人外花境

暇人の何でも自然観察日記

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鬼界カルデラ

2014年04月26日 | 自然観察

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鬼界カルデラは東西25km南北15kmの楕円形のカルデラで、竹島と硫黄島は

カルデラ壁の北縁に位置する。

数十万年前から活動を始め、最近の大規模な噴火は7300年前の火砕流噴火である。

実はこの火砕流は屋久島をも焼き払い、幸屋火砕流堆積物として島の彼方此方に残っている。

縄文杉はこの火砕流堆積物の上に生えているため、最大樹齢7300年としているだけ。

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恋人岬から硫黄島のほぼ全体を望む。

現在立っている恋人岬から、画面左手の浸食の進んだ急峻な山地にかけてが

鬼界カルデラ壁である。

正面の稲村岳と活発な噴火活動をしている硫黄岳は後カルデラ火山群です。

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海上から見た硫黄岳、亜硫酸ガスを大量に噴出しているため一般の登山は禁止。

許可を得てガスマスクを着けて頂上火口へ入って行ったドイツ人ビデオジャーナリスト

の話によれば(同じ宿に泊まっていた)噴気の温度は800°有ったと教えてくれた。

大陸に住んでいる人間にとっては、活火山は珍しい存在のようである。


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