礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

礫川ブログへのアクセス・歴代ベスト108(22・12・31)

2022-12-31 05:59:29 | コラムと名言

◎礫川ブログへのアクセス・歴代ベスト108(22・12・31)

 二〇二二年も大晦日を迎えた。除夜の鐘にちなみ、礫川ブログへのアクセス・歴代ベスト「108」を紹介する。
 順位は、二〇二二年一二月三一日現在。なおこれは、あくまでも、アクセスが多かった日の順位であって、アクセスが多かったコラムの順位ではない。

1位  16年2月24日  緒方国務相暗殺未遂事件、皇居に空襲
2位  15年10月30日 ディミトロフ、ゲッベルスを訊問する(1933)
3位  19年8月15日  すべての責任を東條にしょっかぶせるがよい(東久邇宮)
4位  16年2月25日  鈴木貫太郎を救った夫人の「霊気術止血法」
5位  18年9月29日  邪教とあらば邪教で差支へない(佐藤義亮)
6位  16年12月31日 読んでいただきたかったコラム(2016年後半)
7位  14年7月18日  古事記真福寺本の上巻は四十四丁  
8位  21年8月12日  国内ニ動乱等ノ起ル心配アリトモ……(木戸幸一)
9位  21年6月7日   山谷の木賃宿で杉森政之介を検挙
10位 18年8月19日  桃井銀平「西原鑑定意見書と最高裁判決西原論評」その5      

11位 17年4月15日  吉本隆明は独創的にして偉大な思想家なのか
12位 21年3月4日   堀真清さんの『二・二六事件を読み直す』を読んだ
13位 18年1月2日   坂口安吾、犬と闘って重傷を負う
14位 19年8月16日  礫川ブログへのアクセス・歴代ベスト30(19・8・16)
15位 18年8月6日   桃井銀平「西原学説と教師の抗命義務」その5
16位 22年12月30日 読んでいただきたかったコラム10(2022年後半)
17位 17年8月15日  大事をとり別に非常用スタヂオを準備する
18位 18年8月11日  田道間守、常世国に使いして橘を求む
19位 22年8月2日   朝日平吾は昭和テロリズムの先駆か
20位 22年12月20日 「開帳は夜ふけに限る」と敬道師はいった

21位 17年1月1日   陰極まれば陽を生ずという(徳富蘇峰)
22位 22年6月22日  大正期における大阪の田楽屋と「おでん」について
23位 17年8月6日   殻を失ったサザエは、その中味も死ぬ(東条英機)
24位 22年9月20日  太田光氏の「まともな感覚」に期待する
25位 22年10月6日  家々に代々伝へて来るのが「モタル」であります
26位 22年9月22日  坊さんには生活の苦労を知らぬ人が多い(山田孝雄)
27位 17年8月13日  国家を救うの道は、ただこれしかない
28位 22年10月5日  安倍元首相は、「非業の死」を予期していたのか
29位 19年8月18日  速やかに和平を講ずる以外に途はない(高松宮宣仁親王)
30位 21年8月14日  詔勅案は鈴木首相が奉呈して允裁を得た

31位 21年3月5日   ある予審判事が体験した二・二六事件
32位 22年8月17日  帝国憲法の条規中、絶対的に変更すべからざるもの
33位 22年12月19日 藤嶽敬道師は、いくら失敗しても絶対にくたばらない
34位 22年9月21日  君たちは学問がありすぎて常識を働かさない
35位 19年4月24日  浅野総一郎と渋沢栄一、瓦斯局の払下げをめぐって激論
36位 15年10月31日 ゲッベルス宣伝相とディートリヒ新聞長官
37位 22年7月13日  伊藤博文の出自は、百姓もしくは軽輩
38位 20年2月24日  悪い奴等を葬るのが改革の早道だ(栗原安秀中尉)
39位 18年10月4日  「国民古典全書」は第一巻しか出なかった
40位 20年2月26日  日本間にある総理の写真を持ってきてくれ(栗原安秀中尉)

41位 22年10月7日  「梅尾」と書いて、昔から「トガノヲ」と読む
42位 22年9月13日  アウグストゥスは「現に生ける神なる皇帝」を意味した
43位 15年2月25日  映画『虎の尾を踏む男達』(1945)と東京裁判
44位 19年1月1日   もちごめ粥でも炊いて年を迎えようと思った(高田保馬)
45位 18年5月15日  鈴木治『白村江』新装版(1995)の解説を読む
46位 19年2月26日  方言分布上注意すべき知多半島
47位 22年12月16日 丸山先生が委員会で八月革命という表現を使われ……
48位 19年8月17日  後継内閣は宮様以外に人なき事(木戸幸一)
49位 22年12月21日 この通り、御開山のお姿が刻みこんであります
50位 22年8月12日  同一の措辞は原則として同一の意義を有する

51位 22年12月17日 敬道師は堂々と「節談説教」を開始した
52位 22年7月15日  憲法改正にともなう「國體」の変革はなかった(美濃部達吉)
53位 20年2月9日   失敗したときは、これをお使いください(小坂慶助)
54位 22年12月18日 真宗の門徒たちは若い説教者をいじめぬく
55位 18年8月7日   桃井銀平「西原学説と教師の抗命義務」その6
56位 22・12・13  ポツダム宣言の受諾は旧憲法を覆した革命的行為(美濃部達吉)
57位 21年8月11日  鈴木首相も平沼枢相の意見に賛成したる様子(東郷茂徳)
58位 22・8・19   立憲政治は議会を設けて立法に参与せしむることを要件とする
59位 22年12月25日 小沢さんは柄笊を持って、お布施を集めてまわりました
60位 20年5月11日  靖国神社ハ戒厳司令部ニ対シ制高ノ位置ニアリ

61位 20年7月11日  8月15日以来、別な国家が生成しつゝあるといふ認識
62位 22年6月23日  礫川ブログへのアクセス・歴代ベスト55(22・6・23)
63位 22年10月4日  大正大震災の前に、甚だ面白くない歌がはやった
64位 22年8月31日  「神社制度調査会」(1929年12月発足)について学ぶ
65位 22年8月5日   安田善次郎は財界の張作霖(吉野作造)
66位 19年1月21日  京都で「金融緊急措置令」を知った村田守保
67位 22年8月11日  事件がパンドラの箱を開けたと捉えるのはマズイ(青木理)
68位 20年4月24日  ソ連参戦前に戦争終結を策すべきである(瀬島龍三)
69位 22年6月21日  映画『ミニミニ大作戦』とウクライナ人
70位 19年12月9日  『氷の福音』を読んで懐かしい気持ちになった

71位 22年11月5日  負けたこと自体は悪ではない(田中耕太郎)
72位 22年7月20日  「『万葉集は支那人が書いたか』続貂」を読む
73位 20年3月30日  澤柳政太郎君の無責任
74位 18年12月31日 アクセス・歴代ベスト108(2018年末)
75位 22年9月15日  「かむながら」という言葉は神道の真髄を表わす
76位 22年8月16日  清水澄の「帝国憲法改正の限界」(1934)を読む
77位 22年12月28日 OCRソフトで表示された珍しい漢字10(その3)
78位 20年1月20日  私は逃げると思っていました(佐藤優)
79位 22年9月4日   特務機関長・土肥原賢二と「土肥原工作」
80位 20年5月4日   「達磨に手足は不要なり!」と豪語

81位 22年4月12日  これは太古の河流の跡に違いない
82位 19年1月23日  神社神道も疑いなく一種の宗教(美濃部達吉)
83位 22年9月28日  慈鎮和尚は諡で、元来は慈円僧正であります
84位 18年5月16日  非常識に聞える言辞文章に考え抜かれた説得力がある
85位 22年12月14日 美濃部達吉と「八月革命説」
86位 18年5月4日   題して「種本一百両」、石川一夢のお物語
87位 18年5月23日  牧原出氏の新刊『田中耕太郎』を読んだ
88位 22年12月29日 なぜ少年は、毒尻山で尻を出したのか
89位 22年12月24日 小沢昭一氏の「説教板敷山」が大入りの聴衆を魅了した
90位 18年5月23日  東条内閣、ついに総辞職(1944・7・18)

91位 18年9月30日  徴兵検査合格者に対する抽籤は廃止すべし
92位 22年7月12日  天皇は国民とは法律上の地位を異にせられる(美濃部達吉)
93位 22年8月15日  安房北条駅の駅長室で終戦の放送を聞く
94位 22年6月1日   この漢字が読めますか、明治初期の難読漢字
95位 19年1月30日  鵜原禎子が見送る列車は金沢行きの急行「北陸」
96位 20年3月28日  北方の天子は足利氏の飾り物であった(菊池謙二郎)
97位 22年7月14日  「象徴」は統治の権力と全く関係のない地位
98位 22年12月5日  宮沢俊義「八月革命と国民主権主義」を読む
99位 19年1月24日  天皇に奉呈する請願書は侍従職に宛て郵便を以て差出す
100位 22年9月3日  神社制度調査会と神祇院は、同時に廃止

101位 20年5月3日  われわれの死は昭和維新の人柱として……(安藤輝三)
102位 22年9月12日 ローマ帝国における皇帝礼拝の起源
103位 20年4月20日 礫川ブログへのアクセス・歴代ベスト30(20・4・20)
104位 18年1月7日  ハーグ密使事件をスクープした高石真五郎
105位 22年11月4日 無条件降服は我々に貴重な教訓を与えた(田中耕太郎)
106位 19年3月7日  土井八枝さんの「仙台方言集」はウソからマコト
107位 19年3月8日  梅林新市氏は珍しい方言集を発見して紹介した
108位 16年2月20日 廣瀬久忠書記官長、就任から11日目に辞表

*このブログの人気記事 2022・12・31(1・3・10位は、29・30日のNHK番組の影響であろう)

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読んでいただきたかったコラム10(2022年後半)

2022-12-30 04:29:11 | コラムと名言

◎読んでいただきたかったコラム10(2022年後半)
 
 二〇二二年も、いよいよ終わろうとしている。本年の後半は、安倍元首相が暗殺されるという重大な事件から始まった。
 恒例により、二〇二二年後半(七月~一二月)に書いたコラムのうち、読んでいただきたかったコラムを、一〇本、挙げてみたい。本年後半に限っては、この一〇本に絞るのに、ずいぶんと悩んだ。おおむね、読んでいただきたい順番に並んでいる。

1) 昭和テロリズム擁護論の先駆は吉野作造        8月6日

2) 安倍元首相は、「非業の死」を予期していたのか   10月5日

3) 朝日平吾は昭和テロリズムの先駆か             8月2日

4) 続・伊藤博文暗殺事件と安倍元首相銃撃事件       7月17日

5) 事件がパンドラの箱を開けたと捉えるのはマズイ(青木理) 8月11日

6) ポツダム宣言の受諾は旧憲法を覆した革命的行為(美濃部達吉) 12月13日 
           
7) 「開帳は夜ふけに限る」と敬道師はいった        12月20日

8) 小沢さんは柄笊を持って、お布施を集めてまわりました   12月25日

9) みなさんが勝ち、われわれは敗けました         8月24日

10) 真宗各派協和会の声明書「卑見」を読む       9月2日

次 点 コンチャロフスキー監督の傑作『暴走機関車』(1985)  7月1日

*このブログの人気記事 2022・12・30(1位と9位は、昨夜のNHK番組の影響であろう)

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なぜ少年は、毒尻山で尻を出したのか

2022-12-29 03:42:33 | コラムと名言

◎なぜ少年は、毒尻山で尻を出したのか

 東京新聞の愛読者として、毎週金曜日は、連載マンガ『喫茶アネモネ』を楽しみにしている。
 今月二三日(金)は、その第237回。小学校の裏山で排便していた少年が、ヘビに噛まれたという伝説のお話である。その伝説ゆえに、その裏山は、「毒尻山(どくじりやま)」と呼ばれているという。
 最後まで読んだ読者は、その伝説のもとになった少年が、喫茶アネモネのマスターであったことを察する。
 ところで、なぜ少年は、わざわざ、ヘビがいるような危険な山で排便しようとしたのだろうか。おそらく少年は、小学校にいる間に便意を催し、ひそかに裏山に登ったのであろう。学校のトイレに行けばよいではないかと思うかもしれないが、それは違う。小中学校に通う男子の間には、学校では排便してはならないという不文律が存在していたのである。インターネットで調べると、この不文律が、今日でも、厳然として存在していることがわかる。
 つまり、この「毒尻山」の話は、なかなか重い問題を提起しているのである。『喫茶アネモネ』の連載は、年内は、二三日が最後。来年一月六日(金)に再開されるという。

今日の名言 2022・12・29

◎箸をとめて窓の外を見た

 今月24日、ユーチューブ・ビデオニュースで「ウクライナで戦争が起きた理由とそれがなかなか終わらない理由」という番組を観た。出演していたのは、小泉悠・宮台真司・神保哲生の三氏である。その中で、宮台真司が紹介していた言葉。宮台氏は、小学生のとき、京都に転校したが、朗読の時間、「箸をとめて窓の外を見た」と読むと、先生から「宮台君、ちゃうで」と直されたという。京都の小学校では、こうした文章は、京都弁のイントネーションで朗読しなければならなかったのである。小泉悠氏は、ウクライナ戦争を、ロシアの失地回復運動(revanchism)として捉えていた。宮台氏のこの発言も、そうした流れの中で出てきたものであった。ただし、私が観たのは、番組のダイジェスト版であって、宮台氏の京都弁の話が、ウクライナ問題と、どう関わるのかは、よく理解できなかった。

*このブログの人気記事 2022・12・29(9位になぜか山本有三)

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OCRソフトで表示された珍しい漢字10(その3)

2022-12-28 01:02:51 | コラムと名言

◎OCRソフトで表示された珍しい漢字10(その3)

 OCRソフトで表示された珍しい漢字を紹介している。本日は、その三回目(最後)。
 部首、韻、音読み、訓読み等は、後藤光憲編『活版鮮明 広益新撰玉編』(鐘美堂、一九〇五)に従った。【  】内は、栄田猛猪ほか編『大字典』(講談社、一九六五)における説明と漢字番号(漢字番号がない場合はページ数)。それぞれの辞書に該当する文字がない場合は、「なし」と記した。

卡 卜三画 合入  サフ・サフ 設兵・立塘 【なし】
廑 广十一画 問去 キン・ゴン おほふ・こかげ 【小さき屋のこと・2879】
沭 水五画 質入  シュツ・ジュチ 水名  【泗水の一支流・6040】
笮 竹六画 陌入  サク・シャク せばし・せまる・すぼし・おす 
                      【セマシ、迫ル・8413】
覜 見六画 嘯去  ラフ・テフ まみゆる  【みる、まみゆ・10842】
軺 車五画 蕭平  エウ・ウ こぐるま   【小車、ヲグルマ、物見車・11781】
逄 なし                  【姓・11987】
遴 辵十二画 震去 リン・リン はばむ・むさぼる 【難シ・12090】
鈸 なし                  【バチ 楽器の一・2299頁】
飧 食三画 元平  ソン・ソン ゆふめし・みづつけめし
                      【夕食のこと・13516】

*このブログの人気記事 2022・12・28(9位になぜか「国際連盟脱退事件」)

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OCRソフトで表示された珍しい漢字10(その2)

2022-12-27 04:17:44 | コラムと名言

◎OCRソフトで表示された珍しい漢字10(その2)

 本日も、OCRソフトで表示された珍しい漢字を紹介してみよう。
 部首、韻、音読み、訓読み等は、後藤光憲編『活版鮮明 広益新撰玉編』(鐘美堂、一九〇五)に従った。【  】内に示したのは、栄田猛猪ほか編『大字典』(講談社、一九六五)における説明と漢字番号(漢字番号がない場合はページ数)。それぞれの辞書に該当する文字がない場合は、「なし」と記した。

彡 彡零画 鹽平  セン・セン やのかざり・かざり 【毛髪の美しく生ずる形・3100】
抖 手四画 有上  トウ・ヅ はらふ・あぐる 【挙グル貌・3709】
攛 手十八画 翰去 サン・サン なげうつ  【なし】
犮 犬一画 曷入  ハツ・ハチ わしる・はしる 【犬走る貌・7111】
狻 犬七画 寒平  サン・サン からしし 【獅子・7164】
氺 なし      【水に同じ・5954】
羼 なし      【ムラガル・9194】
耝 耒五画 魚平  ショ・ゾ すき・すく 【鉏に同じ・1789頁】
艄 なし      【船尾・9679】
詾 言六画 冬平  キョウ・ク うつたう・かまびすし 【説也・10996】

『大字典』は 本日、紹介した十の漢字のうち、九つを収録していた。さすがは『大字典』である。しかし、その『大字典』にはなく、『広益新撰玉編』には載っているという漢字もある。『広益新撰玉編』もまた、侮れない。

*このブログの人気記事 2022・12・27(10位になぜか美濃部達吉銃撃事件)

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