初めて一人で見た映画

月１回の友人の定例ランチに参加して、コーヒーや紅茶の飲み放題にいつもおしゃべりに花が咲いて梅雨の晴れ間のひと時が過ごせた。
新聞の記事の切り抜きを態々私の為に持ってきてくださった。
「日にち薬」と言うまるで私が投稿したのかと思われるような内容で、涙がこぼれた。
それでも日にち薬よと人に言えるまでに２年以上かかるのだ。
まだまだ日にちが掛かりそう。

一人で初めて映画を見た。　予約も購入も皆画面で入力して初めての体験。
「愛を積む人」と言う映画は妻を亡くした夫の話。
反対の立場で冷静に考えると、映画は映画、現実はもっと大変で、あまりにも大変だったから私が残ったほうが良かったのかなあ。
映画では何通も手紙が残されていたけれど、私にはあまりにも急で何も残してくれなかった。
私も信じられなかったけれどそれ以上に本人が一番信じられなかったのではと、仏壇の前でそればっかりを思い時間が過ぎる。

一人での生活に慣れなければと思いながらその一歩を踏み出す、まだまだできないことがいっぱい。
何を積みながら過ごせばいいのか暗中模索真っただ中。