◎岩波文庫版『綴方教室』(1995)の目次
本日は、岩波文庫版『綴方教室』(一九九五)の「目次」を紹介してみる。次のようになっている。
目 次
編者まえがき
『綴方教室』より
前篇について(大木顕一郎)
一 いかに指導したか
もものせっく 光男(一) 光男(二) ゆうべ(一)
ゆうべ(二) おだんごやさん うずら豆
お湯屋の番頭さん お昼ごはん
二 佳作「うさぎ」とそのモデル問題
うさぎ つづり方
三 習作四篇
夜ねる時 えいご えだ豆 井戸そうじ
四 停滞期の作品
犬ころし(一) 犬ころし(二)
五 優秀作「にわとり」他三篇
しかられたこと おびのぶらんこ 馬力 にわとり
六「困っていた頃のこと」他二篇
自転車 困っていた頃のこと かんじょう
七 優篇「きつねつき」その他
おりえさんのおばさん きつねつき
八 その後の入選作三篇
浪花節 はだしたび 火事
『続綴方教室』より
彩 色 屋
小山田三郎
芸 者
お 勘 定
口 答 え
『粘土のお面』より
海 水 浴
粘土のお面
無 縁 仏
大 晦 日
元 日
編 注
解 説(山住正己)
扉カット=松山文雄
「『続綴方教室』より」のところに、「小山田三郎」とあるが、これは、『続綴方教室』(中央公論社、一九三九年一月)では、「尾山田三五郎」という題で収録されていたものである。
このあと、豊田正子の綴方を紹介してゆきたいと思っているが、明日は、いったん、話題を変える。