Kind of Good

私の好きなもの

アンチョビ、アンチョビ!!

2016-04-27 22:48:55 | Weblog
友人とランチをして楽しいお茶の時間。
「あのひと」「あの人」俳優さんの名前が出てこない。
出石のお蕎麦の紺で描いたお皿。四国の焼き物で・・・名前が出てこない。砥部焼だと後で思い出す。
スパゲティーに必ず入れる「あれ」「あれ」、3人が3人とも分かっているのに名前が出てこない。
別れてからも帰り道名前が出てこないとずっと気になって、ようやく家に着いた。
扉を開けた途端「アンチョビ」だと思い出した。

お礼がてら「アンチョビ」だと電話しようとしたらアイホンが見当たらない。
家の電話で呼んでもどこからも音が聞こえない。
わあ大変!!どこかに置き忘れたのか。
こんな時に限ってレストランのレシートもない。
パソコンでレストランの電話番号を調べて電話をした。
カバーの色を言うと「あります。Iさんが忘れられたのかと電話したけれどお留守でしたので。」
よく行くお店での親切な対応。
ああよかった。一つ目のところで運よく預かってもらえて胸をなで降ろした。

またバスに乗って引き取りに出かけ、買い物もする気力もなくとんぼ返り。
「アンチョビ」を思い出して電話しようと思わなかったら夜までアイホンのないこと知らなかっただろう。
眠れない夜を過ごすところだった。
アイホンを無くすとそんなに使いこなしていない私でもたちまち連絡先が分からなくなる。
声だけで検索できるなんて便利すぎて怖いみたい。
大事にならなくて一件落着。これからは何を忘れても携帯は忘れないようにしないと。
ああそれにしても歳を感じますねえ。






ティファニーで・・・・・・・・

2016-04-24 16:55:52 | Weblog
「ティファニーで朝食を」オードリーヘップバーン主演の映画が上演されているのを知って
10時に間に合うように、前夜のミシンの片付けもしないで慌てて出かけた。
結構たくさんの観客がいて大きなスクリーンに映るリバイバルの映画を懐かしんだ。
ニューヨークのティファニーの窓から宝石をを見ながらパンをかじる印象的な場面はよく覚えていたが、
ずいぶん昔のことで中身はほとんど記憶になかった。
改めてヘップバーンの華麗さを見てファッション雑誌から抜け出たようないろいろな場面を楽しめた。
字幕をなるべく見ないで、全部はわからないけれど昔よりは英語が分かってそのこともうれしかった。

実は唯一持っているティファニーのキーホルダーのねじがなくなって2週間ほど前に大丸の店に修理を頼んでいた。
思いのほか早く修理ができましたと電話をもらって、映画のほうも見たくなったのだ。
ニューヨークの店で30年以上前に息子がお土産に買ってきてくれた、私にとっては大切な唯一のティファニー。
大丸のお店でも入るのに何やら緊張したのにあのニューヨークの店に息子はどんな格好でどんな気持ちで入って
買ってきてくれたのだろうか。
寝袋をもってバスでアメリカ横断の旅に出かけ、節約して私に買ってきてくれたのかと思うと何とか修理して又使いたかった。

さすが世界の名店、まったく親切丁寧な対応に、そしてきれいに磨き上げてくれた99.9%の銀製のキーホルダーに
再会して本当にうれしかった。
そして修理代のお釣りも新札で返してくださって細かい心遣いもうれしかった。

映画の中で10ドルでどんな品物があるかと尋ねたら電話のダイアルを回す小さなつまようじのような棒しかないので
特別に景品の指輪に刻印だけしてもらうシーンがあった。。
私も修理代が思っていたよりもずいぶん安価だったので、何か買えるものはないかと見て回った。
桁違いの宝飾品が並んでいた。
自分で宝石など買ったことがないのでずいぶん迷ったけれど、頑張ったご褒美だと思って思い切って指輪を買った。
それこそティファニーの刻印があるだけの銀製の指輪。
定番の水色の箱に白いリボンをかけてもらって、一ケタも二ケタも違う宝石と同じように紙袋に入れてもらって。

帰り道、やっぱりもっと思い切って桁違いの品を買ったほうが良かったかな、形見にするにはそのほうが良かったかななどと考えながら
まあいいか、今夜のおかず何にしようかとスーパーに寄った。

 

たけのこをいっぱい

2016-04-22 10:45:11 | Weblog
外出先から帰ると、玄関に立派なタケノコが糠とともに置いてあった。
お礼も言わぬ間にすぐにゆでる準備。朝採って来てくださったものでいかにも軟らかそう。
皮を半分くらい取って圧力なべで3回に分けてゆでた。
我が家の大鍋はうどんを茹でる為の寸胴鍋で、順番に圧力なべで出来上がったものを入れる。
それでも2,3cm根元をカットしてようやく全部お鍋に入った。
冷めるまで翌朝まで置いておくが根元の部分などを早速昆布と鰹節で薄味で煮込んだ。
薄味にしておくと何にでも利用できるので便利なのだ。
鶏肉や豚肉があったのでフードプロセッサーでミンチにし、タケノコ、新玉ねぎ、新キャベツを
刻んで塩コショウや紹興酒ごま油など調味料片栗粉を入れシュウマイの皮がないので片栗粉をまぶして白菜を敷いて蒸した。
全く春いっぱいの野菜たち。新の付かない古いのはショウガと私だけ。

夕方帰って来られたのでようやくお礼を言って、シュウマイをおすそ分け。
これからご主人が皮をむいて茹でられるとか。私のほうが先に頂いて申し訳ないことでした。

翌朝、糠の中で冷めたタケノコの皮を剥いて、水につけた。
茹でたタケノコを塩麹につけたり、お味噌につけたり、さあやっぱりたけのこご飯ね。

竹林の世話や、早朝のタケノコ堀、おかげでおいしいタケノコをいただけてありがたいこと。
あんまり台所に立ちすぎると足腰がだるくなり、とみに筋力の衰えを感じる。
さあ歩いて、運動して鍛えないと。
整骨医さんに頼り、甘えていてはだめですね。

妹背山婦人庭訓 (いもせやまおんなていきん)

2016-04-18 19:02:59 | Weblog
先週「国立文楽劇場」に孫と連れ立って久しぶりに人形浄瑠璃を観劇に出かけた。
孫にとっては初めての経験で、国文学や邦楽を勉強しているのでぜひ見せたかった。
文楽の資料室で太三味線の重さや撥の重さも体験出来て、英語、中国語、韓国語の「文楽入門」も
日本語でも漢字を正確に読めないくらいで、英語もTheaterがTheatreとなっているので「あれっ」と思い
辞書を調べてみるとイギリス英語で古典的なニュアンスを大切にしたのか。

この演目は舞台装置が左右に太夫と三味線の床があり、お琴の演奏もありと文楽の楽しさいっぱいの舞台。
上には義太夫の字幕もあり、左右の三味線との気迫ある掛け合いも語りも情感たっぷりで人形の動きも見たいと忙しいがしいこと。
人形遣いや黒子にも慣れるとどっぷりと文楽の世界に入り込んで・・・・。
ちなみに「庭訓」は孔子の故事から、「家庭の教訓」という意味だと知った。
ロミオとジュリエットの物語のように敵対する家のため相手を思い死んでしまう悲劇。「大化の改新」のころの話である。

外国の方もイヤホンガイドを付けて見ておられたが、切腹や打ち首など、人形の首が取れてなどどう感じられたのかなあと、気になった。
孫も初めて文楽を見て少しは興味を持ってくれたか。

帰りは日本橋から淀屋橋まで心斎橋筋を歩いて帰った。ウイークデイなのに結構な人出であった。
お店がどんどん新しくなってあると思っていた本屋さんが見つけられなくて。

夜に熊本の地震の第一報。
怖いですね。お気の毒で。熊本の蜂蜜やさんもどうしておられることか。
明日は我が身かと、避難用のリュックを点検して乾電池を買い足した。
阪神大震災の揺れを思い出して寝られなかったりテレビを見るのも怖くなったり。
友人や、東京の孫が電話をくれたり、息子たちが来てくれたり。

何かといそがしい。忙しいことはありがたいこと。

春野菜のたのしみ

2016-04-10 21:01:26 | Weblog
堀たてのタケノコとびっくりするほどたくさんの土筆をいただいた。
タケノコはすぐにぬかと鷹の爪を入れて圧力なべで湯がく。
圧力なべに入るように少し皮を取り、先を切って茹でると大鍋でゆでるより早く茹でられて一晩そのままにしておくと丁度良い。
米ぬかがなくなっていたのでタケノコと一緒に頂いてありがたかった。
こぶとカツオでしっかりとお出汁を取って、わかめと煮ると何とも言えぬ春の味。
薄あげとたけのこご飯も土鍋でおいしくたけた。

土筆をこんなにたくさん見たのははじめてで、喜び勇んではかまをとる。
これが思いのほか大変な作業で夜中の12時を過ぎてもまだ取り切れない。
次の朝また土筆のはかま取りにたっぷり時間がかかり、あまり辛くない佃煮にすると全く少ない量に。
そういえば土筆はずいぶん昔に料理したきりで忘れてしまっていた。
今はパソコンで簡単にレシピを見ることができる。
でもこんなに少ない量に仕上がるとは・・・・。
少し苦みの残った春の味を満喫して、おつかれさま。

また別の方から家庭菜園で取り立てのダイコンやホウレン草、にんじんなどをいただく。
立派な葉っぱは刻んで菜めし用、大根の皮も刻んで塩麹でお漬物。
大根サラダ、甘酢つけなどすべて使い切って大満足。
ニンジンの葉っぱは刻んでてんぷらに。

娘が夕方に立ち寄って、「いいね、ありがたいね、一杯頂ける友人がいて」とあれやこれや持って帰った。

高校時代の友人が二組も誘ってくれて先日は京都市美術館に欲張って「モネ」「ルノアール」に堪能。
何十年ぶりの再会におしゃべりも尽きることなくたのしい一日であった。
そして今日は梅田の金の時計の下で、みんな元気で逢えて良かった。
おいしいランチを食べて、以前に行った場所を探して座り込んでおしゃべり。
みんな元気で居ようねと名残を惜しんだ。

めいっぱい忙しい充実した1週間であった。


背割りの桜

2016-04-01 13:17:54 | Weblog
背割りの桜


毎年のように八幡の背割りの桜を見物に行っていた。
2年ぶりに娘が自動車で連れて行ってくれた。
桜祭りは翌日からで、お店も準備中であったがたくさんの人が桜を楽しんでいた。
満開になるとピンクの帯が木津川と宇治川の合流する堤に出現する。
急に行こうということになったので石清水八幡宮の登り口の近くのスーパーでお寿司などを買って花の下でお昼。
お店があれば草餅なども買えたのだけど一日早かった。

桜の写真は何度撮ってもいいものはない。
でも鳥がさえずり、行き交う人々の穏やかな笑顔を見て、四季のある日本ってなんていいのだろうと思う。

今日は雨、花が寒さでちじこまっているかも。雨風で花が散らないよう長持ちしてほしいもの。
満開が過ぎて花吹雪のトンネルも良かった。
どこへ行っても何をしても連れ合いを思う。忘れないのが供養かなあ。

山ふきの束が売っていた。
みりんと醤油で私好みの佃煮に。手間暇だけがごちそう。やっぱり花より団子の部類かも。