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晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

氏神様のたもとで

2015-02-08 06:54:37 | 地域の文化や出来事
田舎の集落には氏神様を奉る神社があります。
先祖たちが奉り営々と繋いできたその地域の文化の源なのかもしれません。

私の50戸足らずの集落にも神社があって当番で維持管理しており、
昨夜は年に何回か行う祭りの一つ秋葉祭に参加しました。



秋葉祭は火難除けの神を奉り火を防ぎ安全を祈願するもので、
昔は暖を取るため火を多く使う冬が火難にあうため、
この時期に開いていたと思われます。



参加者は焚き火用にマキを3本以上と酒の肴を持参したものだと、
古老から伝承されたが現在では当番がほとんど面倒をみてくれます。



暮ゆく夕闇につつまれる鎮守の森で、
火にあたりお神酒を飲みながら、
ここでもあーだ・こーだと話が弾みます。

参加者はやっと二ケタ程度でしたが、
地域の文化は担う者がいなくなれば途絶えてしまいます。

文明と知恵の発達した現代に消滅するなんて理論的にはありえないことが、
限界集落や消滅集落という言葉で現実のものとなっています。

人間の知恵の集大成が消滅を導いていたとしたら本末転倒であって先祖が泣きます。
コメント
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