読み聞かせサークルの3学期のシフト表によると、
昨日は、タたち5年生の教室に行くことになっていて
エくんのインフルエンザ疑惑騒ぎで、
すっかり忘れてしまいそうになりながら
ギリギリ、朝になって思い出したので
ガールの集会に使おうと思って図書館で借りて来ていた
『ペドロの作文』という本を抱え、タの教室に行ってきました
実際に、ガールの集会でも読んだんですけどね?
(ちょっと、時間がかかるんですが)
この物語は‥。(絵本の見開きの紹介より)
1973年9月11日、南アメリカのチリで軍事クーデターが起こりました。
その後1年間に思想弾圧によって殺害された人々は2万人、
15年あまり続いた独裁の間の亡命者は、
人口の10%にあたる100万人とも言われています。
このお話のモデルとなった、チリの軍事独裁です。
チリ出身の作者スカルメタがこの作品を書いたのは
1970年代のことでした。もちろんチリ本国では発表できず、
フランスのルモンド紙の日曜版に掲載されたのが最初でした。
その後、ドイツやイタリアでラジオ朗読されて注目を集めたのち
発表から20年以上を経た2003年、ベネズエラでこのような絵本として
スペイン語で出版されました。
この絵本は、英語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、デンマーク語に
翻訳されて評判を呼び、2003年にはユネスコ児童書賞を受賞しています。
国際政治の舞台で、きな臭さが鼻をつく現在、
底知れぬ不安を感じます。
知恵を働かせて、両親に幸運をもたらした
9歳のペドロ少年のまなざしを、どうか心に奥深く
受け止めてくださいますように。
‥と、紹介されていますように
ペドロ少年は、軍の大尉が学校へやってきて
『我が家の夜の過ごし方』という作文を書かせ、
両親が、どんな行動をとっているか?を調べようとした際、
機転をきかせて非常に「上手く」作文を書き、大尉に褒められ、
そしてもちろん、独裁には反対である両親が
見つかって、捕まってしまわないようにするのです
ちょっと、低学年では理解できないようなお話かも?ですが
5年生のみんなは、非常に熱心に聞いてくれました
【基本的人権】には、様々な権利が含まれますが。
『自由』も、とても大切な権利です
タのクラスの5年生の子どもたちにも、
人権どうこうという、難しい話は抜きにしても、
自由にものを考えたり、言ったり、表現できたりすることの
素晴らしさ、有り難さを、少しでも感じてもらえた!?
‥のではないかと思っています
ただし
この本はもう、売ってないのよ
ア○ゾンでも楽○でも、売り切れ
もっと、話題になって増刷されたらいいのにな~!?