
作品名「破壊されるべきオブジェ」 1923年 マン・レイ
この巨大なサイズ(高さ2mほど?)のメトロノームは多分ここの展示用のリメーク。
オリジナルは普通サイズの市販メトロノームを使用したレディ・メイドの作品。
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ソフィア王妃芸術センターの廊下の突き当たりに巨大なメトロノームがあった。
「・カッチ・カッチ・カッチ・カッチ」とゆっくりと振り子が動いていた。
だんだん近づいて行くと振り子に付けられた「目」が「閉じたり・開いたり」している。
それだけの単純な仕掛けなのだが、メトロノームが馬鹿らしく大きいのでそれがおかしかった。
なんだか面白かったのでこの巨大なメトロノームは「いいね!」。
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このオブジェの作者はマン・レイ(1890〜 1976)
アメリカの画家、彫刻家、写真家。
私が学生の頃(50年前)、マン・レイの作品はカッコよくて当時の美大生たちの憧れでした。
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このメトロノームのオブジェが一体何を表現しているのか私にはわかりません。
この「目」はマン・レイとケンカ別れして去ってしまった「恋人Lee の目」だそうです。
でも「もしそうだったらそれが一体どうなんだい?」と思うだけですが。ハハ

「目を閉じたり」

「目を開いたり」
・カッチ・カッチ

この作品は、美術館のこの廊下の突きあたりにありました。
今もきっと「・カッチ・カッチ」と動いていることでしょう。
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油彩画「天文台の時刻に_恋人たち」1934年 マン・レイ
(この絵はソフィア美術館 にはありません)
この「森の上空を飛ぶ唇」はマン・レイの最も有名な作品です。
この唇もマン・レイの別れた「恋人Lee の唇」だそうです。
よほど「恋人Lee 」が忘れられなかったようです。
好きだったんですね〜。
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「じゃ〜別れなければいいじゃん!」
・・余計なことを言ってスミマセンでした。