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●PFOSを含む泡消火剤《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!! 沖縄市民に強硬な防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…

2020年05月08日 00時00分44秒 | Weblog

【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]



沖縄タイムスの【社説[泡消火剤 基地外漏出]即刻立ち入り調査せよ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/559207)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>窓からの景色、頭上の泡】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1105737.html)。

 《米軍普天間飛行場で格納庫の消火システムが作動し、発がん性のある有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が基地外へ大量に漏出した。泡は翌朝も消えず、周辺は時折カルキ臭が鼻を突くほどだった》。
 《▼隣接する沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落し、普天間第二小学校に米軍ヘリの窓枠が落下した。10日には泡消火剤が基地外に流出した。発がん性などが指摘される物質を含み、白い泡となって住民の頭上を舞った ▼基地負担を一方的に押し付けながら、政府は普天間飛行場の返還が進まない理由が沖縄にあるかのような発言を繰り返し責任を転嫁する。県民の命は泡のように軽くはない》。

 ずっと、ブログにしたいと思いながら、随分と遅くなり、機を逸してしまいました。
 いつも思うのですが、番犬様の本国のみならず、ドイツやイタリアなどでも、《発がん性のある有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が基地外へ大量に漏出》などといったことが始終起きているのでしょうか? ニッポンだけであるのならば、アベ様や最低の官房長官、河野防衛相らは、一体、何をやってるのですか? 《米軍基地内の立ち入り調査》がすぐさまなされない、こういったこともドイツやイタリアでも同様ですか?
 沖縄市民の「民意」は無視されっぱなし。《発がん性などが指摘される物質を含み、白い泡となって住民の頭上を舞った ▼基地負担を一方的に押し付けながら、政府は普天間飛行場の返還が進まない理由が沖縄にあるかのような発言を繰り返し責任を転嫁する。県民の命は泡のように軽くはない》。何度も言ってきたが、新基地は完成しない。費用と工期は∞。土砂ぶちまけにドブガネ。百万歩譲って、完成したとしても、普天間は返還されない。辺野古は、単なる破壊「損」。元の美ら海に戻すこともできない。デタラメ。

   『●直ぐに辺野古破壊の中止を! 《最悪の場合、埋め立てた
      盛り土が崩れ、護岸が崩壊する恐れ…安全な施工は保証できない》
   『●《沖縄が切り捨てられた日であり、名護市出身の女性が米軍属の男に
     殺害された日でもある。いまも沖縄にとって「屈辱の日」は続いている》

 琉球新報の記事【泡消火剤 普天間基地の外に14万リットル流出 ドラム缶719本分】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1107185.html)によると、《米軍普天間飛行場から有害物質PFOSを含む泡消火剤が流出した問題で、基地外に流れた量が約14万3830㍑(200リットル入りドラム缶719本分)に上ることが14日、分かった。沖縄防衛局が県や宜野湾市に知らせた》。
 《14万リットル流出 ドラム缶719本分》!! 防衛相は番犬様には何にも吠え付けないとはねぇ…沖縄の市民には強硬なのにねぇ。番犬様も酷けりゃ、アベ様らも見て見ぬふりの無責任。

 琉球新聞の記事【有害な物質含む泡消火剤の流出に 米司令官「雨降れば収まる」 基地内の対策を優先】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1105835.html)によると、《米軍普天間飛行場から有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤が流出した問題で、同飛行場の基地司令官デイビッド・スティール大佐は11日、宇地泊川の除去作業現場を訪れ「雨が降れば収まるだろう」と市職員らに発言した。泡消火剤を回収せずに放置するとも受け取られる姿勢を示した》。
 同様に、琉球新報の【<社説>米軍の泡消火剤放置 無責任体制改めるべきだ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1106633.html)のいよると、《一体全体、沖縄県民を何だと思っているのか米軍の傍若無人な振る舞いに歯止めをかけなければならない。米軍普天間飛行場から有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤が流出した問題で、米軍も日本政府も除去作業を放棄した。同飛行場のデイビッド・スティール基地司令官は、宜野湾市職員に「雨が降れば収まるだろう」と述べた。飛行場内からの流出防止対策を最優先し、それに専念するという。基地周辺住民の命や健康を全く考慮しない対応であり、暴言と言っていい》。
 番犬様の自国の住民であっても、《雨が降れば収まるだろう」…回収せずに放置する》なんて発言するのですか?

 同紙の【<社説>泡消火剤基地外流出 有害薬剤を即時撤去せよ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1105736.html)によると、《米軍普天間飛行場から、発がん性が指摘される有機フッ素化合物の一種PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が宜野湾市の市街地に流れ出し、河川を汚染し、泡が住宅街に降るなどの被害を出している。近くの保育園では泡が子どもたちの頭上を舞い、翌11日も漂っていた。言語道断な事故だ》。
 さらに、【有害の泡消火剤、牧港漁港に到達か 米軍回収せず海へ】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1106685.html)によると、《米軍普天間飛行場から、発がん性が指摘される有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が流出した件で、事故翌日の11日昼ごろ、沖縄県宜野湾市の宇地泊川(比屋良川)下流にある浦添市の牧港漁港で、泡消火剤とみられる泡が流れ着いていたことが分かった》。
 【有害の泡流出 なぜ米軍は川や街で除去しないのか 地位協定の規定は?】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1106680.html)によると、《米軍普天間飛行場内の格納庫から有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が漏出した事故から3日が経過したが、米軍は流出量や原因など詳細を明かしていない。沖縄防衛局と外務省沖縄事務所も情報を得られていない。そんな中、川の浄化などを巡り責任の所在が不明確となり市の消防が独自で除去に当たらざるを得なかった。米軍が基地内の汚染処理を優先させ、基地外の汚染の責任を取らなかったことが根本的な問題としてある。一方で松川正則宜野湾市長や県内政党による相次ぐ抗議に対し、田中利則防衛局長は「米側は漏出元(基地内)から対応した。(市の除去活動に)感謝申し上げる」などと米軍の現状を追認するような発言が出た…》。
 《感謝申し上げる》…アホですか? 田中利則防衛局長のお宅の庭先に持っていきPFOSをぶちまけてみては?

 沖縄タイムスの記事【代替消火剤「物がない」 防衛相、交換に時間かかると説明 米軍基地からの漏出問題】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/560201)によると、《在日米軍がピーホスを含む有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)がない泡消火剤への切り替えを検討していると説明した。一方、非ピーファスへの切り替えについては「なかなか物がないというのが現実」とも述べ、時間を要するとの認識を示した》。
 同紙のコラム【[大弦小弦] 市消防が危険にさらされる理不尽】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/560197)によると、《「あれが爆発したら、全員殉職だ…」。2004年、沖縄国際大の米軍ヘリ墜落事故。宜野湾市消防の隊員が1年後、当日の心境を本紙に吐露している。燃えさかる機体に、おそろしいものが見えた ▼「頼む。あの燃料タンクは爆発しないでくれ」。祈りながら放水した。放射性物質が含まれていると知らされず、防護服なしの作業。被ばくの恐怖にもさいなまれた…▼河野太郎防衛相は汚染責任はあなた方にあると米軍に抗議するのが筋だろう。米軍は泡消火剤を切り替えると言うが、大量の在庫があった。約14万リットルも民間地に漏れた。再発のおそれはぬぐえず、取り決めが必要だ。「除去は汚染責任者が担う」と。(吉田央)》。

 琉球新報の【<社説>政府の基地立ち入り とても調査とは言えない】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1109476.html)によると、《発がん性が指摘される有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤が米軍普天間飛行場から流出した問題で、政府は16日に普天間飛行場で「立ち入り調査」をしたと発表した。しかし、実態は米軍の説明を受けながらの現場確認にとどまり、日米合意にも規定がある土壌や水などのサンプル採取はしなかった》。
 沖縄タイムスの【社説[米軍、土壌採取拒否]これが調査と呼べるか】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/564672)によると、《米軍普天間飛行場から、発がん性が指摘されている有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が大量に漏出した事故を受け、国、県、宜野湾市の3者による基地内立ち入り調査が実施された。日米地位協定環境補足協定を初適用。しかし米軍は泡消火剤が染み込んだとみられる土壌のサンプリング調査を拒否し、3者は事実上、米軍が土壌をはぎ取る作業を見守るだけだった。これが「調査」と呼べるのか甚だ疑問だ》。
 腰抜けだね。普天間移設や辺野古破壊は、皆さんのお嫌いなプーチン氏に《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末ですよ? 番犬様に逆らえない「愛国者」「ウヨク」…情けないアベ様ら。

   『●巨大新基地建設による辺野古破壊…プーチン氏に《主権を行使できて
                             いない実例》と指摘されてしまう始末
   『●和泉洋人首相補佐官…《日本の民間企業に建設協力を打診し、
     便宜供与を匂わせていた…徹底的に民意をないがしろにする政権の姿》
    「《これは安全保障政策ではない。日本をぼろぼろにすることと
     引き換えにした米国への隷従であり、「売国的」ですらある》…
     ホシュやウヨクの皆さんの大好きな売国奴という言葉。でも、一体誰が
     《売国》奴なのでしょうか? 皆さんのお嫌いなプーチン氏に
     《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末ですよ?」

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/559207

社説[泡消火剤 基地外漏出]即刻立ち入り調査せよ
2020年4月12日 09:00

 流れを大きな泡の塊が覆っていた。川沿いの道から数メートル下の川面に漂う泡は、風に吹かれて四方八方に飛び散り道沿いの柵に白く付着した。

 米軍普天間飛行場で格納庫の消火システムが作動し、発がん性のある有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が基地外へ大量に漏出した。泡は翌朝も消えず、周辺は時折カルキ臭が鼻を突くほどだった。

 消防は漏出翌日もバケツでの回収や水を噴射して流すことを試みたが、泡がなくなる様子は一向になかった。作業に加わろうと同日午後、川にきた米軍は早々と撤収。こうした様子は、いったん漏出すれば泡消火剤の回収はかなり困難だということを露呈した。

 兵士数人を寄こしただけで、いまだに漏出原因の詳細な説明もない米軍の無責任な対応には怒りが湧く。

 PFOSは、人体や自然界に蓄積する毒性があることなどから2009年に国際条約で製造・使用が原則禁止された。遅れること7年、米軍は在日米軍に適用される「日本環境管理基準」の有害物質リストにPFOSを記載。県や自治体には「16年から使用していない」と説明してきたが、今回の漏出をみればうそだったと言うほかない。

 普天間飛行場では昨年12月も消火システムの誤作動でPFOSを含む泡消火剤が漏れた。当時、松川正則宜野湾市長が原因などの情報を求めたのに対し、デイビッド・スティール司令官は「提供できる情報があるか確認させてほしい」と述べるにとどめた。

 それから半年もたたずの漏出だ。もはや米軍の説明を待つだけでは足りない。

■    ■

 県内では米軍嘉手納基地でもたびたび泡消火剤の漏出事故が発生したことが本紙の調べで判明している。

 漏出は基地周辺地の環境汚染につながっている可能性も高い。普天間飛行場や嘉手納基地の周辺では、県民生活に隣接する井戸や水源で高濃度のPFOSなどが検知されている。

 米軍の金武レッドビーチ訓練場水域に注ぎ込む排水路でも昨年、高濃度で検出された。PFOSを含む泡消火剤が県内のほかの米軍基地で今も使用されている危険性は拭えない。

 米軍基地の集中によって県民の生活環境が広範囲に汚染されている。この間の漏出を放置してきた日本政府の責任は重い。県や自治体と連携し、漏出の原因究明と有機フッ素化合物除去に向け、米軍基地内の立ち入り調査を急ぐべきだ。

■    ■

 米国では今年3月、脳腫瘍で亡くなった17歳の娘の死因は、居住していたフロリダ州のパトリック空軍基地で使用した泡消火剤による地下水汚染が原因として、元米兵が議会に訴え出た。

 有機フッ素化合物は子どもにより深刻な影響を及ぼすといわれている。

 普天間飛行場から漏出した泡消火剤は風にあおられ、近隣のこども園の園児たちの頭上を飛んだ。周辺には小学校もある。住民の健康調査も実施すべきだ。
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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1105737.html

<金口木舌>窓からの景色、頭上の泡
2020年4月12日 06:00
米軍 PFOS 普天間飛行場 金口木舌

 飛行機や県外で電車に乗るときに選ぶ座席は窓側か通路側か。当方は外の景色を楽しみたいので窓側。一方、長時間の搭乗となればトイレなどを気にして通路側を選ぶ

▼1961年4月12日、ソ連の宇宙船ボストーク1号に乗ったユーリー・ガガーリンが人類初の宇宙飛行に成功した。「空はとても暗かったが、地球は青かった」。窓から地球を眺め、その言葉は歴史に刻まれた

▼那覇空港の発着便に乗った際、気になる地点を窓から見詰める。米軍普天間飛行場や嘉手納基地。名護市辺野古では新基地建設が進む。埋め立て区域の海に土砂が投入されてから1年4カ月余、茶色が青色を浸食している

▼95年、少女の人権を踏みにじる事件が発生した。県民の怒りを受けて日米両政府は翌年4月12日、普天間飛行場の全面返還に合意したが、条件は県内移設。その賛否を巡って沖縄は二分され、飛行場は宜野湾市の真ん中に居座り続ける

▼隣接する沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落し、普天間第二小学校に米軍ヘリの窓枠が落下した。10日には泡消火剤が基地外に流出した。発がん性などが指摘される物質を含み、白い泡となって住民の頭上を舞った

基地負担を一方的に押し付けながら、政府は普天間飛行場の返還が進まない理由が沖縄にあるかのような発言を繰り返し責任を転嫁する。県民の命は泡のように軽くはない。
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●【【私説・論説室から】難局と指導者の態度】《これまで…決して責任を取らなかった首相である。コロナ禍ではどんな責任を取るのだろう》

2020年04月19日 00時00分29秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/危機に取り組む自治体の覚悟とは…】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004140000060.html)。

 《★だが、あてにならない政府よりもずっと国民のことを考え、丁寧に説明して安心してもらおうと危機を乗り越える覚悟の体制を整えている地方自治体は多くある》。

 検査・隔離・追跡の徹底と、そして、感染症拡大対策としての給付・補償で命と生活を守れ! でも、政府の動きはとても鈍い。前者はどれ一つ出来ず、後者は、(公明党が手柄を主張するデマウソに心底呆れる)漸く一律配布に動き始めたようだが、その動きは非常に鈍い。〝国民〟に限定せず、日本に、現在、居住する全ての人を救ってほしい。
 大企業の巨額の内部留保を社員のために、今、使わずして、何時? 軍事費を大幅に削減し、お預けしてある税金を市民のために、今、使わずして、何時? 困っている地方自治体を、今、支援せずして、何時? 医療関係者や物流など、今、支援せずして、何時?

   『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる者は
        その責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》
   『●《国民が信用しない政府》《調査しない政府》など《……ない政府》
     (鈴木耕さん)…そんな独裁者が〝戒厳令〟という凶器を振り回す…
   『●《耳目を引く策を打ち出し、手なずけたマスメディアやSNSを駆使して
       「世論」を作り出せば、愚策も「英断」となり、支持率は上がる》…
   『●2020年4月6日朝のニュース【首相、初の緊急事態宣言発令へ】
     …ついに、無能無為無策、不作為なアベ様が凶器を振り回す時が来た…
   『●経済対策による感染症拡大対策…小池晃さん「補償なき緊急事態宣言では、
          いくら休みたくても、働きに出るしかない市民がたくさんいる」
   『●《悪魔》はアベノマスク2枚だけを残して…アベ様「最悪の事態に
       なった場合、私は責任をとればいいというものではありません」
   『●《なぞかけ名人…お題を出すとこんな内容が返ってきた。「布マスク」
        とかけまして「森友学園や桜を見る会」と解きます。その心は「…」》
   ●《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ。緊急事態宣言の発令を
            歓迎している場合じゃない。ひるまず「マジか!」を続けよう》
   『●適菜収さん《不道徳な連中を7年以上も放置していた時点で、日本は
         危機管理ができていなかった。そういう国がどうなるか。今、…》

   『●〝報道統制〟下、《安倍政権はコロナ感染拡大に犯罪的な役割》
     (山口正紀さん)…《どさくさに紛れてさまざまな仕掛けを政府は…》
   『●デマ・ウソ吐きはどっち? 《雇用調整助成金…構造的欠陥があり、
     誰もが受け取れる「休業補償」という仕組みにはまったくなっていない》

 日刊スポーツの記事【志位和夫氏、首相の最も手厚い補償発言「フェイク」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202004150000137.html)によると、《安倍晋三首相が、新型コロナウイルスにともなう政府の休業補償について「世界で最も手厚い」と述べたとする報道を受け、ネット上でも疑問の声が噴出…。…小沢一郎衆院議員は…「総理は本気で言っているのだろうか? たちの悪い何かの冗談だろうか? もはや正気の沙汰とは思われない」と批判…。…志位和夫委員長は「首相『日本は世界で最も手厚い支援』と。英国=労働者・自営業者・フリーランスに賃金・所得の80%を補償。日本=政府のいう雇用調整助成金の助成率を9割引き上げでも、支払われるのは賃金の6割だから、60%×90%=54%」と、各国の補償と比較した上で、「首相の発言はフェイク」と断じ、「『世界で最も…』というなら8割補償を行え!」とした》。
 息吐く様にウソをつく方のウソ・デマを垂れ流す報道統制メディア統制。例えば、《「雇用調整助成金」は労働者個人が直接申請することができないという構造的欠陥があり、誰もが受け取れる休業補償という仕組みにはまったくなっていな》かった。息吐く様にウソをつくアベ様は《手厚い補償策を打ち出している》《休業に対して補償を行っている国は世界に例がなくわが国の支援は世界で最も手厚い》というウソ・デマをまき散らしたのだ。メディアは、検証なしに、そのデマ・ウソを垂れ流した。報道統制、メディア統制。デマはどっち? ウソ吐きはどちか?

 呆れたことに、日刊ゲンダイによると、【SNS監視に24億円 安倍政権イメージ戦略にカネじゃぶじゃぶ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271841)によると、《…に便乗した動画を安倍首相がインスタグラムに投稿し、大炎上した途端、ツイッターに全く同じ冒頭の文言が大量に出回った。…24億円とは、外務省が〈感染症を巡るネガティブな対日認識を払拭するため〉として、緊急経済対策に盛り込んだ予算措置を指す。…具体的には、海外メディアの報道も含め、SNS上に出回る「誤った情報」に逐一、反論していくようだ。要は日本政府にとって正しい情報を発信するため、休業補償などをケチってSNS監視に大金をつぎ込むわけである。厚労省も〈新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口等の設置、広報の充実〉として、35億円の予算を組み、一部を正しい情報発信に充てる予定だ》。
 アベ様のウソ・デマで報道は統制、ドブガネでメディア統制。そこにはケチらず、アベ様のために大金をドブガネ。

 日刊スポーツの記事【アベノマスク届くも「小さく鼻出る」「意味ある?」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202004150000008.html)によると、《受け取った介護施設の関係者によると、マスクはやや小さめ。「配布されるなら使い捨てを」と、切実な声も漏れた。配送などの経費を含めると、約466億円が見積もられている「アベノマスク」。これから実際に受け取る国民は、どんな感想を持つのだろう。…今回の布製マスクは、安倍首相が当初使用していたものと同じタイプで、サイズが小さめだという》。
 【<金口木舌>マスクで何を覆う?】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1107217.html)/《マスクを使っている人とおしゃべりしていると、相手の目が気になってしまう。口と鼻を覆っているため表情が分からず、自然と目を見つめてしまう。コロナウイルスのおかげで変な癖がついてしまった ▼口元が見えないだけなのに相手の気持ちがつかめず、不安になる。そこで「目は口ほどに物をいう」の格言よろしく相手の目を見るのだが、見られた方は迷惑に違いない…▼マスク姿で国会答弁に臨む安倍晋三首相はちらりと本音をのぞかせた。コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言を踏まえ、改憲論議の高まりを期待した。首相の政治信条は、非常時のマスク程度で覆えるものではないようだ…発がん性物質PFOSを含む泡消火剤を普天間飛行場からまき散らした…マスク姿で現場に現れたデイビッド・スティール基地司令官は「雨が降れば収まるだろう」と言ってのけた。これには恐れ入った。住宅地を飛ぶ泡も気にならないらしい。心眼をマスクで覆っていたのだろう》
 「意味ある?」、感染症拡大対策としては《意味》は全く無いです。《口封じ》や〝目隠し〟、耳栓にはピッタリのサイズ。壊憲や緊急事態条項を口にする大愚。アベ様について、「何も言えない・何も見させない・何も聞かせない」…その《意味》だけの、《悪魔》が残した2枚の布マスク。だって、未だに内閣支持率4割ですものねぇ、ホントに呆れた国ニッポン。

 たった2枚の布マスクで、〝戦え〟と言われても…。
 東京新聞のコラム【筆洗】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2020041502000144.html)によると、《山本周五郎は「ばかなことを言うものじゃないとテーブルをたたいてどなった焼夷弾(しょういだん)に国民は濡(ぬ)れむしろと火叩(たた)きだけを武器に立ち向かっている。皆がんばっている。「戦争をするのは軍隊じゃないか。大編隊が襲いかかっているのに、昨日は高射砲もろくにうたず、戦闘機は一機も飛びゃしない。一般国民の初期防火がよくないもくそもあるか」》。

 豊田洋一記者による、東京新聞のコラム【【私説・論説室から】/難局と指導者の態度】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2020041502000152.html)/《時は下り、安倍首相は会見で「最悪の事態になった場合、私たちが責任を取ればいいというものではない」と述べた。これまで政治責任は私にあると繰り返しながら、決して責任を取らなかった首相である。コロナ禍ではどんな責任を取るのだろう。(豊田洋一)》。
 今直ぐ辞職(塀の中へ)という《責任》をとってくれ。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004140000060.html

コラム
政界地獄耳
2020年4月14日9時16分
危機に取り組む自治体の覚悟とは…

★政府の新型コロナウイルスの対応に不信感を持つ国民から、経済の支援のガイドラインを示すなど対応が迅速で、原稿も読まずに話す都知事・小池百合子が称賛を浴びた。全国の自治体関係者も東京都の打ち出しを参考にしているところもある。ただ五輪延期の手のひら返しの選挙運動とかぶらせるパフォーマンスに見えるという国民も一定多数いて、政治家は結局、演出力でしかないのかと首相・安倍晋三のツイッターの自宅でくつろぐ姿を見て思う。

★だが、あてにならない政府よりもずっと国民のことを考え、丁寧に説明して安心してもらおうと危機を乗り越える覚悟の体制を整えている地方自治体は多くある。一番丁寧なのは長野県知事・阿部守一。以下は阿部のフェイスブック。「長野県における検査体制についてお伝えします。3月から信州大学医学部付属病院にご協力いただき1日あたり60検体に、4月からは県の環境保全研究所と長野市保健所の体制強化により1日88検体まで対応可能な体制に至っております。そのため、これまで医師が検査を必要と判断した場合には、検査を行ってくることができました。(中略)県の検査体制の一層の充実、民間検査機関の活用などにより、当面、1日150検体以上検査できる体制の構築を目指してまいります。県民一致団結して、長野県の地域力で難局を乗り越えていきましょう」。

都は検査を渋っているというネット上の疑念に答えてない。この説明が今必要な情報だろう。松江市の初動も特筆すべきだ。松江市の公式サイトの暮らしのガイドは<1>個人の行動・お店の活動の自粛<2>検査<3>隔離者・軽症者の行き先確保は3点セットなはず。プラス発症後の追跡を利用交通機関まで申告させることを松江市は徹底した。静岡県西伊豆町の観光地としての取り組みも早い。8日には町外からの来訪を止めた。「県内一高齢者が多く、病院を町民のために確保したい」という思いと収容人数100人以上の旅館・ホテルには50万円を一律で給付する。その他の宿泊施設や観光売店、飲食業、観光農園など幅広い観光業の事業者などに20万円を支給する。一律の給付金に加え宿泊人数や売り上げに応じた給付も実施する。本来の自治体の覚悟がほとばしる。(K)※敬称略
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