽慶紅に象徴される一派、によるちょっとした嫌がらせ、ではなかろうかと考えるのが一番素直に思える。

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