東京都などが出資し、経営再建中の石原銀行(新銀行東京)は、不良債権処理額が前年同期比45.5%増の103億円にのぼった結果、2008年9月中間決算の最終損益は70億円の赤字となったと発表した。融資審査を厳格化したことに加え、景気低迷に伴う融資先の経営悪化から、不良債権比率は3月末の12.70%から17.08%へ大幅に拡大した。
4月に400億円もの追加出資(資金援助)を受けながら、建て直しができない企業があるだろうか?
しかも、危惧したとおり、石原銀行の不正融資に関連して逮捕者まで出す始末である。また、融資には、自民、公明、民主3党の都議会議員が口利きをしていた事実も明らかになっている。
こんな銀行がまともな銀行と言えるだろうか。
前年までの融資拡大路線を転換し、経営再建のため新規融資を絞り込んだ結果、貸出金残高は3月末と比べ262億円少ない1632億円にとどまった。新規の融資案件は計100億円で、このうち同行設立の目的とされた中小企業向け融資は約40億円にとどまったという。
要するに、当初の銀行設立の趣旨に反して、中小銀行のためにはまったく役に立たず、最近は、貸しはがし、貸し渋りまでしている実態をこの数字は物語っている。にもかかわらず、不良債権の比率が増えているというのだからもう救いようがない。
新銀行東京は4月に都から400億円の追加出資を受けたが、6月末に発表した2008年3月期決算で累積損失が1016億円に拡大。このため都は8月末に1016億円の減資を行って累損を解消していた。
ほとんど企業の体をなしていない。潰れるのは時間の問題ではなかろうか。
ペイオフが発動される可能性もある。1000万円以上を石原銀行に預けている預金者は、早めに預金を引き出した方が得策である。1000万円未満の預金者も、いざペイオフになった場合は、引き出しに時間がかかることもあり得るので、早めの対応が必要だろう。
4月に400億円もの追加出資(資金援助)を受けながら、建て直しができない企業があるだろうか?
しかも、危惧したとおり、石原銀行の不正融資に関連して逮捕者まで出す始末である。また、融資には、自民、公明、民主3党の都議会議員が口利きをしていた事実も明らかになっている。
こんな銀行がまともな銀行と言えるだろうか。
前年までの融資拡大路線を転換し、経営再建のため新規融資を絞り込んだ結果、貸出金残高は3月末と比べ262億円少ない1632億円にとどまった。新規の融資案件は計100億円で、このうち同行設立の目的とされた中小企業向け融資は約40億円にとどまったという。
要するに、当初の銀行設立の趣旨に反して、中小銀行のためにはまったく役に立たず、最近は、貸しはがし、貸し渋りまでしている実態をこの数字は物語っている。にもかかわらず、不良債権の比率が増えているというのだからもう救いようがない。
新銀行東京は4月に都から400億円の追加出資を受けたが、6月末に発表した2008年3月期決算で累積損失が1016億円に拡大。このため都は8月末に1016億円の減資を行って累損を解消していた。
ほとんど企業の体をなしていない。潰れるのは時間の問題ではなかろうか。
ペイオフが発動される可能性もある。1000万円以上を石原銀行に預けている預金者は、早めに預金を引き出した方が得策である。1000万円未満の預金者も、いざペイオフになった場合は、引き出しに時間がかかることもあり得るので、早めの対応が必要だろう。