安倍晋三氏を支持し支える会

安倍晋三氏を支持、応援し、時にはダメ出しを行い、より良い日本となるように考えて書きます。

偶発的な日中衝突の危険性…尖閣で米高官懸念ー中国共産党崩壊寸前ー国民の不満の矛先を日本に

2013-01-24 10:46:04 | 意見発表

偶発的な日中衝突の危険性…尖閣で米高官懸念

 
2013年1月17日19時57分 読売新聞)

 米政府高官は17日、一部日本メディアに対し、中国機や監視船が沖縄県の尖閣諸島の領域に侵入を繰り返していることについて、「これが続けば、偶発的な衝突の危険性が高まる」と語って強い懸念を示した。

 18日にワシントンで開かれる日米外相会談でも、中国に沈静化を促すメッセージを出す方針だという。

 高官は、中国政府は侵入を繰り返すことで「日本、さらには米国に挑戦している」と語った。対日防衛義務を定めた日米安全保障条約の適用対象に尖閣が含まれるとの立場をとる米政府に揺さぶりをかけているとの見方を示したものだ。

1.中国は軍備拡張し戦争に自信を持っている。日本企業、アメリカ国際・・・一種の人質も持っている。
 
2.中國国内では、共産党政権の問題点が吹き出ようとしている。

「 白髪頭でズバリと斬る -じじ放談-:中国13億人民を恐れる共産党中央は ...

blog.livedoor.jp/gold_7777/archives/51175572.html -

2009/06/24 – だが、中国の富の70%を共産党官僚とその一族26万人(02%)が独占するという世界有数の格差社会が出現した。共産党官僚は国有企業を民営化する過程で莫大な財産を横領し、職務権限を行使して口利き手数料を徴収し、官職売買を」

から、一部を転記、「中国の富の70%を共産党官僚とその一族26万人(0.02%)が独占するという世界有数の格差社会が出現した。共産党官僚は国有企業を民営化する過程で莫大な財産を横領し、職務権限を行使して口利き手数料を徴収し、官職売買を繰り返した。マフィアと結託して人身売買や麻薬取引で蓄財したものも少なくないという。

警察や裁判所の上に君臨する共産党幹部は「怖いものなし」で、何をやっても咎められることはない。共産党官僚の悪逆非道ぶりに激怒した人民大衆が抗議のデモを行った場合は、武装警察に命じてこれを鎮圧できる。

中国共産党官僚専制国家は、世界最大の腐敗と汚職、人血・人身売買、人さらいが横行する「何でもあり」の社会を築きあげた。共産党官僚に搾取され、すべての権利を剥奪され「生き地獄」の苦しみに耐えている13億人民大衆は年間約10万件の抗議行動を繰り返している。最近、中国各地で頻発している数千から数万人の大規模抗議デモや暴動は、共産党権力の背骨である地方政府や公安警察が標的となっている。共産党に対する13億人民の憎悪が天を貫くほど高まっている証だ。」

3.こういう記事も有る。

 【中国経済崩壊】中国軍もお金がない!!! 空母部品工場で給料未払い ...

www.news-us.jp › 中国経済バブル崩壊 -

2012年12月12日 – 【中国経済崩壊】中国軍もお金がない!!! 空母部品工場で給料未払い、5000人のストライキ(暴動)発生!!! 軍拡どころの問題ではなかった!!! 中国・韓国・在日朝鮮人崩壊ニュース - 韓国経済、中国経済、2chまとめ、日本経済、イルミナティ、韓流、 ...

4.その不満の矛先を例によって、日本、尖閣に向けようとすることは明らかで、最近とみに中国の発言が、アメリカに対しても強行になってきている。

「言動慎むよう」米国務長官に中国…尖閣発言で

 
2013年1月22日07時32分 読売新聞)

  【北京=五十嵐文】中国外務省の洪磊(ホンレイ)副報道局長は21日の定例記者会見で、クリントン米国務長官が沖縄県・尖閣諸島をめぐり、「日本の施政権を損なおうとするいかなる一方的な行為、行動にも反対する」と述べたことについて、「強烈な不満と断固たる反対を表明する」と強く批判した。

 また、「責任ある態度で釣魚島(尖閣諸島の中国名)問題に対応し、言動を慎むよう促す」と述べ、米国に尖閣諸島をめぐる日中対立に介入しないよう促した。

中国、尖閣示威活動継続の構え…退役軍艦も転用

2013年1月10日07時32分 読売新聞) 

 【北京=五十嵐文】中国公船が沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵犯を繰り返している問題で、7日に領海侵犯した1隻は、中国海軍から中国国家海洋局に引き渡された排水量3000トン級の退役艦船を改造したものであることがわかった。

 中国メディアによると、海洋監視船に改造された艦船はこの1隻を含め、計11隻に達している。中国は軍と海洋当局が連携して遠洋での連続航行が可能な大型船を増強し、東シナ海や南シナ海での示威活動の継続をめざす方針だ。

 7日に領海侵犯したのは海洋監視船「海監137」など4隻。中国紙・国際先駆導報などによると、海監137は海軍を退役した遠洋えい航船を改造し、昨年11月から東シナ海などでの監視活動に加わった。このほか、駆逐艦「南京」「南寧」や砕氷船、測量船など1000~4500トン級の退役艦船10隻が海洋局に引き渡され、改造された後、順次海域に投入されている。

 

「尖閣危機」中国の挑発に踊らされるな

(2013年1月24日 読売新聞)

調査研究本部主任研究員 勝股秀通

 「目も耳も心も、大きくひらいて世界を見なさい」――。

 先ごろ、テレビで放送された映画「山本五十六」(2011年12月公開作品)で、連合艦隊司令長官の山本が、若い新聞記者に向かってそう諭す場面があった。戦争はマスコミが先導した、という一面を描いた映画でもあるが、「尖閣危機」という中国の脅威に直面する今、新聞やテレビが果たす役割と責任は極めて大きい。

国際世論を味方にすること

 尖閣諸島を巡って、日本も中国も国際世論を味方にすることが何よりも重要だ。とりわけ、自国領と主張する根拠に乏しい中国にとって、それは喫緊の課題に違いない。だからこそ、領海にとどまらず領空まで侵犯し、日本に対する挑発を次第にエスカレートさせているのだ。彼らが虎視眈々と狙っているのは、そうした挑発に乗って日本が勇み足する時だ。日本の失策を「いまか、いまか」と待ち望んでいるといっていい。

 例えば、ある新聞に『政府が警告射撃を検討』というような記事が載った翌日、中国は"待ってました"とばかりに、多くの戦闘機を日本の防空識別圏の内側にまで飛行させてきた。日本の怒りを増幅させて1日も早く警告射撃させるためだ。間違いなくこれから何度も繰り返されるだろう。

先に手を出してはいけない

 主権国家として、領空を侵犯されれば、信号弾などを使って警告射撃することは当然の権利だが、防空識別圏の中に入ってきただけでは、そこは公海の上空であり、決して先に手を出してはいけない。手を出した瞬間に、中国は「我々は行動を抑制しているのに、先に軍事行動したのは日本だ」と、得意の世論戦で国際社会にアピールするのは明らかだ。中国はそれを主張したいがために、挑発しても自ら先に手を出す愚は犯さないはずだ。

 腹立たしい限りだが、中国が次々と仕掛けてくるわなに陥ってはならない。今は「忍」一字ではないが、彼らの執拗な挑発に踊らされず、じっと我慢する時だ。マスコミはもとより責任ある政治家は、そのことをきちんと認識しなければならない。海では海上保安庁が、そして空では航空自衛隊が、淡々と警戒行動を繰り返すだけだ。

備えは怠らず

 もちろん、日中が衝突する事態への備えだけは決して怠ってはならない現行法には様々な制約と欠陥があり、領土や領海、領空を守り抜くために必要な法整備は急がなければならない。と同時に、自衛隊と海保、警察が組織の垣根を越えて、すきのない防衛警備態勢を構築し、訓練に取り組む必要がある。今はその備えを充実させる時だ。

 われわれにとって、勇ましさのほかに伝えるべきことは山ほどある。

 

中国人識者がツイッターで「尖閣はやっぱり日本のもの」と主張ーすぐ削除されたが正しい主張です

2013-01-24 10:07:09 | 意見発表

波紋呼んだ中国人の「尖閣はやっぱり日本のもの」主張

Y! 2012/08/28(火) 13:06 サーチナ

 

  中国の女性企業家、広東捷盈電子科技・取締役副主席の林凡氏が24日、「尖閣諸島は日本のものだ」とツイートした。米国とオランダ、マレーシアとシンガポールの領土争いで国際法廷が示した判決や、中国共産党機関紙である人民日報のかつての「見解」」などを根拠として、現在の中国政府の言い分を否定する見解を示した。

■「尖閣諸島」に関する他の記事 - サーチナ・ハイライト

  同ツイートに対しては「激烈な反対意見」とともに、尖閣諸島の領有についての中国共産党・中国政府の主張に改めて不信の念を表明する書き込みも相次いだ。

  林凡氏のツイートとフォローは25日夕方までに、すべて削除された。同ツイートの原文となったと思われるブログは転載が相次いだこともあり、一部ページでは閲覧することができる。同文章には、尖閣諸島の領有権について、他の事例との比較や日中のこれまでの対応の分析を積み重ねて論じている特徴がある。同問題に絡めて過激な行動をする中国人に対する嫌悪感の発露と見られる部分もある。

  以下、ブログ文の全文を日本語訳して掲載する。小見出しと訳注は編者による。

**********

インターネットでは釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)について、多くの意見が寄せられています。「たたく」、「殺す」などと叫ぶ罵声です。それでは、魚釣島の未来はどうなるのでしょう。詳細に分析すると、魚釣島は必然的に日本に属するということが予見できます。

領土紛争の解決には3つの方法がある

  私たちは、国際的な領土紛争を解決するには、通常、3種の方式があると知っています。(1)交渉で解決、(2)国際法廷に訴える、(3)武力を用いる――です。

  まず、1番目の方法を見てみましょう。交渉による解決です。

  交渉には、双方が相手との間に領土紛争があると確認し、双方が交渉を望むという前提があります。中国側はもちろん、日本と交渉したいと考えるでしょう。

  では、日本側はどうでしょう。日本の外相は9月19日<訳注:何年の発言であるかは不明>、「尖閣諸島は日本の固有の領土だ。いわゆる領土問題は存在しない」と発言しました。相手が領土紛争があるとの基本を承認しないのでは、なにをもって交渉の土台とするのでしょう。さらに、日本側が交渉を望んだとしても、現在の国際政治では、交渉を通じて相手が実効的に占領している領土を取り戻すという考えは、「痴人の夢」とでも言うべきです。

  次に、2番目の方法を見てみましょう。国際法廷に訴えるという方式です。私は、この方法を重点的に論じます。

「古くから中国に属していた」で領有権は決まらない

  中国政府・外交部の報道官は、釣魚島について語る時には「釣魚島は古くから中国に属していた」と言います。日本側の主張は実際のところ一貫しており、「無主地であり、日本が先にこの地に対して有効な統治を行った」です。

  これに対して中国側の“反撃”は、「われわれの、かくかくしかじかの古文書には、14××年に、釣魚島についての記録がすでにある。日本人よりも500年も早い」うんぬんです。

  しかし、すでに1925年の米国とオランダの間でパルマス島<訳注:フィリピン・ミンダナオ島とオランダ領東インド(当時)の間にある島>の事案で、国際法廷は「先に発見した者が、主権を有するとはかぎらない」との見解を示しました。「有効な統治があって、(領有権は)成立する」としたのです。たとえば、国旗1本を立てるだけでもよいのです。

米国・オランダ間で「実効支配」が決め手になった実例

  パルマス島を発見したのはスペイン人で、16世紀のことでした。その後、オランダが統治していました。さらにその後、スペインはパリ条約でフィリピンとその周辺島嶼(とうしょ)を米国に割譲しました。米国は、その島嶼にパルマス島が含まれていると認識したのです。しかし、国際法廷はパルマス島の割譲を認めず、(それまで実効支配をしていた)オランダの領有が続くことになったのです。

  もうひとつ、参考の価値があるのがシンガポールとマレーシアが争ったペドラ・ブランカ島の件です。歴史的要因だけを考慮すれば、ペドラ・ブランカ島は明らかにマレーシア・ジョホール王国にとっての「古来からの神聖なる、分割することができない一部分」でした。

  しかしシンガポール側は1844年に同島に灯台を築き、実効支配を始めました。マレーシア側は長期にわたり、異議を唱えませんでした。マレーシアが1979年に自国地図にペドラ・ブランカ島を入れたことで、両国の争いが発生したのです。

長期間放置・権利放棄で領有権は相手国のものになる

  国際法廷は最終的に、ペドラ・ブランカ島をシンガポール領と認めました。マレーシアが長期にわたり、(シンガポールの実効支配を)「黙認」していただけでなく、さらに重視されたのは、1953年にシンガポール当局がマレーシア当局に対して「同島の領有権はマレーシアに属していると考えるか」と質問した際に、ジョホール州の代理秘書が書簡で「ジョホール政府はペドラ・ブランカ島に対する領有権を主張したことはない」と回答したことでした。

  したがって、国際法廷は「1844年まで同島がジョホール王国に属していたことは確かだ。ただしその後、マレーシア側の放棄により主権は移った」と判断したのです。

火星を地図に描いても、火星は自分のものにならない

  不幸なことに、清朝時期はおそらく「普天の下、王土に非ざる莫く、率土の浜、糞青にあらざる莫し」<訳注:原義は、「あまねく空の下はすべて王(=中国の支配者)の土地、そこにいる人はすべて王の臣」の意。「王臣」をわざと憤青(=怒る青年)と同音の「糞青」に置き換えたと思われる>の伝統思想の影響を受け、自分の目で見えるのだから、われわれの土地だと考え、時おり(中国の)漁民が立ち寄る以外には、基本的に釣魚島において主権を直接に示す行為をしなかったのしょう。

  明朝期の「籌海図編」や清朝の「大清一統輿図」を持ち出す人もいます。これらで少なくとも、われわれが地図の上で釣魚島を記載していたことは証明できます。

  しかし、地図などというしろものを持ち出しても、「アフリカが(自国で作成られた地図に)入っているから、アフリカはわれわれのものだ」とか、「火星を描いておいたから、火星はわれれものもだ」と言うことはできません。(つづく)(編集担当:如月隼人)

 中国の女性企業家、広東捷盈電子科技・取締役副主席の林凡氏が24日、「尖閣諸島は日本のものだ」とツイートした。米国とオランダ、マレーシアとシンガポールの領土争いで国際法廷が示した判決や、中国共産党機関紙である人民日報のかつての「見解」などを根拠として、現在の中国政府の言い分を否定。「釣魚島はすでに日本のものであるし、将来も日本のものだ」と主張した。

■「尖閣諸島」に関する他の記事 - サーチナ・ハイライト

  同ツイートに対しては「激烈な反対意見」とともに、尖閣諸島の領有についての中国共産党・中国政府の主張に改めて不信の念を表明する書き込みも相次いだ。

  林凡氏のツイートとフォローは25日夕方までに、すべて削除された。同ツイートの原文となったと思われるブログは転載が相次いだこともあり、一部ページでは閲覧することができる。同文章には、尖閣諸島の領有権について、他の事例との比較や日中のこれまでの対応の分析を積み重ねて論じている特徴がある。同問題に絡めて過激な行動をする中国人に対する嫌悪感の発露と見られる部分もある。

  以下、ブログ文の後半部分を日本語訳して掲載する。小見出しと訳注は編者による。尖閣諸島の領有権について、中国側がしばしば持ち出す「地図」の問題などから論じた。

**********

日本は尖閣編入時、「微妙な問題」と認識していた

  これまで(世界で発生した領土争い)の事例を見ると、地図の証拠能力は地図自身の性質と質に関係してきます。地図の証拠としての説得力は、しばしば極めて有限です。たとえば、パルマス島の事例では、国際法廷は地図を証拠として採用するにあたって、地図が正確であることを基本条件として求めました。

  米国側は世界各地から1000枚以上もの地図を探し出しました。それらの中で、(領有権争いの相手国である)オランダの主張を支持する地図は3枚しかありませんでした。しかし国際法廷はパルマス島を(実効支配を続けていた)オランダの領有と判断しました。

  振り返ってみれば、日本政府は19世紀の末から大きなエネルギーを使って釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)を調査し、清国政府が所管した痕跡がないことをつきとめました。ただし、日本側は中国が同島をすでに命名していたことには注目しました。

ところが、日本人が統治しても中国は抗議しなかった

  (尖閣諸島が)清朝の勢力範囲に近いため、清国の領土であるという証拠はなかったのですが「万一の不測の事態が発生すれば、事態収拾が難しい」と懸念したわけです。

  日清戦争中の1895年に起こった海戦で清国に勝利すると、日本人の姿勢は強硬になりました。釣魚島を沖縄県の所管として、標識を立てたのです。<訳注:正式な標識を立てたのは1970年で、下記の尖閣諸島への入植よりも相当に遅れた>

  翌1896年には同島を古賀辰四郎に貸し与えたので事業が始まりました。1909年には、同島に移住する者が250人近くになりました。

  しかし清国政府は(尖閣諸島に対する)主権の宣言を発表することはなく、実際の統治も行いませんでした。さらにスゴイことに、1970年代に石油資源が発見されるまで、中国は70年以上も日本や米国の釣魚島統治に対して、何の異議も申し立てなかったのです。

「清朝は釣魚島を自国領と認識していた」証拠は偽造だった

  1970年代になり、釣魚島の紛争が改めて発生してから、米国在住の「盛家の子孫」と自称する盛毓真という人物がおどり出ました。盛毓真は慈禧(西太后)から盛宣懐<訳注:清朝末期の政治家・実業家。1844-1916年>が賜ったとする書状を発表し、清朝政府が釣魚島について“電柱に小便をかけていなかったわけでもない”ことを証明したのです。

  (釣魚島の奪還を目指す)保釣派は欣喜雀躍しました。盛毓真は愛国の星とされ、台湾に行って人を騙して大いに飲み食いをしたのです。

  ただし、ウマイことは長続きしません。中国大陸及び台湾の学者が前後して、盛毓真が発表した慈禧の書状には形式上の混乱があり、ありえない間違いがあることを発見したのです。例えば、盛宣懐の任官の年月日が事実よりも3年早かったり、慈禧の印が書状を書いた当時にはすでに使っていなかった、それより古い時期のものと判明したのです。結局、慈禧の書状は偽物と断定されました。

下関条約と尖閣は関係なし、日清双方が確認済み

  この偽書以外にも、中国は釣魚島を「台湾と付属する島嶼(とうしょ)」の一部とみなして、馬関条約<訳注:日清戦争の講和条約。日本では下関条約と呼ぶ>にもとづき日本に割譲されたもので、清朝の領土であったのだから「カイロ宣言」及び「ポツダム宣言」の関連規定にもとづき、中国に返還されるべきと主張しています。

  問題は、日本は馬関条約の3カ月前に釣魚島を沖縄の所管に組み込んでいたことです。馬関条約締結時、清朝政府は日本が“魔手”を伸ばし、福建省沿岸の島嶼も「台湾に付属する島嶼」として自分のものとしようとすることを恐れました。そこで清朝側の要求により、双方は地図の形で(日清戦争の講和条件として)日本に割譲する島嶼を確認したのです。日本側が示した地図に釣魚島は入っていませんでした。

  そして、双方は「台湾接収文書」に署名しました。すべてが「双方いずれにとっても明確」なのです。<訳注:筆者は、日本は下関条約以前に尖閣諸島を領土に組み込んでおり、日清戦争の講和条約の結果として中国領である尖閣諸島が日本に引き渡されたのではないと指摘>

論じていて気分が悪いが、事実は事実

  ここまで論じてきて、実に気分が悪いのです。しかし、話はまだ続きます。日本側には、もうひとつの主張があります。つまり、魚釣島は琉球諸島の一部分であり、理屈から行っても日本に属するということです。

  中国側は何としても、この日本側の主張は絶対に違うと証明せねばなりません。中日双方の古文書の記載からして、古琉球時代に釣魚島が琉球に属していなかったことは確実です。しかし日本が1895年に釣魚島を琉球に編入してから、日本と米国だけでなく、さらに致命的なことに、中国もが釣魚島は琉球に属すると言いはじめたのです。

人民日報も「尖閣は琉球に属する」と明記

  1920年に、中華民国の駐長崎領事は日本政府にあてた感謝状で「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と書いているのです。さらに“殺傷力”が大きいのは、1953年に「人民日報」が発表した文章です。

  最初の部分には「尖閣諸島を含む琉球群島」と書いてあり、最後の部分では「琉球は日本人民が独立、民主、平和を勝ち取る闘争と、切り分けることができない」と書いてているのです。

  実際には、現在も一部の「保釣派」の理論は「釣魚島は琉球に属する。琉球は中国に属する。したがって釣魚島は中国に属する」です。これに対しては彼らに、痴(し)れ者の妄想はおやめなさいというのみです。

日本にMAOのような人物が出れば、戻ってくるかも

  琉球が現在、日本に属するということは変えようがない事実です。日本人に琉球を吐き出させようとすれば、彼らの国家に、たとえばMAOのような領土を糞まみれの土地のように扱う神のような偉人が出現することを期待するしかありません。<訳注:MAOは毛沢東を指すと考えてよい>

  これまでの記述を総合し、台湾の保釣運動の熱血青年に馬英九総統が比較的遠まわしな言い方で「釣魚台(尖閣諸島の台湾側通称)を争う場合、国際法は台湾にとって不利」と言っていることもあわせてみれば、私は国際法廷に訴えた場合、(釣魚島を取り戻せるという)中国側の勝算はほとんどゼロと考えます。これが残酷な現実です。

武力による奪取は、どう考えても不可能

  最後に、武力による解決を考えてみましょう。

  現在、インターネット上には中日海空軍力比較が大量に存在します(陸軍は尖閣問題で使えないからです)。日本側がやや有利という説もあれば、中国側が勝つとの主張もあります。この種の比較は実際には、まったく無意味です。「日米安保条約」が存在するからです。

  法律上の義務、同盟国としての道義、あるいは自国のための戦略的利益からみても、米国は必ず日本を支持します。ヒラリー・クリントン米国務省長官も「私は明確に申し上げたい。尖閣諸島は安保条約第5条の範囲内であり、われわれは日本国民の義務を保護することを重視します」と表明しました。

  これまでの釣魚島を巡る紛争のとき、軍の側の原因があったわけではありません。しかし、頭がおかしいのでなければ、中国と米国の軍事力の差は、1段階や2段階の問題ではないと、だれでも分かるはずです。

  あるいは「戦争の勝敗を決定する鍵は、双方の武器装備の優劣ではない。精神と意志の力の違いだ」と言う人がいるかもしれません。

尖閣海域に派遣される中国の監視船は哀れだ

  確かに、「冷たい兵器の時代」でも「熱い兵器の近距離作戦の時代」でも<訳注:「冷たい兵器」とは、火薬類を使わない古代の兵器を指す。「熱い兵器の近距離作戦」とは、通信網やミサイルなどを使わない火砲による攻防を指す>、精神力や意志の力は戦争の勝敗を決める重要な要素です。

  ただし、現在の情報化・非接触式作戦の時代に、精神の力を強調するということは、すなわち精神力を淫するということです。もちろん、“愛国賊”らの圧力に対応するために、共産党も国も「強硬」な表現をします。

  そして党・政府は監視船数隻を派遣します。われわれの監視船が日本の軍艦と対峙することには、心がぞっとして同情の気持ちが出てきます。(日本側に阻止された時点で)釣魚島まではまだ数十海里もあり、そしてまた、傷ついた心で戻らねばならないのです。こんなつら汚しの小細工で、釣魚島を奪還できるとでも言うのでしょうか。

尖閣はすでに日本のもの、将来も日本のもの

結論:
  釣魚島は日本人が出兵して占領したものではありません。われわれがぼろ布のように捨てたものです。日本人は宝物のようにそれを拾いました。われわれは異議を唱えませんでした。1968年に釣魚島海域で石油が発見されたから、釣魚島は一晩にして突然、「神聖にして不可分」な領土になったとでも言うのでしょうか。

  そして、泰山のように崇拝されている周恩来も、日本人に対してあいまいに「われわれはここで、あの(釣魚島)のために、論争をすべきでありません。いずれにせよ、地図の上で探しにくいほどの小さな点にすぎません。なんで問題になるかと言えば、石油が見つかったからにすぎません」と発言しています。これが、一国の指導者の領土問題に対する姿勢でしょうか。

  したがって、法律面、国際政治、実力を比較検討しても、釣魚島はすでに、そして将来にわたって日本のものでありつづけるのです。あなたは怒るかもしれない、あせるかもしれない、悲しむかもしれない。しかしこれが事実であり、真相なのです。(完結)(編集担当:如月隼人)

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「尖閣は中国のもの」発言…中国「話の分かる日本人もいるらしい」(2012/07/16)
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安倍首相「尖閣上空は私たちの空」中国けん制ー言っていることは正しい。山口氏はご乱心か

2013-01-24 09:53:11 | 意見発表

【尖閣】毎日中国軍機領空接近、ついに空自警告射撃 - BIGLOBE ...

soudan1.biglobe.ne.jp › ... › 2013/01/10 – 尖閣周辺での相次ぐ挑発を受け、政府は警告射撃など自衛隊の対抗措置を強化する検討に入った。 ... 実際、記事の中にもありますが昔沖縄でソ連機に対してF-4が威嚇射撃を行っています。 ... 私が総理なら「中国機の領空侵犯は明らかな侵略行為で日本への宣戦布告とみなす.... 結局のところ、自衛隊機で可能なのは、相手が発砲してきたとか、ミサイル・ロックオンされて発射され、「これじゃあ俺の機は撃墜 ...

尖閣棚上げ、公明代表が言及「将来の知恵に…」

2013年1月22日09時51分 読売新聞) 

 公明党の山口代表は21日に放送された中国・香港フェニックステレビのインタビューで、沖縄県の尖閣諸島を巡る日中間の対立について、「将来の知恵に任せることは一つの賢明な判断だ。今の世代はまだ知恵が十分ではない気がする」と述べ、問題の棚上げに言及した。

  また、尖閣諸島周辺で中国機による領空侵犯などが相次いでいることについて「(日中の)軍用機がこの島に近づき合うことは、不測の事態を招きかねない。お互いにやらないという結論に至ることも重要だ」と指摘した。
 
1.山口氏の棚上げ論に反対。何時決着つけるのか。

2.棚上げ論は正式に協議されてはいない。中国の問題先送りの戦術にはまったのだ。
「1972年7月28日日中国交正常化交渉の一環として北京で行われた竹入義勝衆議院議員と周恩来国務院総理との会談の中で、周恩来が「尖閣列島の問題に関心がなかった」としたうえで、「石油の問題で歴史学者が問題にした」と述べ、中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは、付近に眠る石油資源が目当てだったことを認めている」(ウィキペディアから)
 
1978年に小平は「尖閣諸島を中国では釣魚島と呼ぶ。名前からして違う。確かに尖閣諸島の領有問題については中日間双方に食い違いがある。国交正常化の際、両国はこれに触れないと約束した。今回、平和友好条約交渉でも同じように触れないことで一致した。中国人の知恵からしてこういう方法しか考えられない、というのは、この問題に触れるとはっきり言えなくなる。こういう問題は一時棚上げしても構わない、次の世代は我々より、もっと知恵があるだろう。皆が受け入れられるいい解決方法を見出せるだろう」と述べる。これが棚上げ論だが、小平は今日本と争ったら負けると考え、巧妙に時間稼ぎをはかり、軍備増強を待ったのです。
山口代表は中国に出かけるのはおみやげが欲しかったのか、中国寄りの発言をしている。
 
3.中国は棚上げ論を認めたとして、日本が自制している中で、尖閣領海に入ってきたり上陸したりしたらどうするのか。中国にはそれはおかしいと言っても、無視され実効支配をされた場合どうするのか、山口氏には先を読む力がないようだ。
 
 
 
安倍首相「尖閣上空は私たちの空」中国けん制
 
2013年1月23日19時17分 読売新聞)

 安倍首相は22日夜のテレビ朝日の番組で、沖縄県の尖閣諸島について、「基本的に尖閣上空は私たちの空だ。ここに自衛隊機が入る、入らないというのは、私たちが決めることだ」と述べた。中国機による尖閣周辺での領空侵犯や接近が頻発していることを踏まえ、中国をけん制したものだ。

 公明党の山口代表は21日、日中両国の軍用機が尖閣の上空に近づくべきでないとの考えを示していた。
 
1.安倍首相のやり方は戦上手なところが感じられる。例えばTPP「聖域なき関税撤廃には反対する」と反対意向を先に表明している。譲歩できない線を相手に明快に示している。竹島についても竹島の日を設けると言明している。尖閣諸島上空も山口氏が言う「日中双方が近づかない」と言うことはその理由は何でしょう。そのことは中国領空と言う主張を認めたことになる・・・と言うことが山口氏にはわからないようだ。
 
2.そこを安倍首相は「尖閣上空は私たちの空」と正しい主張をして中国をけん制した。山口氏は中国を恐れ中国を刺激しないように妥協案を述べているが、それは中国の作戦にはまったことを意味する。そこが分かっていないようだ。
 
3、中国船も領海には時々入ってきている。これについても山口氏は日中双方が懲戒にチエック被かないようにすると言うのでしょうか。
 
4.山口公明党、民主党以下だ。連携する党としてはふさわしくない。