RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

熱い風の吹く日「ねぇ君」って呼ぶと「チェ」と答える

2007-07-30 00:10:23 | ぼちぼちですわ

(1本の木を何本の幹で支えるのかが今後の課題?)

娘が夏休みに入って弁当を作らなくてもいいのが
ちょっと嬉しい、しかし
深夜2時に寝ても朝4時に起きる癖は直らず、
とりあえず起きてトイレに行き、またベッドに戻って
しばらく半睡状態の後、眠りが訪れた頃、
蝉の大合唱がはじまり、烏がカア~と啼き、
猫がミャミャ~ムと鳴く
もうちょっと眠らせろ!
ケモノ屋敷の夏はまっこと
睡眠不良暴走半島ケシ畑モルヒネ所望
ないのでバッファリン丸呑みでかい!ので
おえっ!とむせ返る真夏の日曜日

自転車男と自転車女は選挙会場の小学校に行くのに
坂道を勢いよく熱い風に向かって転がる石のごとく
降りていったが、行きはよいよい、帰りはこわい
帰りの登り坂のことは考えまい
今はこの1票に祈りと怨念をこめて投票じゃ~
それにしても暑いのに風が吹いていて
この選挙の日に吹く風はいい風となるに違いないと
坂道を転がりながら考えた・・・・。

そして投票用紙に名前を書く
「エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ」
と・・・そんな気分の日曜日

だってね4月20日のブログに見たいと書いた映画
「モーターサイクル・ダイヤリーズ」(2004年)が
テレビで放映してて、やっと見たのよ
やっぱりブログに書かなきゃね、この前書いた
「太陽がいっぱい」なんて次の日にやってたし
(これは見なかったけど)

グスタヴォ・サンタオライヤの音楽も
やっぱり良かった
この映画の監督はウォルター・サレス
「セントラル・ステーション」って映画で
ベルリン映画祭金熊賞受賞した監督で
ブラジルのリオデジャネイロの人よ
製作総指揮はなんとロバート・レッドフォード

チェ・ゲバラの若き日の南米旅行の著作
『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』
が基になっているんだけど、この旅が彼を革命へと導く
大きな要因でもアルのだった。
ちなみにチェはあだ名で「ねぇ君」って
呼びかける言葉よ。

たまたまこの映画を見た後にNHKハイビジョン特集で
チェ・ゲバラの最後の地を取材するドキュメントをやっていた
カストロと共に成功に導いたキューバ革命の後、
キューバの政権から去って、コンゴでの活動に失敗したゲバラが
再びラテンアメリカに戻りボリビアへ潜入し

1967年10月8日にボリビアでのゲリラ活動の途中
バジェグランデ近郊の、イゲラ村で39歳のゲバラは処刑された
捕らえられてイゲラ村の小学校に軟禁されていた時に
最後に言葉を交わしたという小学校の教師(当時19歳の女性)
の話やゲバラの死が最初はゲリラ活動中の戦闘死であると
報じられていたことを、捕らえられ処刑されたのだということを
告発した医者で地元の記者の話などが盛り込まれていて興味深かった

沢山の血を流した革命家だったけれど
ゲバラほど愛された革命家はいないんじゃないかって思う
それは彼の思想と人生の目的が自分の為じゃなかったからに
他ならず
根底にあるのは平等の為の正義行動と信じ
それに捧げた一生だったからだと思う


(エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ)



今日の名文
ゲバラの最後に両親に宛てた手紙

 
 再び私は踵の下にロシナンテの肋骨があたるのを感じています。
盾を腕にかけ私は道を引き返すのです。
 十年ほど前、私はべつの別れの手紙を書きました。
いまでも覚えていますが、あのとき私は自分が立派な兵士でも立派
な医者でもないことを残念に思っていました。
いまはもう立派な医者になろうとは思っていませんが、兵士として
は私はそう悪い方ではありません。
 私がより自覚的な人間になったということ以外に、本質的に変っ
たことは何もありません。私のマルクス主義は根を下ろし、純粋な
ものになりました。私は解放のために戦う人民の唯一の解決は武装
闘争であると信じています。私は絶対的にそうだと信じています。
多くの者が私を冒険主義者と呼ぶでしょう。
私はそうなのです。私は違った型の人間、自分の正しいと思うこと
を証明するために自分の身体を賭けるだけの人間なのです。
 決定的な事態が生じるかもしれません。私にはわかりませんが、
論理的にはその可能性は考えられます。もしそうなったら、その時
は最後の抱擁をおくります。
 私はあなた方を心から愛していました。ただ私は私の愛情を表わす
方法を知らなかったのです。私は自分の行動に極度に厳格でした。
だからあなた方は私のことが時にわからなくなることがあったのだと
思います。私を理解することはやさしいことではありません。
そうではあっても、今日はただ言葉通りに私を信じて下さい。
これからは、私が芸術家のような喜びをもって鍛え上げてきた意志の
力が、弱い脚と疲れた肺を支えてくれるでしょう。
私はそうしなくてはならないのです。
 時々は、この二十世紀のちっぽけな冒険的兵士のことを思い出して
下さい。セリアに、ロベルトに、ファン・マルティンとポトティンに、
ベアトリスに、みんなにキスをおくります。
あなた方には強情な放蕩息子の大きな抱擁をおくります。

                  エルネスト















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2 コメント

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Unknown (天津あまぐり)
2007-08-01 01:08:45
今、雷がなってるけど、こっちの雷は
ティンパニーで叩いたような音の響き。
昨夜、駐車場横の大木が落雷で折れて、
車のボンネットの上に倒れておりました。

で、最後の映像だけが思い出されるんやけど、
実は彼は後のチェ・ゲバラである・・で
エンディング。
いったいなんの番組、もしくは映画やったんやろ?
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地震雷怖い (るる)
2007-08-01 03:33:59
雷鳴っても樹の下にはゆかぬこと
でも樹も何にもないときゃ
どうするの?
地面にねそべるの?
てぃんぱにーな雷は中国製
日本製の雷はあるとさっくす?
そんなこた~ない
やっぱり落ちるときゃ
すさまじい音よ
ねぇ君!
なんの番組みたとでしょ・・。
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