阿部ブログ

日々思うこと

今日8月14日は、コルベ神父殉教の日です。

2013年08月14日 | 雑感
今日8月14日は、コルベ神父殉教の日です。
ポーランド出身のマキシミリアノ・マリア・コルベ神父は、餓死刑に選ばれたポーランド軍将校の身代わりを申し出てアウシュビッツの餓死室に収監されました。
2週間飲まず食わずでしたが、まったく死ぬ様子がないため、1941年の今日、薬殺されました。
そのコルベ神父は、長崎に布教の為、6年間赴任されていました。
聖母マリアをこよなく愛した神父は何故日本に来られたのでしょうか?
第一次大戦後、荒廃したポーランドに救いの手をのべたのが、実は日本でした。
ユダヤ人迫害が激しくなった時期、日本がビザを発行してシベリア経由で逃れさせたのは有名な話です。
戦前も戦後も、そして今もポーランドは親日国です。
明日は終戦日ですが、戦犯として処刑された東条英機氏の名前が、ゴールデンブックにその名前が記載されている事を知る人は、未だに少ないままです。
しかし、ユダヤの人達は、関東軍参謀長として断固として、ユダヤ人を満州経由で日本に逃し、アメリカまでの移動を確実ならしめた彼の功績を是とし顕彰しているのです。
ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は、1982年10月17日、コルベ神父を聖人の列に加えました。
同じポーランド人である教皇は、神父を「愛の殉教者」と呼びました。
神父殉教の日である今日は、コルベ神父が、愛して、愛して、愛して、敬慕してやまなかった聖母マリア被昇天の前日です。
コルベ神父の魂が永遠に安らかなること祈り、モンテベルディの『聖母マリアの挽課』を捧げます。

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