これはさっきより分かりやすい「トリエステの坂道」かな。
トリエステには冬、ポーラという北風が吹く。夫はその風のことを、なぜかなつかしそうに話した。瞬間風速何十メートルというような突風が海から吹き上げてくるので、坂道には手すりがついていて風の日は、吹き飛ばされないように、それにつかまって歩くのだという。
これがその手すりか!
「きみなんか、ひとたまりもない。吹っとばされるよ」と夫はおかしそうに言った。
下りはさっきの階段に戻るのではなく、直接イタリア広場の方に出ようかと、坂を下っていったら・・・
戻ってきてしまいました
階段を降りたところで小雨が降ってきてしまった。また今日も雨かい。
傘、部屋に置いてきてしまった。降らないと思ったんだがな~
もう一度雨が降り出したみたいだね・・・
このメロディもこの旅行で何度も聞こえてきた。旅行中はあまり出てきてほしくないものだな。
「もう一度」どころか、この旅行で何度目かもう分かんね。
この旅行、ここまで雨降られなかったのは・・・前日だけか
交差点にあるマックで少し雨宿り。
雨が小降りになったところでウィンドブレーカーのフードを頭にかけて、いつもより早歩きでイタリア統一広場の方へ。
そしたら雨が本降りになってきた。また雨宿り。
雨が弱くなるタイミングを見計らって少しずつ前進して
雨が止んだところで屋根のない埠頭へ。ここまで来たらもう雨宿りできるところはないぞ。
降るなよ!降るなよ!・・・降れよっ!
(と、出川だったら言うのか?)
ホントに降るなよ!