阿部ブログ

日々思うこと

日枝神社の「さざれ石」

2014年08月21日 | 雑感
京都・下鴨神社で「さざれ石」を見たことがあるが、東京・赤坂の日枝神社にも「さざれ石」がある。
            
「さざれ石」は、『古今和歌集』でも歌われている。巻七の賀歌にある『わが君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで』がそれ。
  
『さざれ石の由来
この石は学名を石灰質角礫岩と言う
石灰石が雨水に溶解してその石灰分を含んだ水が時には粘着力の強い乳状態となり地下で小石を集結して大きくなる
やがてその石が地上に出て、国歌に詠まれているように、千代・八千代年を過ぎてさざれ石巖となりて苔のむす、その景観実に目出度い石である
この石は国家発祥の地と言われる岐阜県揖斐郡春日村の山中より発掘されその集結の過程状態を一見よく知ることが出来る
さきに昭和37年 文部省の中庭に贈られた「さざれ石」の木札に記された通りこの「さざれ石」は岐阜県揖斐川町出身の故小林宗閉氏によって世に広められた
昭和56年6月17日 小林文治 奉納』

「さざれ石」は、下鴨神社の「鴨の七不思議」の中にある「泉川の浮き石」や「御手洗の神石」に伝えられている通り神宿る石だ。パワーストーン。「さざれ石」は新幹線からも見える伊吹山で今でも産出する。伊吹山は、さざれ石の由来にある岐阜県揖斐川町と滋賀県坂田郡伊吹町の境に位置する修験道の山。伊吹山は、日本七高山霊場の一つで役の行者の開基。高山をつけない日本七霊場と言うグループのあり、それは、駿河富士山 越中立山 加賀白山 木曽御嶽山 大和大峰山及び釈迦岳 伯耆大山 伊予石鎚山だ。この日本七霊場には出羽三山が入っていない。

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