品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

計量法の改正に期待する

2010-04-29 11:17:42 | 品質計量管理
ムーンライト:横浜の友人より

あと10年もすれば計量法が改正されると予想している。その場合に次のことが取り入れられると、環境、経済、文化の向上に役立つと考えている。

1.製造業(中小企業)のムダの多い生産活動に、適正な計量管理の助成
環境の改善のためには、中小企業の生産活動を科学的合理的に改善しないと、2030年目標は実現できないと思える。
 中小企業の汚れた計量器、不具合計量器の使用、及び何よりも計量を実施していない勘に頼る無駄の多い生産活動はCO2を多く出ている。高等な説明よりも足下の改善には製造業にも計量機器の精度確認+適正な計量の実施状態の診断指導を法律で助成金を付けて推奨する。現状の中小企業診断士制度では計量関係は未実施状態である。

2.計量機器の精度確認+適正な計量の実施の状態を検査する
技術の進歩で計量器の性能は向上したけれども、適正な計量を行う人の計量技能が退化しているので、現状の計量機器の精度検査はでは適正な計量の実施が困難である。計量機器の精度確認+適正な計量の実施状態を検査する必要がある。

3.リコールの防止に計量の基本機能であるISO10012の活用
適正計量管理事業所の一部に、60年前の計量器使用事業所の名残があって、いまだに特定量器の検査業務と考えて計量管理の効果が少ない状況がある。ISO10012を適管に取り入れると計量の基本的な機能が持っている科学的な精神が取り入れられて、リコールの防止、生産性を向上させることができる。

計量管理ビジネス:計量士
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