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●軍隊の論理と体質は変わらず…普天間第二小学校「窓」落下事件から5年、沖縄では《空から何かが落ちてくる現実を子どもたちは生きている》

2022年12月31日 00時00分07秒 | Weblog

(20221216[])
12月13日で、アレから5年…米海兵隊CH53E大型輸送ヘリが普天間第二小学校の校庭に金属製の「窓」を落下させた事故。その異常な「現実」、子どもたちの「現実」は、今の沖縄でも一切何も変わらない。どのような「現実」か? ――――――《空から何かが落ちてくる現実を子どもたちは生きている》。沖縄の《子どもたちの日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか》? 沖縄の皆さんの望みは、直ぐにでも実現できる、とっても些細なことです ―――――― 《「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」》。
 いま、違憲に壊憲し、自公政権や与党・ゆ党は軍事費倍増したいそうだ。沖縄《県民の命と生活を守れずして何の安全保障なのか》(琉球新報)。

   『●普天間米軍のCH53E大型輸送ヘリの窓落下…
     「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」
   『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの
     日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか?》
   『●「笑いや風刺は寛容で自由な社会を示すバロメーター
         …「国民の意識の低さ」を変えるきっかけに」
    (リテラ)【ウーマンラッシュアワーが『THE MANZAI』で怒涛の
     政治批判連発! 原発、沖縄基地問題、コメンテーター芸人への皮肉も】

   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような
     異常な訓練」に加えて、アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる
   『●「米軍機接近による児童の避難は…39日間に合計242回」、
             「最も多い日は一日に29回」…異常な現実
   『●屋良朝苗氏は「基地のない平和の島としての復帰」を望んだ
          …モノクロから「天然色」に変わっても現実は…
   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ狂気性」
      (高野孟さん)と、いまも続く沖縄での不条理の連鎖
    《琉球新報…1959年6月30日、うるま市(旧石川市)の
     宮森小学校に米軍ジェット機が墜落した。児童12人を含む18人が
     死亡、210人が重軽傷を負った。沖縄の戦後最大の米軍機事故だ
     …沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校。学校上空付近を米軍機が通過
     するたびに校庭にいる児童らが避難する―という生活が続いている》

   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
      沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●《迷惑施設が自分の家の近くに来るのは嫌だという日本本土のNIMBY
        (Not In My Back Yard = ニンビー) …沖縄には基地を押し付け》
    《沖縄では米軍嘉手納基地(嘉手納町など)や普天間飛行場から日夜、
     本土の人が想像できない爆音が鳴り響く。体育の授業中なら
     耳がおかしくなるぐらいの音。(普天間飛行場に隣接する)
     普天間第二小学校では、上空に米軍機が飛ぶと児童は「逃げろ」
     と言われる。こんな子どもが日本のどこにいるのか。》

   『●本土と沖縄を一緒にするなとでも? 《…燃料タンクと数十センチの
      水筒という落下物によって事故の重大性を比較するのは無意味だ》
    《▼しかし、沖縄の空はのんびり見上げてばかりもいられない。
     4年前の12月7日、宜野湾市の緑ヶ丘保育園に米軍ヘリの部品が
     落下した。その6日後には普天間第二小学校に米軍ヘリの窓枠が落下。
     そして先月はオスプレイから水筒が住宅密集地に落ちた 
     ▼普天間飛行場周辺の学校では米軍機墜落を想定した避難訓練が
     毎年行われている。
     空から何かが落ちてくる現実を子どもたちは生きている 
     ▼「何も変えられなくて申し訳ない」。チーム緑ヶ丘1207の
     与那城千恵美さんはやるせなさをにじませる。
     子どもの命を守ることに異論を唱える人はいないはず。それなら
     「小鳥だけが飛ぶ空がいい」。この願いを一刻も早くかなえてほしい

 最近、新たな事実が掘り起こされて老いる。
 沖縄タイムスの記事【窓を落とした米軍ヘリにVIP」が搭乗していた 普天間第二小の事故から5年 米軍の報告書で判明した新事実】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1072439)によると、《【ジョン・ミッチェル特約通信員】米海兵隊のCH53E大型輸送ヘリが2017年12月13日、普天間第二小学校の校庭に窓を落下させた事故で、事故機に准将以上の将官など多数の「VIP」が乗っていたことが分かった。離陸前、機長がこの将官と直接話すため点検を副操縦士に任せて操縦席を離れており、窓が固定されていないのを見逃した可能性がある。本紙が海兵隊の事故報告書を入手した》。
 同紙の記事【落下する窓 つかめず 副操縦士ら事故気付く 普天間第二小 米報告書】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1072464)によると、《【ジョン・ミッチェル特約通信員】副操縦士はヘリの窓が開き、落ちるのに気付いたが、つかむことはできなかった。操縦かんを手放すことになり、機体のコントロールを失ってしまう、と機内通話装置で乗員に告げた》。

 一方、その直下、地上では…。
 同紙の記事【「何かが落ちた」飛び出した職員室 あの日の約束「だから、安心して学校においでね」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1071697)によると、《窓枠が落ちた午前10時過ぎ、運動場では小学2年生と4年生が体育の授業中だった。「何かが落ちた」と事務職員から聞き、大村さんは数人と職員室を飛び出した。走って校舎に戻る子どもたちと擦れ違い「入って、入って」と声をかけた。運動場に出た時、自身の足元は「上履きのままだったと思う」。現場を確認し、誰も外に出ないよう指示した。緊急の職員会議の後、全校児童を体育館に集めた。「みんな、びっくりしているよねあり得ないことだよね」。静かな体育館で大村さんは続けた。「こういうことがまた起きないように努力していくから…。あした、安心して学校においでね」。他の言葉を思い付かなかった》。
 琉球新報の記事【「黒いのが降ってきた」息子が語った現場の光景 血の気が引いた母は<危険な空、今も・普天間第二小ヘリ窓落下5年>上】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1631238.html)によると、《事故当日、学校からの連絡メールで急いで迎えに行った。児童が集められた体育館から出てきた息子は落下現場の運動場にいたという。青白い顔をしていて何を聞いても「分からない」と繰り返すばかり。話してくれるのを待った。しばらくして語り始めた息子は「戦争が起きたと思った」と切り出した。窓の落下直後、担任が「逃げてー」と叫び、みんながいっせいに走り出した。「黒いのが降ってきた」。誰かが言っているのが聞こえた。何が起きているか分からないまま校舎に向かい、振り向くと砂ぼこりが舞っていたという。事故後も米軍機が学校上空を飛び、騒音をまき散らす。「不安は消えないし、薄らぐこともなくて」と語る。息子と2歳差の娘の小学校進学を機に教育委員会に校区替えを相談したが、受け入れ...》。

 同紙のコラム【<金口木舌>見上げた空】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1631623.html)によると、《▼2017年12月7日と同13日に、米軍普天間飛行場周辺の保育園や小学校に米軍機の部品が落下してから5年。子どもたちの上空を米軍機が飛ぶ状況は今も続いている ▼保育園への落下物について、米軍は普天間飛行場所属の米軍ヘリの部品であることは認めたものの、落下との関連は否定した。県警も20年に調査を終了し、真相はあいまいなままだ ▼小学校に米軍ヘリの窓が落下した件では、米軍関係者は落下現場の確認よりも、機体復旧を優先させたことなどが在沖米海兵隊の事故報告書で明らかになった。県民の安全を軽視する姿勢が見える ▼園庭や運動場を元気いっぱい駆け回る時の青空も、流星が彩る夜空も、平和であってほしい。子どもたちがいつでも安心して空を見上げることができる社会を実現したい》。
 最後に、同紙の【<社説>米軍ヘリ窓落下報告書 軍優先の論理許されない】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1631142.html)によると、《宜野湾市の普天間第二小学校の運動場に米軍大型輸送ヘリコプターCH53Eの窓が落下した事故から満5年となった。本紙が入手した在沖米海兵隊の事故報告書で、落下した窓を放置して飛行再開に向けた作業をしていたことが分かった。訓練を最優先し、住民の被害に全く関心を向けない軍の論理と体質が改めて浮き彫りになった。米軍には沖縄の空を飛ぶ資格がないと、改めて声を大にしたい》。

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1631142.html

<社説>米軍ヘリ窓落下報告書 軍優先の論理許されない
2022年12月13日 05:00

 宜野湾市の普天間第二小学校の運動場に米軍大型輸送ヘリコプターCH53Eの窓が落下した事故から満5年となった。本紙が入手した在沖米海兵隊の事故報告書で、落下した窓を放置して飛行再開に向けた作業をしていたことが分かった。訓練を最優先し、住民の被害に全く関心を向けない軍の論理と体質が改めて浮き彫りになった。米軍には沖縄の空を飛ぶ資格がないと、改めて声を大にしたい。

 米軍は事故から5日後に飛行再開を表明、その際に原因を二重の人為的ミスと発表した。緊急脱出用の窓のレバーに「安全ワイヤ」がないことを見落とし、そのレバーを誤ったか不注意で動かしたためという結論だった。そして、構造上の欠陥ではないとして飛行再開を強行した。

 報告書には「30~40人ほどの人がいるサッカー場に窓が落ちるのが見えた」という証言があった。人的被害が起きた可能性を認識できたはずなのに、普天間飛行場に帰還して直ちに新しい窓の取り付け作業をしていた。住民に被害がなかったかどうかを確認することなく、飛行再開を優先していた。その神経に、ぞっとするしかない

 高度228メートルで窓が外れて操縦が困難になり、窓と反対側の副操縦士に操縦が移されたことも分かった。緊急脱出用の窓は90センチ四方の大きさだ。操縦士も危険だったのではないか。また、ワイヤを誰も見ておらず、最初からなかった可能性が大きいことも分かった。整備がいかにずさんだったかの証明だ。

 6日後に飛行が再開され、学校施設上空の飛行を「最大限可能な限り避ける」ことで防衛省と米軍が合意した。しかし、その後もしばしば飛行が確認され、事実上ほごにされている。防衛局が運動場とプール敷地内に計4カ所の避難所を設置し、児童らは米軍機が近づくたびに避難することを強いられている

 CH53Eはこの年の10月には東村高江不時着炎上事故を起こした。機体の老朽化と整備の不備はずっと指摘されてきた。部品落下はその後も相次いだ。19年6月には浦添市の浦西中の校庭に重さ約20グラムの部品が落下した。同年8月には、機体後方の重さ約1キロの窓を沖縄本島の東方8キロの海上に落とした。ずさんな整備は変わっていない

 オスプレイも、昨年11月に住宅街に水筒を落下させるなど、部品落下事故が相次いでいる米軍の安全管理意識の低さと、訓練優先の軍の論理が改められない限り、県民は危険と隣り合わせだ。

 問題は米軍だけではない。米本国では決して許されない、住民を危険にさらしての訓練が行われていることに、日本政府は責任を感じているのだろうか。5年たっても米軍普天間飛行場の返還は見通せず、事故は後を絶たず、実効ある飛行制限も実現していない県民の命と生活を守れずして何の安全保障なのか
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●目取真俊さん《中台危機を煽って東アジアに軍事的緊張を生み出し、日本や韓国に米国製の軍事兵器を大量に売り込もうという意図》がミエミエ

2022年06月09日 00時00分06秒 | Weblog

[↑ 命どぅ宝沖縄を再び戦場にするな! (2022年05月15日、朝日新聞)]


(20220529[])
火事場ドロボー》どもが戦争を煽る、軍事費増強…新基地は完成せず、普天間も返還されず。日々ドブガネし、日々美ら海に土砂をぶちまけて破壊する。辺野古は単なる破壊「損」だ。《これが沖縄の現実だ》(目取真俊さん)…本土は見て見ぬふり。沖縄の市民も我慢の限界を越え、諦めの境地か…? 若い人たちにも、沖縄でさえ記憶の継承が上手くいっていないのかな…? 沖縄でも、自公お維コミに投票してしまう割合が増えているのだろうか…?

   『●《田島征彦さん…「平和憲法を持っている日本は、どんな理由が
     あっても戦争だけはやってはいけない。そのためにも平和憲法が必要」》

 目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/第4ゲート周辺の工事状況】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/fbc1e18849448e6c8672b3abdf08b1b3)によると、《米国のバイデン大統領が来日し、「台湾有事で軍事介入するとの発言を行い、中国を挑発している。あとから修正する発言がなされているが、中台危機を煽って東アジアに軍事的緊張を生み出し、日本や韓国に米国製の軍事兵器を大量に売り込もうという意図が透けて見える。自民党はGDP比2パーセントの防衛費拡大を打ち出しているが、増額分をどこから持ってくるというのか貧困、未婚、少子化、新型コロナ、物価高……庶民は生活苦で喘いでいるが、ロシアのウクライナ侵略と「台湾有事」で不安を煽り、軍事強化を進めようとしている。普天間基地は返還されないまま、辺野古新基地建設や辺野古弾薬庫の建て替えと新築、自衛隊の増強が進められている。これが沖縄の現実だ。この現実の流れに抗して沖縄人自身が行動しなければ、何度でも「捨て石」にされる》。

   『●ニッポン〝復帰〟50年…《沖縄の自然が破壊され、民意が踏みにじら
     られて軍事基地ができていく現実》、辺野古は単なる破壊「損」な現実
   『●番犬様のものじゃない…《基地負担の軽減は遠く、米軍は今も島全体を
      自由使用する。よもや「返したけれど俺のもの」と思ってはいまいか》
   『●《元山仁士郎さん…「半世紀たっても、米軍基地の押しつけは変わって
      いない」…言葉には、沖縄にずっとのしかかる負担の重さがにじむ》
   『●(沖縄タイムス)《軍事的な必要性が全てにおいて優先…沖縄は憲法が
        適用されない「軍事植民地」だった》…50年経っても変わらない
   『●《迷惑施設が自分の家の近くに来るのは嫌だという日本本土のNIMBY
       (Not In My Back Yard = ニンビー) …沖縄には基地を押し付け》

 随分と失礼な話だよな。裏口から堂々と入国。普通、形だけでも、入管を通るのではないのか? アベ様の親分だったトランプ氏にやりたい放題やらせたツケ。ニッポンは《植民地》なのか。主権は? ウヨクやホシュはよく黙っていますね? それから、ニッポン以外でも番犬様はこんなやりたい放題をやっているの?
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/バイデン大統領、なぜ羽田でなく横田基地に来るのか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202205240000102.html)によると、《国民は「トランプもバイデンも、なぜ表玄関である羽田からではなく、横田基地に来るのか。『ああ、あそこに僕の専用飛行場があるからねと言いながら植民地に来る気分か」と感じまいか。これからも一緒にやっていこうと政治家や防衛関係者は思うかもしれないが、独立国家としての国民感情もあるのではないか。 ★無論、事情があるのはわかる。ウクライナ情勢は長期化し、世界は二分されようとしている。いわば戦時下だ。米韓首脳会談、続いて日米首脳会談とあわただしい日程での訪日、北朝鮮はミサイル実験の構えも見せる。日曜日の羽田に降り立つのが外交上の儀礼で、そこに外相が出迎えに行くのが外交儀典というものだろう。外相は横田基地に迎えに行った。羽田だと警備や規制、ごみ箱の撤去や全国の県警の応援と厳戒態勢、首都高の規制など国民生活に少なからず影響がある。のみならず世界は未だコロナ禍の中にある。その事情も含め解説してほしい》。

   『●「日米地位協定が米軍に“特権”を与えているからだ。
      「半分主権国家」…編集者で作家の矢部宏治氏」
   『●日米地位協定では《受け入れ側》ニッポンの 
      《国内法を米軍に適用している》のか? 沖縄はニッポンでは?
   『●番犬様との地位協定…《何のたがもはめず、 
       米軍のやりたい放題を許している》ニッポン、主権は何処に?
   『●安仁屋眞昭さん《沖縄では民意よりも米軍が優先。
       沖縄の戦後は終わっていない》…何度事故・事件が起きようとも
   『●<金口木舌>《よほど国策ごり押しの現場を
     見せたくないらしい。それこそ基地隠蔽》、辺野古破壊隠蔽
   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
        沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●COVID19人災でさらけ出され、ここでも《政治家や官僚が国防を語れば
         語るほど、自らの無為無策がさらけ出される》(吉川毅記者)
    「琉球新報の記事【普天間OK、嘉手納基地は「保留」 有害PFOS調査
     「米軍さじ加減」の事情】…。《米軍のさじ加減で調査の可否が左右》
     …いつも思うのですが、ドイツやイタリアの番犬様もそうなのですか?」

   『●ポンコツな番犬様…泡消火剤《14万リットル…ドラム缶719本分》
      流出事件の《原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった》
   『●結局、COVID19禍で苦しむ沖縄の人々の命や安全・安心な生活など、
       どうでもいい訳だ? 《米国への隷従》しかできない政府・自公お維
   『●沖縄の番犬様ときたら…《化学物質の脅威は今も消えていない。米軍
     基地からは有機フッ素化合物に汚染された水がたびたび流れ出している》
   『●沖縄タイムス《自衛隊と米軍が、台湾有事を想定した新たな日米共同
     作戦計画の原案を策定…南西諸島に臨時の攻撃用軍事拠点を置く…》
   『●《日米地位協定…あからさまに主権を踏みにじられても、岸田首相は
      「現実的に最善の方法を考えていく」とゴマカし、改定に後ろ向き》

 《植民地》ニッポンの中の沖縄。番犬様はやりたい放題だ。主権なき非《独立国家》の自公政権は、番犬様に沈黙。
 琉球新報の記事【普天間飛行場に基準576倍のPFAS 2016年の米軍調査、基地外流出も】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1523211.html?utm_source=ryukyushinpo&utm_medium=referral&utm_campaign=carousel)によると、《本紙が米国の情報公開制度で入手した在沖米海兵隊の内部資料に記載があった。資料では検出場所が基地フェンス付近と水路でつながっている可能性も示され、汚染水が基地外へ流出した恐れもある。…調査は16年2月に実施し、当時は日本側指針値は定められていなかった。20年に定められた現行指針値(PFOSPFOAの合計で1リットル当たり50ナノグラム)と比較すると、検出されたPFOSPFOAの濃度は576倍に当たる。地図に記載のある水路は、施設付近から普天間第二小学校付近まで伸びているが、資料では基地外流出について明言はない。本紙は在沖米海兵隊に現在のPFASの調査状況や、基地外流出の有無などを問い合わせたが、25日までに回答はなかった。(塚崎昇平)》。
 琉球新報の【<社説>普天間高濃度汚染 政府が健康調査すべきだ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1523713.html)によると、《米軍普天間飛行場で、現行の国の暫定指針値の576倍という高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されていたことが分かった。検査結果を知らされていなかった県は「地下水汚染は確実」と問題を指摘している。徹底した水質検査を日米両政府が実施する必要がある。PFASによる河川や湧き水などの水質汚染は普天間周辺だけでなく、嘉手納基地やキャンプ・ハンセンの周辺でも確認されている。周辺住民の不安を解消するために、広域的な健康調査も政府の責任で実施すべきだ》。

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●長周新聞《まるで地獄の沙汰もカネ次第 名護市を丸ごと買収する国 ミサイルの標的と引き換えの「繁栄」》…渡具知武豊名護市長再選の闇

2022年02月07日 00時00分31秒 | Weblog

[※↑ 「辺野古」はどうなる? 名護市長選 (週刊金曜日、2022年01月14日1360号)]


(20220130[])
日刊スポーツの記事【政界地獄耳/「米軍悪者にするな」の幼稚な理屈】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202201080000082.html)。
長周新聞の記事【まるで地獄の沙汰もカネ次第 名護市を丸ごと買収する国 ミサイルの標的と引き換えの「繁栄」】(https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/22564)。

 《★自民党入りした細野豪志は昨年末、ツイッターで「台湾有事が現実となった場合、与那国島石垣島など先島諸島は戦闘機が飛び交う空域となり住民避難が必要。同時に中国が尖閣諸島を攻める可能性が高い。日米同盟により中国を抑止する以外、沖縄県を守る道はない」と書き込んだが、れ以前の外交努力をどう尽くすかが政治家の本来の役割ではないか。台湾有事の前に沖縄県民はコロナから避難したいのではないか》。
 《新基地建設を推進する政府与党(自民・公明)の全面バックアップを受け、前回市長選で稲嶺前市長を3400票差で破って当選した現職の渡具知武豊氏と、基地建設反対を訴えるオール沖縄が支援する名護市議の岸本洋平氏が出馬を表明しており、市長選は前回同様、新基地建設の是非をめぐって争う二陣営の一騎討ちとなる。だが前回は東京司令部がフル稼働し、組織や資金を投入して、前市政に対するネガティブキャンペーンや劇場型選挙をくり広げた自民党や公明党も、今回は表向き鳴りを潜め、あえて選挙を盛り上げずに逃げ切りを図る姿勢を見せている》。

 まず、どう見ても、またしても番犬様が《震源地》化したというのに、《「米軍悪者にするな」の幼稚な理屈》。
 また、軍隊は市民を護らない。島嶼部の市民が避難できる訳がない。《それ以前の外交努力をどう尽くすかが政治家の本来の役割ではないか》。自公お維コミは、そんなに戦争したいのかね?

 さて、名護市長選。前回の悔しさを晴らすことが出来ず。『横田一さん前回名護市長選ルポ:「詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で市長ポストを騙し取った──』。勝たせてはいけなかった市長渡具知武豊と負けさせてはいけなかった稲嶺進さん。今度こそは岸本洋平さんに勝ってもらわねばならなかったのだけれど…。とても残念な結果になりました…まさに《『与党が勝てば予算はつく』という兵糧攻めで露骨な嫌がらせ》で名護市長選で再選してしまいました。
 《どれだけ国の予算で潤ったとしても、新たな基地をつくってしまえば、福島の原発立地町と同じように故郷を捨てなければならないことを覚悟しなければならない》…福島と沖縄、構図としては同じだ。《人殺しの基地の島ではなく、人を生かす島にならなければならないし、そのためにもたらされる豊かさは砂上の楼閣でしかない》。

 岸田文雄首相は「在日米軍が原因と断定するのは難しい」と…正気? どう見ても、またしても番犬様が《震源地》化したにきまっているというのに。
 AERAのコラム【姜尚中「米軍基地での感染のスプレッダーが日米地位協定の歪さを露呈した」】(https://dot.asahi.com/aera/2022011800033.html)によると、《1月9日、日米両政府は在日米軍のコロナ感染拡大の対処策に関する共同声明を出しました。あまりにも遅すぎる対応に国民の不信感が募っています。米軍基地問題では沖縄と「本土」の温度差がありました。しかし、今回の感染拡大は山口県の米軍基地と、広島県も加わっています。広島は岸田文雄首相、山口は安倍晋三元首相、林芳正外務大臣のおひざ元であり、政権中枢の地盤です。もしこれが沖縄だけの問題であれば「本土」と切り離されて、地域的な「特殊性」として処理されたかもしれません》。
 琉球新報の【<社説>基地からの感染拡大 米軍任せの対策は限界だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1456193.html)によると、《2020年夏に県内で流行していた新型コロナウイルスが米軍由来ではなく、東京の感染と同じグループだと説明されてきた件について、その根拠となるゲノム解析の結果が残されていないことが判明した。なぜ失われたのかを明らかにしなければならない。米軍内での感染について情報が得られず、県が国立感染症研究所に解析を依頼していた。米軍の対策はあまりに不備が多い国民の命を守るため、防疫に関する措置の網を米軍にかぶせる必要がある。21年12月には、クラスター(感染者集団)がキャンプ・ハンセンから拡大し、県内で感染が広がった。20年の解析結果がさらに検証されていれば、その後の対策に資する部分もあったと考えられる》。

 デモクラシータイムスで横田一さんも指摘していた問題。勝たせてはいけなかった市長・渡具知武豊氏、さらに再選してしまった…。取り返しのつかないことをしてしまったのでは?
 長周新聞の記事【名護 消防跡地がなぜか市長親族企業に 大和ハウス工業からの転売 市議会が百条委員会で検証中】(https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/22545)によると、《…と、「オール沖縄」が推薦し、辺野古新基地建設反対を唱える名護市議の岸本洋平氏(49)との一騎討ちとなる公算が高まっている。1期4年間に対する市民の評価が問われる渡具知市政だが、現在、同市がおこなった市有地売却をめぐって名護市議会が紛糾し、百条委員会が設置される事態に至っている。主な内容は、市の一等地にある旧消防庁舎跡地の売却をめぐり、議会が知らないところで、渡具知市長の親族企業子会社に土地所有権が移転されていたというものだ。だが、百条委員会が設置されるほど重大な市政問題でありながら、議事や資料が非公開とされ、その内容が市民に知らされていない状況にあるため、本紙は議会議事や名護市が公開している資料、関係者からの取材をもとに事実関係を整理した》。

   『●《「本土復帰50年に予算の大幅減額とは驚いた。政府は…県内選挙を
       優位に進めるために『与党が勝てば予算はつく』という兵糧攻め》

 悔しく、そして、虚しい。二期続けて、なぜこんな結果になるのだろうか…。
 日刊ゲンダイの記事【沖縄選挙イヤー初戦・名護市長選は政権側が制す 基地移設反対「オール沖縄」退潮のワケ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/300346)によると、《沖縄国際大教授の前泊博盛氏はこう言う。「世論調査では基地問題と経済への関心が大きな比重を占める中、コロナ禍で生活を優先する傾向が現役世代を中心に強まった結果とみています。渡具知市長は『無償化3点セット』(保育料、学校給食費、高校卒業までの医療費無料化)の実績を強調し、現職の強みを生かした。基地問題に触れない争点外しの選挙戦を徹底したため、新基地建設反対の県公明党も支援に動きやすかった」 「無償化」の主な原資は国の米軍再編交付金だ。移設に反対した稲嶺市政下の10~16年度は不交付だったが、18年に渡具知氏が初当選すると復活。17年度分も合わせ、21年度までの4年間で74.5億円が支給見込みだ》。
 東京新聞の記事【【解説】名護市長選に自公系現職 辺野古新基地「信任」とは言えず】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/155998)によると、《だが、渡具知氏は辺野古移設について、4年前の前回市長選と同様に今回の選挙戦でも賛否を明言しなかった。再選によって辺野古移設に「信任」を得られたと政府・与党が認識しているのであれば、大きな誤りだ。渡具知氏は選挙戦で、米軍再編交付金を財源にした子育て支援策の実績を前面に打ち出した。その一方で、移設の是非は「国と県の訴訟の推移を見守る」と繰り返し、辺野古問題への言及を避ける戦術を取った。辺野古新基地の建設反対を表明した前任の稲嶺進市長時代、政府は市への交付金凍結で圧力をかけ、建設を強行した。住民は政府の露骨な「アメとムチ」で分断され、翻弄された苦い記憶がある。沖縄では米軍由来とされる新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大で、主要産業の観光業が大打撃を受け、地域経済は疲弊。住民にとって、建設反対の意思を示せば、政府から再び交付金を止められ、日常生活に影響しかねないとの不安もあったとみられる。今年で日本復帰50年の節目を迎える沖縄は、いまだに米軍の事件や事故など基地問題に苦しめられている。政府は「辺野古が唯一」と負担を押し付けるのではなく、住民の気持ちに寄り添った解決策が今こそ求められている。(村上一樹)》

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202201080000082.html

コラム
政界地獄耳
2022年1月8日8時36分
「米軍悪者にするな」の幼稚な理屈

★コロナ禍で政治がまた足を引っ張り出した。感染が急拡大している沖縄県知事・玉城デニーや岩国基地を抱える山口県知事・村岡嗣政はコロナの第6波は米軍由来との見方を示しているし、その状況は官邸や外務省も認めている。政府は「まん延防止等重点措置」適用を感染が急拡大している沖縄、広島、山口に決めた。ところが自民党の元参院外交防衛委員長・北村経夫(参院山口選挙区)は6日、わざわざ山口県庁で会見を開き「米軍基地から拡大したことにより(米軍が)悪者という見方をするべきでない」と幼稚な理屈を言い出した。

★残念ながら政府が続けてきた水際対策の最大の抜け穴が在日米軍の米国と日本国内の基地の行き来での検査なき自由行動や、クラスターが発生したのちも基地外の往来の制限がないことが大きい。そこは冷静に行動制限や検査の拡充を適切に確実に履行してもらい、感染拡大を防ぐ努力をするのが当たり前ではなかろうか。ところが北村は在日米軍への不当な悪感情を持たせぬことが大切だという。その結論が「極東における平和の安定のためには米軍の果たす役割は大きい」となるならば、自民党保守政治家は冷戦構造から進歩していない

★自民党入りした細野豪志は昨年末、ツイッターで「台湾有事が現実となった場合、与那国島、石垣島など先島諸島は戦闘機が飛び交う空域となり住民避難が必要。同時に中国が尖閣諸島を攻める可能性が高い。日米同盟により中国を抑止する以外、沖縄県を守る道はない」と書き込んだが、それ以前の外交努力をどう尽くすかが政治家の本来の役割ではないか。台湾有事の前に沖縄県民はコロナから避難したいのではないか。(K)※敬称略
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https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/22564

まるで地獄の沙汰もカネ次第 名護市を丸ごと買収する国 ミサイルの標的と引き換えの「繁栄」
2022年1月16日

 辺野古新基地建設問題を抱える沖縄県名護市の市長選(16日告示、23日投開票)が迫っている。新基地建設を推進する政府与党(自民・公明)の全面バックアップを受け、前回市長選で稲嶺前市長を3400票差で破って当選した現職の渡具知武豊氏と、基地建設反対を訴えるオール沖縄が支援する名護市議の岸本洋平氏が出馬を表明しており、市長選は前回同様、新基地建設の是非をめぐって争う二陣営の一騎討ちとなる。だが前回は東京司令部がフル稼働し、組織や資金を投入して、前市政に対するネガティブキャンペーンや劇場型選挙をくり広げた自民党や公明党も、今回は表向き鳴りを潜め、あえて選挙を盛り上げずに逃げ切りを図る姿勢を見せている。前回とは打ってかわって静けさが漂う名護市現地を取材した。

 選挙告示を間近に控えた名護市内では、両陣営の支援団体がそれぞれ数台の宣伝カーを回しているものの、前回までのように街頭で政党幹部や支援議員らが辻立ち演説をしたり、ポスターや横断幕による宣伝合戦が展開される様子もなく、市民のなかでは「かつてなく静かな選挙」と語られている。新型コロナの再拡大で挨拶回りも制限され、人を集めるイベントはすべて中止となり、総決起集会や演説会はオンラインに切り換えられた。

 現職の渡具知氏を全面的に支える自民党は、昨年末に本部から菅義偉前首相、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官、遠藤利明選対委員長などがあいついで名護市入りし、公明党本部からも古屋範子副代表などの幹部が訪れて、支援団体や業界団体などへの引き締めをおこなったが、年明けから新型コロナ感染が再拡大したこともあり、東京からの大物議員の訪問はとりやめとなっている。

 最近では宣伝カーや掲げていた幟の数も減らし始めており、関係者からは「あえて選挙戦を盛り上げない戦略に切り換えている」とも語られる。国会議員らの為書きが壁一面に張り出された選対事務所では、与党市議が「今回は接戦ではなく、大差での勝利を目指している」と自信ありげに語っていた。

 渡具知陣営は、今回も前回と同じく辺野古新基地建設問題については「国と県の係争を見守る」(議会での市長答弁)というのみで賛否は明らかにせず、自身の政策パンフレットでも、陣営の宣伝活動でも基地問題には一切触れない方針を貫いている。

 基地問題を争点にすることを避ける一方で、強調するのは、国からの交付金を財源にした市民サービス拡充やインフラ開発の実績だ。自民党政府は、「辺野古新基地反対」を唱える稲嶺前市政時代には交付を凍結していた米軍再編交付金(年間約15億円)を、渡具知市政の誕生と同時に再交付し、市はそれを財源にして、高校生までの医療費、市立の幼稚園・小中学校の給食費、保育料の無償化を実施。渡具知陣営はこれを「無償化三本柱」とし、「前市政に比べて市民生活は豊かになった」と実績アピールの中心に据えている。

 渡具知市長は2018年の市長当選から現在まで、辺野古新基地建設を「容認する」とは一度も表明していない。だが、それを前提とした政府は再編交付金の恩恵を受けさせることで、既成事実化を図ろうとしている。それは、名護市への米軍再編交付金の推移に露骨にあらわれている。

 基地建設推進の立場だった島袋吉和市政時代の2008年に13億9000万円(07年度分を含む)、09年には3億7700万円が交付されていた米軍再編交付金は、新基地建設反対を唱える稲嶺進市政の2期8年間(10~17年)は一切交付されなかったが、渡具知市政が始まった18年には17年度分もあわせて29億8000万円が交付され、翌年からは毎年14億9000万円が交付されている。その額は4年間で75億5000万円にものぼり、歳入約400億円の名護市にとっては、その有無が政策を大きく左右する規模だ。

 これによって渡具知市政は「再編交付金基金事業」として、市立の幼稚園・小中学校での学校給食の無償化に4年間で10億2198万9000円。子ども医療費無償化に4年間で3億9465万9000円。保育料無償化には6年間で26億1383万5260円を充てた。米軍基地によって有事だけでなく平時でもあらゆる危険に晒され続けることは、普天間のみならず沖縄県や全国の基地所在自治体が経験してきたことであり、将来にわたってその犠牲を被ることになる子どもたちの施策に米軍受け入れを前提とした交付金を充てるという、極めて歪(いびつ)な予算措置となっている。


インフラ開発急ピッチ 高速道路延伸など

 また、名護市内では今回の選挙に合わせるようにインフラ開発も急ピッチでおこなわれてきた。なかでも自民党が力を入れたのが、那覇市のある県南部と名護市とを結ぶ高速道路の延伸事業だ。

     (昨年7月に供用開始された名護東道路)

 県北部の高速道路は、名護市の入り口である許田ICまでしかなく、名護市では海岸沿いを走る国道58号線の交通混雑に悩まされてきた。昨年7月、それを解消する目的で2012年から工事がおこなわれてきた「名護東道路」(全長6・8㌔、総事業費962億円)が開通した。高速規格でありながら無料区間であるため、名護市街を回避して北部に抜けることが可能になり、渋滞を生み出していた信号交差点も廃止された。

 前回市長選前に現地を訪れた菅官房長官(当時)が、予定より1年半前倒しで完成させることを指示したといわれ、今回の選挙では「渡具知市政の実績」としてフル活用している。権限や財源を握る国が前面に出て、各種サービスの無償化や開発といったアメを駆使した自治体買収が選挙戦略の中心となっている。

 名護市内を走ると基幹道路である国道58号線もあちこちで拡幅工事がおこなわれている。かつては郊外だった大北や宮里などの国道沿いには、24時間営業のマックスバリューやイオンモール、ドン・キホーテなどの本土の量販店や飲食店が次々に進出した一方、中心市街地である名護十字路周辺は空き店舗が目立ち、「街の中心が変わってしまった」といわれて久しい。

     (コロナ禍の煽りも受けてシャッターが目立つ
      名護市の中心市街地)

 政府与党をバックにした渡具知市政は、国の後押しがなければ実現できない国道58号線の付け替え(海側への移動)と中心市街地の再開発も公約に盛り込んでおり、政策パンフレットには東京のコンサルが作成したと見られる具体的なイメージ図も掲載されている。なんの説明も受けていない住民からは困惑の声も聞かれ、すでに大規模な開発を見越して本土企業やゼネコンが鵜の目鷹の目であることなども語られている。現在、「市有地の私物化」として市議会を紛糾させている、旧消防跡地を渡具知市長の親族企業に売り飛ばしていた問題も、この開発区域の一角で起きていることであり、「防衛マネーによるヒモ付き事業では必ず本土企業のつかみどりや利権政治がはびこる」とも語られている。


コロナ休廃業や解散率 名護市は県内最悪

 だが、市民生活の実態は必ずしも向上したわけではない。コロナ禍における事業所の休廃業や解散率は、名護市は3・34%で県内最悪であり、健康保険料の滞納による国民健康保険証のとりあげは2020年度には79件と前市政時代の6・6倍に上昇。他市では据置きや値下がりした介護保険料は名護市では値上がりし、各種無償化政策にもかかわらず待機児童数は2020年度は142人となり、4年前に比べて6倍に増えていることが指摘されている。

 辺野古新基地建設が浮上して25年にわたって翻弄されてきた名護市民からは、複雑な思いとともに市長選に対する問題意識が語られる。

 名護市内で自営業を営む女性は、「今回の選挙は、騒乱状態だった前回に比べるととても静かだ。両陣営とも姿が見えず、直接政策を聞く機会もない。前回は創価学会員がチームを組んで訪れて、“イエス”というまで帰らないほどの猛烈な勢いだったが、今回はまだ一度も来ない。聞こえてくるのは、現職市長側が四年間の実績をアピールし、“基地反対だけを唱える前革新市政では成し遂げられなかったことであり、相手候補が勝てばすべてなくなる”と宣伝し、対する岸本陣営が“自分が市長になっても継続できる”と応戦していることだ。でも、いくら一時的に暮らしが楽になったり、道路が立派になっても、新しい米軍基地をつくることを容認するようなことは絶対にできないと私は思っている。基地問題が最大の争点だと思っている人の判断はぶれないだろうが、日々の生活に余裕がない若い人たちがどれだけそのことを考えて判断できるだろうか」と心配を口にした。

 「“基地問題よりも経済”というが、今回の新型コロナも米軍基地があるがゆえに沖縄でまん延した。ただでさえ苦しいところにコロナまでやってきて、商店街ではさらにシャッターが増え、更地にして駐車場になった店もある。本来は国が米軍に対して抗議しなければならないのに、基地に由来する他の事件や事故と同じように国は動かない。本当に日本や沖縄県民を守るために基地があるなら毅然とした措置がとられるべきだが、米軍はルール違反だろうが、人に迷惑をかけようが何とも思っていない。今回の防疫対策も“やる、やる”といって平気で嘘をつく。辺野古新基地についても、県民投票で反対が7割以上を占め、県知事があれほど反対を表明しても国も裁判所も門前払いだ。どんなことがあろうと基地をつくろうとするのが政府だが、だからといって名護市が米軍のために身売りをするような市でいいはずがない」と口調を強めた。

 商店を営む40代の女性は、「なぜ名護という人口6万人程度の小さな街に、世界規模の問題である米軍基地建設の是非が委ねられ続けるのだろうかと思う。市長選のたびに振興策や交付金と引き換えに新基地建設の容認を迫られるという状態が25年も続いてきた。ただでさえ所得の低い状態に置かれているのに、基地を受け入れるか否かで国の予算が増えたり、削られたりすること自体が理不尽だし、市民の生活は人質にとられているような状態だ。確かに子育て世代としては保育料や給食費が無償になればありがたいし、助かるというのが本音だ。でも、新たにつくられる米軍基地から人殺しのための戦闘機が飛び立っていくことを他人ごとのように考えることはできない」と複雑な心境を語った。

 また「北朝鮮のミサイル実験はすぐに大きなニュースになるのに、身近な場所に新しい軍事基地が強引につくられていることはニュースにもならないし、当たり前のように問題にもされない。どれだけ県民が反対の意志を示しても、それは見て見ぬ振りをされ、市長選のたびにそのことが浮上する。選挙中は辺野古新基地には触れないのに、自民候補が勝てば“市民が容認した”と報じられること自体がフェイクだと思う。本来は市町村ではなく、国レベルの問題として解決されなければいけないことではないか」と胸の内を話した。

     (古くからの市民の台所・名護市営市場)

 「札束で頬を叩くようなことが続いた4年間だった」と語る70代の男性は、「広島の参議院選で自民党の1億5000万円の政党交付金を使った選挙買収事件が問題になったが、名護でおこなわれてきたこともそれと変わらないし、それ以上のものがある。昨年の総選挙でも自民党候補を当選させるために多額の現金が動いたと自民党関係者ですら語っている。土建業者に対しては、辺野古の埋め立て事業に総動員して刃向かえないようにさせ、翁長前知事亡き後、オール沖縄の中心にいた金秀グループに対しては、本土企業が“絶対に金秀とはJVを組むな”と徹底的に締め上げて公共事業からも排除し、国がカネの力でねじ伏せた格好だ。今年は10年単位の沖縄振興予算の節目でもあり、予算減額をちらつかせて知事選に向けて圧力をかけている。今回、米軍基地からのコロナ感染で県知事が“基地が感染源だ”というと、メディアは“差別的だ”と騒いだが、どちらが差別的なのか」と語気を強めて語った。

 建設業を営む男性は、「辺野古新基地など防衛関連の事業は工期が長く、その恩恵を受けているのは、東開発、屋部土建、沖縄道路など建設業協会の役員クラスの特A業者くらいで、中小零細としては正直あまり受けたくない仕事だ」という。「それでも選挙になれば、上からの指示で期日前投票にいつ何人連れて行ったかを確認するカードが回ってくるが、渡具知市政になってからは、稲嶺市政がやっていたような中小企業向けの公共事業はむしろ減っている。必ずしもみんなが現職を積極的に応援するような選挙にはなってない」と実感を語った。


いまだに米軍の統治下 何の為の本土復帰か

     (辺野古新基地建設がおこなわれているキャンプ・シュワブの
      ゲートには物々しく多数の警備員が並んでいた)

 中心市街地で商売を営んでいる年配の男性は、「自分は米軍統治下で育ってきた世代で、生まれたときから基地があるが、ウチナンチュ(沖縄県民)には誰一人として基地賛成のものはないと思っている。私の父は沖縄戦のときに鉄血勤皇隊として動員され、本部の八重岳で米軍の機関銃乱射を受けて多くの同級生を失っている。そして戦後、生き残った同窓生で山の麓に慰霊碑を建てている。父はそのことを多くは語らなかったが、胸に秘めた思いがあることを感じてきたし、その思いは県民誰もが持っているはずだ。だが、基地問題という日本とアメリカという国同士の問題が、沖縄県民に押しつけられ、同じ住民同士が分断されてきた基地と生活が秤に掛けられ、名護でも苦しい選択が迫られてきた。私たちの世代はベトナム戦争でも嘉手納基地から飛び立った米軍が何をしてきたかを知っているし、そんなものを名護につくることは絶対に許されない。最近も沖縄ではコロナだけでなく、米軍が使う泡消火剤のPFOSで土壌や水源が長年汚染されていたことも明らかになってきた。どれだけ国の予算で潤ったとしても、新たな基地をつくってしまえば、福島の原発立地町と同じように故郷を捨てなければならないことを覚悟しなければならないいつ黒い鉄の塊が空から落ちてくるかという不安に常に晒される恐怖を子や孫に引き継いでいいとは思わない」と話した。

 また「受け入れるものが危険であればあるほど、政府はそれを考えさせないような手厚い予算措置をする。昔は、自民党でも“(沖縄戦で犠牲を強いた)琉球には足を向けて寝られない”という政治家がいたが、今では県民が何度声を上げても無視し、情け容赦なく財源を使って揺さぶってくる。県民所得はいつも全国47番目、さらにはコロナ禍で“今年をどう乗り切るか”というより、“今日、明日をどうするか”というほどみんなが追い詰められている。そんながんじ絡めの状態に置かれているため、簡単に答えを出せないというのが正直な市民の心境だと思う。“中国の脅威があるから基地が必要”というが、沖縄の文化の多くは中国から来たものであり、歴史的に兄弟のような関係だ。そのなかで“しなやかに、したたかに”付き合ってきたのが沖縄だ。今年で復帰50年を迎えるが、なんのための日本復帰だったのか。ドルが円に変わっただけではないか。いまだに米軍の統治下に置かれ、問答無用で踏み台にされていると思わざるを得ない。人殺しの基地の島ではなく、人を生かす島にならなければならないし、そのためにもたらされる豊かさは砂上の楼閣でしかない」と憤りを込めて話した。
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●「ゴールまで…駆けて、駆け…」…害交のアベ様はよくもこんなクッサイ科白が言えたものだ、ウラジーミルもドッチラケだったことだろう

2021年12月24日 00時00分17秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]


(2021年12月04日[土])
日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/北方領土交渉の内幕からも安倍政治の本質が見える NHK特別番組のこざかしい細工まで】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/298147)。

 《北海道新聞社編「消えた『四島返還』」(2021年9月刊)が、安倍晋三元首相が最大の外交課題に掲げた北方領土問題への取り組みを余すところなく追跡・解析していて秀逸である。…こんなふうに、何もかも騒がしく仕掛けて成果は薄く、後始末さえも放棄するという卑劣な安倍政治の普遍的本質がここからもうかがえる》。

   『●アベ様の害交・害遊の大きな成果 ―― 「ゴールまで、ウラジーミル、
        二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。」

 《外交の安倍》と持ち上げていたメディアや自公お維の政治家たち、支持者の皆さん、正気だったの?
 アベ様の害交・害遊の大きな成果 ―― 「ゴールまで、ウラジーミル、二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」 〝害交のアベ様〟、その頂点が「ゴールまで、ウラジーミル、二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」だな。よくもこんなクッサイ科白が言えたものだ。ウラジーミルもドッチラケだったことだろう。

   『●巨大新基地建設による辺野古破壊…プーチン氏に《主権を行使できて
                    いない実例》と指摘されてしまう始末
   『●和泉洋人首相補佐官…《日本の民間企業に建設協力を打診し、
     便宜供与を匂わせていた…徹底的に民意をないがしろにする政権の姿》
    「《これは安全保障政策ではない。日本をぼろぼろにすることと
     引き換えにした米国への隷従であり、「売国的」ですらある》…
     ホシュやウヨクの皆さんの大好きな売国奴という言葉。でも、一体誰が
     《売国》奴なのでしょうか? 皆さんのお嫌いなプーチン氏に
     《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末ですよ?」

   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
      沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●ポンコツな番犬様…泡消火剤《14万リットル…ドラム缶719本分》
      流出事件の《原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった》

 ウラジーミルと言えば ――― 主権はどこに? プーチン氏に嗤われていますが…。《環境汚染を拡散させた上、その費用までわれわれの税金で負担するというのか。理不尽極まりない米軍はPFAS汚染水を本国に回収し、自らの責任と負担で処理すべきだ》(琉球新報)。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/298147

高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

永田町の裏を読む
北方領土交渉の内幕からも安倍政治の本質が見える NHK特別番組のこざかしい細工まで
公開日:2021/12/02 06:00 更新日:2021/12/02 06:00
今だけ無料

     (プーチン露大統領にあえなく玉砕され、後始末さえも放棄
      (北方領土4島)/(C)共同通信社)

 北海道新聞社編「消えた『四島返還』」(2021年9月刊)が、安倍晋三元首相が最大の外交課題に掲げた北方領土問題への取り組みを余すところなく追跡・解析していて秀逸である。

 12年12月に第2次安倍政権が発足して以来、16年秋までの4年間ですでに15回もプーチン大統領との会談を重ねてきた安倍が、最初の大勝負に出たのが同年12月の山口県長門市の老舗温泉旅館での懇ろなおもてなしだった。

 この時にはもう「四島返還」ではなく、「共同経済活動」を餌に事実上の「二島返還」で交渉の行き詰まりを打開する腹を固めつつあった安倍官邸は、任意に選んだ7人の元島民を密かに東京に集め、「生きているうちに故郷に戻りたい、自由に島に行きたい」と情緒的に訴える連名の手紙を書かせ、それを首脳会談の席で安倍からプーチンに手渡すという特別な演出を仕掛けた

 元島民の団体「千島連盟」に公に相談することなく、内閣府の北方対策本部や外務省も寝耳に水のこの極秘シナリオを書いたのは君側の奸=今井尚哉秘書官で、何と7人の会合の場にはNHKのカメラが用意され、後に特別番組として放映されるという、こざかしい細工まで施してあった。

 こんな子供だましの策に冷徹で知られるプーチンが乗せられるはずがなく、仰々しい仕立ての割にロクな成果も上げられずに終わった。それで焦った安倍=今井が、18年11月にシンガポールで行われた23回目の首脳会談で「二島返還」論で特別攻撃に打って出て玉砕するのだが、その詳細はぜひ本書をお読みいただきたい。

 こんなふうに、何もかも騒がしく仕掛けて成果は薄く、後始末さえも放棄するという卑劣な安倍政治の普遍的本質がここからもうかがえる
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●4野党の共通政策は《米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設中止》…自公お維に投票=《人柱》を許容することを意味する

2021年10月30日 00時00分20秒 | Weblog

[※ 野党共闘 市民連合と政策合意 (週刊金曜日、2021年9月17日1345号)↑]


――――――― (狙撃兵)《歴然としているのは、選挙に行かないこの5割の有権者こそが今日の政治状況を変えうる最大勢力であるという点だ。そのうち2~3割が動いて投票率が70~80%の選挙が展開されるだけでも局面はガラリと変わることになる》。#投票倍増委員会 会員として、いつも通り、当然に、#わたしも投票します#政権交代で命を守る新しい政権を



(2021年10月24日[日])
琉球新報の【<社説>'21衆院選 南部土砂 遺骨混入の是非問われる】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1410146.html)。

 《主要な争点として米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設の是非が挙げられる。それ以前に問われなければならない重要な論点がある。沖縄戦の戦没者との向き合い方である。政府は新基地建設に、戦没者の遺骨が混じる可能性がある本島南部の土砂を使用する計画だ。土砂使用の是非について、全ての候補者は立場を明確にしてもらいたい》。

   『●巨大新基地建設による辺野古破壊…プーチン氏に《主権を行使できて
                    いない実例》と指摘されてしまう始末
   『●和泉洋人首相補佐官…《日本の民間企業に建設協力を打診し、
     便宜供与を匂わせていた…徹底的に民意をないがしろにする政権の姿》
    「《これは安全保障政策ではない。日本をぼろぼろにすることと
     引き換えにした米国への隷従であり、「売国的」ですらある》…
     ホシュやウヨクの皆さんの大好きな売国奴という言葉。でも、一体誰が
     《売国》奴なのでしょうか? 皆さんのお嫌いなプーチン氏に
     《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末ですよ?」

   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
      沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●ポンコツな番犬様…泡消火剤《14万リットル…ドラム缶719本分》
      流出事件の《原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった》
   『●結局、COVID19禍で苦しむ沖縄の人々の命や安全・安心な生活など、
     どうでもいい訳だ? 《米国への隷従》しかできない政府・自公お維

 単なる破壊「損」の辺野古破壊や、ましてや、《人柱》を許容するような自公お維の候補に投票しないで! 

   『●《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組…安全保障関連法廃止を
     求めるグループ「市民連合」と国会内で会合を開き…共通政策に合意》

 4野党の共通政策は《米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設に伴う名護市辺野古の新基地建設中止》だ。自公お維に投票するということは、破壊「損」の辺野古破壊や、ましてや、《人柱》を許容するということである。

   『●《埋め立てに使う土砂を、沖縄戦の激戦地だった沖縄本島南部から
      採取することが新たに盛り込まれた…「戦没者に対する冒とくです」》
   『●《戦争で亡くなった人の血や肉が染みこんだ土や石を、新たな軍事基地
      建設に使用するのは人間のやることじゃない》…《人柱》でいいのか?
   『●《人柱》…《「助けてぃくみそーれー!」…この言葉が1945年、
     島中の至る所で地中に滲み込むほどに叫ばれていた》(三上智恵さん)
   『●《そんなふうに静かに始める抵抗にこそ、人々を変える力がある
     のかもしれない》(北原みのりさん)――― 辺野古破壊と《人柱》
   『●今月で《25年…国策に翻弄され続けた四半世紀》…米軍普天間
     飛行場は返還されず、一方、辺野古は破壊され続け、単なる破壊「損」
   『●遺骨の混ざった土砂が辺野古破壊の(出来もしない)新基地建設に
     使用か? カースーオジサンらはヒトデナシなことをやろうとしている
   『●自公政権やお維に壊され行く沖縄: 沖縄「屈辱の日」を「主権回復の
     日」と言う元首相、沖縄の戦後史を知らないという元最低の官房長官…
   『●確実に《人柱》計画断念を! 《助けてぃくみそーれー!》
     頼みの玉城デニーさんが〝折れて〟しまえば、沖縄県にとって致命的

 #投票倍増委員会 会員。当然 #わたしも投票します。まだ自公お維トファを直接的・間接的に支持するのですか? ニッポンの未来をこれ以上ぶっ壊さないで! 4野党による #政権交代で命を守る新しい政権を!、実現しましょう。
 《自由と民主主義を守る》ために、#政権交代で命を守る新しい政権を

 主権者をバカにしてるでしょ? 「1/4」の自公お維支持者、「2/4」の選挙に行かず間接的な自公お維支持者の皆さん、考えた方がいいのでは? 主権者としてバカにされていることを、分かってほしい。 #政権交代で命を守る新しい政権を! 《未来の顔》ではなく、自公は、アベ様やカースーオジサンによる9年の政の下で何をやり、何をやらなかったが問われる必要がある。それなくして《未来の顔》が担保される訳もない。数多のアベ様案件の責任が問われるべき。お維は大阪で何をやったのか? 《刷新》したというデマに騙されないでほしい。さらにこの先4年間、自公お維によるこんなデタラメな政治が続くことを想像してみて下さい。私は、もう二度と御免です。

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1410146.html

<社説>'21衆院選 南部土砂 遺骨混入の是非問われる
2021年10月20日 05:00

 第49回衆院選が19日公示され、沖縄県内の4選挙区に計11人が立候補した。

 主要な争点として米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設の是非が挙げられる。それ以前に問われなければならない重要な論点がある。沖縄戦の戦没者との向き合い方である。

 政府は新基地建設に、戦没者の遺骨が混じる可能性がある本島南部の土砂を使用する計画だ。土砂使用の是非について、全ての候補者は立場を明確にしてもらいたい

 日本記者クラブが18日に開いた与野党9党首公開討論会で、岸田文雄首相(自民党総裁)は本島南部の土砂を使用することについて「まだ確定したものではない。ぜひ現地で、しっかりした意思疎通の基に判断されるものである」と述べるにとどめ、使用中止を明言しなかった

 日本政府は国策として、県民の反対を押し切って新基地建設を進めている。責任を取る立場の首相が、現地の判断任せにするのは、逃げであり責任放棄ではないか。

 なぜなら事の発端は政府にあるからだ。防衛省沖縄防衛局は昨年、埋め立て土砂の県内調達量を増やし、当初計画の約6・7倍に変更した。県内分の7割超が南部地区(糸満市・八重瀬町)だ。

 南部は沖縄戦最後の激戦地である。県民(軍人・軍属含む)の犠牲者のうち、6割を南部の戦闘で占める。全国から派兵された日本兵だけでなく、米兵の遺骨も残されている可能性がある。

 肝心な問題を現地の判断に委ねる岸田首相の姿勢は、アジア・太平洋戦争で陸海軍を統帥した大本営の方針を想起させる。沖縄戦は「本土決戦」準備が整うまで米軍を一日でも長く沖縄に引き付けておく「出血持久戦」(「帝国陸海軍作戦計画大綱」)だった。沖縄に配備された第32軍は、司令部が置かれた首里の攻防で軍事的に敗北していた。

 しかし、大本営方針に従い、現地軍の判断で首里で降伏せず南部に撤退した結果、日本軍約3万人、住民約10万人が混在することになった。そして多くの県民や兵士の遺骨が南部一帯に埋もれているいまだに収集作業が続く

 沖縄戦体験者は「戦争で殺された人(の遺骨)が土に混じっているのに、基地建設の埋め立てに使うことは、その人を2度殺すことと一緒」と憤る。重い言葉だ。

 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんは「遺骨は石灰岩や土の色と同化している。見た目ではほとんど分からず、手で持った重さでようやく判別できる」と語る。それほど見分けが難しい。遺骨を取り除いて使用するという説明は、詭弁(きべん)にすぎないだろう。

 遺骨を含む土砂問題は人道上の問題であり、沖縄戦との向き合い方が問われている。候補者は、問題をあいまいにせず、自らの立場を明らかにしなければならない
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●<金口木舌>《反原発を歌った清志郎さんなら、福島第一原発事故で生じた処理水の海洋放出を許さなかっただろう ▼沖縄でも海が汚された》

2021年10月09日 00時00分55秒 | Weblog

[↑ 辺野古破壊反対広告 (2021年06月06日、朝日新聞)]


(2021年08月31日[火])
琉球新報のコラム【<金口木舌>ガタガタ言いたくなる】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1385666.html)。

 《活動停止から30年、数々の名曲を残したRCサクセションに「どろだらけの海」という作品がある。今は亡き忌野清志郎さんが敬愛した米歌手オーティス・レディングのような「ガッタ、ガッタ」というシャウトが印象的だ》。

 番犬様に逆らえないニッポン政府。《米軍は…日本政府は…やりたい放題だ》。《汚染水放出という米軍の横暴を止める術が日本政府にはない一方で新基地を拒む沖縄の声を無視して日本政府は土砂投入の横暴を働く日米同盟の名の下に続く横暴の連鎖が沖縄の海を汚している》。
 主権はどこに? プーチン氏に嗤われていますが…。《環境汚染を拡散させた上、その費用までわれわれの税金で負担するというのか。理不尽極まりない米軍はPFAS汚染水を本国に回収し、自らの責任と負担で処理すべきだ》(琉球新報)。
 もう一度引用。琉球新報の【<社説>米軍PFAS放出 下水への接続を切断せよ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1382364.html)によると、《日本国内の法令では下水道への排出を想定していない有害物質を、合意もなく公共インフラに流し込む。決して沖縄だけの問題ではない。国家の主権に関わる重大事態だ。治外法権を許してはならない。日本政府は米国に厳しく抗議し、放出を直ちに中止させるべきだ》。

   『●巨大新基地建設による辺野古破壊…プーチン氏に《主権を行使できて
                    いない実例》と指摘されてしまう始末
   『●和泉洋人首相補佐官…《日本の民間企業に建設協力を打診し、
     便宜供与を匂わせていた…徹底的に民意をないがしろにする政権の姿》
    「《これは安全保障政策ではない。日本をぼろぼろにすることと
     引き換えにした米国への隷従であり、「売国的」ですらある》…
     ホシュやウヨクの皆さんの大好きな売国奴という言葉。でも、一体誰が
     《売国》奴なのでしょうか? 皆さんのお嫌いなプーチン氏に
     《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末ですよ?」

   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
      沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●ポンコツな番犬様…泡消火剤《14万リットル…ドラム缶719本分》
      流出事件の《原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった》
   ●結局、COVID19禍で苦しむ沖縄の人々の命や安全・安心な生活など、
       どうでもいい訳だ? 《米国への隷従》しかできない政府・自公お維

 《反原発を歌った清志郎さんなら、福島第一原発事故で生じた処理水の海洋放出を許さなかっただろう》。〝処理水〟という名の汚染水の海洋放出と同じやり方。薄めても汚染水は汚染水。

   『●東京電力、「お前のモノだろう!」
    「政治の無能、企業倫理の欠如、それに加えて司法のあまりの無責任さ
     原発問題に関してまともに司法が機能した例はごくわずかで、
     政治や(公・私)企業の行いへの追随ばかりだ。市民サイドに立て
     とは言わない、でも、せめて公正・中立であってくれ」
    《放射能を「無主物」と言い放つ東電と裁判所の責任
    《東電側は放射性物質は誰の所有にも属さない「無主物」であって、
     飛んでいる虫のようなものだから除去する責任を負わないと主張した。》

   『●《今なお続く福島の「不条理」》:東電の初期の主張は「無主物」
             …裁判所は《放射性物質…農家が所有》と言い放った
    《「私の住んでる農地は、日本でも美味しいお米がとれる
     土壌だったんです。それが壊されたからね、土壌汚染によって。
     だから、東電に原状回復してもらう。」》

   『●「生業を返せ、地域を返せ!」…原告団馬奈木厳太郎弁護士「国の
     対応、東電の責任を厳しく断罪する判決となっている。一審よりも…」
   『●東電核発電人災汚染水放流に反対…(筆洗)《取り除くべきは放射性
     物質に加えて、地元の心配であり、悩みである。簡単には水に流せぬ》
   『●《東京電力は処理水を「希釈すれば飲める」》…政府、自公お維の議員、
         原子力「寄生」委員会の皆さん、「どうぞ、どうぞ御飲み下さい」
   『●「誤った情報に惑わされないために」「トリチウムの健康への
        影響は心配ありません」…「どうぞ、どうぞ御飲み下さい」
   『●汚染水の海洋放出…《避難したままの人たちは、いまだ4万人を
     超える。どれだけ多くの人たちがさらに傷つけられればいいのか》?
   『●「汚染水」の海洋放出からX年後を恐れる ―――《政府は基準値を
          大きく下回るまで薄めるというが…物質の総量は変わらない》
   『●核汚染水の海洋放出: 大島堅一さん《「問題ない」「できます」と
     と言っているのは東電や政府だけで、信用できる状況にはありません》
   『●【西谷文和 路上のラジオ】《小出裕章さん…東京電力福島第一原発の
     トリチウムなど放射性物質を含む処理水を海洋放出していけないわけ》
   『●《政府にも電力会社にも斬り込めないメディアという環境ですから、
     国民は何も知らされないまま、原発推進が再び加速していく…》
   『●《原発再稼働や増設を唱える連中の頭の中を掻っ捌いて、中身を
     見てみたい》(鈴木耕さん)――― なぜ今直ぐ「原状回復」しないの?

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1385666.html

<金口木舌>ガタガタ言いたくなる
2021年9月2日 05:00
金口木舌 海洋汚染 PFOS 汚染水 米軍

 活動停止から30年、数々の名曲を残したRCサクセションに「どろだらけの海」という作品がある。今は亡き忌野清志郎さんが敬愛した米歌手オーティス・レディングのような「ガッタ、ガッタ」というシャウトが印象的だ

▼歌詞はシリアスだ。汚れた浜辺を見て悲しむ子や、泳いで水着が真っ黒になった子が登場し、「どうして 海はこんなに 汚れてしまうのか」と歌う。作詞は清志郎さん。反骨精神にあふれている

▼公害による海洋汚染が社会問題化していた50年前の作品は今も古びない。反原発を歌った清志郎さんなら、福島第一原発事故で生じた処理水の海洋放出を許さなかっただろう

沖縄でも海が汚された。米軍は普天間飛行場で貯蔵していた有機フッ素化合物PFAS)を含む汚染水を宜野湾の西海岸沖へ。日本政府は普天間基地を移すため、土砂を名護の東海岸へ。やりたい放題だ

汚染水放出という米軍の横暴を止める術が日本政府にはない一方で新基地を拒む沖縄の声を無視して日本政府は土砂投入の横暴を働く日米同盟の名の下に続く横暴の連鎖が沖縄の海を汚している

▼日本の防衛省と環境省はPFAS放出に抗議したというが、どこまで本気なのか疑わしい。国、県、米軍で問題を話し合う三者協議会を久々に開いてはどうか。清志郎さんをまねてガタガタ言いたくなるような気分だ
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●沖縄の番犬様ときたら…《化学物質の脅威は今も消えていない。米軍基地からは有機フッ素化合物に汚染された水がたびたび流れ出している》

2021年10月08日 00時00分52秒 | Weblog

[↑ 辺野古破壊反対広告 (2021年06月06日、朝日新聞)]


(20210911[])
琉球新報の記事【宜野湾市下水から指針超PFAS 米軍放出後1リットル数百ナノグラム】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1390067.html?utm_source=ryukyushinpo&utm_medium=referral&utm_campaign=carousel)によると、《米軍が普天間飛行場から有機フッ素化合物PFAS=ピーファス)を含む汚染水を処理し、公共下水道へ放出した問題で、宜野湾市が放出当日に下水道から採取した水を検査したところ、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)の合計(速報値)が、国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を上回る1リットル当たり数百ナノグラムだった》。
 国や東電がやりたがっている、処理水という名の汚染水の海洋放出の論理と同じ。海水で薄めればOKというデタラメ。番犬様も《汚染水を処理》? 薄めただけか?

 番犬様、やりたい放題。ニッポン政府は見て見ぬふりばかり。
 立ち入りの調査もできず、事故の原因が判明するまでに長期を要し、国内法も適用されず、政府は沈黙する…ドイツやイタリアでも同様なのですか? もしかして、ニッポン政府だけが《ポンコツ》なの?

   『●「日米地位協定が米軍に“特権”を与えているからだ。
      「半分主権国家」…編集者で作家の矢部宏治氏」
   『●日米地位協定では《受け入れ側》ニッポンの 
      《国内法を米軍に適用している》のか? 沖縄はニッポンでは?
   『●番犬様との地位協定…《何のたがもはめず、 
       米軍のやりたい放題を許している》ニッポン、主権は何処に?
   『●安仁屋眞昭さん《沖縄では民意よりも米軍が優先。
       沖縄の戦後は終わっていない》…何度事故・事件が起きようとも
   『●<金口木舌>《よほど国策ごり押しの現場を
     見せたくないらしい。それこそ基地隠蔽》、辺野古破壊隠蔽
   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
        沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●COVID19人災でさらけ出され、ここでも《政治家や官僚が国防を語れば
         語るほど、自らの無為無策がさらけ出される》(吉川毅記者)
    「琉球新報の記事【普天間OK、嘉手納基地は「保留」 有害PFOS調査
     「米軍さじ加減」の事情】…。《米軍のさじ加減で調査の可否が左右》
     …いつも思うのですが、ドイツやイタリアの番犬様もそうなのですか?」

   『●ポンコツな番犬様…泡消火剤《14万リットル…ドラム缶719本分》
      流出事件の《原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった》
   『●結局、COVID19禍で苦しむ沖縄の人々の命や安全・安心な生活など、
       どうでもいい訳だ? 《米国への隷従》しかできない政府・自公お維

 《米軍が持ち込んだ汚染物質によって沖縄の環境が汚染される事態は後を絶たない》。《いつも米軍だけが知っていて、沖縄県民は知らぬままに被害に遭ってきた》。
 琉球新報のコラム【<金口木舌>化学の成果】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1390065.html)によると、《▼米軍の毒ガス兵器が貯蔵されていたのは沖縄だ。2次にわたる移送で撤去が完了したのは71年9月9日だった。半世紀が経過したが、化学物質の脅威は今も消えていない米軍基地からは有機フッ素化合物に汚染された水がたびたび流れ出している》。

   『●「毒ガス開発の父ハーバー ~愛国心を裏切られた科学者~」読了(1/2)
   『●「毒ガス開発の父ハーバー ~愛国心を裏切られた科学者~」読了(2/2)
   『●核開発・核使用、そして原発推進……、それは愛国心の発露か?

   『●戦争法案・壊憲法案では核兵器も「弾薬」と解釈、
            つまり、何でもできる「積極的平和主義」
   『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
          ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散
    《三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉 28回 墜落事故から
     11年、ヘリが落ちた日の空は…  …「こんな風に、住民は
     あっけなく危険にさらされるのか」今まで伝えてきたニュースが
     脳裏に甦る。いつも米軍だけが知っていて、沖縄県民は知らぬままに
     被害に遭ってきた高江ベトナム村では枯葉剤の後始末を
     江区民にさせた
劣化ウラン弾を撃ち込んだ鳥島の射爆場では、
     漁師達が知らずに漁をしていた処分に困って土に埋めた
     ダイオキシン、毒ガスや化学兵器の貯蔵も漏れ出して事件に
     なって初めて知る。いずれも、米軍は当然知っているが
     住民に報告の義務はないのだ。結局のところ、ここは戦争に勝った
     アメリカが戦利品として勝ち取った島なのだから、軍事拠点
     としてどう使おうがこっちの勝手だというのが彼らの本音。》

   『●番犬様を諌めることもなく「海自、米空母と訓練検討」
       …「あくまでも非軍事的解決の道を探るべきである」
   『●<金口木舌>《「私たちはウサギやヤギと同じだった」…人々の怒りは、
       半世紀前に米軍車を取り囲んだウチナーンチュの叫びと地続きだ》
    「琉球新報の【<社説>毒ガス移送50年 今も危険と隣り合わせ】」
    《米国統治時代に行われた化学兵器(毒ガス)の第1次移送から
     50年を迎えた。1969年7月、米紙報道により沖縄がアジア最大の
     毒ガス貯蔵基地であることが明らかになった。住民は即時撤去を
     求め立ち上がり毒ガスを撤去させた。米軍による基地の自由使用を
     住民が初めて阻んだ歴史的出来事といえる。しかし、毒ガスは
     撤去されたが、米軍基地内にどのような危険物質が保有されているか
     現在も明らかにされていない米軍が持ち込んだ汚染物質によって
     沖縄の環境が汚染される事態は後を絶たない。米軍基地の過重負担と
     自由使用を許す限り、危険と隣り合わせの構図は今も変わらない
     ことを忘れてはならない》

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1390065.html

<金口木舌>化学の成果
2021年9月10日 05:00
金口木舌 化学兵器禁止条約 有機フッ素化合物

 「きい剤」「あか剤」「みどり剤」。日本軍で使われていた名称だ。「きい剤」はマスタードガスなどのびらん剤(化学兵器)のことだ。皮膚に付くと赤い斑点を生じ、痛みを伴う。他に催涙、窒息などの影響を及ぼす化学兵器が造られた

▼日本軍は第2次大戦終結前後、中国に化学兵器を遺棄した。化学兵器禁止条約により日本が処理の責任を負う。化学兵器禁止機関(OPCW)によると90カ所以上から毒ガス兵器約7万6300発が発見され、5万3500発以上が破壊された。ほか吉林省に33万発が埋まっているという

▼1997年に発効した化学兵器禁止条約は「化学の成果は人類の利益のためにのみ使用される」と定める。加盟国は190を超える

▼ロシアは2017年に化学兵器の廃棄を完了したと発表した。米国は22年末までに廃棄完了を目指している

▼米軍の毒ガス兵器が貯蔵されていたのは沖縄だ。2次にわたる移送で撤去が完了したのは71年9月9日だった。半世紀が経過したが、化学物質の脅威は今も消えていない米軍基地からは有機フッ素化合物に汚染された水がたびたび流れ出している

▼基地内にどのような化学物質があるのか、米軍は情報を公開しない。国家や軍隊が条約、法律に従っているか、市民が監視する必要がある。化学の成果が人を傷つけることのない社会を実現するために
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●結局、COVID19禍で苦しむ沖縄の人々の命や安全・安心な生活など、どうでもいい訳だ? 《米国への隷従》しかできない政府・自公お維

2021年10月06日 00時00分28秒 | Weblog

[↑ 辺野古破壊反対広告 (2021年06月06日、朝日新聞)]


(2021年08月31日[火])
琉球新報の社説を三つ。

   『●巨大新基地建設による辺野古破壊…プーチン氏に《主権を行使できて
                    いない実例》と指摘されてしまう始末
   『●和泉洋人首相補佐官…《日本の民間企業に建設協力を打診し、
     便宜供与を匂わせていた…徹底的に民意をないがしろにする政権の姿》
    「《これは安全保障政策ではない。日本をぼろぼろにすることと
     引き換えにした米国への隷従であり、「売国的」ですらある》…
     ホシュやウヨクの皆さんの大好きな売国奴という言葉。でも、一体誰が
     《売国》奴なのでしょうか? 皆さんのお嫌いなプーチン氏に
     《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末ですよ?」

   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
      沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●ポンコツな番犬様…泡消火剤《14万リットル…ドラム缶719本分》
      流出事件の《原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった》

 主権はどこに? プーチン氏に嗤われていますが…。《環境汚染を拡散させた上、その費用までわれわれの税金で負担するというのか。理不尽極まりない米軍はPFAS汚染水を本国に回収し、自らの責任と負担で処理すべきだ》。
 【<社説>米軍PFAS放出 下水への接続を切断せよ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1382364.html)によると、《日本国内の法令では下水道への排出を想定していない有害物質を、合意もなく公共インフラに流し込む。決して沖縄だけの問題ではない。国家の主権に関わる重大事態だ。治外法権を許してはならない。日本政府は米国に厳しく抗議し、放出を直ちに中止させるべきだ》。

   『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
                …米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その1)
    《しかし、三上監督は最新作『標的の島 風かたか』で、さらに切迫した
     問題を沖縄から日本全国へ提起する。それは現在、安倍政権が
     進めている石垣島、宮古島、奄美大島、与那国島への
     大規模な自衛隊とミサイル基地の配備についてだ。政府は南西諸島の
     防衛強化を謳うが、その実態アメリカが中国の軍事的脅威に
     対抗すべく打ち出した「統合エアシーバトル構想にある》

   『●沖縄イジメ…《この74年間、沖縄戦以来、陸兵が軍服を着て
             宮古島を闊歩する姿など誰も見たことはない》
   『●《中国の海洋進出への対抗策というが、住民の安心をないがしろ
               にして、地域の平和を守るといえるの》か?
   『●与那国島や石垣島、《沖縄は名護市辺野古だけでなく、
          宮古島もまた国防のために政府に翻弄されている》
   『●虚偽説明…《宮古島では、島民の基地負担は
      ますます重くなっている。政府がやってるのはいじめそのもの》
    「《いじめそのもの》。《石嶺香織さん(38)は「防衛省は、住民に事実を
     明らかにして説明する義務がある。『住民を守る』と言いながら、
     実際は安心できない生活環境を押し付けている沖縄戦の記憶から
     弾薬庫が真っ先に攻撃されるのは明らか再び島が標的にされる」と訴える》」

 《敵の弾薬庫を狙わない作戦などない》。宮古島は〝防波堤〟《標的の島》に。《憲法が掲げる専守防衛を逸脱した敵基地攻撃に転用される可能性がある。軍備を強化する軍拡競争は緊張を高める。そうではなく、紛争の火種を取り除く、粘り強い対話外交こそが解決の道だ》。
 【<社説>宮古弾薬搬入不許可 住民の安全が最優先だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1382978.html)によると、《陸自は、できるだけ早期の弾薬搬入を目指しているが、市による国民保護計画の改定もなされておらず危険だ。部隊の運用より住民の安全確保が最優先である。そもそも弾薬の搬入は「敵」から攻撃される恐れを高め、住民の生命や財産を脅かす。地元が納得できる説明ができないのなら、弾薬搬入を撤回すべきだ》。

   『●《陸上自衛隊と米海兵隊が、名護市辺野古の米軍キャンプ・
     シュワブに、陸自の離島防衛部隊「水陸機動団」を常駐させる…極秘合意》
   『●《沖縄県民の反対を無視して建設が進む辺野古沖の新基地を、米軍と
     自衛隊が共用する…極秘合意》、その行きつく先は《標的の島》……
   『●確実に《人柱》計画断念を! 《助けてぃくみそーれー!》
     頼みの玉城デニーさんが〝折れて〟しまえば、沖縄県にとって致命的

 出来もしない新基地にドブガネ。普天間が返還されることもない。辺野古は単なる破壊「損」。すぐさま中止し、そのお金をCOVID19対策に回せ。原状回復し、辺野古を元の姿に戻せ! 《国民を置き去りにした新基地建設は直ちに終止符を打つべきだ》。
 【<社説>辺野古で新護岸着工 自然、民主主義の破壊だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1383557.html)によると、《そもそも新基地建設を巡っては、2019年の県民投票で投票者の約7割が反対の意思を示している。県知事選など県内の選挙でも反対の民意は明らかで、玉城デニー知事は建設断念を求めている。その中での工事強行は自治や民主主義の破壊だ。政府は直ちに建設を断念し、膨大な建設費用を新型コロナウイルス対策費に回すべきだ》。

 結局、COVID19禍で苦しむ沖縄の人々の命や安全・安心な生活など、どうでもいい訳だ? 《米国への隷従》しかできない政府・自公お維。
 《とにかく選挙に行くこと、もちろん、その前に「忘れないこと」。それが今国民に求められている一番大事なことだ》(古賀茂明さん)。何度でも、何度でも、何度でも、#投票倍増委員会 会員として強く訴えます、自公お維トファに投票してはいけない。主権を取り戻しましょう。主権者として、必ず選挙に行きましょう。

   『●自民党総裁? 誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多の
     アベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある

 最後に…。《国場幸之助氏を支持》って、あぁっ~、絶望的な記事…。
 琉球新報の記事【金秀Gが自民候補支持へ 「オール沖縄」から離反 衆院選で経済重視】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1392489.html?utm_source=ryukyushinpo&utm_medium=referral&utm_campaign=carousel)によると、《「基地反対のテーマだけでは沖縄の未来は開けない」と述べ、経済発展や沖縄振興の推進に向けて自民党候補の支持に回る考え…衆院沖縄1区は、自民現職の国場幸之助氏を支持する方向で調整》。

   『●《「辺野古とカネ」…見積りを依頼した13社のうち…
     12社が一斉に辞退》…《単価を5370円》が偶然の一致?
    「沖縄タイムスの記事【辺野古工事の請負業者が献金 衆院選中、
     沖縄の自民3議員側に】…によると、《2017年の衆院選期間中、
     いずれも自民党公認で沖縄選挙区から立候補した国場幸之助
     (九州比例)、宮崎政久氏(同)、西銘恒三郎氏(沖縄4区)が
     代表を務める自民党支部が、名護市辺野古の新基地建設関連工事を
     受注した業者から献金を受けていた…国と請負契約を結んでいる
     企業の国政選挙に関する献金を禁じた公職選挙法(特定寄付の禁止)
     に抵触する恐れ》。《辞職必至》だったはずの方がまだ議員だった
     ことに驚き。さすが自民党」

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1382364.html

<社説>米軍PFAS放出 下水への接続を切断せよ
2021年8月27日 05:00

 在沖米海兵隊は26日、普天間飛行場に貯蔵していた有機フッ素化合物PFAS)を含む汚染水について、濃度を低減処理した上で公共下水道への排出を始めた。県や宜野湾市が放出計画に反対する中で、一方的に排出開始を通告した。県民の安全や環境をないがしろにする行為だ。

 日本国内の法令では下水道への排出を想定していない有害物質を、合意もなく公共インフラに流し込む。決して沖縄だけの問題ではない。国家の主権に関わる重大事態だ。治外法権を許してはならない。日本政府は米国に厳しく抗議し、放出を直ちに中止させるべきだ

 下水道法では水質保全の観点から、管理者は排出の一時停止を命じることができる。米軍が排出を止めて日本側との協議に応じないのならば、県民の命と健康を守るため下水への接続を切断することも念頭に置いて対処すべきだ。

 本来は、PFASを含む汚染水は廃棄物として焼却処分する。環境省や消防庁は、PFASを含む泡消火剤は廃棄物処理法に基づき処理するよう事業者に呼び掛けている。

 ところが海兵隊は焼却処分には費用と時間がかかるとして、米本国で使用している処理装置で汚染水の濃度を下げた上で、処理後の水を公共下水道で基地外に流す計画を日本側に打診してきた。コストという米軍の都合を優先し、日本の環境法令の例外を認めさせようという態度だ。

 PFASは発がん性など健康への悪影響があり、自然の中でほとんど分解されず蓄積していく宜野湾市議会は7月、公共下水道や河川への放出を認めない意見書と決議を全会一致で可決している。日本政府内にも慎重論が強くある中で、米軍、政府、沖縄県で処分方法の協議が続いていた。今回の放出は日本側との合意が一切ない状況での強行であり、常軌を逸している

 米軍は、PFASの一種であるPFOSPFOAの処理後の含有量は、日本の飲用水の目標値(1リットル当たり50ナノグラム)を下回っているとしている。しかし、基準値の設定以前に、米軍の処理が適切かどうかを国や県が放出前に確認する手段が担保されていないことが問題なのである。

 そもそも、貯蔵している汚染水の量という基本的な情報さえ、放出まで日本側に伝えられていなかった。1リットル当たりの濃度を下げたとしても、放出量が多ければ大量の物質が蓄積することになる。米軍がいくら安全性を強調しようと、肝心の情報がブラックボックスでは排水を認めることなどできるはずがない。

 米軍基地の光熱水費は在日米軍駐留経費負担思いやり予算)で日本政府が肩代わりしている。環境汚染を拡散させた上、その費用までわれわれの税金で負担するというのか。理不尽極まりない

 米軍はPFAS汚染水を本国に回収し、自らの責任と負担で処理すべきだ
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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1382978.html

<社説>宮古弾薬搬入不許可 住民の安全が最優先だ
2021年8月28日 05:00

 陸上自衛隊が宮古島市城辺陸自保良訓練場にミサイルなどの弾薬を搬入することに対し、座喜味一幸宮古島市長は、平良港使用を不許可とした。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言中であることが理由だ。

 沖縄防衛局は、輸送する隊員のPCR検査やワクチン接種などの対策を徹底する旨を回答したが、市長は来島自粛を強く呼び掛けている状況下では「市民感情として受け入れがたい」と判断した。陸自は搬入時期を再検討する。

 陸自は、できるだけ早期の弾薬搬入を目指しているが、市による国民保護計画の改定もなされておらず危険だ。部隊の運用より住民の安全確保が最優先である。そもそも弾薬の搬入は「敵」から攻撃される恐れを高め、住民の生命や財産を脅かす。地元が納得できる説明ができないのなら、弾薬搬入を撤回すべきだ。

 宮古島への弾薬搬入は曲折をたどった。陸自駐屯地が開設された2019年、ミサイル弾薬は置かないと地元に説明していた「保管庫」に、迫撃砲の砲弾や中距離多目的ミサイルの弾薬が持ち込まれていたことが判明。当時の岩屋毅防衛相が「(説明が)不十分だった」と謝罪し、島外へ運び出した経緯がある。

 今年、防衛省が弾薬の搬入時期を検討していたさなか、下地敏彦前市長らが駐屯地の土地選定を巡る贈収賄の疑いで逮捕された。5月中旬にも運び込む計画だったが、事件や天候の影響で6月2日にヘリで一部の弾薬を搬入するにとどまっている。

 その際、防衛局は市側が求めた具体的な搬入の日程やルートの開示を拒んだ。今回の海上輸送も経路や日時を公表しない国の対応を見て海運大手の複数社が弾薬を運ばない旨を国に伝えた経緯がある。

 火災時など、周辺住民が爆発に巻き込まれる恐れがない距離を保っているかも定かではない。住民から懸念の声があるが、防衛省は弾薬の量など詳細を明示していない情報公開は極めて不十分だ

 防衛省は宮古島を含む南西諸島へのミサイル配備を加速させている。2023年度をめどに、うるま市の陸自勝連分屯地に本島初となる地対艦ミサイル(SSM)部隊を配備する方針だ。既に奄美大島にも配備され、石垣島を加えた計4島に部隊が置かれる。

 こうした「南西シフト」は中国の海洋進出を封じ込める狙いがある。台湾海峡で米中が衝突すれば、自衛隊も武力を行使する可能性が高い。その場合、県民が戦争に巻き込まれる恐れがある。

 防衛省は12式地対艦ミサイルの飛距離を伸ばし、相手の脅威圏外から攻撃できる長射程ミサイルの開発を進めている。憲法が掲げる専守防衛を逸脱した「敵基地攻撃に転用される可能性がある。軍備を強化する軍拡競争は緊張を高める。そうではなく、紛争の火種を取り除く、粘り強い対話外交こそが解決の道だ
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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1383557.html

<社説>辺野古で新護岸着工 自然、民主主義の破壊だ
2021年8月29日 05:00

 自然環境保護や自治、民主主義の観点から見ると、暴走と言うほかない米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設で、沖縄防衛局は、大浦湾側「N2」護岸の工事に新たに着手した。建設予定地周辺には大型サンゴやショウガサンゴなどが生息しているが、移植をせずに工事を強行している。自然環境を破壊しかねない行為だ。

 そもそも新基地建設を巡っては、2019年の県民投票で投票者の約7割が反対の意思を示している。県知事選など県内の選挙でも反対の民意は明らかで、玉城デニー知事は建設断念を求めている。その中での工事強行は自治や民主主義の破壊だ。政府は直ちに建設を断念し、膨大な建設費用を新型コロナウイルス対策費に回すべきだ

 今回の護岸着工に至る過程で、政府は自然を守る意思があるのか疑いたくなる手法が次々と明らかになった。

 防衛局は護岸の建設予定海域に生息していたサンゴ830群体を、生残率が低くなる夏場に移植した。この時期は移植を避けるよう県が求めていたにもかかわらず、無視して強行した。一方で、県から許可を得られるめどが立っていない別のサンゴ類は、護岸に重なっていないことを理由に、移植しなくても問題ないと判断。石材の投入を始めた。

 辺野古沖は世界自然遺産と連続する貴重な海域だ。水産資源保護の観点からも、国の手法は乱暴に映る。

 直視すべきは大浦湾に広がる軟弱地盤の存在である。防衛局は地盤改良工事を追加するために設計を変え、県に変更を認めるよう申請している。これに対し県は不承認とする方針を固めている。その判断を政府が強制的に覆さない限り、新基地建設は頓挫する。そうなれば、サンゴの移植だけでなく、これまで進めてきた護岸や埋め立て工事などは全て無駄になる。

 農林水産相が県にサンゴの移植を許可するよう指示したのは違法だとして県が取り消しを求めた訴訟で、最高裁の裁判官5人のうち2人が県側の主張を認めた。その判断は、軟弱地盤の存在が大きい。

 裁判官の一人が「護岸工事という特定の工事のみに着目」して是非を判断することは「『木を見て森を見ず』の弊に陥る」と指摘したことを、政府は重く受け止めるべきだ。

 防衛省の試算では新基地完成には12年を要する。予算も約9300億円が見積もられている。新型コロナの大流行で国全体が未曽有の危機に陥っている中、完成の見通しが立たない建設工事にこれだけ膨大な血税をつぎ込むことを多くの国民は望まない。

 日本世論調査会が6~7月に実施した全国世論調査では、普天間飛行場の辺野古移設を進める政府の姿勢について不支持が57%に上り、支持38%を大きく上回った。全国でも「ノー」である。国民を置き去りにした新基地建設は直ちに終止符を打つべきだ
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コメント
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●確実に《人柱》計画断念を! 《助けてぃくみそーれー!》 頼みの玉城デニーさんが〝折れて〟しまえば、沖縄県にとって致命的

2021年08月03日 00時00分26秒 | Weblog

[↑ 辺野古破壊反対広告 (2021年06月06日、朝日新聞)]


/ (2021年07月04日[日])
週刊朝日のコラム【室井佑月「『ずっと俺、総理な』っていいそう」】(https://dot.asahi.com/wa/2021062200078.html)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>チャモロと沖縄】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1340126.html)。
マガジン9のコラム【三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌 第104回:嘆きの雨止まず~沖縄戦遺骨問題と慰霊の日~】(https://maga9.jp/210630-7/)。

 《緊急事態条項があったら、国民の権限をもっと制限でき、こんなに感染拡大はしなかった? コロナ禍の中で、どうしてもGo Toキャンペーンをやりたがったのは誰ですか? 海外から渡航してきた人の検査体制も遅かった。てか1年以上経っても、あたしたちの検査体制も万全とはいえない》。

 コロナ禍で違憲な壊憲に手を貸す愚を犯す…。

   『●《国民投票法に条件付き賛成で…支持者が増》≪「支持者減」…
     立憲を掲げて、しかも、このコロナ禍で、あのトンデモ壊憲に手を貸すかね?
   『●立法府の自公お維議員による土地規制法案 ――― 《何のための国会か》
        《内閣委員のお一人お一人が問われている》(馬奈木厳太郎弁護士)

    《さらに、法案を先取りするような事件も沖縄では起こった。
     米軍北部訓練場の返還跡地である「やんばるの森」に米軍の廃棄物が
     残っている
ことを指摘、その廃棄物を米軍基地ゲート前に並べるという
     抗議活動をおこなったチョウ類研究者の宮城秋乃さんに対し、沖縄県警が
     威力業務妨害の疑いで家宅捜索に入ったからだ》

   『●土地規制法案の先取り ―― 宮城秋乃さんの家宅捜索という見せしめ
       …《見せしめの過剰捜査…人権侵害行為》が頻発すること、必至
   『●《神さま》気取りのアベ様にこんなお願いする気? ―――
     「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限…緊急事態条項の創設」
   『●<金口木舌>《土地利用規制法やデジタル関連法などが国会でバタバタ
     と成立…いずれも国民を監視し思想・良心の自由を奪いかねない法律》

 沖縄では、番犬様がやりたい放題。
 【<金口木舌>チャモロと沖縄】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1340126.html)によると、《「裏切りだ」。米領グアムの米軍基地で働くなど、米国民として誇りを抱いていたエンジェル・サントス氏は1990年代、環境影響調査の報告書を読んでがくぜんとした。基地周辺の飲用水、地下水が発がん性物質で汚染されていた》。

   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
        沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●ポンコツな番犬様…泡消火剤《14万リットル…ドラム缶719本分》
      流出事件の《原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった》

 《人柱》…コンナ事さえ止められない《市民の無力》さ。止まらない五輪、止められない独裁政権。
 出来もしない軍事基地のためにドブガネし、普天間も返還されない。辺野古は単なる破壊「損」。そして、ヒトデナシな《人柱》…せめてコレくらいのこと、こんなデタラメでヒトデナシなことは止めてほしいな、玉城デニー沖縄県知事には。県知事の権限に限界があることは理解していますし、前独裁政権や現独裁政権、自公お維が諸悪の根源なんだけれど、玉城デニーさんにはもう少し頑張ってほしい。
 マガジン9のコラム【三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌 第104回:嘆きの雨止まず~沖縄戦遺骨問題と慰霊の日~】(https://maga9.jp/210630-7/)によると、《辺野古の基地建設計画は今、大きく狂い、様々な工法の変更を余儀なくされている。国は沖縄県に対して変更の手続きを申請しているが、その中に、予定外の大量の土砂を新たに県内から調達する計画があり、それがいまだに多くの戦争犠牲者の骨が未回収である南部から掘削されることが発覚したため、動揺が広がっている…》。

   『●《そんなふうに静かに始める抵抗にこそ、人々を変える力があるの
      かもしれない》(北原みのりさん)――― 辺野古破壊と《人柱》
   『●《埋め立てに使う土砂を、沖縄戦の激戦地だった沖縄本島南部から
      採取することが新たに盛り込まれた…「戦没者に対する冒とくです」》
   『●《戦争で亡くなった人の血や肉が染みこんだ土や石を、新たな軍事基地
      建設に使用するのは人間のやることじゃない》…《人柱》でいいのか?
   『●《人柱》…《「助けてぃくみそーれー!」…この言葉が1945年、
     島中の至る所で地中に滲み込むほどに叫ばれていた》(三上智恵さん)
   『●《そんなふうに静かに始める抵抗にこそ、人々を変える力がある
     のかもしれない》(北原みのりさん)――― 辺野古破壊と《人柱》
   『●今月で《25年…国策に翻弄され続けた四半世紀》…米軍普天間
     飛行場は返還されず、一方、辺野古は破壊され続け、単なる破壊「損」
   『●遺骨の混ざった土砂が辺野古破壊の(出来もしない)新基地建設に
     使用か? カースーオジサンらはヒトデナシなことをやろうとしている
   『●自公政権やお維に壊され行く沖縄: 沖縄「屈辱の日」を「主権回復の
     日」と言う元首相、沖縄の戦後史を知らないという元最低の官房長官…
   『●カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪で《国威を発揚》…《メディアの
       報道は死の重みに無関心…空襲に遭ったら仕方がないとでも言いたげ》
    《おまけに、「軍隊」に歯向かえば何の支援も受けられない状況が
     生まれた。感染爆発に襲われている沖縄県の玉城デニー知事が
     大規模接種センターの設置を求めた防衛省は拒否。これでは
     香港やミャンマーと変わらないではないか。自衛隊は菅首相や
     岸防衛相の私兵になったのか。》

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https://dot.asahi.com/wa/2021062200078.html

室井佑月『ずっと俺、総理な』っていいそう
連載「しがみつく女」
室井佑月 2021.6.24 07:00 週刊朝日 #室井佑月

     (室井佑月・作家)

 作家・室井佑月氏は、加藤官房長官の「改憲の好機」という発言を取り上げる。

【この記事のイラストはこちら】
 イラスト/小田原ドラゴン

*  *  *

 加藤勝信官房長官は6月11日の記者会見で記者団に、

「新型コロナによる未曽有の事態を全国民が経験し、緊急事態の備えに対する関心が高まっている現状において、(改憲し憲法に緊急事態条項を入れる)議論を提起し、進めることは絶好の契機

と述べたらしい。自民党の人たちってなんでも利用しようとするね。

 コロナでは1万4千人の人が亡くなり、治っても後遺症に苦しむ方もいる。商売ができなくなった方、解雇された方、生活苦にあえいでいる人もいる。そういったことさえ、自分らがやりたい改憲の絶好の機会として捉えるとはね

 ま、そのあと、記者がコロナ禍で苦しむ人々のことを指摘すると、加藤氏は、

「皆さんが苦しんでいることを絶好と申し上げているのではない。こういった中で、緊急事態をどう考えるべきなのかについて高い関心を持っておられる、そこを申し上げている」

といい直した。

 苦しんでいる大勢が、緊急事態条項について高い関心を持っている?

 大勢が苦しんでいることは事実だけど、多くの人は、自分のワクチンはまだか、いつからお店を通常営業できるのか、2回目の給付金はまだか、まさか国はあたしたちに布マスク1世帯に2枚と1回こっきりの10万円でなんとかしろっていってるわけじゃないよね?などなどいいたいことはいっぱいあれども、改憲し緊急事態条項を入れて欲しいなんていってない

 加藤氏はうまく言い訳したつもりでも、本音ではコロナ禍のドサクサに紛れて改憲してしまいたいのは見え見えじゃ

 なぜドサクサに紛れてそれをしてしまいたいのか? この国の法に緊急事態条項があってもなくても、今回のコロナ対策は失敗していた。議論となれば、すぐバレる。

 先進国最低のワクチンの接種率、緊急事態条項があったらなんとかなりました?

 日本はただ買い負けただけ。マスクのときと一緒。製薬会社とちゃんと文書で細かく約束してなかったのもまずかった。

 緊急事態条項があったら、国民の権限をもっと制限でき、こんなに感染拡大はしなかった?

 コロナ禍の中で、どうしてもGo Toキャンペーンをやりたがったのは誰ですか?

 海外から渡航してきた人の検査体制も遅かった。てか1年以上経っても、あたしたちの検査体制も万全とはいえない

 改憲し緊急事態条項とやらを入れても、この政府の無能ぶりは変わらない。というか、その無能らに緊急時だけといっても、これ以上、あたしたちの権利や権限を預けるなんて恐ろしい。「ずっと俺、総理な」ってこともいいだしそうで。


室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

※週刊朝日  2021年7月2日号
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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1340126.html

<金口木舌>チャモロと沖縄
2021年6月18日 05:00
金口木舌 米軍 環境汚染 グアム 汚染水 流出

 「裏切りだ」。米領グアムの米軍基地で働くなど、米国民として誇りを抱いていたエンジェル・サントス氏は1990年代、環境影響調査の報告書を読んでがくぜんとした。基地周辺の飲用水、地下水が発がん性物質で汚染されていた

▼サントス氏は数年前、幼い娘をがんで亡くしていた。市民団体「ナシオン・チャモル」を結成し、米軍による環境汚染を告発。先住民族チャモロの自己決定権回復を求めて運動した。「穴を掘り、猛毒を含む軍需品を埋めるのは一般的だった」と米軍を非難した

▼2003年の死去後もチャモロの人々に語り継がれる存在だ。米国からの独立運動の象徴でもある。基地に振り回されてきたグアムの歴史は沖縄に重なる

▼うるま市の米陸軍貯油施設から有機フッ素化合物に汚染された水が漏れ出した。流出量は最大2・4トン余だという。排水路の先には北谷浄水場が取水する天願川がある

▼昨年、普天間飛行場から同物質を含む泡消火剤が大量に漏れたばかりだ。この物質による水質汚染は16年から問題化している。しかし陸軍貯油施設にも貯蔵されていたことを、県民は今回の事故で知らされた

▼基地内にどんな有害物質があるのか、米軍は全容を明らかにしない。日本側の立ち入り調査要求にも満足に応じない。この島に76年間も米軍を駐留させる日米両政府は今後も県民を欺き続けるのか
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https://maga9.jp/210630-7/

三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌
第104回:嘆きの雨止まず~沖縄戦遺骨問題と慰霊の日~(三上智恵)
By 三上智恵 2021年6月30日


2021年慰霊の日と南部遺骨問題
 (https://youtu.be/45QJxfxv2Xw

 とにかく尋常ではない雨だった。沖縄に住んで27回目の慰霊の日(6月23日)だが、こんな台風並みの雨に打たれながら摩文仁に立ったことは一度もない。例年、不思議と慰霊の日の直前には梅雨は終わるものだった。今年は梅雨入りも早かったというのに、この雨は何かの恨みのように止むことを知らない。昨日も各地で大雨の被害を出している沖縄。今日30日になっても、まだ梅雨明けの報はない。

 辺野古の基地建設計画は今、大きく狂い、様々な工法の変更を余儀なくされている。国は沖縄県に対して変更の手続きを申請しているが、その中に、予定外の大量の土砂を新たに県内から調達する計画があり、それがいまだに多くの戦争犠牲者の骨が未回収である南部から掘削されることが発覚したため、動揺が広がっていることは過去二回、ここでもお伝えしている通りだ(第101回第102回)。

 前回まで、霊域に最も近く新しい鉱山開発に対し、沖縄県として自然公園法に則って待ったをかけて欲しいと要請する具志堅隆松さんのことを取り上げてきたのだが、「中止命令」には至らず、「措置命令」に留まったため具志堅さんや遺族らは落胆していた。
 しかし実際は「遺骨を除去してから作業をする」など、県が条件に付した内容がネックになって簡単には操業できないことから、具志堅さんは県の判断を再評価している。さらに、玉城デニー知事はもともと公約で辺野古の基地建設に反対国の「変更申請」を突っぱねると見られていることから、「変更申請」が不許可になれば工事は止まる。南部の土砂を集めるために無数のショベルカーが走り回る事態は回避できる。だから具志堅さんは希望を捨てていない。それなのに、慰霊の日に向けて二回目のハンストに入るという。

 「この間、たくさんの遺族の方々から、絶対に止めてください、何かできることはありますかと聞かれた。遺族の皆さんの声を、当事者の声を伝えるというシンプルなことをやってないと気づかされた遺族の思いを伝えて、戦没者の尊厳を守るためにも不承認とすると、はっきり反対する理由に盛り込んでほしい

 具志堅さんは二回目のハンストを通してもっと多くの遺族に出会い、力を結集して確実に計画断念を勝ち取る考えだ。県庁前で2日間、そして3日目からは慰霊の日の追悼式典が開かれる平和祈念公園でテントを張って仲間と共に座り込み、23日当日は式典に参加する玉城デニー知事に要請書を手渡す。国と対峙している沖縄県知事を応援するパフォーマンスにもなると思った。ところが、少し雲行きが変わってきた。知事の側近から、テントに行くのは可能だが、要請は別にしてほしいという要望が届いた。間もなく「不承認」というカードを切るつもりの知事にとっては背中を押すような要請になると信じていたのに。具志堅さんの表情は曇った。

 「今の段階ではっきりとさせられない事情もあるのか……。要請を受け取るくらいはいいのではと思うけど。あるいは、遺族の署名を渡すのであれば受け取りやすいのだろうか?」

 相手の立場を慮ってあれこれと思案する具志堅さん。当日まで、要請書も署名も準備しつつ、ここは単に知事の訪問を歓迎するというスタンスで行くべきか、悩み抜いていた。結局、直前になって書類を手渡すなどのパフォーマンスはなしにして、素直に知事を歓迎して激励する。ただしご遺族の一人に直接思いを伝えてもらう、という形に落ち着いた。

 ハンストの期間中、様々な人が訪れていた。国に協力的な沖縄県護国神社の宮司さんらも、同じ戦没者の遺骨を大事にする立場から激励に来た。第32軍のトップだった牛島満司令官のお孫さんにあたる元教員の牛島貞満さんも初日に来ていた。貞満さんは、祖父の南部撤退の決断が招いた住民犠牲について何度も自ら沖縄の子どもたちに特別授業をするなど沖縄戦に向き合い続けていて、今は首里の司令部壕の保存に奔走している。
 そして今回の遺骨の問題は、兵士の遺骨収集をおざなりにしてきた日本の軍隊の体質が影を落としていると指摘した。遺族と繋げる最後の手段である兵隊の「認識票」を、部隊の足跡を消す目的で部下から取り上げ、まとめて埋めたケースなど、「認識票」を二つ持たせて必ず遺体を回収する米軍と違い、死者の尊厳を軽視する体質を問題視した。

 思いがけないところでは、今話題の赤木雅子さんも日帰りで駆け付けていた。森友問題で書類の改ざんを命じられたことから自死に追い込まれた夫のために、真実を追求し続けている雅子さんは、「国の犠牲者」に手を差し伸べて国家と闘っている具志堅さんに会うことが勇気になると思ったのかもしれない。「赤木ファイル」の存在を認めなかったり、黒塗りのまま誤魔化し続けたりする国の態度は「夫を二度殺すようなもの」と話す雅子さんに対し、基地建設の埋め立てに使われる戦没者も二度殺されるようなものだとして、具志堅さんは「国に二度までも尊厳を傷つけられるとは。同じですね」と答えたという。

 ところで、6月23日の慰霊の日とは、ご存知の通り沖縄戦を戦った第32軍の将・牛島満中将ら幹部が、最後の地・摩文仁の丘で自決した日に合わせて制定されている。牛島司令官は自らの死をもって戦いを終わりにしたのかと言うと、そうではない。
 「最後まで敢闘し、生きて虜囚の辱めを受くることなく、悠久の大義に生くべし」という最後の命令を出している。つまり自分の死後も、絶対に捕虜になるな最後の一人まで戦えという命令を出して自分だけ楽になってしまった。従って戦闘は終わらず、犠牲者は出続けた
 住民や部下の運命をどん底に陥れたこの命令は、誰に向かって何を守るものだったのか。それを考えれば考えるほど、6月23日を慰霊の日とすることに抵抗がある県民が根強くいることもうなずける。日本の軍人の特質、日本の軍隊の成り立ちやその正体に関わる部分なので、牛島司令官の最後の姿勢を簡単に過去の出来事に収める気は少なくても私にはない。ところが、この十数年、自衛隊が人目を忍ぶように牛島司令官の最後の地に建つ黎明の塔を、制服を着用して恭しく集団で参拝するようになった

 どういうつもりの参拝なのか? 心はざわつくが、それを確認するには朝4時にはあの真っ暗な摩文仁の丘に登らねばならないので、なかなか撮影に行く勇気は持てなかったのだが、最近は待ち受けるメディアも多くなり、また今年は近くで具志堅さんたちが泊まり込んでいるという心強さもあって、2時に起きて深夜に摩文仁を目指した。
 牛島が自決し、介錯人によって首を切り落とされたのは朝4時半だったという。その時間になると、制服・私服の自衛隊員が複数登って来ては手を合わせていた。個人の参拝は自由だが、沖縄の住民を守るどころか大量に死に追いやった第32軍の作戦行為を本当に知った上で、その責任者に敬意を表するのか? と聞いてみたい衝動に駆られる。

 そして4時50分ごろ、沖縄に展開する第15旅団のトップ、佐藤真旅団長が、最先任上級曹長という、女性では初の上級幹部となった蛯原寛子准陸尉らと3人でやってきた、かりゆしウェアを着た広報部数人を入れても少人数だ。例年は30人規模で参拝していたのでちょっと拍子抜けしたが、深々と礼をして1分ほどで踵を返し、次の慰霊碑「しづたまの碑」に向かった。最後は「島守之塔」という三ケ所を回ったので、これは軍人、民間人、官つまり公務員、すべての犠牲者を網羅した形なのだろう。「軍官民共生共死」というスローガンで官民を巻き込んだ沖縄戦の実相を知るものからすれば、自衛隊も今後予想される有事には「軍」だけでなく「官と民」の積極的協力を仰ぐというのが基本的な姿勢なのだろう。こうして過去の協力に感謝し、参拝される栄誉を、今後のさらなる犠牲的協力と忠誠心に繋げるという魂胆があるのではないかと見るのは、うがち過ぎだろうか?

 急患輸送に不発弾処理、災害救助と沖縄に貢献してきた自衛隊の活動には、私を含め感謝していない県民はいないだろう。自衛隊に就職する若者も多く、かつて沖縄にあった自衛隊アレルギーはもはや過去の遺物になりつつある。しかし、沖縄県民を守らなかった旧日本軍と今の自衛隊の連続性について、沖縄のジャーナリストなら疑って当然である。同じ軍事組織として沖縄戦をどう分析して反省し、またどう評価して参考にしようとしているのか、それが徹底して明かされないことには簡単に「信頼」などできるはずがない。

 「私的参拝です」
 「慰霊の日に亡くなられた方々のご冥福を祈るという気持ちで来ています」

という旅団長に対し

 「制服を着て部下を伴って、私的はないんじゃないですか」「批判があることをご存知ですか」「花束はポケットマネーですか?」と食い下がる記者たち。このような厳しい目があるということを毎年示すだけでも、自衛隊が過去の日本軍のような横暴な振る舞いをする日の再来を防ぐ力になるウォッチドッグ権力を監視するというジャーナリストの本分を発揮している記者やカメラマンたちの存在がとても頼もしく思えた。そしてこの日、本土メディアも含めて、具志堅さんのテントに100人を超えるメディアが集結していたことも。

 日が昇るころからまた雨脚が強くなりはじめ、早朝から平和の礎に参拝する家族の姿も例年とは打って変わって少なく、過去最低の数だったと思う。身元不明者の遺骨を3万5千柱も収容した骨塚である魂魄の塔にも行ってみたが、毎年ごった返すあの熱気はどこへやら、コロナ禍らしく間隔を取って参拝できる程度だった。やがて正午の黙祷の頃には、雨は本降りに。荒波寄せる海沿いの丘であることを再認識するほどの横殴りの雨。摩文仁全体が大荒れの空模様になり、玉城デニー知事の挨拶の時に大雨はピークを迎えた。
 たった30人の参列者に絞り、菅総理もビデオでの挨拶となった今年の式典はいつになくあっさりと終ったが、歩いて1分もかからないハンストのテントに、玉城デニー知事はなかなか来ない。取り囲む記者やカメラマンは場所を確保するため、雨ざらしであってもその場を動くことができない。15分も待てば来るだろうという予想は外れ、50分以上待たされることになった。

 私も荷物とカメラで傘をさすこともできず、機材を雨から守るのに必死。滝行でもしたかのようにずぶ濡れになる。毎年暑さでどうにもならない慰霊の日なのだが、長袖でも寒く、腰も冷え、足が攣って撮影態勢の維持も難しくなってきた。具志堅さんは自分だけテントの下にいるのは申し訳ないと大雨の中詫びに来たが、みんな慌てて中に入ってくださいと押し返した。丸4日食事もしていない具志堅さんが、知事を相手に思いを伝えられるか。取材陣は濡れネズミになりながらも固唾を飲んで見守っていた。

 そこに、だいぶ遅れて玉城知事がやって来た。「デニーさん!」と笑顔で迎える具志堅さんに対し、知事の表情は少し硬い。「今日は、不承認の言質を取ろうなんていう考えはないんです」と開口一番相手を安心させる言葉を伝え、まずは84歳になる遺族の女性を紹介。彼女は骨が見つからない父親と繋がる望みを託してDNA鑑定に申し込んだとして、なんとしてでも南部の土砂を埋め立てに使うのはやめてください、県のお金でその土地を買ってでも止めてくださいと懇願した。

 「いろんな人たちの気持ちを受け止めて、私たちにできることを頑張ります」

 デニー知事は答えた。

 具志堅さんは、防衛省に不承認と回答する時に、ぜひ戦没者の尊厳を守るということを理由に入れてくださいと迫るが、これに対しての回答はなかった。そしてこう言った。

 「いろんな方々の声をしっかり受け止めて、しっかり考えたいと思います」

 具志堅さんの顔が曇った。さっきとほぼ同じ言い方だ。いろんな人たちの気持ち、いろんな方々の声。皆さんの声もあるけれども、真逆の声もあります。ほかの人たちの気持ちもあります、と突き放された感があると思ったのは私だけではなかったようだ。緊迫した無言の5秒が流れ、具志堅さんは大きく息を吸って「もう一つ」と決意したようにたたみかけた。

 「多くの人が、デニーさんのことについて、不安に考えている方も……出始めています。その不安を解消するためにも、ぜひ、一歩ステップアップした……。安心させるための表現をよろしくお願いします!」。踏み込んだ言葉を乞う具志堅さん。

 「言葉足らず、力足らずですいません。自分にできることをしっかりやりたいと思いますのでよろしくお願いします」

 それを最後に足早に去っていった知事。「デニーさん、頼むよう!」「お願いしまーす!」という声が黒い公用車を追いかけた。テントに残った具志堅さんは吐き捨てるように言った。

 「私は、まだ甘いです!」

 76年間土の中で待っている兵士の無念さ乳飲み子を置いて行く母の慟哭ガマに火炎放射器を入れられた恐怖、苦しさ。断末魔の叫びにじっと耳を傾けてきた自分が、今日到達すべき地平はこれで良かったのか? 厳しすぎるほどに自問する具志堅さんの姿があった。

 2時を回り、私は護郷隊の慰霊祭に間に合わせたいと車に飛び乗った。ビニールを敷いて座るほど濡れているので、寒くてクーラーもかけられない。ところが5分も走らないうちに太陽の光が差してきた。南風原の道路は驚いたことに、カラカラに乾いている。え? 狐につままれたようだ。摩文仁の暴風雨は、ずっと止まない雨は、あれは何だったのか?

 「これは神様の涙だよ。当分止まないはずよ」。神人(神職)のおばさんが言った言葉が頭をぐるぐる回る。戦没者の嘆きの雨を、神さまの涙を全身で浴びた2021年の慰霊の日。私はきっとこの日の雨を、生涯、6月が来るたびに思い出すだろう。


三上智恵(みかみ・ちえ): ジャーナリスト、映画監督/東京生まれ。1987年、毎日放送にアナウンサーとして入社。95年、琉球朝日放送(QAB)の開局と共に沖縄に移住。同局のローカルワイドニュース番組のメインキャスターを務めながら、「海にすわる〜沖縄・辺野古 反基地600日の闘い」「1945〜島は戦場だった オキナワ365日」「英霊か犬死か〜沖縄から問う靖国裁判」など多数の番組を制作。2010年、女性放送者懇談会 放送ウーマン賞を受賞。初監督映画『標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、キネマ旬報文化映画部門1位、山形国際ドキュメンタリー映画祭監督協会賞・市民賞ダブル受賞など17の賞を獲得。14年にフリー転身。15年に『戦場ぬ止み』、17年に『標的の島 風(かじ)かたか』、18年『沖縄スパイ戦史』(大矢英代共同監督)公開。著書に『戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り』(大月書店)、『女子力で読み解く基地神話』(島洋子氏との共著/かもがわ出版)、『風かたか 『標的の島』撮影記』(大月書店)など。2020年に『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社)で第63回JCJ賞受賞。 (プロフィール写真/吉崎貴幸)
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●ポンコツな番犬様…泡消火剤《14万リットル…ドラム缶719本分》流出事件の《原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった》

2020年09月22日 00時00分01秒 | Weblog

[※ 辺野古は破壊「損」 【米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸】(東京新聞 2020年4月3日)↑]



琉球新報の【<社説>普天間泡消火剤流出 蓄積汚染土壌を除去せよ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1186156.html)。

 《あまりのずさんさにあきれてしまう。米軍普天間飛行場で今年4月、泡消火剤が基地外に流出した事故の原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった。熱で消火装置が作動し、大量の泡消火剤が噴出したが止め方が分からず、約28分間、流出した。泡消火剤は発がん性などのリスクが指摘される有機フッ素化合物のPFOS、PFOAを含む。PFOSやPFOAは環境中ではほとんど分解されず、長期的な水質汚染を及ぼす可能性もある。国や県が主体となって環境調査を徹底すべきだが、それには日米地位協定環境補足協定では不十分だ。日米地位協定自体を改定し、ドイツのように米軍に国内法を順守させるなどしなければならない》。

   『●「日米地位協定が米軍に“特権”を与えているからだ。
      「半分主権国家」…編集者で作家の矢部宏治氏」
   『●日米地位協定では《受け入れ側》ニッポンの 
      《国内法を米軍に適用している》のか? 沖縄はニッポンでは?
   『●番犬様との地位協定…《何のたがもはめず、 
       米軍のやりたい放題を許している》ニッポン、主権は何処に?
   『●安仁屋眞昭さん《沖縄では民意よりも米軍が優先。
       沖縄の戦後は終わっていない》…何度事故・事件が起きようとも
   『●<金口木舌>《よほど国策ごり押しの現場を
     見せたくないらしい。それこそ基地隠蔽》、辺野古破壊隠蔽
   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
        沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…
   『●COVID19人災でさらけ出され、ここでも《政治家や官僚が国防を語れば
         語るほど、自らの無為無策がさらけ出される》(吉川毅記者)
    「琉球新報の記事【普天間OK、嘉手納基地は「保留」 有害PFOS調査
     「米軍さじ加減」の事情】…。《米軍のさじ加減で調査の可否が左右》
     …いつも思うのですが、ドイツやイタリアの番犬様もそうなのですか?」

 PFOSを含む泡消火剤14万リットル流出 ドラム缶719本分》!! …その理由が余りに酷い。《あまりのずさんさにあきれてしまう》。《海兵隊員らが「士気高揚」のため、バーベキューを実施》とはねぇ…。最近、最低の官房長官を語る上でのキーワードとして出ている《ポンコツ》。番犬様についても、色々なものを落下させる機体やその整備技師だけでなく、乗員も《ポンコツ》なのではないかと思っていたが、本事件に関わった海兵隊員らも相当に《ポンコツ》。《航空機の格納庫は火気厳禁のはずで、そこでバーベキューをし、しかも消火装置の停止法が分からなかったとは危機管理能力がないとしか言いようがない》。
 立ち入りの調査もできず、事故の原因が判明するまでに長期を要し、国内法も適用されず、政府は沈黙する…ドイツやイタリアでも同様なのですか? もしかして、ニッポン政府だけが《ポンコツ》なの?
 沖縄タイムスの【社説[泡消火剤調査報告]たがが緩んでいないか】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/627837)によると、《有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が、米軍普天間飛行場から基地の外に大量に流出したのは4月10日のことである。白い泡は排水溝から基地の外の川に流れ、住宅地に飛び散り、こども園の窓や遊具にも付着した。基地の外に流出した量は約14万3千リットルドラム缶715本分に達する。住民を不安に陥れたあの環境汚染事故は、格納庫から約3~6メートル離れた場所で実施したバーベキューが原因だったことが、米軍、日本政府の発表で明らかになった。新型コロナウイルス対策の一環として格納庫内に隔離されていた海兵隊員らが「士気高揚」のため、バーベキューを実施。器材に着火した直後、格納庫の消火システムが熱に反応して作動した》。

   『●《CH53E大型輸送ヘリ…乗員が飛行場に戻って
      窓が無いことに気付いた》…機体も整備能力も、乗員もポンコツ

 しかも、同様なデタラメな事件は《米軍普天間飛行場で2014年夏にも》あったとのこと。《過去の教訓は生かされていない》し、その能力がない、やる気もない。
 沖縄タイムスの記事【懲りない米軍 格納庫内のBBQで泡消火剤漏れ 2014年にもあった】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/629884)によると、《【ジョン・ミッチェル特約通信員】米軍普天間飛行場で2014年夏にも、米兵が格納庫内でバーベキューをして消火装置が作動し、泡消火剤が漏出する事故が起きていたことが、関係者の証言で分かった。今年4月の大規模事故もバーベキューが原因だったと判明したばかり。再発を防止できず事故を繰り返す米軍に、批判が高まりそうだ》。

 金平茂紀さん《歴代の政権の中で沖縄に対して最も冷淡な政権》と仰っていました。《悪夢》どころか「地獄」だったアベ様政権よりも陰湿・悪質・強権化の度合いが増した「底なしの地獄」となりそうです。特に沖縄では。
 琉球新報の【<社説>菅氏が基地リンク論 沖縄振興の原点に戻れ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1185574.html)によると、《菅義偉官房長官は、沖縄の基地負担軽減の成果として、那覇空港第2滑走路増設を挙げ「結果的には(沖縄振興と基地問題が)リンクしている」と述べた。次期首相に最も近いとされる菅氏の発言は「金と引き換えに基地を容認せよ」という「アメとムチ」の構図と重なる。この発言は容認できない。沖縄振興の原点に戻ることを強く求める》。

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1186156.html

<社説>普天間泡消火剤流出 蓄積汚染土壌を除去せよ
2020年9月6日 06:01

 あまりのずさんさにあきれてしまう。米軍普天間飛行場で今年4月、泡消火剤が基地外に流出した事故の原因は米兵が格納庫でバーベキューをしたことだった。熱で消火装置が作動し、大量の泡消火剤が噴出したが止め方が分からず、約28分間、流出した

 泡消火剤は発がん性などのリスクが指摘される有機フッ素化合物のPFOSPFOAを含む。PFOSやPFOAは環境中ではほとんど分解されず、長期的な水質汚染を及ぼす可能性もある。国や県が主体となって環境調査を徹底すべきだが、それには日米地位協定環境補足協定では不十分だ。日米地位協定自体を改定し、ドイツのように米軍に国内法を順守させるなどしなければならない。

 当面の策としてPFOS、PFOAを含む泡消火剤の使用を禁止する必要がある。同時に汚染された土壌を除去して地下水などへの影響を抑えねばならない。

 今回の事故では泡消火剤約23万リットルが流出し、排水路を経て民間地に流れ出た。街には消火剤の泡が浮遊し、隣接するこども園にも付着した。

 航空機の格納庫は火気厳禁のはずで、そこでバーベキューをし、しかも消火装置の停止法が分からなかったとは危機管理能力がないとしか言いようがない。普天間では昨年12月にも格納庫で起動させてはいけない動力装置を使ったために熱に感知して泡消火剤が流出した。過去の教訓は生かされていない

 問題なのは過去の汚染も疑われることだ。格納庫付近の土壌調査では米軍が事故後に除去した表面の土よりも、その下の層や、格納庫とは離れた排水路周辺などの土が有機フッ素化合物PFOSやPFOAの値が高かった。過去に汚染があり、それが蓄積されている可能性を示す

 徹底調査し、汚染土壌は除去するなどの対策を講じる必要がある。過去には基地跡地から発見された有害物質を除去した例がある。沖縄市ではダイオキシン類を含むドラム缶を県外に搬出した。恩納村でもポリ塩化ビフェニール(PCB)を県外の施設で処理した。

 今回の事故では、日米地位協定の環境補足協定に基づき初めて国、県が立ち入り調査をした。しかし、米軍から立ち入りが許可されたのは事故発生から11日後で、当初は土壌の採取も認められなかった汚染物質の分析もPFOS、PFOAに限られた

 日本と同じく米軍が駐留するドイツでは米軍に国内法順守の義務があり、自治体は予告なしで立ち入り調査できる環境汚染も米国に浄化の義務がある韓国でも汚染があれば自治体は米軍と共同で調査できる

 環境補足協定はあくまで米軍が認める範囲内でしか調査はできず、汚染を把握し、防止する実効性はない。地位協定の改定こそが環境汚染を防ぐ方法だ。
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●COVID19人災でさらけ出され、ここでも《政治家や官僚が国防を語れば語るほど、自らの無為無策がさらけ出される》(吉川毅記者)

2020年07月21日 00時00分00秒 | Weblog

[※ 辺野古は破壊「損」 【米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸】(東京新聞 2020年4月3日)↑]



吉川毅記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]「沖縄差別」と「国防の無為無策」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/594035)。

 《▼政府は秋田、山口県への「イージス・アショア」配備計画について費用や期間から「合理性がないと断念した。対照的に、工期と工費が膨らむ名護市辺野古の新基地建設粛々と進める二重基準で強行する姿勢は、差別政策そのものに映る ▼新型コロナウイルス対策に巨額の国費が投入され、防衛費も圧縮せざるを得ないはずだ。それでも、政府や官僚は「辺野古が唯一」と繰り返す》。

   『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人がその嘘っぱちを
        を信じている、というよりも、信じたいんでしょう」
   『●沖縄戦《証言者の萎縮、戦争の教訓継承の妨げ》…「戦争屋」が政権を
      持っている社会では愚者がヘイトをまき散らし、暴力で歴史を歪める

 辺野古破壊高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様や、スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。何のためらいも無く、未だに「番犬様」に貢ぐ非道。
 「皇軍兵士として戦場で地獄を見た水木しげるさん、「一番いけないのが戦争です」と。「戦争屋のアベ様」が政権を持っている社会では、愚者がヘイトをまき散らし、暴力で歴史を歪める。

 N値はゼロ工期と工費は∞…明らかに「合理的ではない」辺野古破壊、大浦湾破壊。辺野古は破壊「損」です。#辺野古の工事は中止してください! #海を殺すな! #辺野古も白紙にして原状回復を
 「辺野古が唯一」と繰り返すアベ様や最低の官房長官ら、どこまで無為無策無能なのか。<それにつけてもアベ様の無能さよ>。

   『●地上イージス計画停止、遅すぎる《当然の帰結》…辺野古の工事は
     中止してください! 海を殺すな! 辺野古も白紙にして原状回復を!
    「《「合理的ではない」と気付い》て下さい、辺野古は破壊「損」です。
     #辺野古の工事は中止してください! #海を殺すな
     #辺野古も白紙にして原状回復を! そして、石垣島宮古島など
     島嶼での対中国のための、番犬様をお守りするための〝防波堤〟・
     《標的の島》にすることにも反対します」

   『●どうしたらいいんですかね? 沖縄で、アベ様や最低の官房長官らが
     やることなすことがデタラメばかり…選挙が終われば、辺野古破壊再開

 琉球新報の記事【普天間OK、嘉手納基地は「保留」 有害PFOS調査「米軍さじ加減」の事情】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1148009.html)によると、《米軍嘉手納基地周辺の比謝川水系が、発がん性などのリスクが指摘される「PFOS」や「PFOA」の高濃度汚染が明らかになった問題で、県企業局は5月18日、基地内調査を4年ぶりに申請した。7月1日時点、嘉手納基地からの返答はなく、申請は宙に浮いたままだ。一方、普天間飛行場は4月、日米地位協定の環境補足協定に基づくの立ち入り調査を認めた。米軍のさじ加減で調査の可否が左右されている》。
 《米軍のさじ加減で調査の可否が左右》…いつも思うのですが、ドイツやイタリアの番犬様もそうなのですか?

   『●「日米地位協定が米軍に“特権”を与えているからだ。
      「半分主権国家」…編集者で作家の矢部宏治氏」
   『●日米地位協定では《受け入れ側》ニッポンの 
      《国内法を米軍に適用している》のか? 沖縄はニッポンでは?
   『●番犬様との地位協定…《何のたがもはめず、 
       米軍のやりたい放題を許している》ニッポン、主権は何処に?
   『●安仁屋眞昭さん《沖縄では民意よりも米軍が優先。
       沖縄の戦後は終わっていない》…何度事故・事件が起きようとも
   『●<金口木舌>《よほど国策ごり押しの現場を
     見せたくないらしい。それこそ基地隠蔽》、辺野古破壊隠蔽
   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
        沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…

 #高江の現状
 琉球新報の記事【高江ヘリパッド 防衛局が道路工事再開 「生活守る」住民ら抗議】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1148113.html)によると、《【東・国頭】東村国頭村にまたがる米軍北部訓練場内で政府が米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を建設した件で、沖縄防衛局は1日、ヘリパッドにつながる関連道路の改修工事を再開した。国の特別天然記念物ノグチゲラの営巣期間となる、3月から6月末まで工事を一時中断していた。工期は7月末までの予定…その上で「米軍ヘリが集落近くを夜間に飛行することもある。騒音には引き続き抗議していく」と話した。高江に住む伊佐育子さんは「生活を守るために抗議を続ける。ユーチューブでも『高江の現状』として発信する」と話した》。

   『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督・
     映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』
   『●高江破壊…《反対する市民らに対抗するのに協力することの見返りに、
               海外事業で便宜を図ると和泉首相補佐官は約束》

 どっかの公党の総裁も、壊憲好きの方の三選が可能になり、さらに四選を狂気の望む声も…。アメリカやロシア、中国だけでなく、ニッポンも「ト」な方がリーダーになると悲惨だ。
 東京新聞の記事【プーチン大統領、2036年までの続投が可能に ロシアの改憲成立が確実に】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/39327)によると、《投票は200超の改憲項目を一括して賛否を問う仕組みで、最低賃金の保障など生活水準の向上に関わる項目も含まれていたため、有権者は心理的に反対票を投じにくく、賛成票を押し上げたとみられる》。

   『●「この国は今、とてつもなく恥ずかしい」(斎藤貴男さん)
          …「倫理観のかけらもない男」が自民党総裁三選

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/594035

[大弦小弦]「沖縄差別」と「国防の無為無策」
2020年7月2日 07:18

 「米軍による沖縄の占領に日本人は反対しない。なぜなら沖縄人は日本人ではないから」。1947年6月に、マッカーサーGHQ最高司令官が米国記者団に語った言葉だ

▼元共同通信編集局長の河原仁志さんが先月出版した「沖縄をめぐる言葉たち 名言・妄言で読み解く戦後日本史」をめくり、沖縄差別苦難の歴史を考えた。戦中から現代に発せられた62の言葉が収録されている。マッカーサーの言葉は今につながる

 

▼政府は秋田、山口県への「イージス・アショア」配備計画について費用や期間から「合理性がないと断念した。対照的に、工期と工費が膨らむ名護市辺野古の新基地建設粛々と進める二重基準で強行する姿勢は、差別政策そのものに映る

▼新型コロナウイルス対策に巨額の国費が投入され、防衛費も圧縮せざるを得ないはずだ。それでも、政府や官僚は「辺野古が唯一」と繰り返す

▼元防衛大臣らからは、見直し論も出ている。しかし、結局は「軍民共用」「縮小案」の持論を語るだけ。沖縄に犠牲と負担を強いる構図は、戦後75年を経ても変わらない

▼河原さんは「沖縄は『手段』として、日米両政府に長く『利用』されてきた」と説明する。本土防衛、反共防波堤、日米同盟の維持…。政治家や官僚が国防を語れば語るほど、自らの無為無策がさらけ出される。(吉川毅
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●防衛省と「技術検討会」による《ずさん》な《「結論ありき」の出来レース》…《軟弱地盤調査せず…何のための「検討会」か》?

2020年05月17日 00時00分20秒 | Weblog

[※ 辺野古は破壊「損」 【米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸】(東京新聞 2020年4月3日)↑]



沖縄タイムスの【社説 [軟弱地盤調査せず] 何のための「検討会」か】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/555484)。
西江昭吾記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]ルビコン川はまだ渡っていない】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/555477)。
中沢誠記者による、東京新聞の記事【辺野古地盤 粘土90%超 防衛省想定70% 「固い」根拠揺らぐ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020040302000153.html)。

 《検討会は修正を了承し防衛省は工程や経費に変更はないと説明した。多数の誤りを修正した防衛省、工法をチェックしてしかるべき検討会が見逃しあっさり修正を認める。防衛省も、検討会も、ずさんというほかなく、「結論ありきの出来レースであると言わざるを得ない》。
 《▼こちらは、まるで「とうにルビコン川は渡った」と言うかのような返答ぶり。県の「万国津梁会議」が、米海兵隊を県外・国外へ分散するよう求めた提言書について、菅義偉官房長官は「県の検討の一つ一つにコメントすることは差し控えたい」と素っ気ない…▼辺野古埋め立てを巡り、防衛省は有識者の意見を聞きながら工事を進めている。一方は重きを置き、一方はそっぽを向く。二重基準と言わずして何と言おう。(西江昭吾)》。
 《巨大な護岸が建設されるB27地点を巡っては、防衛省の主張に反して地盤が「軟弱」とする三つのデータの存在が本紙報道などで明らかになった。しかし防衛省は「信頼性が低い」として設計に反映していない。一部の専門家は「地盤が軟弱なら護岸が崩壊する恐れがある」と、B27地点の再調査を求めているが、防衛省は応じていない。(中沢誠)》。

   『●直ぐに辺野古破壊の中止を! 《最悪の場合、埋め立てた盛り土が
          崩れ、護岸が崩壊する恐れ…安全な施工は保証できない》

 一体どこが《専門家》なのか? 何が、「技術検討会」? 不要不急な工事…いや、無駄な工事。美ら海破壊にドブガネ。工期と工費は∞。いつまでたっても新基地は完成しない。百万歩譲って、完成しても普天間は返還されない。辺野古は単なる破壊「損」

 結論ありき、「辺野古が唯一」…どこまでも無能な独裁政権。
 デタラメ防衛省…一方、着々と辺野古破壊が進む。正に破壊「損」。大浦湾で護岸が崩壊したら、辺野古も含めて元の自然に戻せるのか? 責任もって、原状回復して見せてくれんでしょうね?

   『●《沖縄が切り捨てられた日であり、名護市出身の女性が米軍属の男に
     殺害された日でもある。いまも沖縄にとって「屈辱の日」は続いている》
   『●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!!
        沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/555484

社説 [軟弱地盤調査せず] 何のための「検討会」か
2020年4月3日 07:51

 名護市辺野古の新基地建設を巡り、土木工学の専門家らによる第6回「技術検討会」(委員長・清宮理早稲田大名誉教授、8人)が防衛省で開かれた。この中で防衛省はこれまで示した資料に20カ所の誤りがあり、修正したことを明らかにした。護岸の安定性に関する数値の間違いや、計算結果が正しく反映されていない図表などである

 検討会は修正を了承し防衛省は工程や経費に変更はないと説明した。多数の誤りを修正した防衛省、工法をチェックしてしかるべき検討会が見逃しあっさり修正を認める

 防衛省も、検討会も、ずさんというほかなく、「結論ありきの出来レースであると言わざるを得ない。

 検討会は水面下から最大深度90メートルに存在する大浦湾の「B27」地点の軟弱地盤も再検討を要しないと結論付けた。これもまた防衛省の見解を追認したものである。

 なぜ必要ないのか。検討会は科学的、技術的観点から結論に至るまでの説明責任を果たす必要がある。ボーリング調査を実施し地盤強度を調べることを県が求めているのである。検討会はチェック機能を果たすべきではないか。

 第5回検討会で、ある委員は「これ以上お金と時間をかけて調査しても新しく得られる情報はすごく少ない」と発言している。本当だろうか。

 「B27」地点では、軟弱地盤を示す受注業者の実測データが発覚しているからだ。ボーリング調査を実施して実態を明らかにすべきである。

■    ■

 防衛省は70メートルより下は「非常に硬い粘土層」と説明する。同地点から約150メートル~750メートル離れた3地点の試験から類推した結果である。

 「B27」は巨大護岸が設置される地点の真下に当たる。

 新潟大の立石雅昭名誉教授(地質学)を代表とする「沖縄辺野古調査団」は受注業者の実測データを基に護岸の安定性を調べた。国土交通省が定める港湾施設の基準を満たさず、巨大護岸が崩壊する恐れがあると指摘した。

 工事中も、完成した後も巨大護岸が崩壊する危険性があるのだ。河野太郎防衛相は「受注者が船上で簡易に行ったもの。土の強度を測るための試験ではない」と信頼度は低いと強調する。

 だが「非常に硬い粘土層」もあくまで類推である。新基地建設を強引に進めるため、不都合なデータを排除し、類推した都合のいいデータを採用したのではないのか、との疑念が拭えない。


■    ■

 防衛省は検討会を「客観的に有識者からの提言、助言を得る」と位置付けた。だが本来のあるべき姿とは程遠い。

 

 かつて防衛省幹部は検討会が「建設ありき」との批判があることについてこう言い放ったことがある。「移設工事は決まっていて、意見をいただくのに、建設ありきではいけないのか」と。事実上の追認機関であるとの本音を露骨に語った言葉である。

 検討会は最終回とみられる。防衛省は「環境監視等委員会」を開き、今月中にも県に設計変更を申請する考えだ。追認機関の結論が新基地のお墨付きとはならない
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/555477

[大弦小弦]ルビコン川はまだ渡っていない
2020年4月3日 07:54

 歴史に名を残す川は、場所さえ定かではないらしい。一説によると、イタリア半島北部に位置し、全長30キロに満たず、川幅は広い所で約5メートル。想像よりはるかに小さい

▼後戻りできない重大な決断をすることの例えで引用される「ルビコン川を渡る」。古代ローマ時代、軍隊を率いるカエサルが信念を曲げず、命令に背いて川を越えた故事にちなむ

▼こちらは、まるで「とうにルビコン川は渡った」と言うかのような返答ぶり。県の「万国津梁会議」が、米海兵隊を県外・国外へ分散するよう求めた提言書について、菅義偉官房長官は「県の検討の一つ一つにコメントすることは差し控えたい」と素っ気ない

▼政府の立場は「辺野古が唯一」なので、意に沿わない提言に違いない。菅氏は「もう判断が終わった話」と周囲に語っていると聞く。だからといって、馬耳東風のごとく受け流すのは、いかがなものか

▼散発的な個々人の発言に対してなら、まだ分かる。提言は、曲がりなりにも知事が有識者に諮問し、丹念に練り上げたもの。コメントを控えるどころか、むしろ重く受け止め、米側に議論を呼び掛けるのが国の役目だ

▼辺野古埋め立てを巡り、防衛省は有識者の意見を聞きながら工事を進めている。一方は重きを置き、一方はそっぽを向く。二重基準と言わずして何と言おう。(西江昭吾
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020040302000153.html

辺野古地盤 粘土90%超 防衛省想定70% 「固い」根拠揺らぐ
2020年4月3日 朝刊



【防衛相が「非常に固い」と見なす特徴と食い違う地層データ】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/images/PK2020040302100056_size0.jpg

 沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設予定地の海底地盤から「軟弱」を示すデータが見つかった沖合のB27地点で、七十メートルより深い地層に含まれる粘土などの細かい土の粒(細粒分)の割合が、最高で99%に達することが分かった。この「細粒分含有率」が高いほど、地盤は弱くなる傾向がある。防衛省は近くの強度データからB27地点の海底地盤を「非常に固い粘土層」と結論づけ、その特徴として「細粒分は70%程度」を挙げたが、食い違いがみられる。

 軟弱な海底地盤が広がる埋め立て予定地の中で、B27地点の粘土層は最も深い九十メートルまで達している。防衛省が業者に委託した地質調査結果によると、B27地点の細粒分含有率は海面下六十九~八十五メートルまでは99~93%となっていた。

 防衛省は予定地の海底地盤の特徴を、七十メートルを境に粘土層が二つに分かれると分析し、より深い層は細粒分が「70%程度」で「非常に固い」と判断。「深度七十メートル超は固い」との前提に立ち、「七十メートルまで地盤改良すれば基地の施工は可能」としている。

 粘土は砂と比べて土の粒が細かいため、細粒分含有率が大きいほど粘土に近くなり、軟弱地盤になりやすいとされる。B27地点の細粒分含有率は、この前提が成り立たない可能性を示している。

 もともと防衛省がB27地点の深度七十メートル超の地層を「非常に固い」と判断したのは、百五十~七百五十メートル離れたS20地点など三地点の強度データからの類推だった。三地点とB27地点は「同じ地層だから」というのが理由だが、細粒分含有率の傾向は大きく異なっている。

 防衛省整備計画局は「細粒分含有率が90%以上であっても『70%程度』のばらつきとして見ている。土の粒の大きさより、密度を重く見て総合的に判断した」と説明する。

 巨大な護岸が建設されるB27地点を巡っては、防衛省の主張に反して地盤が「軟弱」とする三つのデータの存在が本紙報道などで明らかになった。しかし防衛省は「信頼性が低い」として設計に反映していない。

 一部の専門家は「地盤が軟弱なら護岸が崩壊する恐れがある」と、B27地点の再調査を求めているが、防衛省は応じていない。 (中沢誠


◆軟弱と見るのが自然

<地盤工学に詳しい鎌尾彰司・日本大准教授の話> 細粒分含有率の差が30ポイントもあり、防衛省の言うようにB27地点と周辺三地点の地層が同一と考えるには無理がある。細粒分含有率は土の固さにも影響する指標で、B27地点の高い含有率からすれば、むしろ七十メートル以深も「軟弱」な地層が続くと考えるほうが自然だ。七十メートルまで地盤改良すればいいという結論に導くため、地層のデータも都合よく解釈している印象を受ける。



【「非常に固い」層の特徴として細粒分含有率は「70%程度」と書かれた防衛省の地盤改良の検討報告書】
 (https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/images/PK2020040302100057_size0.jpg



【米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸=今年2月】
 (https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/images/PK2020040302100058_size0.jpg
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●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!! 沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…

2020年05月08日 00時00分44秒 | Weblog

【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]



沖縄タイムスの【社説[泡消火剤 基地外漏出]即刻立ち入り調査せよ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/559207)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>窓からの景色、頭上の泡】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1105737.html)。

 《米軍普天間飛行場で格納庫の消火システムが作動し、発がん性のある有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が基地外へ大量に漏出した。泡は翌朝も消えず、周辺は時折カルキ臭が鼻を突くほどだった》。
 《▼隣接する沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落し、普天間第二小学校に米軍ヘリの窓枠が落下した。10日には泡消火剤が基地外に流出した。発がん性などが指摘される物質を含み、白い泡となって住民の頭上を舞った ▼基地負担を一方的に押し付けながら、政府は普天間飛行場の返還が進まない理由が沖縄にあるかのような発言を繰り返し責任を転嫁する。県民の命は泡のように軽くはない》。

 ずっと、ブログにしたいと思いながら、随分と遅くなり、機を逸してしまいました。
 いつも思うのですが、番犬様の本国のみならず、ドイツやイタリアなどでも、《発がん性のある有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が基地外へ大量に漏出》などといったことが始終起きているのでしょうか? ニッポンだけであるのならば、アベ様や最低の官房長官、河野防衛相らは、一体、何をやってるのですか? 《米軍基地内の立ち入り調査》がすぐさまなされない、こういったこともドイツやイタリアでも同様ですか?
 沖縄市民の「民意」は無視されっぱなし。《発がん性などが指摘される物質を含み、白い泡となって住民の頭上を舞った ▼基地負担を一方的に押し付けながら、政府は普天間飛行場の返還が進まない理由が沖縄にあるかのような発言を繰り返し責任を転嫁する。県民の命は泡のように軽くはない》。何度も言ってきたが、新基地は完成しない。費用と工期は∞。土砂ぶちまけにドブガネ。百万歩譲って、完成したとしても、普天間は返還されない。辺野古は、単なる破壊「損」。元の美ら海に戻すこともできない。デタラメ。

   『●直ぐに辺野古破壊の中止を! 《最悪の場合、埋め立てた
      盛り土が崩れ、護岸が崩壊する恐れ…安全な施工は保証できない》
   『●《沖縄が切り捨てられた日であり、名護市出身の女性が米軍属の男に
     殺害された日でもある。いまも沖縄にとって「屈辱の日」は続いている》

 琉球新報の記事【泡消火剤 普天間基地の外に14万リットル流出 ドラム缶719本分】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1107185.html)によると、《米軍普天間飛行場から有害物質PFOSを含む泡消火剤が流出した問題で、基地外に流れた量が約14万3830㍑(200リットル入りドラム缶719本分)に上ることが14日、分かった。沖縄防衛局が県や宜野湾市に知らせた》。
 《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!! 防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…沖縄の市民には強硬なのにねぇ。番犬様も酷けりゃ、アベ様らも見て見ぬふりの無責任。

 琉球新聞の記事【有害な物質含む泡消火剤の流出に 米司令官「雨降れば収まる」 基地内の対策を優先】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1105835.html)によると、《米軍普天間飛行場から有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤が流出した問題で、同飛行場の基地司令官デイビッド・スティール大佐は11日、宇地泊川の除去作業現場を訪れ「雨が降れば収まるだろう」と市職員らに発言した。泡消火剤を回収せずに放置するとも受け取られる姿勢を示した》。
 同様に、琉球新報の【<社説>米軍の泡消火剤放置 無責任体制改めるべきだ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1106633.html)のいよると、《一体全体、沖縄県民を何だと思っているのか米軍の傍若無人な振る舞いに歯止めをかけなければならない。米軍普天間飛行場から有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤が流出した問題で、米軍も日本政府も除去作業を放棄した。同飛行場のデイビッド・スティール基地司令官は、宜野湾市職員に「雨が降れば収まるだろう」と述べた。飛行場内からの流出防止対策を最優先し、それに専念するという。基地周辺住民の命や健康を全く考慮しない対応であり、暴言と言っていい》。
 番犬様の自国の住民であっても、《雨が降れば収まるだろう」…回収せずに放置する》なんて発言するのですか?

 同紙の【<社説>泡消火剤基地外流出 有害薬剤を即時撤去せよ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1105736.html)によると、《米軍普天間飛行場から、発がん性が指摘される有機フッ素化合物の一種PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が宜野湾市の市街地に流れ出し、河川を汚染し、泡が住宅街に降るなどの被害を出している。近くの保育園では泡が子どもたちの頭上を舞い、翌11日も漂っていた。言語道断な事故だ》。
 さらに、【有害の泡消火剤、牧港漁港に到達か 米軍回収せず海へ】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1106685.html)によると、《米軍普天間飛行場から、発がん性が指摘される有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が流出した件で、事故翌日の11日昼ごろ、沖縄県宜野湾市の宇地泊川(比屋良川)下流にある浦添市の牧港漁港で、泡消火剤とみられる泡が流れ着いていたことが分かった》。
 【有害の泡流出 なぜ米軍は川や街で除去しないのか 地位協定の規定は?】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1106680.html)によると、《米軍普天間飛行場内の格納庫から有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が漏出した事故から3日が経過したが、米軍は流出量や原因など詳細を明かしていない。沖縄防衛局と外務省沖縄事務所も情報を得られていない。そんな中、川の浄化などを巡り責任の所在が不明確となり市の消防が独自で除去に当たらざるを得なかった。米軍が基地内の汚染処理を優先させ、基地外の汚染の責任を取らなかったことが根本的な問題としてある。一方で松川正則宜野湾市長や県内政党による相次ぐ抗議に対し、田中利則防衛局長は「米側は漏出元(基地内)から対応した。(市の除去活動に)感謝申し上げる」などと米軍の現状を追認するような発言が出た…》。
 《感謝申し上げる》…アホですか? 田中利則防衛局長のお宅の庭先に持っていきPFOSをぶちまけてみては?

 沖縄タイムスの記事【代替消火剤「物がない」 防衛相、交換に時間かかると説明 米軍基地からの漏出問題】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/560201)によると、《在日米軍がピーホスを含む有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)がない泡消火剤への切り替えを検討していると説明した。一方、非ピーファスへの切り替えについては「なかなか物がないというのが現実」とも述べ、時間を要するとの認識を示した》。
 同紙のコラム【[大弦小弦] 市消防が危険にさらされる理不尽】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/560197)によると、《「あれが爆発したら、全員殉職だ…」。2004年、沖縄国際大の米軍ヘリ墜落事故。宜野湾市消防の隊員が1年後、当日の心境を本紙に吐露している。燃えさかる機体に、おそろしいものが見えた ▼「頼む。あの燃料タンクは爆発しないでくれ」。祈りながら放水した。放射性物質が含まれていると知らされず、防護服なしの作業。被ばくの恐怖にもさいなまれた…▼河野太郎防衛相は汚染責任はあなた方にあると米軍に抗議するのが筋だろう。米軍は泡消火剤を切り替えると言うが、大量の在庫があった。約14万リットルも民間地に漏れた。再発のおそれはぬぐえず、取り決めが必要だ。「除去は汚染責任者が担う」と。(吉田央)》。

 琉球新報の【<社説>政府の基地立ち入り とても調査とは言えない】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1109476.html)によると、《発がん性が指摘される有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤が米軍普天間飛行場から流出した問題で、政府は16日に普天間飛行場で「立ち入り調査」をしたと発表した。しかし、実態は米軍の説明を受けながらの現場確認にとどまり、日米合意にも規定がある土壌や水などのサンプル採取はしなかった》。
 沖縄タイムスの【社説[米軍、土壌採取拒否]これが調査と呼べるか】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/564672)によると、《米軍普天間飛行場から、発がん性が指摘されている有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が大量に漏出した事故を受け、国、県、宜野湾市の3者による基地内立ち入り調査が実施された。日米地位協定環境補足協定を初適用。しかし米軍は泡消火剤が染み込んだとみられる土壌のサンプリング調査を拒否し、3者は事実上、米軍が土壌をはぎ取る作業を見守るだけだった。これが「調査」と呼べるのか甚だ疑問だ》。
 腰抜けだね。普天間移設や辺野古破壊は、皆さんのお嫌いなプーチン氏に《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末ですよ? 番犬様に逆らえない「愛国者」「ウヨク」…情けないアベ様ら。

   『●巨大新基地建設による辺野古破壊…プーチン氏に《主権を行使できて
                             いない実例》と指摘されてしまう始末
   『●和泉洋人首相補佐官…《日本の民間企業に建設協力を打診し、
     便宜供与を匂わせていた…徹底的に民意をないがしろにする政権の姿》
    「《これは安全保障政策ではない。日本をぼろぼろにすることと
     引き換えにした米国への隷従であり、「売国的」ですらある》…
     ホシュやウヨクの皆さんの大好きな売国奴という言葉。でも、一体誰が
     《売国》奴なのでしょうか? 皆さんのお嫌いなプーチン氏に
     《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末ですよ?」

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/559207

社説[泡消火剤 基地外漏出]即刻立ち入り調査せよ
2020年4月12日 09:00

 流れを大きな泡の塊が覆っていた。川沿いの道から数メートル下の川面に漂う泡は、風に吹かれて四方八方に飛び散り道沿いの柵に白く付着した。

 米軍普天間飛行場で格納庫の消火システムが作動し、発がん性のある有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が基地外へ大量に漏出した。泡は翌朝も消えず、周辺は時折カルキ臭が鼻を突くほどだった。

 消防は漏出翌日もバケツでの回収や水を噴射して流すことを試みたが、泡がなくなる様子は一向になかった。作業に加わろうと同日午後、川にきた米軍は早々と撤収。こうした様子は、いったん漏出すれば泡消火剤の回収はかなり困難だということを露呈した。

 兵士数人を寄こしただけで、いまだに漏出原因の詳細な説明もない米軍の無責任な対応には怒りが湧く。

 PFOSは、人体や自然界に蓄積する毒性があることなどから2009年に国際条約で製造・使用が原則禁止された。遅れること7年、米軍は在日米軍に適用される「日本環境管理基準」の有害物質リストにPFOSを記載。県や自治体には「16年から使用していない」と説明してきたが、今回の漏出をみればうそだったと言うほかない。

 普天間飛行場では昨年12月も消火システムの誤作動でPFOSを含む泡消火剤が漏れた。当時、松川正則宜野湾市長が原因などの情報を求めたのに対し、デイビッド・スティール司令官は「提供できる情報があるか確認させてほしい」と述べるにとどめた。

 それから半年もたたずの漏出だ。もはや米軍の説明を待つだけでは足りない。

■    ■

 県内では米軍嘉手納基地でもたびたび泡消火剤の漏出事故が発生したことが本紙の調べで判明している。

 漏出は基地周辺地の環境汚染につながっている可能性も高い。普天間飛行場や嘉手納基地の周辺では、県民生活に隣接する井戸や水源で高濃度のPFOSなどが検知されている。

 米軍の金武レッドビーチ訓練場水域に注ぎ込む排水路でも昨年、高濃度で検出された。PFOSを含む泡消火剤が県内のほかの米軍基地で今も使用されている危険性は拭えない。

 米軍基地の集中によって県民の生活環境が広範囲に汚染されている。この間の漏出を放置してきた日本政府の責任は重い。県や自治体と連携し、漏出の原因究明と有機フッ素化合物除去に向け、米軍基地内の立ち入り調査を急ぐべきだ。

■    ■

 米国では今年3月、脳腫瘍で亡くなった17歳の娘の死因は、居住していたフロリダ州のパトリック空軍基地で使用した泡消火剤による地下水汚染が原因として、元米兵が議会に訴え出た。

 有機フッ素化合物は子どもにより深刻な影響を及ぼすといわれている。

 普天間飛行場から漏出した泡消火剤は風にあおられ、近隣のこども園の園児たちの頭上を飛んだ。周辺には小学校もある。住民の健康調査も実施すべきだ。
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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1105737.html

<金口木舌>窓からの景色、頭上の泡
2020年4月12日 06:00
米軍 PFOS 普天間飛行場 金口木舌

 飛行機や県外で電車に乗るときに選ぶ座席は窓側か通路側か。当方は外の景色を楽しみたいので窓側。一方、長時間の搭乗となればトイレなどを気にして通路側を選ぶ

▼1961年4月12日、ソ連の宇宙船ボストーク1号に乗ったユーリー・ガガーリンが人類初の宇宙飛行に成功した。「空はとても暗かったが、地球は青かった」。窓から地球を眺め、その言葉は歴史に刻まれた

▼那覇空港の発着便に乗った際、気になる地点を窓から見詰める。米軍普天間飛行場や嘉手納基地。名護市辺野古では新基地建設が進む。埋め立て区域の海に土砂が投入されてから1年4カ月余、茶色が青色を浸食している

▼95年、少女の人権を踏みにじる事件が発生した。県民の怒りを受けて日米両政府は翌年4月12日、普天間飛行場の全面返還に合意したが、条件は県内移設。その賛否を巡って沖縄は二分され、飛行場は宜野湾市の真ん中に居座り続ける

▼隣接する沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落し、普天間第二小学校に米軍ヘリの窓枠が落下した。10日には泡消火剤が基地外に流出した。発がん性などが指摘される物質を含み、白い泡となって住民の頭上を舞った

基地負担を一方的に押し付けながら、政府は普天間飛行場の返還が進まない理由が沖縄にあるかのような発言を繰り返し責任を転嫁する。県民の命は泡のように軽くはない。
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●《沖縄が切り捨てられた日であり、名護市出身の女性が米軍属の男に殺害された日でもある。いまも沖縄にとって「屈辱の日」は続いている》

2020年05月03日 00時00分05秒 | Weblog

三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



琉球新報の【<社説>4・28「屈辱の日」 自己決定権の確立急務だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1114148.html)。

 《68年前のきょう、日本が独立した一方で、沖縄、奄美、小笠原は切り離された日本の独立と引き換えに沖縄を米国に差し出した屈辱の日」である。1952年4月28日発効のサンフランシスコ講和条約第3条が分離の根拠となった。これにより米国は日本の同意の下で、他国に介入されることなく軍事基地を自由に使うようになった。米軍は「銃剣とブルドーザー」で農地を奪うなど、沖縄住民の基本的人権を無視した統治を敷いた》。

   『●沖縄の「屈辱の日」を祝う神経
   『●巨大新基地建設による辺野古破壊…
      プーチン氏に《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末
   『●前那覇市長・翁長雄志氏「(安倍首相の言う)
      『日本を取り戻す』の中に間違いなく沖縄は入っていない」
    《沖縄にとっては、祖国から切り離された屈辱の日」なのだから
     ▼「憲法改正よりも日米地位協定を改定することが主権回復だ」。保守系の
     翁長雄志那覇市長が語っていた。こうした正論は安倍晋三首相の耳には
     聞こえない
ようだ》

 《米国は日本の同意の下で、他国に介入されることなく軍事基地を自由に使うようになった。米軍は「銃剣とブルドーザー」で農地を奪うなど、沖縄住民の基本的人権を無視した統治を敷いた》…この《差別的な構造は…今なお続く》。

   『●前那覇市長・翁長雄志氏「(安倍首相の言う)『日本を取り戻す』
                  の中に間違いなく沖縄は入っていない」
    《「憲法改正よりも日米地位協定を改定することが主権回復だ」。保守系の
      翁長雄志那覇市長が語っていた。こうした正論は安倍晋三首相の耳には
      聞こえない
ようだ▼講和条約と同時に結ばれた日米安保条約の下で
      沖縄の人々が強いられてきた犠牲は、本土のメディアや国民の無関心
      よって一層強められた。「屈辱の日に立ち上る声に耳を澄ませたい

 沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]4.28】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/565368)によると、《▼68年前のきょうも、記憶に刻まなければならない。サンフランシスコ講和条約の発効で沖縄が日本から切り離され、米国の施政権下に置かれた憲法は適用されず、「銃剣とブルドーザーで土地を奪われた。基地の過重負担の原点 ▼差別的な構造は戦後75年、復帰48年の今なお続く。普天間飛行場から大量の泡消火剤が漏れた事故で、米軍は基地内の土壌採取を拒んだ。有害な有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含むのに、汚染の状況が調べられない異常さ》。

 目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/羽地内海のランプウェイ台船/沖縄県議会議員選挙と工事再開のタイミング】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/3cfdebe50cbc0784da9d1dd63ab34173)によると、《予定では、5月29日(金)告示、6月7日(日)投開票となっている。5月6日からわずか1か月で投開票日を迎える。予定通りに行われるなら、選挙のあり方、運動方法がこれまでにない形となる。日本政府・沖縄防衛局は4月21日に、大浦湾の軟弱地盤に関して設計変更の申請を沖縄県に行った。それを含めて、辺野古新基地建設問題今回の選挙でも大きな争点となる。日本政府にとって、県議会で与野党逆転を実現できれば、玉城県政を追いつめ、新基地建設を進める弾みとなる。…今日4月28日はサンフランシスコ講和条約が発効し、沖縄が切り捨てられて日であり、名護市出身の女性が米軍属の男に殺害された日でもある。いまも沖縄にとって「屈辱の日」は続いている。日米の支配という屈辱が1日も早く、それを晴らしたい》。
 沖縄県議会議員選挙…「本土」では、無為無策な内閣の支持率が未だ4割という意味不明な政治状況。そして、米軍属女性暴行殺人から4年…何が変わった? むしろ後退? 折角、玉城県政に代わっても、アベ様独裁政権・人事主義王国が続く限り、沖縄では《「屈辱の日」は続いている。日米の支配という屈辱》が。さらに、《県内の主要選挙や県民投票で反対の意思を示しても建設工事が強行される辺野古新基地は、沖縄の人々の自己決定権を侵害する植民地主義の象徴である》。

   『●「沖縄の施政権を日本から分断した4・28」から66年、
           米軍属女性暴行殺人から2年…何が変わった?

 さらに、大変に恐ろしいことに、《メディアコントロール》の完成形は近い。
 アベ様を批判することもできなくなっている。給付・休業補償もなく自粛だけが押し付けられ、一方、報道統制・メディア統制の惨状。…
 稲垣太郎記者による、東京新聞による記事【「バリバラ『桜を見る会』」再放送差し替え NHKは圧力に屈したか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202004/CK2020042902100028.html)によると、《差し替えられたのは「桜を見る会」の痛烈なパロディーで、二十三日の初回放送時から安倍政権支持者らが猛反発していた。NHKは「圧力はまったくなかった」としているが、本当か。(稲垣太郎)…現在、大阪日日新聞記者の相沢さんは「放送する番組を差し替えるなら、とっくの昔に判断して周知していなければならない。疑念を招かないようにしなければならない」と指摘した上で、「NHKは報道機関として取材相手に説明責任を求めるのだから、視聴者にも納得する説明責任を果たす義務がある」と話した。市民団体「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」共同代表で、東京大名誉教授(会計学)の醍醐聡氏は「これまで番組を改ざんしたり、取材や制作したのに放送してこなかったこともある。大災害が起きたわけでもないのに直前に番組を差し替えるのは不自然。政権の圧力に屈した可能性は十分ある」とした》。
 斎藤美奈子さんは、《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ緊急事態宣言の発令を歓迎している場合じゃないひるまずマジか!を続けよう》と。

   『●《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ。緊急事態宣言の発令を
         歓迎している場合じゃない。ひるまず「マジか!」を続けよう》
   『●《新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、
      社会防衛の前には人一人の命ごとき取るに足らないとでも言いたげ…》
   『●ドサクサ壊憲…《殺し合いを強いられる側が狂った火事場泥棒のシナリオ
       に乗ってしまったら、取り返しのつかないことに》(斎藤貴男さん)

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1114148.html

<社説>4・28「屈辱の日」 自己決定権の確立急務だ
2020年4月28日 06:01

 68年前のきょう、日本が独立した一方で、沖縄、奄美、小笠原は切り離された日本の独立と引き換えに沖縄を米国に差し出した屈辱の日である。

 1952年4月28日発効のサンフランシスコ講和条約第3条が分離の根拠となった。これにより米国は日本の同意の下で、他国に介入されることなく軍事基地を自由に使うようになった。米軍は「銃剣とブルドーザー」で農地を奪うなど、沖縄住民の基本的人権を無視した統治を敷いた

 沖縄の地位は植民地よりひどかった。3条は、国連に信託統治を提案し承認されるまで、米国は奄美以南の南西諸島で全権を行使できるとした。信託統治は、旧植民地などの地域の自治や独立に向け、国連の信託を受けた国が施政を行う制度で、人権や基本的自由の尊重も奨励している。

 しかし沖縄は適用されなかった。このため米国は国連の定期視察を受けることなく軍事基地を拡大し、住民の人権より軍事を優先する施策を展開した。日本国憲法も適用されなかった沖縄では、住民の権利は大きく制限された。

 その背景には、ダレス米国務長官が53年に宣言したブルースカイ・ポリシーがある。「東アジアの空に雲一つなく、平和と安全にいかなる脅威もなくなるまで沖縄は返還されない」という内容だ。

 その後、国連が60年に植民地独立付与宣言を採択したことで状況が変わる。滅び行く信託統治制度の沖縄適用を前提とする3条は死文化したとの議論が起きる。米国が沖縄を支配する国際法上の根拠は失われ、この宣言を基に沖縄を無条件で解放すべきだという主張だ。

 しかし65年、当時の佐藤栄作首相は、3条は暫定的なものではなく、米国は国際法上、沖縄を無期限に支配できるとの見解を示した。米国のブルーススカイ・ポリシーを事実上支持した姿勢で沖縄返還交渉に臨んだ結果、返還後も基地の自由使用は貫かれた

 72年の日本復帰後も沖縄の人々は基地の自由使用に抵抗し、抜本的な整理縮小や日米地位協定の改定を求めてきた。その意思を尊重せず国益や国策の名の下で沖縄を国防の道具にする日米政府の手法は植民地主義だ。県内の主要選挙や県民投票で反対の意思を示しても建設工事が強行される辺野古新基地は、沖縄の人々の自己決定権を侵害する植民地主義の象徴である。

 近年の書籍などでは、沖縄は復帰まで米国の信託統治下に置かれていたという誤った記述も散見される。「屈辱の日にはどんな意味がありそれが今も続いていることを、もっと県外へ発信する必要がある。

 基地があるため有事の際には標的になり命が脅かされ平時は事件事故などで人権が侵害されている沖縄の今を方向付けた4・28を忘れてはならない。この状態を脱するには自己決定権の確立が急務だ。
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●【【私説・論説室から】難局と指導者の態度】《これまで…決して責任を取らなかった首相である。コロナ禍ではどんな責任を取るのだろう》

2020年04月19日 00時00分29秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/危機に取り組む自治体の覚悟とは…】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004140000060.html)。

 《★だが、あてにならない政府よりもずっと国民のことを考え、丁寧に説明して安心してもらおうと危機を乗り越える覚悟の体制を整えている地方自治体は多くある》。

 検査・隔離・追跡の徹底と、そして、感染症拡大対策としての給付・補償で命と生活を守れ! でも、政府の動きはとても鈍い。前者はどれ一つ出来ず、後者は、(公明党が手柄を主張するデマウソに心底呆れる)漸く一律配布に動き始めたようだが、その動きは非常に鈍い。〝国民〟に限定せず、日本に、現在、居住する全ての人を救ってほしい。
 大企業の巨額の内部留保を社員のために、今、使わずして、何時? 軍事費を大幅に削減し、お預けしてある税金を市民のために、今、使わずして、何時? 困っている地方自治体を、今、支援せずして、何時? 医療関係者や物流など、今、支援せずして、何時?

   『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる者は
        その責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》
   『●《国民が信用しない政府》《調査しない政府》など《……ない政府》
     (鈴木耕さん)…そんな独裁者が〝戒厳令〟という凶器を振り回す…
   『●《耳目を引く策を打ち出し、手なずけたマスメディアやSNSを駆使して
       「世論」を作り出せば、愚策も「英断」となり、支持率は上がる》…
   『●2020年4月6日朝のニュース【首相、初の緊急事態宣言発令へ】
     …ついに、無能無為無策、不作為なアベ様が凶器を振り回す時が来た…
   『●経済対策による感染症拡大対策…小池晃さん「補償なき緊急事態宣言では、
          いくら休みたくても、働きに出るしかない市民がたくさんいる」
   『●《悪魔》はアベノマスク2枚だけを残して…アベ様「最悪の事態に
       なった場合、私は責任をとればいいというものではありません」
   『●《なぞかけ名人…お題を出すとこんな内容が返ってきた。「布マスク」
        とかけまして「森友学園や桜を見る会」と解きます。その心は「…」》
   ●《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ。緊急事態宣言の発令を
            歓迎している場合じゃない。ひるまず「マジか!」を続けよう》
   『●適菜収さん《不道徳な連中を7年以上も放置していた時点で、日本は
         危機管理ができていなかった。そういう国がどうなるか。今、…》

   『●〝報道統制〟下、《安倍政権はコロナ感染拡大に犯罪的な役割》
     (山口正紀さん)…《どさくさに紛れてさまざまな仕掛けを政府は…》
   『●デマ・ウソ吐きはどっち? 《雇用調整助成金…構造的欠陥があり、
     誰もが受け取れる「休業補償」という仕組みにはまったくなっていない》

 日刊スポーツの記事【志位和夫氏、首相の最も手厚い補償発言「フェイク」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202004150000137.html)によると、《安倍晋三首相が、新型コロナウイルスにともなう政府の休業補償について「世界で最も手厚い」と述べたとする報道を受け、ネット上でも疑問の声が噴出…。…小沢一郎衆院議員は…「総理は本気で言っているのだろうか? たちの悪い何かの冗談だろうか? もはや正気の沙汰とは思われない」と批判…。…志位和夫委員長は「首相『日本は世界で最も手厚い支援』と。英国=労働者・自営業者・フリーランスに賃金・所得の80%を補償。日本=政府のいう雇用調整助成金の助成率を9割引き上げでも、支払われるのは賃金の6割だから、60%×90%=54%」と、各国の補償と比較した上で、「首相の発言はフェイク」と断じ、「『世界で最も…』というなら8割補償を行え!」とした》。
 息吐く様にウソをつく方のウソ・デマを垂れ流す報道統制メディア統制。例えば、《「雇用調整助成金」は労働者個人が直接申請することができないという構造的欠陥があり、誰もが受け取れる休業補償という仕組みにはまったくなっていな》かった。息吐く様にウソをつくアベ様は《手厚い補償策を打ち出している》《休業に対して補償を行っている国は世界に例がなくわが国の支援は世界で最も手厚い》というウソ・デマをまき散らしたのだ。メディアは、検証なしに、そのデマ・ウソを垂れ流した。報道統制、メディア統制。デマはどっち? ウソ吐きはどちか?

 呆れたことに、日刊ゲンダイによると、【SNS監視に24億円 安倍政権イメージ戦略にカネじゃぶじゃぶ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271841)によると、《…に便乗した動画を安倍首相がインスタグラムに投稿し、大炎上した途端、ツイッターに全く同じ冒頭の文言が大量に出回った。…24億円とは、外務省が〈感染症を巡るネガティブな対日認識を払拭するため〉として、緊急経済対策に盛り込んだ予算措置を指す。…具体的には、海外メディアの報道も含め、SNS上に出回る「誤った情報」に逐一、反論していくようだ。要は日本政府にとって正しい情報を発信するため、休業補償などをケチってSNS監視に大金をつぎ込むわけである。厚労省も〈新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口等の設置、広報の充実〉として、35億円の予算を組み、一部を正しい情報発信に充てる予定だ》。
 アベ様のウソ・デマで報道は統制、ドブガネでメディア統制。そこにはケチらず、アベ様のために大金をドブガネ。

 日刊スポーツの記事【アベノマスク届くも「小さく鼻出る」「意味ある?」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202004150000008.html)によると、《受け取った介護施設の関係者によると、マスクはやや小さめ。「配布されるなら使い捨てを」と、切実な声も漏れた。配送などの経費を含めると、約466億円が見積もられている「アベノマスク」。これから実際に受け取る国民は、どんな感想を持つのだろう。…今回の布製マスクは、安倍首相が当初使用していたものと同じタイプで、サイズが小さめだという》。
 【<金口木舌>マスクで何を覆う?】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1107217.html)/《マスクを使っている人とおしゃべりしていると、相手の目が気になってしまう。口と鼻を覆っているため表情が分からず、自然と目を見つめてしまう。コロナウイルスのおかげで変な癖がついてしまった ▼口元が見えないだけなのに相手の気持ちがつかめず、不安になる。そこで「目は口ほどに物をいう」の格言よろしく相手の目を見るのだが、見られた方は迷惑に違いない…▼マスク姿で国会答弁に臨む安倍晋三首相はちらりと本音をのぞかせた。コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言を踏まえ、改憲論議の高まりを期待した。首相の政治信条は、非常時のマスク程度で覆えるものではないようだ…発がん性物質PFOSを含む泡消火剤を普天間飛行場からまき散らした…マスク姿で現場に現れたデイビッド・スティール基地司令官は「雨が降れば収まるだろう」と言ってのけた。これには恐れ入った。住宅地を飛ぶ泡も気にならないらしい。心眼をマスクで覆っていたのだろう》
 「意味ある?」、感染症拡大対策としては《意味》は全く無いです。《口封じ》や〝目隠し〟、耳栓にはピッタリのサイズ。壊憲や緊急事態条項を口にする大愚。アベ様について、「何も言えない・何も見させない・何も聞かせない」…その《意味》だけの、《悪魔》が残した2枚の布マスク。だって、未だに内閣支持率4割ですものねぇ、ホントに呆れた国ニッポン。

 たった2枚の布マスクで、〝戦え〟と言われても…。
 東京新聞のコラム【筆洗】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2020041502000144.html)によると、《山本周五郎は「ばかなことを言うものじゃないとテーブルをたたいてどなった焼夷弾(しょういだん)に国民は濡(ぬ)れむしろと火叩(たた)きだけを武器に立ち向かっている。皆がんばっている。「戦争をするのは軍隊じゃないか。大編隊が襲いかかっているのに、昨日は高射砲もろくにうたず、戦闘機は一機も飛びゃしない。一般国民の初期防火がよくないもくそもあるか」》。

 豊田洋一記者による、東京新聞のコラム【【私説・論説室から】/難局と指導者の態度】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2020041502000152.html)/《時は下り、安倍首相は会見で「最悪の事態になった場合、私たちが責任を取ればいいというものではない」と述べた。これまで政治責任は私にあると繰り返しながら、決して責任を取らなかった首相である。コロナ禍ではどんな責任を取るのだろう。(豊田洋一)》。
 今直ぐ辞職(塀の中へ)という《責任》をとってくれ。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004140000060.html

コラム
政界地獄耳
2020年4月14日9時16分
危機に取り組む自治体の覚悟とは…

★政府の新型コロナウイルスの対応に不信感を持つ国民から、経済の支援のガイドラインを示すなど対応が迅速で、原稿も読まずに話す都知事・小池百合子が称賛を浴びた。全国の自治体関係者も東京都の打ち出しを参考にしているところもある。ただ五輪延期の手のひら返しの選挙運動とかぶらせるパフォーマンスに見えるという国民も一定多数いて、政治家は結局、演出力でしかないのかと首相・安倍晋三のツイッターの自宅でくつろぐ姿を見て思う。

★だが、あてにならない政府よりもずっと国民のことを考え、丁寧に説明して安心してもらおうと危機を乗り越える覚悟の体制を整えている地方自治体は多くある。一番丁寧なのは長野県知事・阿部守一。以下は阿部のフェイスブック。「長野県における検査体制についてお伝えします。3月から信州大学医学部付属病院にご協力いただき1日あたり60検体に、4月からは県の環境保全研究所と長野市保健所の体制強化により1日88検体まで対応可能な体制に至っております。そのため、これまで医師が検査を必要と判断した場合には、検査を行ってくることができました。(中略)県の検査体制の一層の充実、民間検査機関の活用などにより、当面、1日150検体以上検査できる体制の構築を目指してまいります。県民一致団結して、長野県の地域力で難局を乗り越えていきましょう」。

都は検査を渋っているというネット上の疑念に答えてない。この説明が今必要な情報だろう。松江市の初動も特筆すべきだ。松江市の公式サイトの暮らしのガイドは<1>個人の行動・お店の活動の自粛<2>検査<3>隔離者・軽症者の行き先確保は3点セットなはず。プラス発症後の追跡を利用交通機関まで申告させることを松江市は徹底した。静岡県西伊豆町の観光地としての取り組みも早い。8日には町外からの来訪を止めた。「県内一高齢者が多く、病院を町民のために確保したい」という思いと収容人数100人以上の旅館・ホテルには50万円を一律で給付する。その他の宿泊施設や観光売店、飲食業、観光農園など幅広い観光業の事業者などに20万円を支給する。一律の給付金に加え宿泊人数や売り上げに応じた給付も実施する。本来の自治体の覚悟がほとばしる。(K)※敬称略
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