【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2025年02月22日[土])
予てから噂にはなっていましたが、これまたトンデモナイお維案件ですね。まさか、百条委委員の辞任だけでお茶を濁すつもりではないでしょうね? 《ところが、岸口氏と増山氏は、自分がしでかしたことの卑劣さと責任の重大さをまるでわかっていないらしい》(リテラ)。
さらには、吉村洋文・三代目大阪「ト」知事ときたら、《今回の問題について…「本人たちの思いというのがあるのはわかるが…。思いはわかるけど、ルール違反です。これは」》…両お維県議の「思いを分か」ってしまっていいのだろうか? 《岸口・増山氏という維新の県議ふたりが立花氏を介して県知事選を歪め、百条委の価値を大きく毀損したというのに、それを「ルール違反」と矮小化すること自体、認識が甘すぎる。だが、耳を疑ったのは「本人たちの思いはわかる」という一言だ。死者を出すまでの誹謗中傷や、告発をおこなった元県民局長を貶めるデマや陰謀論が飛び交う元凶をつくったにもかかわらず、あたかもその行為に理があるかのように語るとは、代表としてあるまじき暴言ではないか》(リテラ)。
《兵庫県政の混乱には維新の反社会的かつ無責任な体質も大きくかかわっている》…お維の責任は重いのだ。なぜなら、問題の本質の一つがお維案件「優勝パレード」問題だから。
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
「一方で、百条委メンバー《竹内英明県議が議員辞職》って、
どういうこと? 家族も含めて脅迫し、議員辞職に追い込む。
ニッポンは民主主義国家なの?」
(日刊ゲンダイ)【別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に
「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も
行き来、クレーム電話ひっきりなし】《県議会の調査特別委員会
(百条委)は18日、証人尋問を25日に開き、斎藤氏に3回目
となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を
驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が
議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ》
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
『●N党の「どうかしている人」に扇動された人々によるデマ・《誹謗中傷に
悩んでいた》県議を守ろうともしなかったお維系兵庫県知事の無責任が…』
『●お維案件「優勝パレード」問題…《信用金庫への県補助金を増額し、それを
募金としてキックバックさせることで補った》《斎藤知事最大のスキャンダル》』
「お維案件である「優勝パレード」問題。《■疑惑の核心がここに
ある》(現代ビジネス)、《前兵庫県議だった竹内英明氏…生前、
「現代ビジネス」の取材に応じていた。《信用金庫への県補助金を
増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》
告発文書には、そう具体的な内容が書かれている》。
《■竹内氏は「闇が詰まっている」と》」
『●兵庫県…《先頭に立って県政の混乱を収めるべき知事が動かない以上、事態
は悪化するばかり。もはや、捜査機関に頼るしかない》…その捜査機関も…』
『●放置された誹謗中傷・デマ…兵庫《県議会百条委員会の委員を務めた前県議
が死亡…前県議は生前ネット上で誹謗中傷され、死後も続く》著しい名誉棄損』
『●村上総務相…「本当に痛ましい。政治をやっている者からすると、ああいう
ことが起これば正論も本音も言えなくなる。民主主義の危機という気がする」』
『●百条委・副委員長と委員の二人のお維県議がデマ文書や隠し録りした音声
データを、何が起こるかを知りつつも、「どうかしている人」に渡してしまい…』
添田樹紀・谷辺晃子両記者による、アサヒコムの記事【百条委の報告書案、維新の意見削除へ 「通報者探索やむを得ず」など】(https://www.asahi.com/articles/AST2P3V2RT2POXIE02PM.html)によると、《兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の調査報告書を作成する協議会が21日、開かれた。通報者を特定した斎藤知事らの初動を「公益通報者保護法に違反」とする報告書案の内容に反対していた県議会第2会派「維新の会」の意見の大半が、報告書から削除される見通しになった》。
リテラの記事【維新・吉村代表が立花孝志に情報提供の県議を「思いはわかる」とかばうのはなぜか? 改めて問われる阪神オリ優勝パレードの疑惑】(https://lite-ra.com/2025/02/post-6357.html)によると、《竹内英明・元県議がネット上で攻撃に晒された末に自死するなど、騒動が収まる様子がない兵庫県知事選をめぐる問題。ここにきて、2馬力選挙を展開した「NHKから国民を守る党」立花孝志党首が誹謗中傷の火種を撒き散らすこととなった情報源が、ようやく明らかに。しかも、それが百条委員会副委員長で維新所属の岸口実氏と、同じく百条委メンバーである維新の増山誠氏という、揃いも揃って維新の県議会議員だったことから、大きな物議を醸している》。
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【https://www.asahi.com/articles/AST2P3V2RT2POXIE02PM.html】
百条委の報告書案、維新の意見削除へ 「通報者探索やむを得ず」など
添田樹紀 谷辺晃子 2025年2月21日 22時00分
(兵庫県議会の百条委員会で、頭を下げて謝罪する維新の会の
委員ら=2025年2月21日午後2時22分、神戸市中央区、
添田樹紀撮影)
兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の調査報告書を作成する協議会が21日、開かれた。通報者を特定した斎藤知事らの初動を「公益通報者保護法に違反」とする報告書案の内容に反対していた県議会第2会派「維新の会」の意見の大半が、報告書から削除される見通しになった。
他の会派は維新と異なり、県の元西播磨県民局長(故人)が匿名の告発文書で指摘した斎藤知事らの疑惑について、パワハラの可能性があるとし、通報者の特定も問題視している。取りまとめに向けた議論が加速しそうで、奥谷謙一委員長(自民)は21日、「おおむね方向性はまとまってきた」とコメントした。
複数の県議会関係者によると、21日に3回目の協議会が非公開で行われ、複数会派が維新の意見を報告書案から削除するよう提案し、維新側が受け入れたという。
21日は、告発文書が指摘した「七つの疑惑」や、通報者を特定した県の対応などに対する各会派の評価や意見を反映して18日の前回協議会で示した報告書の「統合案」について、表現の修正などを話し合ったという。
18日に判明した報告書案では、片山安孝・前副知事らが主張する「文書配布は不正な目的」とは判断できず、外部への公益通報に当たると考えるべきだとしたうえで、通報者特定は保護法が定める体制整備義務に違反するとした。斎藤知事が「真実相当性がない」と主張する告発文書の内容も、パワハラ疑惑は「おおむね事実」とした。
一方、維新が出した意見は、報告書案では「下記の意見もある」としたうえで「公益通報に該当するか強い疑念が生じたケースで、通報者の探索を行ったことはやむを得なかった」と記された。パワハラについても、維新の意見は「パワハラの認定は高度な法的知識が必要で、司法の判断によるべきとの意見もある」として付記されていた。
維新をめぐっては、百条委の委員を務めていた増山誠、岸口実の両県議が20日、昨秋の知事選をめぐり、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏への情報提供に関与したことを理由に、委員を辞職した。ある維新関係者は21日、「意見を言える立場ではなく、うちが折れるしかない」と話した。
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【https://lite-ra.com/2025/02/post-6357.html】
維新・吉村代表が立花孝志に情報提供の県議を「思いはわかる」とかばうのはなぜか? 改めて問われる阪神オリ優勝パレードの疑惑
2025.02.21 08:10
(日本維新の会HPより)
竹内英明・元県議がネット上で攻撃に晒された末に自死するなど、騒動が収まる様子がない兵庫県知事選をめぐる問題。ここにきて、2馬力選挙を展開した「NHKから国民を守る党」立花孝志党首が誹謗中傷の火種を撒き散らすこととなった情報源が、ようやく明らかに。しかも、それが百条委員会副委員長で維新所属の岸口実氏と、同じく百条委メンバーである維新の増山誠氏という、揃いも揃って維新の県議会議員だったことから、大きな物議を醸している。
兵庫県知事選における岸口・増山両氏の動きは、下劣極まりないものだった。岸口氏は“斎藤知事失職の「黒幕」は竹内氏”などとする怪文書を、増山氏は非公開の秘密会で実施された百条委の音声データを、それぞれ立花氏に提供した。それらをもとに立花氏が情報拡散したことにより、ネット上にはデマや誹謗中傷、陰謀論が蔓延り、竹内氏や百条委の奥谷謙一委員長らに対する攻撃が激化。竹内氏は死にいたるまで追い詰められてしまったのだ。
かねてより「文書や音声データの提供者は岸口氏と増山氏ではないか」との見方があったが、その事実を当人が認めたことの衝撃は、あまりに大きいと言わざるを得ないだろう。
ところが、岸口氏と増山氏は、自分がしでかしたことの卑劣さと責任の重大さをまるでわかっていないらしい。たとえば、岸口氏が立花氏に提供した怪文書がもとになり竹内氏への誹謗中傷が巻き起こったというのに、反省の弁は「軽率だった」という薄っぺらなものだった。
もっと酷いのは増山氏だ。増山氏はこの期に及んでも「クーデターという元県民局長が文書を作成した背景が県民に知らされないまま選挙がおこなわれることが正しいのかという非常に強い思いがあった」などと強弁。以前から片山安孝・元副知事らが主張してきたのと同様、あたかも元県民局長は斎藤県政を転覆させる目的で告発文書を作成したかのように語ったのだ。
だが、これこそが「維新クオリティ」というものなのだろう。事実、維新の岩谷良平幹事長は19日、岸口氏について「除名処分とかいうものに該当するような大きな違法行為があったわけではないと認識している」「法的問題はない。あくまでも政治倫理上問題がある軽率な行為」と発言。そのうえ、岸口氏が立花氏に提供した文書に書かれていた内容は「いままで噂レベルで言われていたこと」だったとし、「立花さんの言動の変化につながったことはないと思う」などと口にしたのだ。
極め付きは、維新の代表を務める吉村洋文・大阪府知事の発言だ。吉村知事は20日、今回の問題について「あってはならない」と断罪しながら、こう述べたのだ。
「本人たちの思いというのがあるのはわかるが、でもこれはやっぱりルール違反ですから、してはならないことだと思う。しかも、相手方は他党(注:正しくは政治団体)の党首ですから、それはやっぱりルール違反。思いはわかるけど、ルール違反です。これは」
■陰謀論や誹謗中傷を助長し死者まで出ているのに「思いはわかる」と維新県議をかばう吉村知事の異常
岸口・増山氏という維新の県議ふたりが立花氏を介して県知事選を歪め、百条委の価値を大きく毀損したというのに、それを「ルール違反」と矮小化すること自体、認識が甘すぎる。だが、耳を疑ったのは「本人たちの思いはわかる」という一言だ。死者を出すまでの誹謗中傷や、告発をおこなった元県民局長を貶めるデマや陰謀論が飛び交う元凶をつくったにもかかわらず、あたかもその行為に理があるかのように語るとは、代表としてあるまじき暴言ではないか。
しかし、吉村知事の「思いはわかる」という発言は、まさしく本心から出た言葉だったのだろう。斎藤知事の再選、あるいは百条委を瓦解させたい──それは吉村知事も共有する思いだったはずだ。なぜなら、元県民局長の告発文書の“本丸”は、斎藤知事のパワハラ疑惑などではなく、吉村知事が言い出しっぺである「阪神・オリックス優勝パレード」をめぐる補助金キックバック疑惑にほかならないからだ。
ご存知のとおり、吉村知事は2023年、斎藤知事らとともに、大阪万博の機運醸成を狙って阪神タイガースとオリックス・バッファローズの「優勝パレード」の開催をぶち上げた。その際、開催にかかる資金に公費は投入しないとし、資金確保のためクラウドファンディングで5億円を集めることを目標に掲げたが、集まった金額は1億円程度。最終的に大阪府と兵庫県が地元企業から約5億円の協賛金を集めて賄った。
だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されていた。
〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は但陽信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)
県が補助金を増額し、それを協賛金としてキックバックさせていた──。これがもし事実であれば違法性が問われる公費の不正支出だが、この告発文書をきっかけに、疑惑がさらに深まる事実が次々に判明していったのだ。
■告発文書の本丸は阪神オリックス優勝パレードをめぐる補助金キックバック疑惑!
まず、告発文書が指摘する「信用金庫への県補助金の増額」だが、この増額はたしかに優勝パレードと同時期におこなわれていた。
兵庫県では、金融機関が新型コロナ対策の無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)で融資先へ支援をおこなった場合、1件あたり最高10万円を金融機関に対して県が補助する「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」を実施。2022年の補正予算では補助金として8億円が計上され、2023年は県の産業労働部が約1億円の予算を要求。11月14日の財政課長の査定資料には1億円と記されていたという(「サンテレビNEWS」2024年8月6日付)。
だが、この約1億円という数字に対し、片山副知事が「これじゃ足りん。4億にせえ」と言い始め、担当課は要求額を3億7500万円に引き上げたという(「集英社オンライン」2024年10月30日付)。実際、11月16日の産業労働部の事業説明書でも、金額が3億7500万円に差し替わっている。
さらに、この補助金を積み増ししたのが斎藤知事だ。職員のメモによると、優勝パレード2日前にあたる11月21日の知事査定において、斎藤知事は「全体をまるく4億円程度で」計上することを指示。その結果、現場が約1億円で要求していた金融機関への補助金の財源は、4億円にまで増額されたのだ。
かたや、県は優勝パレードの協賛金集めに難航していたが、補助金の増額が決まって以降、優勝パレード終了後だったにもかかわらず協賛企業を得ていた。パレード終了後に協賛を申し込んでも企業PRにはならないというのに、優勝パレード後に協賛を申し込んだうち11件が、なんと告発文書で指摘されていた信用金庫だったのである。
しかも、斎藤知事が「全体をまるく4億円で」とさらなる増額を決めたのと同じ11月21日、片山副知事は告発文書で「幹事社」として名指しされていた但陽信用金庫の桑田純一郎理事長に“協賛金の集まりが悪いので県内11の信用金庫から拠出してほしい”と依頼していたことも判明している。
この問題について、片山氏は百条委で「信用金庫に対する協賛金の協力依頼と補助金を増額する予算措置のタイミングがたまたま一致した」と述べたが、「たまたま一致した」と言うには、タイミング的にあまりにも出来すぎた符合だと言わざるを得ない。だいたい、片山氏は当初案で1億円だったのを4億円に増額させたことについて、「これは国の財源から4億円を確保できるメドが立ち、それなら増額したほうが県内の中小企業のためになると考えたためです」(「現代ビジネス」内「週刊現代」記事2024年11月8日付)と述べているが、昨年10月24日の百条委においては〈補助金を1億円から4億円に積み上げる作業に関わった県職員が、増額する根拠は「なかった」との趣旨の証言をした〉と県関係者が語っているというのだ(前述・集英社オンライン)。
■優勝パレードをめぐる不正に大阪府や維新の関与は? 斎藤知事だけでなく維新の責任追及も
さらに、協賛金を取りまとめた但陽信用金庫の桑田理事長は「片山さんからキックバックの計画を持ちかけられたことも、具体的な金額の提示を受けたこともない」と反論しているが(前述・「現代ビジネス」内「週刊現代」記事)、「AERA.dot」(2024年9月25日付け)の取材に対し補助金との関係は否定しつつも片山副知事が同金庫を訪れ寄付を依頼したことが寄付増額につながったことは認めている。また、寄付をした金融機関のひとつに勤務する人物は、片山氏が信用保証協会の理事長を務めていたことを指摘したうえで、「保証協会理事長という以前の肩書をいかして、金融機関を直接、訪問するなど無言の圧力で寄付を募ったのです」「県の幹部は、斎藤知事の騒動前は『キックバックがあったから寄付した』『片山氏のメンツを立ててやった』と公然と言っていました。今はヤバいと思って口をつぐんでいますがね」と証言している(「現代ビジネス」1月23日付)。
このように、「優勝パレード」をめぐる問題は疑惑が深まる一方なのだが、重大なのは、告発文書で「病気療養中」とされていた課長についてだ。このパレード担当の課長は、昨年4月20日に急死。斎藤知事の疑惑追及が強まったあとの同年7月23日になってようやく死亡が公表され、元局長と同じく自殺とみられているが、見過ごせないのは告発文書において「大阪府との難しい調整に精神が持たず」と言及されていること。つまり、優勝パレードの協賛金集めをめぐるキックバック疑惑には、大阪府も関与していた可能性も考えられるということだ。
吉村知事といえば、斎藤知事が再選した際、「別にやめろという趣旨ではないが、知事に不信任決議を出した議会が、百条委を継続する正当性はあるのか」「百条委員会やってる最中で不信任決議を出して、斎藤さんを完全否定したわけでしょ」などと述べ、必死になって百条委叩きをおこなっていた。もしかすると、その理由は、吉村知事が大阪万博のPRのためにぶち上げた「優勝パレード」の補助金キックバック疑惑への追及をやめさせたかったからではないのか。だからこそ、怪文書や音声データを立花氏に提供した維新県議ふたりに対し、「思いはわかる」などという発言が飛び出したようにも思えるのだ。
「優勝パレード」をめぐる補助金キックバック疑惑については、すでに兵庫県警も告発状を受理し、捜査が進められていると思われるが、兵庫県政の混乱には維新の反社会的かつ無責任な体質も大きくかかわっている。斎藤知事に対する追及のみならず、「優勝パレード」疑惑の真相究明、そして維新の責任についても厳しく問わなくてはならないだろう。
(編集部)
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2025年01月24日[金])
お維案件である「優勝パレード」問題。《■疑惑の核心がここにある》(現代ビジネス)、《前兵庫県議だった竹内英明氏…生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》 告発文書には、そう具体的な内容が書かれている》。《■竹内氏は「闇が詰まっている」と》。
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
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[2024年09月07日 00時00分]
最大の問題は、ホイッスル・ブロワーにこんな酷い仕打ちをし、しかも…最悪の結果となったこと。デモクラシータイムスによると、迫っていたA氏 (元西播磨県民局長) の定年をわざわざ延長し、《男性を懲戒処分》した。さらに、もうお一人も、《課長の自死は吉村肝煎り優勝パレードが原因か》(リテラ)。《「優勝パレード」問題》、こんな犯罪行為を強要されては…《だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されていた。〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は■■信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)》(リテラ)。《徹底追及すべきはもうひとりの犠牲者を出してしまった「優勝パレード」問題であることは論を俟たない》。
加えて、《そして、このように2名もの自殺者を生んでしまうような土壌をつくりあげた責任は、維新批判に弱腰の在阪メディアにもある》、《さらに、吉村知事や松井一郎・前大阪市長による滅茶苦茶なコロナ対応や大阪万博、カジノ問題に対しても、在阪メディアは切り込もうとしてこなかった。こうした維新の杜撰さやインチキぶりをしっかりと批判する在阪メディアがいないからこそ、維新はもちろん、維新系知事である斎藤知事も図に乗った言動を繰り返してきたのではないのか。》(リテラ)。
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『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
支持できるのか…? 大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…』
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)』
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
『●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会
を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》』
『●なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することは
していない」と仰ってる訳で、「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね?』
『●デマや《フェイクで選挙が盗まれ》た! お維案件な兵庫県知事やN党の
「どうかしている人」ら《デマゴーグに騙されるな!》(デモクラシータイムス)』
『●《兵庫県知事選に見た選挙の根本的な問題 「自由競争ができる選挙には
なってない」…畠山理仁氏》《馬鹿にするのではなく…まずは考えた方がいい》』
『●《盗まれ》た選挙を取り戻せるかの岐路…村上総務相《SNSでの虚偽情報の
投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動が公職選挙法違反になり得る》』
『●神戸地検と兵庫県警、「斎藤劇場」の幕引きは許されない…二人の兵庫県職員
を死に追い込んだ問題、《斎藤元彦知事の買収、折田楓社長の被買収》事件』
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
『●畠山理仁さん《そうした人たちが悪意ある不確かな情報の波にのみ込まれない
ためにも、既存メディアは選挙期間中も確かな情報発信を続ける必要がある》』
『●N党の「どうかしている人」に扇動された人々によるデマ・《誹謗中傷に
悩んでいた》県議を守ろうともしなかったお維系兵庫県知事の無責任が…』
現代ビジネスの記事【【独自】「斎藤知事最大のスキャンダル」兵庫県がひた隠す衝撃のリストを公開…自殺県議が死の直前まで記者とやりとりした「寄付金額リスト」の全実名・全金額】(https://gendai.media/articles/-/145554)によると、《■疑惑の核心がここにある》、《前兵庫県議だった竹内英明氏…昨年3月に発覚した、斎藤元彦知事の内部告発を検証する百条委員会でも、鋭い質問を展開。誰もが一目置く存在だった竹内氏の死に衝撃が走っている。竹内氏は、生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》 告発文書には、そう具体的な内容が書かれている》。
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【https://gendai.media/articles/-/145554】
2025.01.23
【独自】「斎藤知事最大のスキャンダル」兵庫県がひた隠す衝撃のリストを公開…自殺県議が死の直前まで記者とやりとりした「寄付金額リスト」の全実名・全金額
現代ビジネス編集部
■疑惑の核心がここにある
1月18日、前兵庫県議だった竹内英明氏が自宅で自殺していたことがわかった。昨年3月に発覚した、斎藤元彦知事の内部告発を検証する百条委員会でも、鋭い質問を展開。誰もが一目置く存在だった竹内氏の死に衝撃が走っている。竹内氏は、生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。
《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》。
告発文書には、そう具体的な内容が書かれている。竹内氏は、「斎藤知事最大のスキャンダル」だとして、ここに書かれている内容の徹底的な調査をすべきだと、記者に何度も語り、調査をしていた。それが今回公開する一覧表である。兵庫県に寄付をしたすべての企業や団体の寄付金額が判明した。《前篇 自殺した兵庫県議が調査していた「阪神・オリックスパレード寄付全額リスト」を公開する》もあわせてお読みください。》
■寄付元の人物が証言
パレードは2023年11月23日に実施されている。ところがパレード後にもかかわらず、13の金融機関と同様に寄付をしている企業が7社ある。今回の3つのリストのなかで黄色でマークしてある部分だ。
たとえば上場企業でもある川崎重工業は、11月24日に100万円を寄付している。ところが、なぜか兵庫県はこれまでこの金額を「非公表」としてきた。100万円という金額は経営に与える影響はまったくといってないだろうが、兵庫県幹部によれば「普通、優勝パレードのようなビッグイベントに寄付した場合、PR効果でぜひ公表してほしいとなります。しかし、優勝パレード後だったこともあってなのか非公表を希望されました」というのだ。
また、2100万円という兵庫県では最高額とみられる寄付をしながらこれまた金額を「非公開」としてきたのが敬愛まちづくり財団だ。優勝パレードが終わり1ヵ月が経過した2023年12月になってから《貴財団にさらなるご支援》と県が追加支援を求め、同財団が高額寄付を行ったことが現代ビジネスが入手した情報公開などでも明らかになっている。
寄付をした金融機関のひとつに勤務するA氏が「現代ビジネス」の取材に答えた。このA氏は、斎藤知事の最側近だった片山安孝副知事(当時)は、すでに優勝パレードが終わっているにもかかわらず、但陽信用金庫を訪問して寄付を要請したこと、さらに片山副知事が信用保証協会の理事長だったことを重視する。
「保証協会理事長という以前の肩書をいかして、金融機関を直接、訪問するなど無言の圧力で寄付を募ったのです。実際、片山氏の訪問後には、但陽信用金庫が幹事社となってとりまとめ、その寄付額を兵庫県に送付して了承を得ています。
そもそも、優勝パレードが終わってから何らメリットがないのに寄付するというのはおかしなことで、金融機関側も背任に問われかねませんから、斎藤知事スキャンダルが発覚してからは、箝口令が敷かれているのです。
県の幹部は、斎藤知事の騒動前は『キックバックがあったから寄付した』『片山氏のメンツを立ててやった』と公然と言っていました。今はヤバいと思って口をつぐんでいますがね」(A氏)
情報公開でも、金融機関側が兵庫県に寄付額の内訳を送信した資料や寄付の一覧表は示されたものの、金額は黒塗りだった。
すでに、昨年9月には東京の男性が斎藤知事と片山氏を大阪地検特捜部に刑事告発。また、兵庫県の市民団体も同様に「背任罪」で告発している。兵庫県警への刑事告発は受理されたという。
そして、100万円を寄付している兵庫県信用保証協会、50万円のひょうご観光本部、神戸国際会館の3つの団体や企業については「兵庫県との関係が強く、税金が投じられているので批判の対象になっても仕方ない」(兵庫県幹部の一人)との声が強い。
■竹内氏は「闇が詰まっている」と
竹内氏はこの点について
「優勝パレード以外にもいろんな闇が詰まっているように感じる」
と漏らしていた。今回のリストに載っている団体・企業名をもう少し具体的に見よう。
兵庫県信用保証協会は、先にも書いたように、片山氏が理事長を務めていた。現在の遠藤英二理事長も、かつては兵庫県の部長。ナンバー2の専務理事も兵庫県OB。元県民局長の内部告発文書で名指しされ、県議会の百条委員会でも証人として出ている原田剛治産業労働部長も理事となっている。
ひょうご観光本部は兵庫県と県下の市町村が会員となって運営されている公益社団法人で原田氏は、副理事長となっている。
神戸国際会館は株式会社で、神戸市の繁華街にあるビルを運営。コンサート会場としても知られる。兵庫県は筆頭株主で25%の株式を保有している。取締役には、井戸敏三前知事の名前もある。「実質的な母体は兵庫県」(前出・幹部)なのだ。
斎藤知事が視察した際にトースターなどを一度はプレゼントし、後に返却したという疑惑が浮上している「千石」も、100万円を寄付している。
税金投入され、天下り先の団体、企業にまで寄付を求め、出させていた斎藤知事。近く、東京都の男性は金融機関に対しても「背任」を視野に刑事告発を出す意向があるという。そこには、金融機関の預金者が告発人に加わり、直接、経済的に被害を被ったというのが告発の理由の一つになるという。
昨年の兵庫県知事選に立候補し「私には入れないで」と斎藤知事を支援して「2馬力」と揶揄された、NHKから国民を守る党の立花孝志氏。竹内氏が亡くなった当日、YouTubeで「竹内元県議は明日逮捕される予定だった。明らかに犯罪をやっていた可能性が高くて、警察に捕まるのが嫌で命を絶った」などと語っていた。
だが兵庫県警の村井紀之本部長は、竹内氏について
「任意の取り調べをしたことはなく、逮捕するという話はまったくない」
「全くの事実無根で、明白な虚偽がSNSで拡散されている。極めて遺憾」
と全面否定。
■また死人が出るのか?
すると立花氏は自身のYouTubeで先の発言を削除し、
「県警本部長が県議会で(竹内氏の)逮捕の事実、逮捕、任意の事情聴取があったことについては全面否定されました。私自身、事実と異なることをインターネットで発信したことについて謝罪させていただきます、申し訳ございませんでした」
と謝罪をした。
「竹内氏逮捕なんて話はまったくない。斎藤知事の一連の問題で、雑談程度であるが、顔見知りのうちの者が百条委員会の日程、進行など、警備の関係もあり聞いていたほどだ」
立花氏のSNSを発端に、さらに竹内氏の名誉が毀損され、デマが拡散しているのだ。
元県民局長の弔問にも、まだ行っていないと記者会見で答えている「冷徹」な斎藤知事。竹内氏死亡を受けて「尊敬していた方で、ショックだ」と弔意を示した。
しかし、立花氏のSNSなどについて「誹謗中傷する投稿をやめさせたりしないのか」と聞かれた斎藤知事は、「理性的な発信を」と述べたにすぎなかった。
「すべての問題の根源が斎藤知事にあることは明白です。しかし呼びかけることもなく、何も行動を起こさず静観するばかり。もし警察や検察から捜査となれば、また死人が出るのか? こんな状況では県民のために責任ある仕事はできない。優勝パレードの告発が受理されたのだから、警察などの強制力で県を質してもらうしかない」(県職員)
兵庫県政は混乱と迷走が止まらない。
「百条委員会で竹内氏は本当に頑張っていたのがよくわかる。その遺志に報いるためにも斎藤知事の責任を明確にした報告書を出してほしい」
と石川氏はそう話す。竹内氏のご冥福を祈るばかりだ。
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2024年07月17日[水])
これまたお維…。新たなるお維案件。その内容があまりに酷い。
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
《■②阪神・オリックスの優勝に便乗するも …両球団が優勝を
決めると、吉村知事は9月22日、兵庫県の斎藤元彦知事らと
記者会見し、11月23日に大阪市と神戸市で両方のパレードを
開催することを発表した。その名称は、
「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念
パレード2025年大阪・関西万博500日前!」
という不思議なものだった。両球団の優勝と万博は何も関係がない。
吉村知事は「関西を盛り上げ、万博にもつなげていきたい」など
と語っていたが……。》
リテラの記事【兵庫・斎藤知事の「パワハラ告発職員」追いつめに維新県議が協力していた! 職員は吉村知事肝いり「阪神優勝パレード」めぐる疑惑も告発】(https://lite-ra.com/2024/07/post-6339.html)。《日に日に世間の批判が高まっている、兵庫県の斎藤元彦知事の「パワハラ疑惑」。今月7日、斎藤知事のパワハラなどを告発した元西播磨県民局長のA氏が自ら命を絶ったことが判明し、昨日12日には右腕だった片山安孝副知事が辞職の意向を表明したが、それでも斎藤知事は「県職員などとの信頼関係を再構築して県政を立て直す」などと宣言。この期に及んでも知事の座にしがみつこうとする姿勢に、ネット上では大きな非難の声があがっている》。
なんでこんなお維の知事を選んでしまったのか、支持・投票した兵庫県民の皆さん、投票に行かないことで間接的に支持してしまった兵庫県の皆さん。
ホイッスル・ブロワーにこんな酷い仕打ちをし、しかも…最悪の結果だ。デモクラシータイムスによると、迫っていたA氏の定年をわざわざ延長し、《男性を懲戒処分》したと聞く(【イメージに翻弄される選挙 内部告発の地獄 WeN20240713】(https://www.youtube.com/watch?v=7sKQDXDM-Gk))。これまたお維だ。お維は一体どうなっているのか?
山田雄之・西田直晃両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/知事を告発した職員を「死をもって抗議」に追い込んだ兵庫県の「懲戒」 公益通報者を守れぬ「保護法」の実態】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/340442)。《パワハラや物品の授受を巡る兵庫県知事の疑惑を告発した県幹部の男性が、県議会の調査特別委員会(百条委)への証人出席を前に亡くなった。改正公益通報者保護法は通報者捜しや不利益な扱いを禁じているが、県は公益通報とは別に調査を行い、男性を懲戒処分としていた。組織の不正をただす告発者が、守られる環境を実現するには。(山田雄之、西田直晃) 「3年前に多くの負託を受けた」「県政を前に進めることが、私の責任の取り方」。1時間40分に及んだ16日の斎藤元彦兵庫県知事の定例記者会見。進退を問われるたび、硬い表情で繰り返し辞職を否定した》。
『●「たちかぜ」海自イジメの隠蔽と、
そして、ホイッスル・ブロワーへの第二のイジメ進行中』
《内部告発した三等海佐は海自で懲戒処分の審理対象になり
厳しい立場に追い込まれている。機密情報を漏らした公務員への罰則を
強化する特定秘密保護法の成立は、機密性のない情報の内部告発までも
萎縮させるおそれもあり今後こうした告発者はますます出にくくなりそうだ》
《自衛隊全体では「いじめ」による自殺も問題になっている。九九年、
護衛艦「さわぎり」乗員の三等海曹の自殺、〇五年航空自衛隊浜松基地の
三等空曹の自殺は、ともに上官による「いじめ」が裁判で指摘された》
『●ヤンキーと法律無知相…「閣僚の不用意発言が続発したが、
一気に内閣のレベルを下げた2人は特筆すべき」』
「最近であれば、特に、《ヤンキーと法律無知の法相…この内閣も
閣僚の不用意発言が続発したが、一気に内閣のレベルを下げた
2人は特筆すべきだ》。文科副大臣が堂々と
ホイッスル・ブロワーを恫喝、恐喝。教育を担当する資格無し。」
『●防衛大学校の《教育》、《指導》という名のいじめ、暴行 ―――
国にも責任あり。一審福岡地裁判決を変更した、当り前の福岡高裁判決』
『●トドメのサクラ…「私人」にオトモダチ招待「枠」? 《政府は
「首相夫人は公人ではなく私人」とする答弁書を閣議決定》』
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【https://lite-ra.com/2024/07/post-6339.html】
兵庫・斎藤知事の「パワハラ告発職員」追いつめに維新県議が協力していた! 職員は吉村知事肝いり「阪神優勝パレード」めぐる疑惑も告発
2024.07.13 09:19
(兵庫県HPより)
日に日に世間の批判が高まっている、兵庫県の斎藤元彦知事の「パワハラ疑惑」。今月7日、斎藤知事のパワハラなどを告発した元西播磨県民局長のA氏が自ら命を絶ったことが判明し、昨日12日には右腕だった片山安孝副知事が辞職の意向を表明したが、それでも斎藤知事は「県職員などとの信頼関係を再構築して県政を立て直す」などと宣言。この期に及んでも知事の座にしがみつこうとする姿勢に、ネット上では大きな非難の声があがっている。
そもそも斎藤知事はこれまでも、強権的なパワハラ体質を全開にしてきた。実際、聞き取り調査もおこなわれていない段階から記者会見で告発文書について「嘘八百」「事実無根」とがなり立てた上、「当該文書をSNSなどを通じて公然に流布することが法的な措置の対象になるのでご注意いただきたい」と記者たちを“恫喝”。5月には内部調査の結果として「文書の内容は合理的根拠がなく、誹謗中傷に当たる」と認定し、A氏に停職3カ月の懲戒処分を下したが、その後、内部調査に協力した弁護士が、じつは告発文書内で斎藤知事の政治資金疑惑を指摘された県信用保証協会の顧問弁護士だったことまで発覚した。ようするに、利害関係者に内部調査を担わせていたのだ。
斎藤知事といえば、2018年に総務省から大阪府へ出向し、財政課長として当時大阪府知事だった松井一郎氏や吉村洋文氏に仕えてきた人物で、2021年の県知事選では維新と自民が斎藤氏を推薦、大阪以外では初の「維新系知事」となった人物。裏付けもないままに「事実無根」などと言い放つ姿勢や、記者への恫喝、パワハラ隠蔽といった言動は、まさしく吉村・大阪府知事や松井氏を彷彿とさせるものだ。
だが、今回の「パワハラ自殺」事件についていうと、斎藤知事と維新は単に体質が似ているというレベルの話ではない。自殺した元幹部職員A氏は、パワハラ以外に、吉村知事がぶちあげた施策にからむ県の疑惑を告発しており、維新の県議らが斎藤知事と一体となって、A氏の口封じをしようとしていたのではないか、という見方が流れているのだ。
実際、ここにきて、維新の県議らが、告発をおこなったA氏を追い込んでいた問題が報じられている。
10日付の「デイリー新潮」と13日付の「AERA dot.」の記事によると、告発文書が関係各所に送付されたあとの3月25日、副知事と人事課長がA氏のパソコンを押収。6月14日に実施された疑惑の真偽を調査するための百条委員会の初会合では、そのパソコンに残っていた告発文書とは関係のない、A氏にとって他人に知られたくない「ごく私的な内容」の文書までをも、百条委で開示しようとする動きがあった。このことに、A氏は「かなりナーバスになっていた」といい、7月初旬に弁護士を通じ、内部告発と関係のない部分は百条委で開示しないよう求める申入書を提出していたという。
■維新県議は「吊るし上げる」との発言も
では、いったい誰がA氏のプライバシーにかかわるような資料まで開示しようとしたのか。「AERA dot.」では、それが「維新の県議」であると指摘。このころ、維新の県議から「元局長をつるし上げてやる」といった発言を聞いた、という証言もあったという。
その上、7月8日に開かれた百条委の臨時理事会では、維新の県議はこのように主張したのだという。
「告発文書には、斎藤知事の自宅や好き嫌いなどの記述がある。プライベートなことを取り上げているのだから、(元局長が)自らの調査結果はプライベートな問題だから公開しないでとは、あまりに都合のいい身勝手な論理ではないか」
結果として、この日の臨時理事会ではA氏の申し入れが認められ、告発文書とは関係のない資料については開示しないことが決定したというが、すでにこのときA氏は亡くなっていた。
本来、公益通報者であるA氏は保護されるべき対象だ。何度もA氏を取材してきたというジャーナリストの今西憲之氏は「AERA dot.」の記事のなかで、6月末にA氏を直接取材した際、「百条委員会で語ることが兵庫県の未来のためになると信じている」と前向きに語っていた、と記している。維新の県議が、プライバシーを含むすべての情報の開示を求めるという脅しのような暴挙に出ていなければ、A 氏は自死に追い込まれていなかったのではないか。
そもそも、県議会で百条委の設置を求める動議が提出されたときも、維新の県議は揃って反対に回った。少なくとも、斎藤知事と維新の県議が真実の追及に後ろ向きな言動をとってきたことは、たしかな事実だ。
斎藤知事だけでなく維新の県議までがなぜ、ここまでして真相を明らかにするのを妨害しようとしたのか。それは、A氏が斎藤知事と維新にとって暴かれたくない、もっと大きな問題を告発しようとしていたからではないのか。
■自殺した元幹部職員は吉村知事肝いりの阪神・オリックス優勝パレードの不正を告発していた!
テレビでは斎藤知事によるパワハラ疑惑やおねだり体質ばかりにスポットを当てているが、それらはA氏の告発の一部にすぎない。じつは、さらに重大な問題をA氏は告発していた。
A氏が作成した告発文書では、斎藤知事のパワハラやおねだり体質のほかにも、2021年の知事選で斎藤氏の当選のために事前運動をおこなった4人の県職員が論功行賞で昇格した疑惑や、商工会議所に圧力をかけて斎藤知事の政治資金パーティ券を大量に購入させた疑惑など、7項目を設けて問題を指摘。そのなかでも目を引くのが、「優勝パレードの陰で」と記された項目だ。
ご存知のとおり、吉村知事は昨年、斎藤知事らとともに、大阪万博の機運醸成を狙って阪神タイガースとオリックス・バッファローズの「優勝パレード」の開催をぶち上げた。その際、開催にかかる資金に公費は投入しないとし、資金確保のためクラウドファンディングで5億円を集めることを目標に掲げたが、集まった金額は1億円程度。最終的に大阪府と兵庫県が地元企業から約5億円の協賛金を集めて賄った。
だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されているのだ。
〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は■■信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)
県が補助金を増額し、それを協賛金としてキックバックさせていた。これがもし事実であれば、違法性も問われかねない公費の不正支出だ。「まさか、そんなことまでするだろうか」と、にわかには信じがたい話ではある。
しかし、実際には「まったく根拠のない話」でもないようだ。たとえば、丸尾牧・兵庫県議(無所属)が5月15日付で斎藤知事に宛てた申入書では、この優勝パレードに絡んだ告発について、こう言及している。
〈私が、地域産業経済課に確認したところ、10月頃に中小企業への事業継続支援として、事業者への伴走支援を実施する金融機関に対する補助を継続することを決め、実際の支出はまだ先ですが、既に4億円の交付決定が行われています。その補助を受ける金融機関20社中12社が優勝パレードで寄付をした金融機関です。
「前年度よりも補助総額が下がったから問題なし」ではなく、翌年度に継続が決まっていない事業が、なぜ継続されるようになったのか、その経緯について、もう少し掘り下げた調査が必要です。〉
また、鹿児島県警の不正を追及し、内部告発問題で不当な家宅捜索を受けたことで一躍注目を集めているニュースサイト「HUNTER」では、兵庫県内の会社経営者で地元商工会でも活躍するという人物が、こんな証言をおこなっている。
「優勝パレードに寄付した信用金庫がうちの会社の取引金融機関です。昨年12月の忘年会で信用金庫の幹部と話した時に、『兵庫県は、小さな信用金庫にまで寄付を求めてくる。すぐ返事しないでいると補助金がついた。そのお礼で寄付した。いい宣伝にはなったが、露骨だ』とぼやいていました」
■もう1人の犠牲者? 不正を告発された優勝パレードの担当職員も自殺していた
さらに問題なのは、告発文書のなかで「病気療養中」と記載されている、パレードを担当した課長についてだ。5月16日の県議会では、このパレード担当課長について「お亡くなりになったのではないか」という旨の質問がおこなわれたのだが、答弁に立った県側の職員は「亡くなったかどうか、現時点ではお答えできません」と回答。斎藤知事も個人情報を理由にしてノーコメントを貫いている。
だが、「FRIDAY DIGITAL」5月27日付記事では、捜査関係者が「今年4月20日、たしかに当該の総務課長さんが遺書を残して亡くなられています」とコメント。同様に「現代ビジネス」や日刊ゲンダイでも「亡くなったことはまず間違いない」「4月20日に自宅で自ら命を絶ったと聞いています。パレード直前は相当な超過勤務を強いられていたようです」という証言が掲載されている。
優勝パレードを担当した課長がなぜ自死を選んだのか、その理由はわかっていない。しかし、告発文書の記述がもし事実であったとすれば、とんでもない不正行為を強いられていた可能性もある。
吉村知事が大阪万博のPRのためにぶち上げた「優勝パレード」の裏側で、どのような協賛金集めがおこなわれていたのか。不正に手を染めさせられたかもしれないパレードの担当課長、そして強い覚悟で告発をおこなったにもかかわらず、自死に追い込まれたA氏の思いを無駄にすることは、けっして許されない。
斎藤知事は辞職することはもちろんのこと、A氏が遺した告発の真相究明をおこなうことこそが課せられた責任だ。そして、斎藤氏を知事に推薦した維新にも責任は伴う。吉村知事は斎藤知事の進退について、「政治家なので、最終的には政治家本人が判断することだと思う」などとコメントしているが、吉村知事は他人事のフリなどできない立場であると指摘しておきたい。
(編集部)
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2021年06月12日[土])
日刊ゲンダイの記事【注目の人 直撃インタビュー/ナニワの名物社長が斬る「維新のやり方はトランプと同じ」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/290053)。
リテラの記事【高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情していた! 署名の少なさに焦り工作に動いていた証明】(https://lite-ra.com/2021/06/post-5915.html)。
《■坂本篤紀(日本城タクシー社長) 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中国人団体客向けのバスツアーなど売り上げの約4割を占めていたバス事業が、ほぼゼロに。コロナ禍に苦しむ中、民放のテレビ番組で橋下徹元大阪市長をコテンパンにいわし、ネット上で「橋下を論破」と話題になった。大阪府は効果的な対策を打ち出せず、死者数は累計2000人を超えて全国最多。ナニワの名物社長が吉村洋文府知事、松井一郎大阪市長、維新の会をぶった斬った》。
《高須克弥院長は本当に不正を知らなかったのか。愛知県の大村秀章知事に対するリコール運動における不正をめぐり、新事実が発覚した。先月逮捕された「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」の田中孝博事務局長と、同団体の会長である高須克弥・高須クリニック院長が、日本維新の会の鈴木宗男参院議員を訪問し、リコール運動期限の延長を陳情していたことがわかったのだ》。
大阪「ト」知事三代 … 傍から見ていて全く理解不能。なぜ支持されるのか? 「ト」構想、大阪市廃止…、そして、リコール不正事件。
例えば、「ト」構想や万博、カジノ。
【西谷文和「路上のラジオ」 Vol.30 大阪都構想は毒饅頭。食べたら危険〜元大阪市長が維新政治のウソを暴く】(https://www.radiostreet.net/radio/507/)によると、《2020/07/24 ゲスト:平松邦夫さん(元大阪市長) 今日のスタジオのお客様は、元大阪市長の平松邦夫さんです。平松さんは毎日放送のアナウンサーご出身であり、2007年戦後初の行政出身ではない民間人として大阪市長に当選、以来、2011年のダブル選挙で橋本徹氏と一騎打ちとなりその座を明け渡すまで、行政の場でご活躍を続けました。そしてこれまで一貫して、大阪都構想や維新政治について異を唱えておられます。まず番組前半では、大阪都構想の行方についてじっくりと伺いました。前回2015年の住民投票を振り返り、その後維新は何を企みどのように世論を扇動して来たのか? 彼らがメディアを絡ませながら巧妙に嘘とごまかしで固めて行くその先には、今年11月、またもや30億ともいわれる経費をかけた2回目の住民投票が!! そして後半では、カジノ誘致と2025年を目指すとされる大阪万博について伺いました。コロナ禍の中、日本経済は疲弊し、特に中小企業の街・大阪の庶民の暮らしは危機的な状況にあるというのに、インバウンドなど戻るはずもないのに、更にはギャンブル依存症などどこ吹く風、夢洲では着々と工事が進むのだとか。そんな中、平松さんは、嘘がまかり通る維新政治と闘うため、それぞれに活動をしていた市民団体をまとめながら「大阪・市民交流会」を立ち上げ、3か月後の11月の住民投票に向けて備えています。この番組では。平松邦夫さんにそんな大阪の庶民の暮らしの中から日本の政治を見ていただき、行政、メディア、市民の暮らしを取り巻くさまざまな課題と向き合う中、これからの未来をどうすれば明るく照らすことができるのかを伺います。60分のロングインタビュー、どうぞごゆっくりお聴きください》。
【西谷文和「路上のラジオ」 Vol.30 大阪都構想は毒饅頭。食べたら危険〜元大阪市長が維新政治のウソを暴く】
(https://www.radiostreet.net/radio/507/)
《高須克弥・高須クリニック院長が、日本維新の会の鈴木宗男参院議員を訪問し、リコール運動期限の延長を陳情していた》…お維の外堀も埋まりつつある。
《「けんかスタイル」で党勢を広げる維新の手法》というよりも、「支離滅裂なスタイルによる…お維の手法」。それを支持する大阪の人たちを理解できない。《命をかけさせられるのはまたも大阪府民なのである》(リテラ)のに。《大阪を立て直したのは維新だと考える市民は今も多い》…あぁ。お維非支持の大阪の皆さんが、ホントにお気の毒。《政治家の資質に欠ける人材が紛れ込むようになり、党の質を低下》…《紛れ込む》というよりも、《政治家の資質に欠ける人材》でない人材を探す方が大変。誰か居たら、教えて下さい。《党の質》が高かった時期などあっただろうか?
それにしても、テレビ。異常です。《テレビは酷い。本当に酷い。吉村クンは番組で吉本興業のお笑い芸人から持ち上げられとるけど、公共の電波使ってやることか。お友達資本主義の象徴や。》
いまリコールされるべきは、お維の不正への組織的関与、および、数多の問題、そして、雨がっぱ・イソジンなどのCOVID19に対する無為無策無能に対して、ではないですか?
『●リコール対象はコチラなのでは? 大阪市廃止「ト」構想の《関連経費
として投入された公金は100億円を超える》、さらに公明党と密約』
『●「広域行政一元化」なんて言い始めた《大阪の3バカが活動拠点を
国政に移せば、日本は目も当てられなくなるだろう》(適菜収さん)』
『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
『●お維大阪「ト」政による医療福祉の削減、大阪市廃止「ト」構想に
かまけてCOVID19対策を放置…リコール対象はお維だったのでは?』
『●《医療や保健所を削減…ろくに対策もせず都構想住民投票を強行…
つまり維新による人災》…お維支持者の皆さんは沈黙? お優しいことだ』
『●《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態が明らかになった。知事の
リコールを求めた署名の八割余に無効》…リコールされるべきは?』
『●扇動者なりの責任を ――― デタラメで組織的不正な《リコールを後押し
しながら不正発覚にだんまりの百田尚樹、有本香、吉村知事》』
『●《おおっぴらに「賛同」を表明し「応援してます」などとエールを
送っていた》…(組織的不正無しでの)真にリコールされるべきはお維』
『●泥縄、《茶番》――― いずれ静かに消えゆく〝ファクトチェック〟
by お維 ⇨ 組織的不正なリコールの件はファクトか、デマか?』
『●《大阪維新「ファクトチェッカー」が一般市民の事実に基づく行政批判を
吊るし上げ!「まず吉村のイソジンをチェックしろ」と非難殺到》』
『●《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態》《一種のテロ行為》―――
組織的不正なリコールへのお維の関与はファクトか、デマか?』
『●病床のダウンサイジング…《病床削減のために195億円もの巨額が
計上…しかも、その病床削減のための財源は、消費増税分で賄われる》』
『●COVID19変異株による第4波に対して何を? 「#打つ手なし」で
非常事態宣言解除 ―――― 無為無策無能過ぎるカースーオジサン』
『●大阪「ト」知事《「大阪は第4波に入った」「一足早く緊急事態宣言を
解除したので、そのリバウンドもあると思う」…他人事のように分析》』
『●大阪「ト」知事三代が大阪破壊 … 「身体が痛いおばあさんに手術を
待ってもらう知事が、先の万博を胸にぶら下げてる…」(坂本篤紀氏)』
『●《命をかけさせられるのはまたも大阪府民なのである》(リテラ)
――― お維を支持していない大阪の皆さんに、とても同情する……』
『●お維・田中孝博元愛知県議が、リコール不正署名事件で、大量の
署名の書き写し作業の発注を認める…一方、河村たかし氏再選のトホホ』
『●大村秀章知事「河村氏と高須氏が首謀者。人ごとのような言い逃れは
通用しない。河村氏はすべて事実を明らかにして責任を取るべきだ」』
『●《田中容疑者に限らずトラブルでニュースになった維新関係者は多い。
サウナ、殺人未遂、公然わいせつ…。なぜ、こんなに続くのか。》』
『●組織的な署名不正など無く公正な条件下でリコールされるべきはお維
――― 吉村洋文大阪「ト」知事「厳正に処罰されるべきだ」と宣う』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/290053】
注目の人 直撃インタビュー
ナニワの名物社長が斬る「維新のやり方はトランプと同じ」
公開日:2021/06/07 06:00 更新日:2021/06/07 06:00
(日本城タクシーの坂本篤紀社長(C)日刊ゲンダイ)
■坂本篤紀(日本城タクシー社長)
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中国人団体客向けのバスツアーなど売り上げの約4割を占めていたバス事業が、ほぼゼロに。コロナ禍に苦しむ中、民放のテレビ番組で橋下徹元大阪市長をコテンパンにいわし、ネット上で「橋下を論破」と話題になった。大阪府は効果的な対策を打ち出せず、死者数は累計2000人を超えて全国最多。ナニワの名物社長が吉村洋文府知事、松井一郎大阪市長、維新の会をぶった斬った。
■「吉村クン、政治は説得力やで」
――観光業にとって厳しい状況が続いています。
昨年1月27日ごろからキャンセルが相次いだ。これは給料払われへんようになるわと思い、バス10台のうち3台売った。あとから気付いとったら、金に換えられへんとこやった。さっさと現金を持っとかなアカンかったから、それで何とか回った。
――現在はどんな対策を。
対策もクソもあらへん。今は借金を食い荒らしとる。信用保証協会の助けで運良く借りられたけど、そんなん持つわけない。持っているもんをみな、売っていかなしゃあない。借金して給料払っている状態や。
――大阪府の新規感染者は一時期、全国最多となった。
吉村クンは2025年大阪・関西万博のジャンパーをずっと着てることを批判されても、やめようとせえへん。予算をしっかり取ってる4年も先の万博をちゃっかりPRしながら、おばあちゃんに「急げへん手術は待ってください」言うとるわけや。説得力がなさ過ぎる。政治は説得力やで。本来なら万博の予算を医療に回すべきや。
――吉村知事と松井市長が防護服代わりに集めた雨ガッパが大量に余った。
雨ガッパもイソジンも「間違えました」でええやん。いくら言うても間違いを間違いと認めへんから、間違いが改まれへん。2万人近い患者が入院できずに自宅かホテルにおったわけやろ。薬ももらわれへん、医者にも診てもらわれへん。飲食店の「見回り隊」より、そっちが先ちゃうん。これって政治じゃないよな。
――吉村知事はテレビを通じて府民に呼び掛ける。
いつ仕事してるんか分からんぐらい、出てはるな。彼の場合、テレビに出て、はしごするというやり方やろ。感染対策とテレビ出演はまったく関係ない。ほんで平気で私権の制限とか言うわけや。でも検査は積極的にやらない。すべてが自分たちの意見を通すためにやから、考える能力がなくなっている。自分がその考えに凝り固まってもうて、人の意見を認めることがでけへん。
――吉村知事をヨイショする在阪テレビ局にも問題がある。
テレビは酷い。本当に酷い。吉村クンは番組で吉本興業のお笑い芸人から持ち上げられとるけど、公共の電波使ってやることか。お友達資本主義の象徴や。吉本は府から広報の仕事いくらもらっとんねん、ちゅう話や。吉本にとってお得意先が大阪府や。府と吉本とテレビ局が、自分らの利益に向かい過ぎとる。
――なぜ、維新の議員が支持を集めるのか。
ポピュリズムやろうな。メディアの影響が大き過ぎるよね。そろそろ、吉村クンと松井クンがやってることはおかしいと気付いてもらわんと。8月ぐらいになったら接種したい人が減って「ワクチン打ってください」ってお願いせなアカンのに、その体制できてんの? 1万人や2万人を毎日入れるわけやろ。大規模接種会場を、いくつつくんの? それに対して何の対策も練れへん。何も言えへん。先を見る目もないねん。
■有権者の3分の2は切り捨て
――維新のやり方をどう捉えていますか?
彼らの政治いうのは悪者をつくる。「公務員は給料もらい過ぎ」と。あおる政治で公務員の給料下げる。何でも民営化がええって、何がええんや。郵便局なんて親方日の丸の時は一生懸命、「おばあちゃんのために」言うてたわけや。それが民間企業になった途端、「売り上げのためや」言うて、おばあちゃんをダマしに行く。アフラックの下請けになり、「かんぽは売ったらアカン」って、そんなバカなことあるか。なんでアフラックを売らなアカンねん。
――維新が一丁目一番地に掲げる「大阪都構想」は市民に住民投票で2回も否決されました。
ハッキリしたのは生活保護やとか、役所の職員を悪者にして、必ず選挙に行く3分の1の有権者を固めると、66%が投票すれば約過半数になる。これはもうトランプと同じやり方や。政治するには、ものすごく楽やんか。あとの3分の2は切り捨てていいんやもん。
――吉村知事は「コロナで収入が減らない生活保護受給者や年金生活者には、お金を配るべきじゃない」と発言しました。
ボクかて今、病気で商売できんようになったら、間違いなく生活保護やで。借金いっぱいしてんねんから財産もみな、取られる。でも今まで、どんだけ税金はろうてきたと思てんねん。10万円ぐらいいいんちゃうか。それがセーフティーネットの考え方やろ。「配るべきじゃない」って、誰の金や。人の金やないか。
――「身を切る改革」とか言って保健所や保健師を減らした結果、現場が大混乱に陥った。
減ってもうたもんはしゃあない。「次、どうするの」がないからイラ立つ。保健所閉めました、すんません。その代わり、大規模接種はこうします。見回り隊を自宅待機の人の面倒に回します。悪いけどオリンピックに協力できません。東京に集まる医療従事者を300人回してくださいって。吉村クンも国に要望することぐらいはできるやろ。
■市民にお金つこうて何がアカンの?
――橋下元市長との議論が話題になりました。
彼らが目指している大阪のあるべき姿っていうのは上空をオスプレイが飛び、大阪湾にトリチウムをブチまけ、飛田新地に米兵を呼んできて「ここで頑張りなさい」って言うわけやろ。こんなアホなことを平気で言う。マトモじゃないわ。議論する余地がない。彼は「中国のように一斉に人権を剥奪して検査することが……」とか「この国にそんな法律ないんですよ」と言うわけや。論点のスリ替えというか、不都合な真実を隠すわけや。それでいて聞かれたくないことはベラベラしゃべってゴマカす。
――吉村知事や松井市長も同じ?
一番酷かったんは会食を勧めた張本人が市役所や府庁やったいうこと。「マスク会食しろ」「経済を回せ」と言うておきながら、4人のところに1人合流したから不正扱い。「自分ら役所なのに飲み食いしてまんねん。こいつらが悪いんや」って、感染を抑えられない自分らの失態を職員のせいにする。今までやったら論点のスリ替えやったけど、今回は完全にワナにハメとる。「夜9時まで」言うて10分でも過ぎたら、「市では全部カウントして1164件ありました」とやってまうわけや。「こいつら、けしからん。謝ります」って。いやいや自分のこと謝れ、いうねん。
――1年前、吉村知事が次の総理ともてはやされました。
オレは言うてないけどな。アホちゃうか(笑い)。メディアが持ち上げるからやんか。「大阪モデル」やって、モデルがコロコロ変わんねん。もう通天閣がレインボーになってんのか、何色になってんのか分からへんで。いつやったか、黄信号から赤信号に変わるまで4日いうことがあった。黄色、危な過ぎんで。おばちゃんが「1個目点滅したら、すぐ赤になるようなもんやな」と言うとった。それを見ても何一つしてへん。彼らはすぐ「権限がない」て言うんやが、府立病院は何立病院やねん。誰が責任者やねん。知事やんけ。「給料上げたれ」って言やぁいいのに、それもせえへん。赤字の象徴や言うて、施設を閉めまくんねんな。病院が赤字って、ええんちゃうの? 市民にお金つこうて何がアカンの?
――政治家は結果を真摯に受け止めるべきだと。
万博を取りやめ、インテックス大阪(国際展示場)を病院にして、「老朽化したインテックスは万博予定地に移します」でよかったんや。それが分かれへんねんな。何もせんと「やってる感」だけでは、こうなりますよ、いうこと。誰にも頼まれていない政治をやってんのが、今の大阪であり、安倍政権であり、菅政権。頼んでないことを頼まれたかのようにしてんねん。オリンピックやって世界中から変異ウイルスを集めてきて、日本経由で世界中にバラまくつもりか。
(聞き手=滝口豊/日刊ゲンダイ)
▽坂本篤紀(さかもと・あつのり) 1965年大阪府生まれ。府立阿倍野高中退後、大検合格。理学療法士の資格を取得し、義手や義足を製造する会社に入社する。89年、父親が勤務する日本城タクシーに転職。2013年、社長に就任した。従業員221人、バス事業、タクシー事業、観光事業、酒造業を展開。
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【https://lite-ra.com/2021/06/post-5915.html】
高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情していた! 署名の少なさに焦り工作に動いていた証明
2021.06.10 11:06
(高須克弥Twitterより)
高須克弥院長は本当に不正を知らなかったのか。愛知県の大村秀章知事に対するリコール運動における不正をめぐり、新事実が発覚した。
先月逮捕された「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」の田中孝博事務局長と、同団体の会長である高須克弥・高須クリニック院長が、日本維新の会の鈴木宗男参院議員を訪問し、リコール運動期限の延長を陳情していたことがわかったのだ。
田中事務局長と高須氏は、昨年9月29日に議員会館を訪れ鈴木宗男議員に面会。宗男議員によると面会は15分程度で、田中事務局長と高須氏から「署名集めの期限を延長できないものか」と相談を受け、宗男議員はわざわざ総務省の担当者に電話したうえで、「延長はできない。ルールはどうにもならない」と伝えたという。
高須氏はこの日、ネット番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)に百田尚樹氏や門田隆将氏らとスタジオ出演しており、また同日夕方ツイッターに〈影武者なう〉とのコメントともに田中事務局長とのツーショット写真を投稿している。東京にいて、田中事務局長と行動を共にしていたということになり、宗男議員の証言と矛盾はない。
総務省に確認するまでもなく、知事リコールの署名集め期間は地方自治法という法律で決まっており、今後の法改正を求める陳情ならまだわかるが、現在進行形のリコールの期限を陳情で延長させようと企てるとは。田中事務局長も高須氏も、法も民主主義も公正性もまったく理解・尊重する姿勢をもっていないことがよくわかる。
しかし問題はそれだけではない。上述のとおり、田中事務局長と高須院長が宗男議員に陳情したのは、昨年9月29日のこと。署名集めは8月25日に始まっており、大半の地域での期限である10月25日まで1カ月を切った時期だ。期限を延長したかったのは、普通に考えて、期間を延ばすことで署名をより多く集めるためだろう。
ようするに、高須氏は表向き、ツイッターなどで署名が順調に集まっていることを喧伝していたが、実際は、田中事務局長と同様、9月末の時点で署名集めに苦戦しているという認識があったのである。そして、それを打開しようと、田中事務局長とともに動き回っていた。
そして、気になるのは、その喧伝がある時期から、具体的になっていたことだ。
佐賀でアルバイトを動員しての署名偽造は10月19日に広告関連会社に発注され、下旬に偽造が行われているが、その時期に高須氏は大量署名を予見したような発言をしている。たとえば10月中旬の街頭演説で「これからの1週間で急激にさらに(票を)積み上げる計画です」と発言。また10月28日に〈署名簿がどこにあるのか気になるのでしょうね。必死に探ってもムダです陽動作戦大成功です。まもなく僕とともに署名簿が姿をあらわします。〉とツイート。11月6日の〈10月25日の最終日には3万人の駆け込み署名がありました〉というツイートも気になる。
9月29日の時点で法を捻じ曲げてまで期限を延長させようと動くくらい、署名が足りていないことを認識していながら、10月中旬になって、急に「これからの1週間で票を積み上げる計画」とか「3万人の駆け込み署名」などと言えるようになったのはなぜなのか。
■偽造署名に指印したS秘書は運動のコアメンバー 高須院長も「代表請求者のNo.4」「情報収集役」と自慢
また、本サイトでも先月報じた、高須氏の秘書が署名に押印のない署名簿に指印していた事実も、高須氏が不正を知っていたのではないかという疑惑に拍車をかけている。
5月下旬に高須氏は秘書の指印作業が報じられた際、動員された「数百人のなかの一人」にすぎないことを強調。まるで何も知らず動員されただけのアルバイトか何かのように話していた。
だが、5月26日の朝日新聞の報道によれば、〈佐賀から持ち帰った署名簿に指印を押した人は約10人で、いずれも運動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)に近い人物とみられる〉という。この報道が事実であれば、指印を押して不正な書名簿づくりに加担したのは、数百人などではなくたった10人ほどで、高須氏の秘書は運動の中枢にいたその10人の中に入っていたということになる。
実際、不正に関わった高須氏の秘書は、高須クリニックの関係会社の役員も務めるなど長年高須氏のもとで働いているS氏であることがわかっているが、S氏について高須氏自身も、以下のようにツイートしていたことがある。
〈僕の秘書です。代表請求者です。自由に動けない僕に代わって情報収集をさせています〉
〈彼女は僕のスケジュール管理と情報収集が主たる業務です。愛知県医師会公認のメディカルセクレタリーでもあります。僕の必要とする情報を集めてくれています。大村秀章愛知県知事リコール代表請求者のNo.4です。有能です。〉(原文ママ)
そう高須氏が、まさに「情報収集担当」「請求代表者」として署名運動に送り込んでいた秘書なのである。そんな人物が、高須氏に一切報告せず単独行動で偽造署名への指印作業に加わるなんてことがあり得るだろうか。しかも高須氏は秘書から4月になって報告を受けたと言っていたが、不正が明るみになって数カ月も経つ4月まで、一切情報を上げないなど、普通は考えられない。
また高須氏が知ったのが本当に4月だったとして、5月20日、中日新聞に報じられるまで、一切公表せず。団体代表として、調査や説明の責任を果たすどころか、1カ月近くも隠蔽していたのだ。そのうえ、朝日の報道が事実であれば、「約10人」というごく限られたメンバーで行われていたにもかかわらず、「数百人のなかの一人」などと説明し、自身の秘書の関与や責任を過小に見せようとしていたことになるのだ。
いや、高須氏の不審な言動はこれだけではない。とくに不正の疑いが指摘されるようになって以降、高須氏は、疑惑を払拭するどころか、まるで不正の解明を阻むような不可解な言動を取ってきた。
■不正発覚後は、解明を阻むような不可解な言動を繰り返してきた高須院長
今回の不正署名の可能性がはじめて指摘されたのは、愛知県内の大部分の地域で署名の提出期限であった昨年11月5日の前日、11月4日のことだった。
リコールの会は、11月4日に署名簿を選管に提出するのだが、署名簿にナンバリングをしていないという事務的ミスがあり受け取ってもらえず、急遽ボランティアを集めナンバリング作業をすることになる。その作業のなかで、明らかに無効や不正の可能性のある署名を発見した一部ボランティアが、提出されないように抜き取り、その事実をネットで公表した。
すると、高須氏は11月7日、突如として、自身の健康問題を理由にリコール運動の終結を宣言したのである。たしかに、署名は大部分の地域で期限を迎えていたものの、豊橋市や岡崎市など5市町では地方選挙のために署名活動期間が後ろ倒しになっており、まだ活動を続け、署名を上積みさせることは可能だった。
仮に、高須氏の健康状態が悪化したとしても、他の人たちが署名活動を続けることは可能だったはずだ。にもかかわらず、高須氏は慌てて、署名活動を閉じてしまったのである。
それだけではない。高須氏はさらに信じがたい行動に出る。不正を指摘したボランティアを、署名簿を勝手に抜き取ったとして、窃盗で告訴したのである。
ボランティアが抜き取ったのは不正や無効を防ぐためだ。この時点で、不正署名の詳細や経緯、他に不正や無効がなかったか調査するのが、運動責任者である高須氏が当然とるべき対応だ。ところが、高須氏はそれをやらず、筋違いの「窃盗」告訴で、不正告発のほうを封じ込めにかかったのだ。
■不正を指摘したボランティアを窃盗で告訴 不正告発会見に対して〈こいつか 泥棒!〉と攻撃
その後、複数のボランティアから不正署名を見たという告発や、調査のために総会の開催を求める声が上がっても、高須氏の対応は同様だった。
12月4日、ボランティア数人が愛知県庁で会見し、「筆跡が全部同じである。誰かが住民データを側に置いて、それをずっと丸写ししていったんだろうな」「同じ人が複数の署名を書き、偽造した疑いがある」と告発したのだが、高須氏はそれでも調査しようという姿勢を見せず、ボランティアの会見に対して、ツイッターでこう罵倒した。
〈この人は選挙管理委員会に提出する署名簿を抜きとっていたことが発覚して愛知県警に窃盗犯罪として告発受理された犯人です。
罪を軽くするために悪あがきしているのだと思います。〉
〈こいつか 泥棒!〉
〈逃げ切れないとわかって開き直りか。僕が命懸けで有志の人たちと集めた署名簿を勝手に抜気取った犯罪者を僕は許せない。〉
〈なんて卑しい奴だ〉
高須氏のこうした攻撃は、不正を報じたマスコミに対しても繰り広げられた。東海テレビが署名簿に書かれた住所を訪れ、「書いていない」という証言やその住所には住んでいないという証言を報じると、高須氏は〈盗んだ署名簿に記載されている署名を勝手に筆跡鑑定したりの本人の住所に押し掛けて署名したか否か確認をメディアが勝手にやるのは罪ではないのか?〉などと非難。
そして〈僕は不正が大嫌いです。正々堂々と王道を歩いています。僕に対する出鱈目な攻撃には命懸けで立ち向かいます。償わせます〉などと抽象的な反論をしたうえ、〈素人でもわかる見え見えの無効署名を沢山作って公開する意図は?僕は43万人の署名に驚き、再リコール運動の芽を摘む行動だと推察します〉と、リコール潰しの策謀であるかのような陰謀論をまくし立てた。
■選管が調査を始めると必死で返還を要求、「署名簿を溶解します」と宣言
その後、現職の愛知県議や市議、市長らが、無断で署名に名前を書かれていたと実名で証言(中日新聞12月22日付)。ほかにも同種の情報提供が相次ぎ、12月21日には愛知県選挙管理委員会も提出された署名に不正な署名が多数含まれている疑いがあるとして、全署名を調査することを決めた。しかし、高須氏はそれでも、疑惑解明に抵抗。選管に対しては、署名簿の返還を繰り返し要求した。
〈今日(1月5日)は法定得票数に達しなかった大村知事リコールの署名簿の返還日〉
〈署名数が法定数になった段階で選挙管理委員会は署名数の「有効」「無効」を判定します。リコールが成立しなかった場合は署名は返還されます。今回は署名を返還せず、要請による「任意」の「審査」をやっています。犯罪捜査みたいな印象操作です。選挙管理委員会には署名鑑定の能力はありません。〉
〈選挙管理委員会が一時的に預かっているリコール署名簿の正式な所有者は提出した僕です。リコールが成立しなかったら速やかに返還されるのがルールです。〉
〈僕が全責任を負って返還された署名簿を溶解します。誰が署名したか明らかになれば二度とリコールができなくなります。僕は全力で僕を信じて署名して下さった方々の信託にこたえます。〉
不正の証拠である署名簿の返還を要求し、しかも「溶解します」などと証拠隠滅にもなりかねないことを主張したのだ。
ちなみに不正発覚当初から、高須氏らを擁護する者のなかには、「こんな杜撰ですぐバレる不正をするわけがない」として、リコール反対派や左派の陰謀などと主張する者が多数あったが、高須氏自身が言っているとおり、本来、不成立の場合は全数調査は行われない。ボランティアからの不正の告発がなければ、不正署名は高須氏らの手で「溶解」され、「大村知事リコールを求める署名は43万も集まった」という虚偽の数字が事実として残っていた可能性が高い。
■高須院長の不正への関与の有無や金の流れが明らかになる可能性は?
いずれにしても、こうした態度を見て感じるのは、高須氏はほんとうに不正署名が行われたことを知らなかったのか、という疑問だろう。「不正が大嫌い」と言うなら、ボランティアから不正の告発があった時点で、不正を徹底調査するはずだ。
ところが、高須氏は口では「全責任は僕にある」と言いつつ、田中事務局長の「知らない」「やってない」という釈明をなんの裏付けもなく「信じる」と同調するだけ。一方で告発したボランティアスタッフを攻撃したり、陰謀論で大村知事や津田大介氏、左派に責任転嫁してきた。不正の疑いがどれだけ濃厚になっても、まともに調査したり情報公開する責任を一切果たしてこなかったのだ。
これは、不正を知っていながら、必死でごまかそうとしていたようにしか見えない。
メディアはあいかわらず、高須氏を追及することに消極的だが、いまの捜査の動きを見ていると、高須氏が刑事責任に問われなかったとしても、その関与の有無や金の流れなどが明らかになる可能性がある。今後の捜査の行方に注視したい。
(編集部)
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