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nikkan-gendaiの記事【日本も見習うべき 注目映画で学ぶスウェーデンの言論意識】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/175782)。
《「バナナの逆襲」…高圧的で典型的なSLAPP(恫喝裁判)…「スウェーデンでは、大企業が言論機関を名誉毀損で訴えることはできない仕組みになっている。大企業の名誉よりも、言論の自由、国民の知る権利が優先されるからだ」 実際、ドール社を相手にした圧倒的に不利な戦いに援軍ののろしが上がったのはスウェーデン国内からだったのだ》。
彼の国の「民度」や「政治」「政」とに彼我の差を感じる…片や「子供にもSLAPPする国」ニッポン。
『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督・
映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』』
「なんか、彼我の差を感じるな~。フィンランド、ノルウエー、スウェーデン、デンマーク・・・・・・「教育」や「働くこと」に対する考え方の違い」
『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?』
『●『創(2009年7月号)』』
『●『創(2009年11月号)』読了』
『●『創(2010年4・5月号)』読了』
『●『もうひとつの日本は可能だ』読了』
『●内橋克人さんインタビュー:
〝貧困マジョリティー〟の形成と『FEC自給圏』への志向』
『●原子力ムラに対して、開き直ろう!:
こういう挑発や脅し、騙しに乗ってはならない』
『●まさに、FEC自給圏を目指せ』
『●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(4/4)』
『●「格差が拡大し・・・人心の荒廃」する我国で、
「教育」「働くこと」に対する考えの違いを見せつけられて』
『●オンカロと死の灰と、フィンランドとニッポン』
『●『浪費なき成長』読了』
『●『もうひとつの日本は可能だ』読了』
『●オンカロと500%エネルギー自給率の島と自民党』
『●子供たちと赤紙: 「学校保護宣言」に調印しない
戦争好き、侵略戦争マニアな国々はどこ??』
『●アベ様がコピー(?)した「積極的平和主義」は、
ある平和学者の原義を跡形も無く破壊』
『●誰も責任をとらない自民党議員・・・・・・
3.11東京電力原発人災以前に逆戻りしていて大丈夫?』
『●東電原発人災の3.11を再び目前に:
「原発事故調書 原因不明、責任不在」でも再稼働できる神経を疑う』
『●教育再生: 喜んで戦場に行ける子供たち、
「搾取会社」で喜んで働く「歯車」となる学生を育てたいらしい』
『●戦争、環境破壊の最たるもの』
『●「人殺し」なんぞには行かせたくない』
『●電源構成(エネルギーミックス)案という
貧相な「未来図」: 泥棒やその子分に縄をなわせる愚』
「「国が、国策に反対する住民を訴えるという前代未聞の裁判」があった。国が行うSLAPP(SLAPP、スラップ)である」。まだまだ、このことは日本では知られていない。
『●『「朝日」ともあろうものが。』読了 (1/2)』
『●『「朝日」ともあろうものが。』読了 (2/2)』
『●『紙の爆弾(2009年5・6月号)』』
『●『石原慎太郎よ、退場せよ!』読了(3/3)』
『●目○△鼻○△と云う(2/2)』
『●『紙の爆弾(2009年10月号)』読了』
『●『「押し紙」という新聞のタブー』読了(1/2)』
『●『紙の爆弾(2009年12月号)』読了』
『●SLAPPと祝島』
『●『紙の爆弾(2010年2月号)』読了』
『●東京高裁の目は節穴か?』
『●書籍紹介: 三宅勝久さん『日本を滅ぼす電力腐敗』』
『●原発スラップを許すな!』
『●原発SLAPP(スラップ)=
原発恫喝訴訟による原発批判への委縮効果を狙って』
『●SLAPPと原発、沖縄』
『●『週刊金曜日』(2012年10月26日、917号)についてのつぶやき』
『●原発SLAPP続報: 原子力ムラを書いたら訴えられた』
『●がんばれ『アクセスジャーナル』!!』
『●「安倍晋三首相の本音」『週刊金曜日』
(2013年5月31日、945号)についてのつぶやき』
『●田中稔さんへの原発スラップ:
核のヒカリあっての「東電の影」がようやく表に』
『●田中稔さん原発スラップの実質的勝利の影で・・・』
『●田中稔さんへの原発スラップ:
原子力ムラの目的は達成されたのかもしれない』
『●「辺野古の海を守ろう」:
アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに』
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/175782】
日本も見習うべき 注目映画で学ぶスウェーデンの言論意識
2016年2月21日
(フレデリック・ゲルテン氏(提供写真))
「ユニクロ帝国の光と影」を書いたジャーナリストの横田増生氏は、ユニクロから2億円超の名誉毀損裁判を起こされ、最高裁まで争って勝った。企業は時として、裁判という法的手段に訴え、法外な請求をすることで言論の自由を萎縮させようとする。そこに横田氏は敢然と立ち向かったわけだが、その横田氏が感銘を受け、監督のインタビューまでした映画が今月27日から全国公開される。
「バナナの逆襲」という映画である。
バナナで有名な米ドール・フード・カンパニーは1970年代から80年代にかけ、米国内では使用禁止となった農薬を使い、ニカラグアでバナナの生産を続けたため、長年農薬を浴びた男性労働者たちが無精子症になった。これに対してドール社の法的責任を問う裁判をドキュメンタリーにしたものだ。監督はスウェーデンのドキュメンタリー映画監督として知られるフレデリック・ゲルテン氏(59)。実はこの映画、2009年に前編を撮り終え、ロサンゼルスの映画祭に出品することが決まっていた。
しかし、映画祭に出品する数日前、ドール社から200ページを超える警告書がフェデックスで事務所に届く。
「映画の内容は不正確であり、ドールに対するいわれなき
誹謗中傷に満ちている。これを米国で上映するなら、
法的手段に出る」
高圧的で典型的なSLAPP(恫喝裁判)である。「そこからローラーコースターに乗ったような2年間が始まった」とゲルテン監督は横田氏に語った。
■弁護士にも個人攻撃
ドール社は裁判という法的手段に訴えるだけでなく、PR会社を雇って、ゲルテン監督や、ニカラグアの農民たちを弁護したホワン・ドミンゲス弁護士への個人攻撃を仕掛けてきたという。
「ゲルテンは信用ならない」「悪辣弁護士を英雄視した映画を撮っている」「詐欺まがいの映画にこだわるのはやめよう」──などのメッセージをジャーナリストや映画関係者にまきちらした。このため、多くの知人や友人が、ゲルテン監督から離れていったり、距離を置くようになったりしたそうだ。
横田氏は「裁判を通じて得たものは何か」とゲルテン監督に問うた。
「信頼できる友達や仕事仲間が誰なのかが
はっきりと分かったことだ」
こう語ったゲルテン監督はもうひとつ、重要なことを教えてくれた。
「スウェーデンでは、大企業が言論機関を名誉毀損で
訴えることはできない仕組みになっている。大企業の
名誉よりも、言論の自由、国民の知る権利が優先されるからだ」
実際、ドール社を相手にした圧倒的に不利な戦いに援軍ののろしが上がったのはスウェーデン国内からだったのだ。大手ハンバーガーチェーン店でのドール社の不買運動から始まり、ドール社がいちゃもんをつけた映画の国会での上映、多くの国会議員が署名した裁判取り下げ嘆願書などを通して、スウェーデンが団結してドール社を追い詰めたのである。その一部始終を「バナナの逆襲」は描いている。表現する側はもちろん、広報マンも含めて、必見である。
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