練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

佐野元春のアルバム

2007-06-14 | ピアノ・音楽
昨日の夜、別室で付けっぱなしになっているテレビをふと観たら、
佐野元春が出ていた。
とたん、私の頭の中は昔のあの頃にタイムスリップしてしまった。

学生時代、元春は私の音楽の領域のすべてだった。
なんだか彼は独特の雰囲気、というか、他の人とはどこか違う、でも孤高というにはあまり厳しさを感じさせない、
よく言えばイノセント、悪く言えば浮世離れした存在だった。

その歌はあまりにも優しく、聴くたびに涙が出るほど感激して、
どんなに落ち込んでいても、やっぱり明日も頑張ろう、と思わせる力があった。

彼はある日、アメリカ、ニューヨークという今ではそれほど遠くもないが、
当時はまだ十分異国という言葉に当てはまるようなところに行ってしまった。
でも、私たちは毎週FMで彼がパーソナリティをつとめる番組を聴いて彼と私たちがまだつながっていることを確認するのがすごく楽しみだった。

あの頃、まさに私や同年代のみんなの「ラジオ・デイズ」だった。
でも、元春はかならず「レイディオ」って発音してたなぁ。

昨日の番組で観た彼は全く昔と変わっていなかった。
あんなに変わらない人もめずらしい・・・。
なんだかすごく嬉しかった!

『家日和』 奥田英朗

2007-06-11 | 読書
奥田さんって、もうユーモア小説しか書いてくれないのかなぁ・・・。
でも、上手だから面白いし、ニーズもあるんだろうけど。
そんな内容の自虐ネタも最後の一遍には含まれる、短編集です。

いろいろと共感できるところがあって、
やっぱり人間観察が上手いんだなぁ、と感心しました。

主婦がネットオークションにはまってゆく話。
反応があると、しかも初めての、だったりすると、ものすごく嬉しいって言う気持ち、分かります。
私もHP、ブログと始めて、最初にコメントがあった時、それも知り合いじゃなくて、ネット上で検索するか何かして自分のところに来てくれた人からコメントが入っていたときとか、嬉しくて、頑張って更新しよう!とか思いましたもん。
でも、それでお顔の小じわが取れちゃったり、とかはないでしょう~と、つい意地悪な突込みを入れてしまったりして。
あ、でも、この主人公はオークションで売れたお金でエステ行ったり美味しいもの食べに行ったりしてたしなぁ。
私もやろうかな、ネットオークション・・・。
おっとあぶない、あぶない。

で、主婦が主人公の話、夫サイドが主人公の話、半々くらい書いてあるんだけど、
私が激しく主人公に共感したのはなぜか旦那衆の言うセリフばかり。
例えば、「妻のホームパーティー好きには辟易」とか、
「ロハスとか一種の宗教みたい」とか、
「気取った連中をおちょくるのが大好き」とか。
前々から思っていたんだけど、私ってつくづく中身が男みたい・・・
と、いうより、おやじみたい・・・???!

レッスン記録(6/9の分)

2007-06-10 | ピアノ・音楽
『テクニック』
5,4,3,2,1または1,2,3,4,5と弾くのは案外難しい。
やっぱりどうしも4の指に指令が行きにくいようで、飛ばしてしまいがちだ。

『30番練習曲 15番』 ツェルニー
テンポアップして、という宿題だったのだが、なかなか速く弾くことができず、
ちょっと無理して速く弾いたらボロボロに・・・。
先週○もらえそうだったのに、やっぱりもう一回ということになってしまった。
速く弾こうとするとしっかり打鍵していなくて音がちゃんと出ていない。
元に戻ってゆっくりでいいのできちんと一音一音出してくるのが課題。
それに速く弾こうとすると、楽譜に全くついていけない。
完全に暗譜するか、ブラインドタッチのように楽譜を見ながら鍵盤は全く見ないで弾くかしないと弾けない・・・。楽譜のどこを弾いているのかすぐ分からなくなってしまうのだ。
なんだか自分がものすごくドンくさく感じてしまう。

『ワルツ Op39-15』 ブラームス
楽譜に指番号がほとんど書いていなかったので、先生に書いてもらう。
全体的に音がつながるように指を指定していただいた。


『ガールズ・ブルー』 あさのあつこ

2007-06-09 | 読書
『バッテリー』は中学生男子の物語だったけど、
この『ガールズ・ブルー』は高校生女子の話。

男の子と女の子、おんなじ思春期でもやっぱり違うよなぁ・・・。
今、いい大人になって一応子供の母親になってみて思うのは、
悩み多い思春期にあっても女の子は基本的にはたくましくて、
友達との関係重視、家の外で楽しければそれなりに生きている。
それに対して男の子はどうもマジになってしまう、というか、
中に中にこもってしまうような気がする。
ひきこもりとかも男の子が多いように思うし・・・。

『バッテリー』と『ガールズ・ブルー』もそんな関係性が感じられてなるほど~と思った。
『ガールズ・・・』のヒロインたちはちょっと落ちこぼれ気味の高校生っていう設定もあるけれど。

もちろん女子だってすごい悩んだり、友情についてすごく考えたりそれによって傷ついたり傷つけたりしている。
でも、基本的にはすごくたくましい。

主人公の女の子、それから未熟児で生まれて未だに病院と家の往復、っていう女の子がよかった。
前者は精神的に、後者は肉体的にへとへとのはずなのに、
すごい強がって、頑張って、絶対にひとから甘やかされることを受け入れない。
同情なんてされたら、最悪!泣いて悔しがる。
でも、そんな強さが可愛い。勉強なんてできなくても、大丈夫、と思ってしまう。

今っていろいろアブナイから、敢えて危険を冒せ、とは言わないけれど、
ちょっとは悪いことも経験して、バシッとほっぺたはたかれて、
すっごい恥ずかしい思いとか、悲しい思いとかいろいろ経験することで
まともな大人になるのかもなぁ、と今さらながら思ってしまった。
大の大人が今さら、だけど。

お楽しみに・・・

2007-06-08 | Weblog
ちょっと今別宅を構想中・・・。
と、言ってもブログのことですけど。
うまくいったらこちらにお知らせしますね。
写真をたくさん貼れる、写真の整理にいいブログってどこでしょうね???

『きいろいゾウ』 西加奈子

2007-06-06 | 読書
駆け落ち同然で田舎に越してきた夫婦。
若者がものめずらしく見られてしまうような土地の古い家で過ごす二人。

前半はそんな二人のスローライフの描写が続く。
何を食べたとか、何を飲んだとか、どんな風に過ごしたとか。
近所の人との交流、動物たちとのかかわり。

何者にも流されない、まるでマイペースな暮らし。
それを読むのは楽しかった。

でも、後半。
二人に危機が訪れる。
ただでさえ精神不安定気味の女はますますおかしくなるし、
なんだか男のほうもおかしい。

このあたりから、ダメ、でした・・・。
二人の性格描写からあふれ出てくる感じがなんかイラついてイラついて・・・。

まるで子供そのものの女。
男がいないと、精神的につながっている、と言う確信がないと、
生活することすらできなくなる。
男に心配して欲しくてわざと風邪をひくように自分の体調をコントロールさえする。
そしてまんまと風邪をひいたときに男がいないと、こんなときに風邪ひいて損した、とのたまうほどの打算。
自分のすべてを他人次第にしてしまっている。

そして、男。
自殺してしまった親戚のお姉ちゃんのことがことあるごとに頭をよぎり、
あの日自分が違う一日を過ごしていさえすればお姉ちゃんはあんなことにならなかったはず、といつまでも心の中で思っている。
そんなの傲慢だと私は思うんだけど。

一番イライラしたのは、男が毎日部屋に閉じこもって書いている日記、
女が読んだらきっとますます精神不安定になるようなことも書いてある日記、
それをあるときから女が読んでいるかのような痕跡が残っていたのだ。
男にもはっきり分かるようなことが。
読むならこっそり読めよ!読んでますよ、私、知ってるのよ、みたいな痕を残すな!!!
と思ってしまったが、どうやら結局女はそれを読んではいなかったようなのだ。
それもそれで、じゃああれは何だったんだろう???と腑に落ちないし、読んでたら読んでたでますます怒り心頭だったし・・・。

そんなことも含めてなんだかすっきりしない後半の話だった。
所詮物語なので、こういうキャラが出てくる話だと思って読めばいいんだし、
事実そんな話をいくつも読んだこともあるはず。
でも、所詮お話なのに、どうしてこんなにイラつくんだろう・・・???

それが自分自身でも全く不思議な話だった。
面白い部分もたくさんあっただけに、なんだかこのイライラ感、たぶんそんなのを感じるのは私くらいだろうけれど、自分自身で残念だったなぁ・・・。

マミフラワーデザイン展2007

2007-06-05 | お花
マミフラワーの花展を見に行ってきました!

小原流でいうと、造形作品のような、手をかけて作りこんだ作品の数々。
とても華やかで、しかも見ごたえがあり、お勉強になりました。

私が気に入ったのは、お花を使った間仕切りのコーナーです。
さまざまな素材(花、葉、枝、布、紙、テープ、ワイヤー、などなど)を使って、
のれん、カーテン、間仕切りのような形態に作りこまれたお花たち。

生のお花を使用している作品がほとんどなので、花持ちは悪いと思いますが、
たったの一日だけでも、こんな素敵な間仕切りがお家の中にあったらいいだろうなぁ、と夢を見させてくれます。

いけばなは引き算の美学、というのとは対照的に、
アレンジメントは足し算の美しさだ、というのを実感しました。
いろとりどりではあるけれども、決して色キチではない、色彩感覚がアレンジメントの極意なのかな?

会場内撮影禁止だったので、残念ながら綺麗なお花の写真はありません・・・。

レッスン記録(6/2の分)

2007-06-04 | ピアノ・音楽
前回のレッスンから今回のレッスンまで比較的日にちがあったわりにはあまり練習できなくて、そういう時ってなんかテンション低いです・・。

『テクニック』
アクセントを意識する、って大事!と実感。
楽譜のリズムを追うのに精一杯だと指ももつれがちだけれど、
2拍子なら2拍子の頭にアクセントを意識して弾くと、リズムに乗ることができて弾きやすい!

『30番練習曲 15番』 ツェルニー
家で弾いているときはボロボロだったんだけど、先生のお宅の高級グランドピアノで弾いたらなんだかうまく弾けた!
「普通みんな家ではうまく弾けたのに・・・って言い訳するんだけどねぇ・・・」と先生に笑われた
このツェルニーは私がお稽古していただく前に娘のほうがページが進んでいるので、曲に聞き覚えがあり譜読みが楽だというのはかなり有利なんだと思う。
今は拍子の頭にアクセントをつけて一音一音必死に弾いているという感じなので、あまりアクセントをつけないでレガートで弾いてくるのが課題。

『亜麻色の髪の乙女』 ドビュッシー
一応仕上げ、暗譜。
まだかなり怪しいので、暗譜しても一気に弾けるか途中でつかえてあとが続かなくなるかどちらかだと思っていたが、案の定、途中で分からなくなって修復不可能に・・・
人前で暗譜で弾くのって、本当に大変なことなんだなぁ・・・。
そういう時って緊張して、弾き始めてもドキドキしてしまって普通でない精神状態で弾いてしまっているが、ある程度の緊張感はあった方がいいと思うが、そのドキドキを克服しないと訳が分からないうちに曲が終わってしまって、せっかく練習してきたことが何も表現できなかったりする。
ドキドキする気持ちよりも自分の演奏をするんだ!っていう確固たる気持ちを強く持つことは難しいけどとても大事なことなんだと思う。

次回の課題曲はシベリウスを・・・とか言っていたけれど、
なんだか最近の気分でやっぱりブラームスのワルツにすることに。
アルペジオが苦手なのでその練習にもなるかな、と。

ボーダーガーデン~青系

2007-06-03 | お花
こちらはまた別のボーダーガーデン。
白~青系の花で統一されています。
白妙菊、ラベンダー、レースフラワー、ニゲラ、アジサイなど・・・。

バラ、ふたたび

2007-06-02 | お花
綺麗な一重の野ばら風のばら。
これはなぜか「ドッグローズ」と言う名がついていました。
どうして「ドッグ」なのかなぁ・・・?
調べてみよう。