時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

首相、社会保障費抑制の見直し示唆…小泉路線をまた修正?

2008年12月01日 | 政治問題
表題のようなタイトルの記事がネットのニュースに載っていた。
麻生首相が、社会保障費の伸びを毎年2200億円抑制する政府方針について、「(抑制の)限度に来ているから(現場で)いろいろ不満が出ている。(社会保障費が)毎年増えるのをどうにかしないといけないという話は確かにあったが、結構、限度に来ていないか」と述べ、見直しを示唆した。
これに対して、小泉「改革」に逆行するものだ、と批判したのがこの記事なのである。
しかし、普通の頭で考えれば、高齢化で社会保障費は増えていくのに、一律に削減を行うということの方がよほどどうかしていると思わないだろうか?
それよりも、ソ連も崩壊し、ロシアや中国との友好関係も冷戦時代とは比べ物にならないくらい進展しているのに、軍事費ばかりがどんどん増えていることをおかしいと思わないだろうか?
この間、「貯蓄から投資へ」と投資を促したのも小泉首相である。その結果、多くの高齢者が郵貯の投資信託を購入し、今は損害を抱えて途方にくれているのが実態だ。
麻生のバカさ加減にはもういいウンザリしているが、この2200億円抑制の見直しは評価したい。その一方で、小泉改革を妄信し、このような見出しの記事を書いた記者のバカ面を見てみたいと思っている。
さて、この社会保障費の伸びを毎年2200億円抑制する方針の見直しの時期については、「来年に関してどういう案があるか検討する」と語り、2009年度予算編成で考慮する考えを示した。
ところで、麻生首相は小泉改革の象徴である郵政民営化に関しても、日本郵政グループの株式売却を当面凍結すべきだとの考えを示している。この点についても評価しておきたい。


最新の画像もっと見る