時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

民主、政治資金「1円から領収書」案を提案へ

2007年08月10日 | 政治問題
書きたい記事があったので、ここ2、3日、そのことを書いていたら、この記事の投稿がすっかり遅くなってしまった。
自民党が、全ての政治団体を対象に、1円からの全ての支出に領収書を添付する法案を準備するとの報道があったが、自民党改革実行本部内でも猛反発があり、早くも立ち消えになりそうである。(これが、自民党のいう「改革実行」の正体なのである。)
自民党内からは、「自動販売機でジュースを買ったら、領収書がもらえない」などの意見も出ていたが、なぜ政治資金(国民の税金である政党助成金など)でジュースを買う必要があるのだろうか。そのくらい自腹を切るのが当たり前だというのが国民の声だ。
さて、腰折れの自民党に対して、参議院で過半数を占めた民主党が攻勢に出た。
政治団体の支出に領収書添付を義務付ける対象を「1円以上」とする政治資金規正法改正案を提出する方向で調整に入ったという。
しかし、ついこの前の通常国会では、「1万円以上」の法案を提出しておきながら、ここに来てなぜ「1円以上」なのだろうか?朝礼暮改も甚だしいではないか。自民党が「1円以上」と言い出したから、今さら「1万円以上」では格好がつかないという、ただそれだけの理由であろう。こういうところが、民主党に胡散臭さを感じる理由なのである。
それはさておき、この法案そのものは大歓迎だ。
企業などでも、社員が経費を使用した時に、たとえ少額でも領収書を添付することは当たり前だ。税務署などでも、1円残らず領収書が求められる。年金問題でも、不明年金を証明するために、国民に対しては「払ったと言うのなら領収書を出せ」と国民に求めてきたではないか。
このように、国民には強要しておきながら、自分たちはできないということはあり得ない。自民党の反対派からは、「秘書の業務が大変になる」などという意見もあったようだが、そういう大変なことをまじめな国民は日々行っているのである。
次の臨時国会で、早期にこの法律が通ることを願っている。


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