http://www.asahi.com/international/update/1021/TKY200710210142.html
21日付の香港紙明報によると、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が米連邦議会から栄誉をたたえるメダルを受けた17日、地元で祝おうとした僧侶らを武装警察が殴ったのをきっかけに、僧侶900人と治安当局者300人余りが衝突した。けが人の有無は不明。警察や軍から約300人が出動、緊張が続いている。
衝突があったのはチベット仏教ゲルク派の三大寺院の一つ、デプン寺。17世紀にダライ・ラマ5世がポタラ宮に移るまで、歴代ダライ・ラマが居住していた。
当局は寺を包囲し、寺のあるラサ市西部地区に通じる主要道路を封鎖したという。近くの別の寺でも住民と治安当局が衝突したとの情報もある。
十億を越える人間を管制するなど、スターリンでさえ怖気をふるったであろう状況ではあるが(あるいは、スターリンならば想定くらいはしたかもしれない)、文学的表現として画像に映っている初老の男達がこの国を動かしていることは間違いなく。歴史的、体制的な特徴から、驚いたことに彼等は人民を方向付けることに成功している。
とはいえ、最も多用される手段が「武力鎮圧」であるのは、これまた歴史的、体制的な特徴といえる。
逆に、そのような手段をとっている為、国内、国際的には無理がかかり、下記のような動きにすら反応しなければならなくなる
ダライ・ラマ11月来日 米中あつれきの影響も(和文、東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007102001000332.html
11月14~23日の日程で来日
ただし完全な民主制などを採用できるほど民度が高いとも思えない、そんなことをしたら1年ほどで軍閥に分裂するのではなかろうか。
個人的には、緩やかに分裂させたほうが、彼等の為だとも思えるのだが。