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 玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

草原の山「木がありません」

2020-10-17 | 山の国から

霧ヶ峰(標高1702m)から
カシガリ山(標高1616m)越しに八ヶ岳連峰を望む
写真手前が霧ヶ峰付近の草原(山全体が草原です、木がありません)
その奥がカシガリ山(木がびっしりと生えてます)不思議な光景です。

長野県に「ビーナスライン」というなかなか凄い名の観光道路がある。
車山、霧ヶ峰、八島ヶ原湿原、美ヶ原といった高原の観光地を結んでいる。
この道路沿いには木がない(とても少ない)、山全体が草原になっている。
だからどこまでも見渡せる、この見通しの良い雄大な景観が人気のルートでもある。

なぜ木がないのか?
地元の人に聞いたことがある
「昔ここいら一帯で山火事があったそうな」「標高による森林限界で木が生えない」と諸説あったが、
調べてみると「長い時間による人為的な結果」説がどうも正しいようだ。
この辺り一帯、湿原もあり、かつては諏訪の人たちのための放牧を行ったり、馬などの家畜の草刈り場として維持されてきたために、木が生えていないそうです。(この辺りの高原から諏訪に直接通じる古い山道も多い)
近年では観光資源としての景観やスキー場の維持のためらしい。

なるほどね〜、でも人間のやる事って凄いですね。
こんなに広大な山一帯から木をなくしてしまうのだから。
(・・庭の草取りだけでも大変なのに)


霧ヶ峰のススキの草原から間近にガボッチョ(標高1681m)頂きをみる。
ガボッチョは双耳峰(そうじほう:2つの頂がある山)。
ガボッチョの意味は不明、
はるか昔からガボッチョ(ガチョンではない)とカタカナ表記で呼ばれている。




「なんとなく覚えているよ」

2020-10-11 | 山の国から

「御泉水自然園の木道」
すっかり新しく綺麗になりました。
人が歩きやすく自然環境の保護にもなるし、子供たちと機関車ごっこもできて楽しい。

八ヶ岳連峰蓼科山の御泉水自然園を一年ぶりに訪れた。
ここにはいつ来ても本当に素晴らしい自然がある。

私たち夫婦は毎年ここを訪れますが、今年は下の息子が久しぶりに一緒に来てくれた。
彼とここを訪れるのは20年ぶりぐらいかな・・・まだ小学生だったころ?
この木道で小さな子供たちと機関車ごっこをした。

彼は「この木道はなんとなく覚えてるよ」と嬉しそうだった。
・・・でも今回は機関車ごっこはしなかった。ハハ


この辺は少し紅葉が始まっていました。
・・・もう秋ですね。
・・私ももう秋です。



蓼科山とビジンサマ

2020-10-09 | 山の国から

蓼科山(たてしなやま) 標高2,531m
八ヶ岳連峰の北端、この蓼科山で赤岳、横岳と連なる南北30km余りの八ヶ岳連峰は終わります。
とても穏やかな優しい表情の山です。

この撮影地点は御泉水自然園付近、標高1,830m ぐらい。
ここから蓼科山まで登山ルートがあり、山歩きに慣れた人でも山頂まで2時間半ほどかかるようです。
・・・大変なんです、だから私は登りません。

この蓼科山にはビジンサマ(「美人様」ではない)が住んでいるという伝承があります。
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「水木しげるの妖怪楽園」より
黒い雲につつまれた丸い玉のようなすがたをしており、すべるように空をとぶ。
ビジンサマにであうと、たたりころされるとしんじられている。


ビジンサマ (©水木プロダクション)

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ここでは「妖怪」として紹介されていますが「山の神様」のようです。
ビジンサマが山を通る日には人々は山仕事を休むという。
・・・でもその日が何故わかるのかが不思議です?
毎月「第三木曜日」とか決まっていたら面白い、
決まっていれば山仕事の人たちも予定が立ちますネ。


「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」

2020-10-07 | 山の国から

「八ヶ岳連峰」
頂上は雲があって少しだけ見えなかったけど、
でもまあ全体はよく見えていました。

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信州車山山麓の山小屋に来ました。
今年はこれで2回目。
たぶん次回10月末に3回目でくるとそれで今年はもう終わり、
水抜きをして冬支度をして今シーズンは終わります。

コロナ禍だから仕方がありませんが、
なんだかな〜つまらないな〜。


夜はテラスで焚き火をして過ごしました。
燃えながら刻々と変化する炎を見つめているのはとても楽しい。

今回は久しぶりに息子と一緒に過ごしました。
炎を見ながら息子と語り合っていると、
昔「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」というハムのCMを思い出しました。
でも私より身体がひとまわりも大きくなった、
とてもわんぱくだった息子を目の前にすると、
「もうわんぱくでなくていい、普通でいてほしい」と思いました。



信州「東京ナンバーで本当にスミマセン」

2020-07-17 | 山の国から

標高1,450mの山小屋より (2020.07.13 by: mc rintaro )
今まで降っていた雨が一瞬上がり、遠くに蓼科と原村が見えた。
雨雲は頭上一面に重く広がり、八ヶ岳は頭を隠して裾野だけが見えていた。

今年初めて山に来た。
山はもう緑が真っ盛り、すっかり夏の山になっていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いつもの年は5月初旬に訪れて水道栓を開け小屋の準備をするのだが、今年はコロナで動けなかった。
やっと来ることができたのだが、天気が悪く滞在中に八ヶ岳はとうとう見えなかった。
(こんなこともある)
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今回は、息子と彼の音楽仲間2人が来てくれた。
気のいい若者たちと楽しく過ごすことができてとても良かった。
グンデルを体験してもらった。「音止めるのマジ難しい!」「でも楽しい!」と喜んでくれた。
ワヤン公演にも何度か来てくれていたので、グンデルに興味を持っていたそうだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
梅雨空の下、若者たちは標高2,200mの白駒池まで出かけ、乙女滝、御射鹿池、温泉と周って来た。
小雨模様だったが、この天気とコロナでどこも人が少なくとても良かったと喜んでいた。
特に白駒池が幻想的で「もののけ姫の世界!」「マジ良かった!」と感動していた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私たち年寄り夫婦は小屋でのんびりしていたが、お腹が空いたのでお蕎麦を食べに里まで下りた。
お蕎麦屋さんの駐車場で東京ナンバーを気にしながらコソコソと車を停めたが、
隣に停めてあった車も横浜ナンバーだったので少しホッとした。
信州の皆さん、本当にスミマセン、だからいつもマスクをしてました。
(なんだか私たちが悪いことをしているような卑屈な気持ちになってくる)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回、信州で合計6,000円しか使いませんでしたが、経済効果になりましたか?
でも茅野市には市民税も払っているし、許してください・・・
「東京ナンバーで本当にスミマセン」でした。


白駒池の周辺( by: mc rintaro ) 標高2,200m
この辺りは「苔」が見事です。


さすがは音楽仲間、音の出るものを見つくろってセッションが始まった。
即興のデタラメなんだけど、なんだか凄く楽しい音になっていた。
「音を楽しむ」ハハ




「蓼科湖」27年ぶり

2019-11-20 | 山の国から

「蓼科湖」 10.28 後方に八ヶ岳連峰が見える

この日は「秋晴れ」・・あまりにも良い天気。
「こんなにいい天気だから、どこか散策に出よう!」と妻と意見は一致、散策場所を探す。
・・・・・・・・・・・・
山小屋のある車山の周辺は、高原の観光地なので散策コースはたくさんあるのだが、
車山周辺のコースを私たちはすでに散策済みだし、犬が同行できるコースは少ない。

・・・・・・・・・・・・
そこでいろいろ検討した。
本格的なトレッキングコースは、どれもワンチャン同伴はNG、
「トレッキングではなく、ゆる〜くゆる〜く、ただ歩けるところはないのかな?」と。
すると「蓼科湖の一周はどうかな?・・これならいかにもゆるそうだし?」と突然思いついた。
蓼科湖にはもう27年ほど行っていない。(直近の道路は通過しているが)
茅野市観光課に電話をした。
(こういうことは直接聞くのが一番早い)
・・・・・・・・・・・・
観光客「蓼科湖の一周の散策路はありますか?」
観光課「あります、あります、この夏新しい遊歩道も整備されました」
客「一周するのにどのくらいですか?」
課「2キロほどです、今は紅葉が綺麗でお楽しみいただけます」
客「犬もいいですか?」
課「いいです、いいです、近くには犬もOKな飲食店もあります」
客「駐車場はありますか?」
課「あります、あります、すぐにわかります」
客「有料ですか無料ですか?」
課「無料です、無料です」
客「ありがとうございました」
 「ところであなたは二郎さんですか?」
課「とびます、とびます」(これはウソ)
・・・・・・・・・・・・
そんなことで
蓼科湖を一周した、ものすご〜〜くゆっくり歩いて2時間ほど、
2時間ほどでちょうどお腹が空いたのだが、周辺は「なんだかな〜?」的なお店ばかりなので、
結局、直行で山小屋に帰って買い置きのラーメンを食べた。


後方に八ヶ岳連峰の「蓼科山」、この日の蓼科湖はとて美しかった。
「なぜだろう?今までこんなに美しかった印象はないのに?」
と妻と話していると・・気がついた。
「スワン型のボートがいないから!」
この日は平日だったので観光客も少なく、
おかげでボートが湖上に出ていなかったのである。
「そうか!だから綺麗なんだ!」と納得した。

何もない湖上はとても静かで美しかった。
(これ、とても大事なことです)






雲海の断面

2019-11-02 | 山の国から

「雲海」 10.28
茅野も蓼科も今はこの雲海の下、左は八ヶ岳連峰の南端。

山小屋に来た翌朝、のんびりと8時ごろに目が覚めた。
寝室の障子越しの光は明るかったので、
「・・ん?・・今日は晴れだな。よし!」と勇んで起き出して外を見て驚いた。
とても大きく厚みのある「雲海」が直近まで広がっていた。
・・・・・・・・・・・・
雲海の上部はちょうど私の目線と同じ高さの水平面なので海抜1,450mである。
山小屋から朝の雲海は時々見るが、こんなに自分とぴったりな高さの雲海も珍しい。
大抵はもっと下方に見えている。
・・少し考えるとこれは当たり前のことで、下方に見えるから雲海であって、
自分がもし雲海の中にいれば、それはただの「雲の中」である。ハハ
・・・・・・・・・・・・
今回の雲海が不思議だったのは、雲海が私の直近で堰き止められたように止まっていて、
その「厚い断面」を見ることができたことである。
雲の断面を見ることはそうはない、これは珍しい光景だ!
まるで割れた海を眺めるモーゼになったような気分だった。(ホントか?)
・・・・・・・・・・・・
その後、この雲海がどうなったのか・・?
私はまた眠くなり、布団の中に戻ってしまったので知らない。スミマセン
・・・・・・・・・・・・
でも、この日は「秋晴れ」の素晴らしい晴天になりました。(これはホント)


「雲海の断面」 10.28
滝が落ちているようにも見えました、とても不思議な光景。

紅葉と水抜きと雑巾掛け

2019-10-30 | 山の国から

信州カシガリ山の紅葉(標高1,500mぐらい)10.27
山小屋の正面にカシガリ山が見えている。とても近い。
紅葉カレンダーでは一応今がシーズンの標高1,500mなのですが、イマイチかな?
観察してみると葉の色が赤や黄に綺麗に変化する前に、
まだ緑がかっている状態でカサカサになって散ってしまう木が多いようです。
夏の日照時間、寒暖差、雨の量やタイミングで微妙に変化するそうです。
最近の異常気象の関係もありそうですね?

信州車山山麓の山小屋に来ました。
たぶん今期最後になると思います。
・・・・・・・・・・・・・・
今回は、冬季の凍結防止のための水道設備の「水抜き」がミッション。
「水抜き」は通常11月20日ぐらいまでなら大丈夫なのですが、
次回がいつ来られるかわからないので安全のため今回抜いておきます。
・・・・・・・・・・・・・・
この水抜き、ウォシュレットをつけてからとてもめんどくさくなった。
ウォシュレットの水抜き作法が難しく、毎回「取説」を見ながら慎重に行うのだが、
それでも今回は失敗して床が水浸し、おかげで床全体の雑巾掛けができてとても綺麗になった。
(まあ、時々雑巾掛けはした方がいいけどね)
こんな目に何回あえば人は学習するのだろうか?


この山の樹の葉は、通年はもっとしっかりした赤や黄になるのだが、
今年はまだ緑がかっている状態でカサカサになって散ってしまう。
なぜだろう?・・自然は繊細ですね。


「僕は葉っぱの色なんかには興味はありません、
それよりも、なんかよく知らない生き物たちの匂いがするぞ!」
この道は鹿の群れがよく通る、今回も鹿の親子連れと遭遇した。
タヌキやキツネや、時々クマも通ります。
幸い、クマはまだ見たことはありません。
これからも遭いたくありません。



「山の天気」8本の映画DVD

2019-10-02 | 山の国から

山からの眺めはすっかり秋の空:信州車山山麓より(9.29)
正面奥は南アルプス、右近景にカシガリ山。

山に行った。
・・・・・・・・・・
数日前から山の天気予報が気になっていた。
天気予報は私の山小屋から近い「白樺湖の予報」を見るようにしている。
天気予報の画面には前日まで「雲、雨、雷」などの不吉なマークが並んでいた。
・・・・・・・・・・
今回の山。
当初の計画では「白樺湖の秋空をパラグライダーで飛ぶ」、とても行動的な予定でしたが、
「これはもうダメだな、たぶん毎日雨が降っているな」と、この「飛んだ計画」は中止、
代わりに「外は雨だから三日間を小屋の中で寝っ転がって映画を観て過ごそう」と、
とてつもなく怠慢な、まったく「飛んでない計画」へと予定は変更された。
このほうが「私たちらしい」と言えば・・・言えなくもないのですが。
・・・・・・・・・・
まずツタヤで映画 のDVD6本(旧作ばかり)を借り、雨の山小屋生活に備えた。
さらに出発直前に自宅にあった2本も勢いで加え、8本の映画DVDを携え勇んで山へと向かうのでした。
「これから雨の中の山ごもりだい!」みたいな変な高揚感と夫婦の連帯感がありました。ハハ
・・・・・・・・・・
そして山に着きました、そしたら天気は良好!
雨なんかどこにも降っていませんでした。(これが今回のオチ)
私たちは嬉しいような残念なような複雑な気持ちでした。ハハ
・・・・・・・・・・
天気が良いと外に出たくなります、あたりまえです。
(でもパラグライダーは予約など準備の関係で諦めました)
テニスをしたり、名犬エースと散歩したり、テラスで山を眺めながらビール飲んだり、
外ですることはたくさんあります。
部屋にこもって映画なんか昼間っから見たくもありません。
・・・・・・・・・・
結局、まだ観ていないたくさんの映画DVDを持って山から帰ってきたのでした。
今夜から頑張って観なくてはなりませぬ!返却日が迫っている。
(ホラ!6本も借りるから)


天気が良かったので「お風呂の道具」を干した、27年も使っています。
木漏れ日がとても気持ち良かった。
枯葉がハラハラと落ちてきて「木桶」の中にス〜っと入りました、
「ビンゴ!」と妻から声がかかった。

「今年は苔の量が多い」御泉水自然園

2019-08-29 | 山の国から

川辺の石にビッシリと厚く苔が付いていた。
今年は特に苔の量が多いように感じた。

八ヶ岳連峰蓼科山の御泉水自然園を訪れた。
ここには本当に素晴らしい自然がある。
・・・・・・・・・・・・・
ここに来たのは2年ぶり、散策していて少し気になったことがあった。
森全体の「苔」の量がとても多いのである。
・・・・・・・・・・・・・
ここ自然園の森は「御泉水」の名前の通り、わき出る湧水によって湿地帯になっている。
鬱蒼とした森なので地表に届く光の量も少なく、
湧水から発生した霧が地表に長くとどまる湿地帯なので、
「苔」があるのは当たり前なのだが、
その苔が今年は一層と深くなっているように感じた。 
・・・・・・・・・・・・・
この日一緒に訪れた、この近くの山に数十年通っている友人夫婦とも、
この「苔」の話をきっかけに、
「今年は洗濯物が乾かない」「布団が湿気てる」「除湿剤が数ヶ月で満杯になる」
などと、最近の山の「異常な湿気」の愚痴話で盛り上がった。
・・・・・・・・・・・・・
「八ヶ岳、蓼科、車山」のエリアは「夏は涼しく空気が乾いているから爽やか」が自慢だった。
それがここ数年、なんだか「湿気」を感じるようになってきている。
お互いに「昔は良かった」「昔はもっと爽やかだった」と思い出話に花が咲き、
最後は「やっぱり地球温暖化なんでしょうね?」と環境問題で話は落ち着いた。
・・・・・・・・・・・・・
少し大げさな結論でしたが、でも本当にそんな気がします。
ジワ〜ジワ〜と山の環境が少しずつ変わっているのを肌で感じます。
私たちがこの山に通い始めた27年前とは明らかに「山は変わっています」。
永住ではなく通っているからこそこの変化に気づくのかもしれませんネ。


苔がビッシリと付いていました。とても綺麗でした。


森の地表を覆う苔も今年はとても多い、苔の厚みを感じます。
これも綺麗なんですが・・・その量感に圧倒されました。


木の枝から垂れ下がる「サルオガセ」も増えたような気がします。
(サルオガセ:苔に近い地衣類で空気中の水蒸気を吸って育つ)


遊歩道はリニューアルされていてとても綺麗でした。
歩いていて気持ちが良かった。管理人さんゴクロウさん。
・・・・・・・・・・・・・
名犬エースもピョンピョンと楽しそうに歩いていました。
ここ御泉水自然園は昔からワンチャンはOKなんです。
・・・・・・・・・・・・・
でもワンチャンも人もこの遊歩道から一歩も外に出てはいけません、それが決まりです。
そのルールでこの自然環境が守られている。
・・・・・・・・・・・・・
この日、この遊歩道から外れて歩いている小さな子供がいた、
親たちが叱らない様子なので・・私たちが注意した。
でも親たちもこの子も日本語がよくわからないようだった。
(日本でのルールは守ってくださいね、お願いしましたヨ)





早く梅雨が明けると良いな

2019-07-25 | 山の国から

八ヶ岳連峰からモクモクと夏の雲が湧いていました。(7/23撮影)
まだ梅雨は明けていませんが、この日の八ヶ岳周辺はまるで夏のような雲。

この写真上方の薄黒い不気味な雲は低空の雨雲です、
頭上をこの雲が通過する時はパラパラと雨が降っています。
まるで薄暗い梅雨の中から爽やかな夏を覗き見しているようでした。
夏が待ち遠しい。
早く梅雨が明けると良いな。

ここ標高1,450メートルの山小屋にはテレビもネットもありません。
週末をのんびりと過ごして東京に降りてきたら、世の中は「吉本興業騒動」の話題で持ちきりでした。
何がなんだかよくわかりませんが・・・早く梅雨が明けると良いですね。
そもそも「お笑い」なんですから、テレビでは笑顔でいてほしいヤネン。


上の写真の雲をとると、こんな山があります。
一日前はこんな空でした。(7/22撮影)





「開栓前にウォシュレット!」意味不明のメモ

2019-05-15 | 山の国から

八ヶ岳連峰、まだところどころに雪が残っていました。(5/14撮影)

 信州車山山麓の山小屋に今年初めて来た。
・・・・・・・
 冬のシーズン、小屋の水道管は「水抜き」をして管の凍結破裂を防いでいる。11月〜翌年4月の約半年間はこの水抜きの状態にしている。
 冬に小屋を使う時は水道管に巻いた凍結防止コイルに通電し管を温めれば水道は使える、冬中この状態でも良いのだが電気代が凄くかかるので留守の間は「水抜き」をして電気コイルをオフにする。厳寒の地に暮らす人にはこの凍結防止コイルの電気代もかなりの負担になるようだ。
・・・・・・・
 春、小屋に来てまずすることは、水道設備の「水抜き」状態を通常に戻すこと。この確認作業を怠って道路ぎわの水道元栓をいきなり開いてしまうと、小屋のどこかで水が噴き出すことになる。
 以前、確認作業をせず元栓を開いてから山小屋に入ってみると、ウォシュレットから水が噴き出しトイレが水浸しのことがあった、こんな目にあって人はやっと学習をする。
 それからは少しは慎重になったが、毎回つい忘れそうになるのでカレンダーに「開栓前にウォシュレット!」と大きな字で書き込んである・・本人にしかわからない意味不明の年寄りのメモ。


5月中旬の山はまだまだこんな感じです。(標高1,450m)
広葉樹では白樺系の樹にやっと新芽が出始めたころ、とても綺麗です。
あと3週間ほどかけて山全体が新緑の光景に変わっていきます。
一番好きな季節です。


信州「紅葉の朝」

2018-10-30 | 山の国から

紅葉の朝 (10.30) 信州車山山麓より カシガリ山の紅葉を望む

とても綺麗な朝でした。
ーーーーーーー
車山山麓の山小屋の朝。
6時ごろ目が覚めたのでテラスに出てみました。
今日も良い天気になりそうな気持ちの良い夜明けです。
朝の光がカシガリ山の紅葉を照らし出しています。
この付近の紅葉は今がとても良い感じです。
ーーーーーーー
この時刻の外気温はちょうど0度、
風がないのでそんなに寒くはありませが、
山の家の水道管に巻いてある凍結防止用コイルには夜間は通電をしています。
ーーーーーーー
これから日が昇ってもう少し気温が上がってきたら、
名犬エースと朝のお散歩に出かけます。
ーーーーーーー
今日は天気が良いのでテラスのペンキ塗りをする予定です。
雪の季節に備えます。



ちょっと 信州「雲海の朝」(水抜き)

2018-10-17 | 山の国から

「雲海の朝」 信州車山山麓より(10.15)
この朝、標高1,450メートルの我が家から100メートルほど低い位置に雲海が広がっていました。
これからこの雲が少しずつ上がってくると我が家は薄い霧の中に包まれていきます。

この情景から推測すると、下界の蓼科町や茅野市街は曇りまたは小雨でしょう。
雲海の中を大門峠に上ってくる大門街道は霧、ライトを点灯しましょう。
車山高原と白樺湖は薄曇りで時々陽が射しているでしょう。
八ヶ岳(左に裾野が少し見える)の山頂の山小屋は濃霧で薄暗いでしょう。
・・・・・・・
これから陽が射してくるとこの雲は高度を上げながら次第に無くなるでしょう。
昼頃からは晴れた良い天気になるでしょう。
その後どうなるかは分からないでしょう。
以上、標高1,450メートルからの天気予想でした。


そしてまもなくとても良い天気になりました!
でも八ヶ岳の上には雲が残りました。
この良い天気の数時間後にまた雨模様になりました。
山の天気はすぐに変わります。

ーーーーーーー
(10.15)水抜きをした。去年は(10.18)
次回はキシラデを持ってくる。
洗面所の照明器具を交換する。
オリーブオイルがない。
灯油が少ない。ビールはたくさんある。
(山小屋用のメモでした)


小望月(こもちづき)

2018-08-28 | 山の国から

2018年08月26日は満月でした。
写真は満月前夜の25日(土)。
満月の前夜のこの月を「小望月(こもちづき)」と呼ぶそうです。

この夜は沢山の雲が凄い勢いで流れていた。
画面の右下から左上(南西から北東)に向かってどんどん上がって行きます。
雲の間から現れるほぼ満月の月が明るく雲を照らし出してとても美しかった。
・・・
山小屋のテラスの椅子に座って焼酎を飲みながら長いことこの月を見上げていた。
雲がどんどんと流れ、景色が刻々と変化するので、眺めていて飽きることがない。
首を後ろに反らせた不自然な姿勢でかなり長い時間、空を眺めていたことになる。
・・・
ここ一月ほど首の痛みがひどく近所の鍼灸整骨院に通っているのだが、
この夜以来、首の痛みはすっかり良くなっている様な気がしている。・・マジカ?
・・・
この翌日は満月、雲一つない快晴の空、とても明るい夜だった。
本が読めそうな明るさだった。
月の撮影をしてみたが、素人なので黒バックに明るい丸が写るだけで、何も面白くなかった。