品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

工程内不良の低減に測定の清潔

2009-08-19 06:11:19 | 品質計量管理
歯厚マイクロメータ(2009/01/10)

測定の5Sで清潔とは、
1.測定作業がきれいな感じを受ける状態
2.油、ほこり、温度、湿度などの測定精度を低下させない状態
3.汚れたウエス、紙くずなどが測定器置き場のまわりにない状態
4.上記の状態を維持改善する方法を標準化する

清潔を考えると、その都度表現が少し変わるが、内容はかわらない。清潔な状態が維持できていれば工程内不良が起きないことは現場経験者なら理解できると思う。

現場の未経験者には理解できないであろう。未経験者の理解を得るには統計的なデータによる説明が必要であるが、証明するには多大なコストかかることである。

計量管理ビジネス:5S計量士
老人のぬいぐるみ


工程内不良の低減に測定の整頓

2009-08-17 05:45:44 | 品質計量管理
この写真は、バブルがはじけた時に行った5Sの写真である。測定器の保管庫に多くの測定器が重ね積みになっていたのを改善の途中に写した物である。

測定の5Sで、もっとも難しいのが整理であると感じている。この整理で考慮する点は、

1.使いやすい方法
測定器置き場の位置、角度、高さ、向き、距離、製品の量、製品の種類

2.精度維持と故障の防止
埃、温度、風、油の飛散、切り粉の飛散、ガスの侵入、物の衝突など

3.社風
職場の文化的、芸術的、機能的、贅沢、質素など

計量管理ビジネス:計量士
老人のぬいぐるみ


工程内不良の低減に測定の整理

2009-08-16 07:27:48 | 品質計量管理
シリンダーゲージ(2009/08/12)

シリンダーゲージは、ノギスより故障しやすい測定器である。しかし、内径寸法の測定には安くて便利な測定器である。

測定の5Sにおける整理とは、
1.故障した測定器が作業現場にないこと
2.同上、余分な測定器がないこと
3.測定器置き場に測定器以外な物が混じっていないこと
といえる。
これ以外に何かあるであろうか。

工程内不良は、上記の状態があればある確率で起きる。
工程研究が進んでくれば、測定の5Sの整理が悪い場合の工程内不良の確率がデータとして説明されるようになる。そうなれば測定の5Sは技術になるがそれまでは技能であるから文献には登場してこない。

計量管理ビジネス:計量士
老人のぬいぐるみ

工程内不良の低減に測定の5S-2

2009-08-15 08:07:27 | 品質計量管理
矢作川6Km地点の夏草(2009/08/15)
携帯カメラで写した写真には、矢作川の6kmの標識は読み取れなかった。

工程内不良は品質管理のことであるから、品質管理関係の文献のなかに測定の5Sに関係する参考書があるであろうか。今年受験したQC検定の2級の過去6回の問題と今年の問題には測定の5Sは出題されていなかった。

ISO10012の要求事項にも、測定の5Sに関する内容はあるが項目はない。従って、これまで品質と計量の分野では取り上げられていないテーマである。

品質と計量の参考文献を執筆する人々が、測定の5Sを経験したことが無いためであり、また、測定の5Sを経験している人は文章を執筆しないか出来ない人と思える。

世界的な不況で、新分野を開発する人と、従来までのことを深く追求して改善する人がいるが、測定の5Sを利用して品質と生産性を向上させる人は、従来分野の改善を行う人で現実的な人といえる。

計量管理ビジネス:計量士
老人のぬいぐるみ



工程内不良の低減に測定の5S-1

2009-08-14 06:32:15 | 品質計量管理
リングゲージの汚れ(2009/08/14)



写真は、汚れているリングゲージである。

このリングゲージの汚れは、工程内不良にどのように影響しているのであろうか。

1.測定誤差に影響して、工程能力を低下させている
2.同上、仕上げ寸法の調整を間違える
3.検査の判定にミスが出る
4.作業者のモチベーションを下げる
5.その他

計量ワークショップ「品質向上のための測定の5S」で、参加者の意見を聞いてみよう。

測定の5Sは、考慮する範囲をISO100012の要求事項として測定器の5Sよりも広く取る考え方である。

計量管理ビジネス:計量士
老人のぬいぐるみ

プラグゲージの測定の不確かさ?

2009-08-13 21:52:12 | 品質計量管理
2009/08/13

プラグゲージを使う場合の測定の不確かさは、どういう方法でもとめたらよいか。
プラグゲージの測定の不確かさは、校正から求めることはJCSSにあることであるから、ブロックゲージとよく似た方法で求めることで良いであろう。

プラグゲージを利用して、製品の検査を行うことが多くあるのでその検査の場合の測定の不確かさの求め方である。

プラグゲージで製品を検査する場合のような、ラフな測定について測定の不確かさを求めても価値があるのか。価値のあるなしとは別にして計測技術とし興味がある。

MSAには、プラグゲージを使用した場合のGRRの例があるが、プラグゲージを使う場合の測定の不確かさの事例はみたことがなが、例えば次のように考えてはどうか。
1.校正の不確かさ
2.使用状態の温度変化
3.製品の影響(楕円、表面荒さ、テーパー)
4.長期安定性?
5.栓ゲージの表面の錆、キズ
この中で調べやすいことは、校正の不確かさと温度変化である。この2つから求めれば良いであろう。栓ゲージのキズ、錆は測定の不確かさ以前の計測技術であろう。

ところが、現実の測定現場には測定の不確かさ以前のことが多いので、測定の不確かさの必要性が理解されないことも考えられる。

計量管理ビジネス:計量士
老人のぬいぐるみ




測定の5Sの影響

2009-08-12 17:13:46 | 品質計量管理
栓ゲージ(2009/08/12)


写真の栓ゲージの汚れ(錆)は、測定誤差にどの程度影響して、さらに品質にはどれだけ影響するのか。

写真が上手く写せないので内容が理解できにくいが、栓ゲージの汚れと誤差、あるいは測定の不確かさはどうなるか。そして、品質にどのように影響するか、はっきりさせたい。

計量管理ビジネス:計量士
老人のぬいぐるみ


ISOの信頼性向上の工夫

2009-08-10 21:57:44 | 品質計量管理
日本経済新聞(2009/08/10)

「ISO再認証、1年凍結」という見出しの記事が出ていた。

「・・・虚偽の説明した企業に対する認証を取り消し、その後1年間は再認証しない。認証抹消したケースについてはインターネットで公表するなど情報公開も進め、消費者保護の強化を目指す。」
とある。

制度の信頼回復の方法として当然のことといえるが、他には方法はないであろうか。

ISO10012のJIS化ができると、性悪説で第三者認証を希望する企業が出ないとは限らないので、虚偽の説明が出来ないようにJISの解説に参考としてチェックリストを付けて、計測の専門性から虚偽の説明を見破る方法を取り入れてはどうか。

計量管理ビジネス:計量士
老人のぬいぐるみ





ISO10012と田んぼアート

2009-08-09 10:02:43 | 品質計量管理

田んぼアート(2009/08/08)

地元の歴史を上手く利用して楽しんでおり、素晴らしいことと思う。

計量には豊かな歴史があるから、ISO10012と関係させて楽しいことはないか。計量関係でお祭りをしているところはないであろうか。

気にとめて、探してみよう。

計量管理ビジネス:計量士
老人のぬいぐるみ