まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

母子手帳

2008-06-20 18:03:55 | 想い
パートで行ってる医院にはね。
時々、近くにある<乳幼児院>の子どもたちが来るのです。
病気で来ることよりも、
予防接種で来ることのほうが多いです。
今日もBCGの予防接種を受けに
3ヶ月の赤ちゃんが来たんだけど‥。

その子の母子手帳は、生後に発行されたもの。
中の記載はほとんどなく、1ヶ月検診の結果のみ。
この子の他にもね。
妊娠中の経過の記載は一切なく、
出生場所は○○公園。
推定、生後○時間後に保護。
‥っていう子の手帳も見たことあります。


なんだかねぇ。
待っても待っても赤ちゃんがやってこない家庭もあれば。
どういう事情なのか‥、
そんなこんな母子手帳を持つ子もいるんですよね。


人の命に不平等などはないと、信じたい。
でも。
今、あの子たちに与えられている場所は、
随分、厳しい場所に、思えてしまいます。

どうか、あの子たち一人一人が、
心から慈しみ、愛してくれる大人に囲まれて、
育っていきますように‥。
と、願わずにはいられない、
「ハンコ注射泣き
だったのでした。


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2 コメント

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平等な命 (Hっとこ)
2008-06-22 12:58:13
息子の幼稚園は、その乳児院と同じ学区にあるゆえ、
乳児院から幼稚園に通ってくる子がいます。
今年度は院始まって以来の大人数で、10人以上来てはるらしい。
息子のクラスにも3人やったかな?の子がいます。
毎日、交替で先生達が送迎したはりますぜ。
参観や学級懇談会にも、保護者として先生が参加したはります。

事情があって親と一緒に暮らせない子達、例えば親が病気だったり、と聞いてます。
でも、他ルートからチラっと聞いた話では、ほとんどの子は望まれずに生まれてきた子なんだそう。
両親とも10代だったり。
頑張って育てる!って決意して産んでも、厳しい現実の前に挫けてしまって、子どもを手離す…というケースが多いんだとな。

私は中学で生徒会をやってて、文化祭のバザーの収益を、その乳児院に寄付に行ったことがあるんやけど、
生徒会役員全員で行って、小さな和室に通されて、院長先生からありがとうと言われたと同時に、性教育の話を聞いたんを覚えてますわ。
時代も時代やし、ソフトに、遠回しにではあったけどね~。
10代の望まない妊娠が如何に不幸か、無責任に産まれてこさせられた赤ちゃんがどんなに可哀想か、とコンコンと説かれましたよ。
きっと院長先生は、そんなケースを嫌というほど見てはったんでしょうね。

命に不平等は無いはず。
私は友人が亡くなった時にも思った。
なんで彼女なんやろうって。
あんなにいい子やのにって。
でも、そんなん関係なく終わりが来る、それも平等なんやろうかって。
じゃあ、生まれるのも、人間の事情なんか関係なく平等…なんでしょうか?

願わくば、院の子ども達がみんな、幸せに成長してくれるように。
それだけですね。
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何をもって (acco)
2008-06-23 13:19:45
「平等」「不平等」と呼ぶか、は。
考え方によって、えらい違いが出てくるのでしょうな‥。

それぞれ人間には『それぞれの場所』ってものがある。
その場所で『それぞれの頑張り』を続けること‥
それだけが『大事なこと』なんだと思います。

人の場所のことをとやかく言ったり思ったりするのは、
ヒトでしかない私には、完全に越権行為なんやろう‥なぁ

ほんまに。
祈ることと、ココロを痛めること。
今、ココでは、それしかでけへんわ
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