nikkan-gendaiの書評『BOOKS/「日本は戦争をするのか」半田滋著』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/152167)。
「安倍首相が国軍の最高司令官を気どりながら、実は自衛隊の実態や制度に無知で無頓着・・・・・・安倍氏の「軍国主義」がいかに頭でっかちの付け焼き刃かがわかろうというものだ」・・・・・・「最高の責任者」アベ様のオツムの中身はこんなもの。そんなアベ様は違憲行為で壊憲し、挙句の果てに「非戦闘地域」に送られる自衛隊員、そして、「人殺し」優待券=赤紙が子供たちに贈られる時代に。恐ろしいものだ。
『●戦争できる国にしたくてしょうがないらしい・・・アベ様に一番に戦場へ』
『●戦争できる国へ: アベ様をはじめ自公議員・
翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に』
『●小泉純一郎元首相の戦場の定義:
「自衛隊の活動している所は非戦闘地域」』
『●「積極的平和主義」という愚:
『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』』
『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・』
『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」』
『●東京新聞の心に沁みた記事【園長から平和の伝言 保育者の思い】』
『●「辺野古の海を守ろう」:
アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに』
『●いろんな意味で疲れます・・・
住民基本台帳活用とアイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!』
『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない』
『●「広島に続いて長崎でも、被災地の思いに
応えることはなかった」「心や魂」無きアベ様』
==============================================================================
【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/152167】
「日本は戦争をするのか」半田滋著
2014年7月29日
今回の集団的自衛権問題に立ち向かう反対論陣で目立つのが現役・退役をふくむ自衛隊員たち。その理由の一端は、安倍首相が国軍の最高司令官を気どりながら、実は自衛隊の実態や制度に無知で無頓着なところにあるのではないか。
本書第1章によれば安倍氏は首相になる前の2012年、自民党総裁としておこなった講演で、退役した自衛官を海上保安庁に移し、即応予備自衛官を海保に編入すべきだ、と主張した。ところが海保の巡視船は重油で動くディーゼルエンジン、海自の護衛艦は軽油のガスタービンで互換性は皆無。おまけに即応予備自衛官とは全員が陸自なのだから、それを船乗りにするなどあり得ない話。安倍氏の「軍国主義」がいかに頭でっかちの付け焼き刃かがわかろうというものだ。
このご仁が打ち出した集団的自衛権は、もともと第1次内閣時代に招集した懇談会が報告書に記した概念。ではこの通称「法制懇」はどんな集団なのか。まず14人のメンバーのうち憲法の専門家はわずか1人。逆に外務省と防衛省・自衛隊OBは4人。しかも全員が講演や論文で集団的自衛権を容認してきた面々なのである。安倍首相の視野と思考の狭さが本書を読むとよくわかる。
(岩波書店 740円)
==============================================================================